0歳から使えるおもちゃで赤ちゃんと一緒に楽しく遊んでみよう
産後しばらくは寝ている時間も多いですが、段々と起きている時間も長くなります。そんな時、赤ちゃんと遊んであげたいけど、どんなふうにしたらよいか分からないというママも多いでしょう。
できれば赤ちゃんが喜んでくれて、脳の発達にもよいおもちゃを使って遊んであげたい ものです。そこで、赤ちゃんの月齢に合ったおもちゃとその遊び方を紹介するので参考にしてみましょう。
生後まもなくから1ヶ月
赤ちゃんは産まれてしばらくの間、目は光や明暗を感じることはできても、視力は目の前30センチ位までのものがぼんやりと見える程度です。
手足を少し動かす位で体の動きもあまり活発ではありません。しかし、耳はママのお腹にいる間でさえも外の音がよく聞こえていた位発達しており、生後すぐでも周りの声や音はよく聞こえています。
まだ寝ている時間の方が長いので、起きてぐずったら抱っこするとパパやママのぬくもりや匂いを感じ、話しかけてあげれば声が聞こえるので安心します。
生後間もない頃からのおもちゃとしては、聞くと心地よくなる音、お腹の中にいたときに聞いていた音に近い優しい音がするものが最適です。
音の出るガラガラを顔から少し離した場所から、ゆっくりと振って音色を聞かせてあげましょう。
- ガラガラ
生後2、3ヶ月
生後2ヶ月から3ヶ月頃になると、少しずつ物も見えてきて、目の前の物をじっと見たり、動くものを目で追うようになります。 また、機嫌がよいと「あー」「うー」などの声を出すこともあります。
表情も豊かになって、心地よかったり嬉しいとにっこり笑うこともあります。まだ首はしっかり座っていませんが、うつぶせにすると首を持ち上げるような動きをしたり、声がするほうに頭を向けるといった動作も見られます。
この頃は、引き続きガラガラを振りながらあやすと笑ったり、右から左へガラガラを移動させると赤ちゃんが目で追ったり、頭をガラガラの方向へ向けるなどしてくれます。
手足が動くので、輪っかになったガラガラを手首にはめたり、手に握らせて振らせてみるなどして遊びましょう。
また、寝ているそばにメリーを置いて音楽をかけながら回してあげると、目でマスコットを追ったり笑ったりという反応も見られます。
- ガラガラ
- メリー
生後4ヶ月から半年
首もしっかりすわってくるので、抱っこが楽になります。生後5ヶ月位になるとそろそろ寝返りを始め、半年をすぎればお座りができる赤ちゃんもいます。
目の前のおもちゃなどを鷲掴みにしたり、手に握ったものを口に運んでかじったり舐める といった動作も見られます。
小さいぬいぐるみを渡して握らせたり、舐めても大丈夫なおもちゃで遊んであげるのもよいでしょう。
更に、おもちゃがぶら下がっているベビージムの下に寝かせると、おもちゃをつかもうと手を伸ばすこともあります。おもちゃを回したり、揺らすなどして遊ぶと喜びます。
布でできた絵本を使い、メージをめくったり、マジックテープやポケットなどの仕掛けを開いて遊んであげるのもおすすめです。
また起き上がりこぼしを動かすと、寝かせたり起き上がる動きが面白かったり、起き上がるときになる音に反応して声を上げる赤ちゃんもいるので遊んであげましょう。
音や声に反応して手足を動かしたり、踊るなどの動作をするぬいぐるみもおすすめです。
- ぬいぐるみ
- ベビージム
- 布絵本
- おきあがりこぼし
- 音で動くぬいぐるみ
- 指人形
- おしゃぶりタオル人形
- 歯がため
生後7ヶ月から10ヶ月
腰がしっかりしてきてお座りが上手にできるようになったり、そろそろハイハイを始める 赤ちゃんもいます。
両手も自由に使えるようになって、 右から左におもちゃを持ち替えたり、おもちゃを下に落として拾ったりといった動作もできます。また、顔にかかったタオルなどを自分で取り除くといった動作ができる子もいます。
この頃は、大きめの積み木を用意しましょう。まだ上手に積んだり、物を作ることはできませんが、握らせて一緒に積んでみたり、パパやママが積んだものを壊すなどして楽しめます。
また、ひものついた犬などの動物や毛虫などの虫のおもちゃ、プルトーイのひもを引っ張ったり、大きめのボールを転がすとおもちゃやボールの動きを追いかけます。
そして、カラカラ、りんりんと音が出る車を走らせてあげると、興味を示して追いかけたり、自分も動かそうと手を伸ばしたりします。
- 大きい積み木
- 大きいボール
- プルトーイ
- 音を立てて走る車
生後11ヶ月から1歳
そろそろつかまり立ちをしたり、早いとよちよち歩き出す赤ちゃんもいます。また、指先で上手に小さなものをつかめるようになったり、 何でも口に持って行ってかんだり、舐めたりする子もいます。
立つことや左右の足を交互に動かせば歩けることを覚えた赤ちゃんは、もう歩きたくてしょうがなくなります。
そんな時は、ベビーウォーカーの取っ手を握らせ、少しずつ引っ張ってあげましょう。初めはびっくりしたり、怖がる子もいますが、そのうち押しながら自分の力で歩けることが嬉しくて繰り返し押すようになります。
またブロックを組み合わせてみたり、コップ重ねを使ってコップを高く積み上げると掴んで自分もやろうとします。更に、音を立てて崩れてしまったことが面白くて、声をあげて笑う子もいます。
積んであげたブロックを赤ちゃんが崩すということが何回も繰り返され、積んで欲しいとせがまれる機会も増えてきます。
- ベビーウォーカー
- ブロック
- コップ重ね
おもちゃは安全なものを
赤ちゃんはまだ自分の動作や行動一つをとっても、それが危ないことなのか判断ができません。そのため、赤ちゃんが怪我をしないように周りの大人が気をつけてあげる必要があります。
おもちゃ一つをとっても、小さいものは飲み込んだり、尖ったものや重たいものは振り回して頭などに当たって怪我をする危険があります。
市販のおもちゃは、安全性もきちんと考慮されているものが多いですが、赤ちゃんに与える前にまず安全なものかを確認しましょう。
また、タオル地の肌に優しい布でできたガラガラや、お米でできた積み木など口の中に入れても大丈夫な素材のおもちゃをできるだけ選ぶことをおすすめします。
赤ちゃんのペースで遊ぼう
可愛いし楽しいからとママやパパが長時間遊んであげたくても、赤ちゃんはまだ体力がないので疲れてしまうものです。逆に、忙しくて構ってあげないと寂しくて泣いたり、ぐずったりが続くこともあります。
なかなか赤ちゃんが望む通りに遊んであげるのは難しいですが、できるだけ赤ちゃんのペースに合わせてコミュニケーションがとれるように、時間をやりくりしてみましょう。
また、おもちゃは赤ちゃんの発達段階に合わせて作られています。まだ対象月齢に達していないのに、あまり早くから上の月齢のおもちゃを与えると、上手に操作できなくて指を挟むなどの怪我をする 場合もあります。
できるだけ、その子の月齢に合ったもの、もしくは月齢を超えているものを与えるようにしましょう。
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