赤ちゃんのげっぷが出ない…必要な時期と出し方は?原因改善でスッキリ!
赤ちゃんが生まれてから多くのママが悩むことのひとつに、上手にげっぷが出来ないというものがあります。
げっぷはいつまで必要なのか、上手にげっぷをさせるにはどんな方法があるのかなどを解説して行きます。
この記事の目次
授乳後の赤ちゃんにげっぷが必要な理由
赤ちゃんにミルクや母乳をあげたあとすぐに、必ずげっぷをさせてあげなくてはいけません。赤ちゃんの喉や胃は、大人とは違った形をしています。
胃はまっすぐな筒状になっていて、基本的に鼻呼吸をしています。このことが赤ちゃんにげっぷが必要な原因になっています。
赤ちゃんにげっぷが必要な理由です。
- ミルクと一緒に飲んでしまった空気を吐き出すため
- 空気を吐き出す時にミルクや母乳を一緒に吐かないため
- 飲みこんだ空気でお腹が苦しくならないため
- 気道を圧迫しないため
特に空気と一緒に飲んだミルクを吐いてしまうと、赤ちゃんが栄養を取ることができなくなります。げっぷは大切な習慣なのです。
げっぷをさせるのは5~6ヶ月までが目安
ミルクを飲んだ後、赤ちゃんが機嫌が悪かったり苦しそうにしていたらげっぷをしたい合図かもしれません。
そんな時は時期に関係なく抱き上げるなどしてげっぷが出るようにサポートしてあげましょう。
でもおおむね赤ちゃんのげっぷは3~4ヶ月ごろには徐々に収まっていき、5~6ヶ月を平均として必要なくなっていきます。
それに伴って胃の形も変化して行き、飲んだミルクをしっかりお腹にためておくことができるようになります。
そのため、空気と一緒にミルクを吐いてしまう心配がなくなるのです。同時に離乳食も始まって、徐々にミルクの量も減っていきます。
- 赤ちゃんが自分でげっぷをするようになった
- 抱っこしてげっぷが出るように促しても何も起こらなくなった
このような状態が見られるようになったら、無理にげっぷをさせる必要はありません。ただ最初の様に、時期に関わらずげっぷしたい赤ちゃんもいます。
赤ちゃんのげっぷ、上手な出し方のコツ
最初のうちはどうやってげっぷさせたらいいのか分からない方も多いと思います。基本的なげっぷのさせ方を解説します。
赤ちゃんを縦向きにだっこして背中をとんとんする
最も一般的なげっぷの出し方です。新生児期は首が座っていないので、赤ちゃんの顎をママの肩に乗せてあげるといいでしょう。
この時万一ミルクを吐いてもいいように、ママの肩にガーゼを敷いておくのがおすすめです。
赤ちゃんの背中がまっすぐになる様に縦抱っこをします。そうして背中を優しくとんとんと叩いてあげてください。
上下にさすってあげるのもいいですね。こうすることで空気が気道から出て行くのを促します。
肩で首回りをしっかり固定して、頭に衝撃が加わらないように気をつけましょう。なかなかげっぷが出ない時は、一度離して少しあやしてから再トライしてください。
赤ちゃんを膝に座らせて前かがみにさせる
縦抱っこでなかなかげっぷが出ない時は、赤ちゃんを前かがみにさせるという方法もあります。
まず赤ちゃんを膝に座らせて、顎を支え、喉元と背中がまっすぐになるように支えます。この時首をしっかり固定して、喉を圧迫しないようにしましょう。
背中と喉が真っ直ぐになっていると、飲んだ空気は出て行きやすくなります。また前かがみの方が自然と息を吐きやすいので、げっぷもしやすいのです。
赤ちゃんのげっぷが出ない原因4つ
母乳育児の赤ちゃんは、ミルク育児の赤ちゃんに比べて一緒に飲む空気の量が少ないので、げっぷの回数や量も少ないと言われています。
ですが赤ちゃんがなかなかげっぷ出来ないと、本人も機嫌が悪くなりますし、ママも困ってしまいますよね。
どうして赤ちゃんは上手にげっぷができないのでしょうか。原因とその対処法について見て行きましょう。
縦抱きが出来ていない
赤ちゃんにげっぷをさせる時は、ママの体に赤ちゃんの身体を預けて縦抱きをさせなくてはなりません。
この時、背中が丸くなっていると、飲みこんだ空気がうまく外に逃げてくれません。そのためげっぷが出来ないのです。
