手袋シアターの簡単な作り方とおすすめのお話や歌。フェルトで手軽!
日々の保育のちょっとしたスパイスにうってつけの手袋シアター。一つあるだけでも心強いですよね。
手袋シアターに向いているお話や歌をお伝えします。また、簡単な作り方と、裁縫が苦手という方にも針を使わない作り方を紹介します。
この記事の目次
手袋シアターにおすすめのお話&歌
手袋シアターの題材になるお話や歌は、動きや数が制限されてきます。
指は全部で10本までで、曲げる・伸ばすという動きが基本になります。
動物が人気!おすすめのお話7つ
物語を手袋シアターにする場合、登場人物が多すぎないものにしましょう。
動物や人、使いまわせる題材も多いので、飽きないためにも、作る人形は少なく、お話は数種類になると良いですね。
手袋シアターならではのアレンジも、子どもたちは喜びます。
- 三匹のこぶた
- 赤ずきんちゃん
- 七ひきの子ヤギ
- おおきなかぶ
- てぶくろ
- 桃太郎
- はらぺこあおむし
「赤ずきんちゃん」や「桃太郎」は、キャラクターが唯一のものです。他のものに使えないのですが、一目でわかるという利点もあります。
「てぶくろ」の動物を用いて、「七ひきの子ヤギ」や「おおきなかぶ」のお話にアレンジするのも、子どもたちはとても喜びます。
「はらぺこあおむし」は、エリックカールの絵の雰囲気をそのまま真似て作ります。あおむしは人形にして、指には食べ物をつけましょう。
歌以外のアレンジもできる!おすすめの歌6つ
手袋シアターにする歌は、他の用途もあるととても便利です。歯磨き指導や食事のお話、数や体のお話など、活用の場が沢山あります。
- おはながわらった
- ちゅーりっぷ
- さんびきのこぶた
- くいしんぼうのごりら
- パン屋に5つのメロンパン
- おはなしゆびさん
「さんびきのこぶた」は、お話でも使えますが、歌もあるので、時間や場によってどちらでも使えます。
「くいしんぼうのごりら」は、歯ブラシを持ってくるだけで歯磨き指導の導入になりますよ。
「おはなしゆびさん」は、手袋シアターの先駆けです。歌以外でも、現場で使う機会が多いので、一つ作っておくと便利です。
手袋シアターの作り方
手袋シアターは、その名の通り手袋を使ってお話や歌遊びを展開します。
100均でもカラフルな軍手が取りそろえられていますし、手芸用品店等には片手でも扱っているところがあります。
手袋よりも軍手をお勧めするのは、毛羽立ちにくいからです。
- 軍手
- フェルト
- ボンド
- 裁縫セット
材料は一般的なもので、マジックテープなどを使うとより楽しい展開につながります。
マスコット人形も使える「三匹のこぶた」
「三匹のこぶた」は、同じ型でブタ3匹を作ることができます。
オオカミは、「赤ずきんちゃん」「オオカミと七ひきの子ヤギ」等でも使えます。
子ブタの作り方
- 顔(表裏…計2枚)
- 耳(左右…計2枚)
- 鼻1枚
- 服…手袋に直接顔を貼る場合、無くても良い
1.鼻の穴を縫う
2.鼻の穴を顔の中心よりやや下に縫い付ける
3.目と眉を縫う
ポイントは、3匹の表情を変えること。子どもたちも楽しめます。
表情に感情が出すぎると使いにくくなるので、作り込みすぎないこともポイントです。
4.輪郭を縫う
顔の下には、綿を入れる&体を付ける幅をあけて。
※画像は、強度の高いブランケットステッチですが、かがり縫いでもOK.。
5.耳を折って顔に挟み、一緒に縫う
折った方が立体感が出ますが、平面でも十分なので、型の時点で見たままの形で切りましょう。
6.顔の下まで塗ったら、綿を入れる
奥に詰めるようにしっかり入れると、形を整えやすく、可愛く仕上がります。
7.服兼指パーツを縫う
筒状にして、合わせ部分を×印に縫うと、見た目が可愛いです。かがり縫いより幅広にできて簡単です。
8.顔の下に服を入れて輪郭をすべて縫う
オオカミの作り方
- 顔(表裏…計2枚)
- 耳(左右…計2枚)
- 牙…2枚
1.子ブタと同様に顔を縫う
2.牙は、ボンドでもOK。
ポイントは、悪者ということで、左右対称にしない方が悪役の雰囲気が増します。耳を少しずらすことで、可愛さと悪者感を出しました。
3.オオカミは、体を顔と同じ色にしています。豚は着衣、オオカミは裸…あるあるですが、なぜでしょうね?
わらの家の作り方
そのままでも問題ありませんが、画像はブタの顔を出せる窓を開けています。
家の作り方
木の家:木材に見立てて切ったパーツを縫い合わせました。屋根など、あえて並縫いで布の手作り感を出しても可愛いです。
レンガの家:レンガとドアをボンドでつけました。
針を使わない「いっちょうめのどらねこ」
手袋シアターは、針を使わずに作ることもできるので、裁縫が苦手な先生でも心配いりません。
目は、フェルトで切っても良いですが、細かくなるので、ボタンやビーズを使っても良いです。
ボタンの形などを変えることで表情が変わります。
刺繍の表情と比べてみるとこんな感じです。
顔ができたら、ボンドで手袋に貼るだけです。
アイロンでつけるのり付きのフェルトを使えば、アイロンでつけることもできます。
手袋シアターの遊び方
人形遊びになってしまわないよう、動きはシンプルにすることもポイントです。
セリフの間は、他の指は折っておきましょう。
フェルトの良いところは、接着剤が無くてもくっつくところです。
大きな動きがなければ、押し付けるだけでOKですが、心持ち手を斜めにしているとキープしやすいかもしれません。
家は、ポケットに準備しておき、吹き飛ばされた家はポケットにしまいましょう。
「いっちょうめのどらねこ」は、人差し指(一丁目)にどら猫、中指(二丁目)に黒猫、薬指(三丁目)に三毛猫、小指(四丁目)に虎猫を付けます。
歌に合わせて一匹ずつ出してください。
ネズミは、反対の手に付けましょう。追いかけやすくなります。
最後は、「穴の中♪」でぐっと握って、「にゃん♪」でぱっと開きます。
手袋シアターはいつでもどこでも楽しめる
手袋シアターは、ポケットに入れておくだけで、ちょっとした時間に遊ぶことができます。
日常の保育の中でも、ちょっとご機嫌斜めな子に指人形として話しかけるなど、改まって場を作らなくても活躍の場があります。
ちょっとした待ち時間やお外、遠足のバスの中でも楽しめるので、いくつか作っておくと良いですね。
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