子供の戦いごっこは大切!得られる4つの効果と気を付けたい遊び方
男の子を中心に2歳から3歳くらいになると戦いごっこをする子供は多くいます。ママたちの中では戦いごっこは出来ればやってほしくないと思う人も多くいます。
戦いごっこから得られる4つのメリットと、戦いごっこをするときに気を付けてあげるべき点を紹介していきます。
この記事の目次
ヒーローやヒロインになりたいから子供は戦っている
戦いごっこというと男の子の遊びと思いがちですが、よく見ていると女の子も戦いごっこをしていることも多くみられます。
- 戦隊ヒーロー
- 仮面ライダー
- ウルトラマン
- セーラームーン
- プリキュア
男の子に比べると圧倒的に少ないとは言えますが、女の子向けのテレビ番組を見かけることが出来ます。
このようなテレビ番組を見て子供はヒーローやヒロインにあこがれ、自分もヒーローやヒロインになりたいと思います。
戦いごっこは実は戦うことが目的ではなく、子供達にとってはヒーローやヒロインになりたいと思って、真似をしているということができます。
保育園や幼稚園ではメリットもあるため戦いごっこを禁止しない
最近では戦いごっこは非常に危険な遊びであるために、保育園や幼稚園では禁止をしてほしいという保護者の声も出てきていますが、戦いごっこを禁止する園は少なくなっています。
戦いごっこを禁止しないから、うちの子が怪我をした。というクレームが来ることも決して少なくはないということですが、それでも園で戦いごっこを禁止しないことには理由があります。
しっかりと見守り、ルール作りをして行えば、戦いごっこにはさまざまなメリットがあるためです。では戦いごっこにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
戦いごっこから得られる4つのメリット
子供達の戦いごっこを見ている親の立場からすると、怪我をする心配やお友達とケンカになってしまうのではという不安もありますが、戦いごっこをすることでも得られるメリットはあります。
- 力加減を知り痛みがわかるようになる
- お友達と一緒に遊べるようになる
- 想像力を身につけられる
- 正義感があり優しい気持ちをもてる
この4つのメリットについてさらに詳しく見ていきましょう。
力加減を知り痛みがわかるようになる
子供は自分の力がどの程度あるかということをよくは理解していません。赤ちゃんに指を握られると思いのほか強い力で、時には痛いと感じる時がありますが、これは赤ちゃんが力加減を知らないためです。
戦いごっこを始めたばかりのの2歳~3歳くらいの子供達もまだ自分の力がどの程度あり、相手に怪我をさせないための力加減を知りません。
ですが、戦いごっこを通じて、相手に攻撃されれば痛いこと、相手に怪我をさせない力加減というものを自然と身につけられます。
戦うことは怪我につながる可能性はありますが、徐々に怪我をさせない、しないための工夫を子供たちは実体験で学んでいきます。
お友達と一緒に遊べるようになる
戦いごっこをするためには、戦う相手が必要になります。最初は一人で戦いごっこをする子供も多くいますが、戦いごっこを一緒にする相手がいる方が楽しいことに気が付いてきます。
楽しく遊びために必要な協調性を身に着けられます。いつの間にか子供たちがルール作りを行い、安全に楽しく戦いごっこをするようになっていきます。
想像力を身につけられる
子供達にとって戦いごっこは、棒が一本あるだけでも始められます。その棒を剣などの武器に見立てて遊んでいる様子はよく見かけますよね。
葉っぱ一枚、砂一掴みですら子供にとっては非常に強力な武器に変身してしまうほど、子供達は多くの想像力を働かせて戦いごっこをしているということになります。
本物の武器を持って遊ぶわけにはいかない子供たちは、想像力をフル活用しているんです。
正義感があり優しい気持ちをもてる
子供達が戦いごっこをするのは、もともとは戦隊ものやアニメのヒーローになりたい、ヒロインの真似をしたいということが根底にあります。
ヒーローやヒロインの多くは正義感があり、仲間を思う優しい気持ちを持っている存在なので、基本的には子供達はそこを目指しているということになります。
時には悪役や敵役をしなければならないことがあっても、目指している先はヒーローやヒロインということを考えれば、優しい気持ちがちゃんと根底にある遊びということにもなります。
戦いごっこで気を付けたいこと
メリットがある戦いごっこでも、やはりまだ力加減が分からない子供たちにとっては、危険性がある遊びです。
そこで、戦いごっこを始めた時には気を付けてあげたいことを紹介していきます。
- 怪我をしたりさせたりしないようにすること
- 周りに迷惑をかけないようにする
- エスカレートしないように気を配る
- 最後は必ず現実に戻れるようにしてあげる
できるだけ安全に戦いごっこをするためには、大人の目はとても大切です。具体的にどのように気をつけていけば良いのでしょうか。
怪我をしたりさせたりしないようにすること
戦いごっこで一番心配になるのは怪我です。自分の子供が怪我をすることもですが、戦いごっこの相手が怪我をしてしまうことも心配です。
そこで、戦いごっこを始めたら目を離さないようにして、怪我をしそうになったら間に入ったり、少し子供たちを落ち着かせるようにしていきましょう。
むやみやたらに危ないからやめなさいではなく、お友達は叩かれたら痛いよ、けがをしちゃうよ。と優しく語り掛けてヒートアップした気持ちを落ち着かせてあげましょう。
木の枝なども使い方によっては非常に危険な本物の武器となってしまうこともあります。どんなものを持って遊んでいるのかについてもよく見て危ない時には注意をすることも大切です。
周りに迷惑をかけないようにする
想像力が豊かな子供は、ちょっとしたきっかけで急にヒーローやヒロインになってしまうことがあります。
戦いごっこを始めようとして始まるのではなく、いつでも戦いごっこが始まってしまうことも多くなってきます。
急にスイッチが入ってしまったときには、まずは周りが戦いごっこをしていいところなのかどうかを考えさせてみてください。
ここで戦いごっこをしたら危険だよ、多くの人に迷惑が掛かってしまうよ。と説明をしてあげましょう。
エスカレートしないように気を配る
戦いごっこも最初のうちは軽い手出しをするだけでも、エスカレートしていってしまうことがあります。お友達が泣き出しても正義を貫こうとする子供もいます。
むやみに「戦いごっこはおしまい」と世界観を引き裂くのではなく、「ヒーローも休憩しないと疲れちゃうよね。お休みしようか」とその場の空気を保ったまま冷静になれるような心配りも大切です。
一度落ち着かせて、ヒーロー役と敵役の入れ替えなどを提案してみることもいいですね。
最後は必ず現実に戻れるようにしてあげる
正義のヒーローになってしまった子供を、最後はちゃんと現実に戻してあげることも大切です。テレビの中のヒーローも普段は普通に生活をしているように、子供にも元の世界にちゃんと帰ってこられるようにしてあげましょう。
気が付いたら今まで戦っていた二人が、普通におままごとをはじめたり、電車ごっこをしていたりということも多くなります。
無理やり現実に戻さなくても、別の世界観に移動させ、戦いごっこを終結させてあげればOKです。
戦いごっこも子供の通り道の一つ
戦いごっこをしてほしくないから戦隊モノなどのテレビは見せない。というママ達も増えていますが、実は戦いごっこは大切な子供の通り道の一つです。
戦隊ものを見ていなくても、保育園や幼稚園で自然と戦いごっこをしていることも多くみられます。
危ないからやめてではなく、一つの大切な成長の段階と思って、たまには戦いごっこ一緒に楽しんでみてください。
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さくらさん
参考になりました。
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