縦抱きの時に背中をまっすぐにするのは基本です。首が座っていない時は、先ずママの肩に赤ちゃんの頭がしっかり固定出来ているか確認してください。
そういうときは首筋の辺りを軽く支えてあげるといいでしょう。ママもソファなどに身体を預けると、両手が使いやすくてげっぷを出させやすいですよ。
顔の向きが悪い
縦抱きをした時に、赤ちゃんの顔の向きが悪いとげっぷをする妨げになってしまいます。特に顔が横向きになっているとよくないです。
赤ちゃんが横を向いてしまうと、気道が圧迫されてその中の空気を閉じこめてしまいます。だからなかなかげっぷが出ないのです。
縦抱きするときにまず気をつけるのは、赤ちゃんの首筋と顔がまっすぐになっているかの確認です。
抱っこするときに、おしりや背中を支えつつ、首筋に手を添えて、顔がまっすぐになっているかを気をつけてください。
飲みながら寝てしまう
中にはミルクを飲みながら眠ってしまう赤ちゃんもいます。そして寝ながらミルクを吐いてしまって、着替えが大変になることも。
授乳やミルクの時間は赤ちゃんにとってママとのスキンシップの時間でもあります。何より大切なご飯をもらっているのです。
とてもリラックスできる瞬間なので、安心して眠ってしまうこともあるのでしょう。気持ちよく寝ているのを起こしてげっぷさせるのは、あまりよくありません。
授乳しながら寝てしまったら、すぐには寝かせずにしばらくだっこしておくようにしましょう。そうすることでミルクの戻りを防げます。
赤ちゃんの喉を圧迫している
これも縦抱きの時の問題です。抱っこをしている時に、ママが肩や自分の胸で赤ちゃんの喉や気道や胸を圧迫してしまっているかもしれません。
横顔の所でも書いたように、気道が圧迫されてしまうと飲みこんだ空気が外に出る道が塞がれてしまいます。
あまり力を入れて抱っこをすると赤ちゃんも嫌がってぐずります。縦抱っこの時は、ママの上半身に赤ちゃんを預けるようにして、力を抜きましょう。
赤ちゃんのげっぷが出ない時の対策
どんな方法を試しても、なかなかげっぷがでない時もあります。時間がかかればそれだけ赤ちゃんも苦しくなりますし、ママも抱っこが辛くなりますね。
どうしてもげっぷがでない時はどのように対処したらいいのでしょうか。げっぷをしにくい赤ちゃんに試してほしい方法です。
授乳後20分以上は縦抱きにしておく
これは長男を産んだときに助産師さんから言われた指導です。赤ちゃんのげっぷがでない時は、無理に出させなくてもいいのだそうです。
逆に、げっぷを出させようとして背中を強くたたいたりゆすぶったりすることは、既に書いたようにとても危険です。
げっぷをさせることは、飲んだミルクの逆流を防ぐためなので、ミルクがしっかりお腹に溜まるまで待ってあげれば問題ありません。
ママはちょっと苦しいと思うので、パパと交代してもらったり他の家族に頼れるようならお願いしましょう。
タオルを使って斜めに寝かす
げっぷがでない状態で寝かせると、ミルクを喉に詰めてしまうおそれがあります。それを防ぐために、自然にミルクを吐きだせるよう、身体を斜めに寝かせます。
この時、赤ちゃんの右体側を下にするようにして寝かせます、自然に転がってしまうのを防ぐために、丸めたタオルで背中を支えます。
胃の出口は体の右側に向かっているので、右側を下にしているとげっぷも出やすくなりますし、万一ミルクを吐いてしまってもスムーズに外に出て行きます。
コツを把握してスムーズにげっぷ出来るようにしましょう
赤ちゃんにげっぷをさせる理由は、ミルクを吐いてしまうのを防いだり、お腹に空気が溜まって張ってしまうのを防ぐためです。
げっぷが必要なのは離乳食が始まる時期までが目安です。成長とともに徐々に必要なくなって来ます。それに自力でげっぷが出来るようになる子もいます。
げっぷが出来なくてミルクを吐くととても心配になりますね。げっぷが苦手な赤ちゃんは、寝かせるとき常に右を下にする習慣をつけましょう。
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