子供が爪を噛む癖を治したい!爪噛みの原因と治す方法

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2017/10/30

テレビを見ながらガリガリ…ぼーっと考え事しながら爪をくわえている…爪を噛みすぎて血が出ている…そんな子供の姿を見て心配になってしまう親は多いはず。

爪を噛む癖は、ある程度の年齢になると自然と解消すると言われていますが、なかには大人になっても癖が残っている方も大勢います。

できれば癖は早いうちに解消しておきたいもの。子供に爪を噛む癖がある時、どのように対応すればよいでしょうか。爪噛みの原因から治す方法を探りたいと思います。

爪を噛む癖の特徴と咬爪症という病気

爪を噛む癖を持つ子供は珍しくなく、習慣化してしまうよくある癖のひとつです。爪噛みの特徴と、大人になっても治らない場合に診断される「咬爪症」という病気についてご説明します。

無意識に深爪して痛みを伴う噛み癖の特徴

爪を噛む癖は、ガリガリと歯で擦りながら噛んだ爪を吐き出す子供もいれば、爪をそのまま食べてしまう子供います。

爪を噛む行為は、自分では気づかないうちに口に手を持ってきてしまっている事が多く「爪を噛みたい!」と思って噛む子供は少ないと言えます。

なかには、手の爪だけでなく足の爪を噛んでしまうケースもあります。

また、爪だけでなく指の周りの皮膚も一緒に傷つけてしまう事もあります。ガタガタになった爪で体を引っ掻いてしまったり、深爪になり痛みを伴う時もあります。

指の皮膚が唾液でふやけると乾燥をしてささくれができやすくなったり、皮膚も一緒に噛んでしまって出血することさえあります。

指先の見た目の悪さだけでなく、衛生面の観点からも好ましくありません。

大人になっても癖が治らない咬爪症

大抵の子供は、勉強や部活動・趣味・友達付き合いが増えて夢中になれる事が多くなると自然と消滅していく事がほとんどです。

しかし、なかには大人になっても癖が残ったまま習慣化してしまい、治したくても思うように治せないケースもあります。

成人してから症状が深刻な場合は、癖ではなく「咬爪症」という病気として治療の必要があります。

咬爪症の治療は、主にストレス緩和が中心となり経過観察をしながら安定剤や漢方薬の服用を進めていきます。

爪を噛む癖が発生する原因

子供が爪を噛む行為は、ある程度成長してからで主には5~10歳くらいの子供に多く見受けられると言われています。

そして爪を噛む原因のほとんどは「ストレスや不安を解消するため」だとされています。

また爪を噛むと落ち着く効果があるため、ちょっとしたストレスがきっかけだったり単純にリラックスする手段として習慣化してしまう子供もいます。

【爪を噛む原因】

  • ストレスや不安を感じている時の解消方法として
  • 気持ちを落ち着かせる手段として
  • 不安がなくてもリラックスする手段として など

なかでも、子供のストレスや不安の要因としては次の事が考えられます。

  • 引っ越しなどの生活環境の変化に伴うストレス
  • 友達との喧嘩やいじめなどの対人関係のストレス
  • 親の過干渉や厳しいしつけからくるストレス
  • 親の不仲で家庭環境が悪く愛情不足になっている
  • 母親のネグレクトや愛情不足を感じている など

その他眠いけど眠れない時、ママが仕事で遅くなってしまっている時などちょっとした不安感が原因の時もあります。

子供はストレスを解決する方法が分からず癖が発生する

子供がストレスを感じ始めるようになるのはだいたい4,5歳の時期からです。

4歳くらいになると、子供は他人への共感性が出て優しさや我慢を覚えます。責任感も出て努力しようとする力も出てきます。

しかしその反面、情緒面でも不安定になる事が多くストレスを感じる事も増えていくのです。

ところが、不安や不満を感じる気持ちを「ストレスだ」と認識する事はできないため、不快な感覚をどう処理すればよいか分からなくて困ってしまうのです。その結果、ストレス解消のため爪を噛むなどの行為が現れます。

爪を噛む癖を治すには、爪を噛む以外の方法でストレスを解消できれば良いのです。

また、小学高学年くらいでストレスを理解できる年頃になったら、自分で意識して違う行動に置き換えられるようになります。

爪を噛む癖を治したい…そう思ったら、親として「爪を噛む行為をどうにかやめさせる」ことを意識するのではなく、「癖に隠れた子供の不安を解決しよう」と考えるほうが本当の解決に繋がります。

子供と向き合う事こそが解決の糸口になるのです。

爪を噛む癖を治したい…親ができる対処法

では、具体的に爪を噛む癖を治すにはどのような方法があるのでしょうか。本記事では、主に7つの方法をご紹介します。

スキンシップや愛情表現を増やす

爪を噛む癖を治すには、まず原因となる不安やストレスのはけ口を与えてあげる事が大切です。

不安やストレスを軽減しリラックスする方法は、親とのスキンシップや愛情を受け取るのが一番です。

「大好きだよ」と声をかけ抱きしめる
愛情表現の仕方はどんな形でもいいと思いますが、子供でも分かりやすい方法としては、子供を愛している事を素直に言葉で表現するのが良いですね。

「大好きだよ」「こっちにおいで」と言って抱きしめたり、頭や体を撫でてあげると安心感に繋がるはずです。

また、寝る前にたっぷり時間をとって絵本を読んであげたり、一緒にお風呂に入りながらゆっくりお話しするのもいいでしょう。

爪を噛んでいる時に寄り添ってあげる
爪を噛んでいるのを見つけたら、その場で何気なく声をかけてあげるのも良い方法です。

そっと近づき「大丈夫?」「なんかあった?」などとお話しながら抱っこしてあげたり寄り添ってあげます。少しずつ気を逸らしてそっと手を口から離してあげましょう。

子供のストレスや不安要因を見つける

爪を噛む原因であるストレスや不安材料が分からない場合は、子供の環境をよく観察したり親子の関係を今一度振り返ってみましょう。

子供の話を聞く時間を設ける
子供が不安な気持ちを話そうとしても「ママがイライラしていて話せなかった」「怒られるから話したくない」または「ママと話す時間がない」という可能性もあります。

例えば、習い事に通うのが嫌でストレスを感じている場合、行きたくないと言えばママから怒られてしまう…という環境に置かれている場合は、親に気持ちを話す事もなくストレスは解消できないまま、爪を噛むという癖になって出てきている事もあります。

子供の話を聞く時間を設けて、子供の主張を否定せずにまずは聞いてあげるというスタンスが大切です。
今の気持ちを代弁してあげる
子供が小さいうちはストレスや不安を抱えていても、その気持ちが何なのか分からない事も多くあります。

そんな子供に対しては、親のほうから積極的に気持ちを探ってあげる事も必要です。

「やだなって思った?」「怖いの?」と具体的に気持ちを代弁してあげると、子供は「そうなのかも…」「思い出した!」と、不安要因のきっかけに気づいたり自分の気持ちを発見できます。

親と一緒にストレスや不安の原因を紐解いて、解決方法を探っていきましょう。

爪を噛むといけない理由を作る

爪を噛む行為を「やめなさい」と行動そのものを否定するのではなく、やめたほうがいい理由を子供でも飲み込みやすい内容で教えてあげるのも有効です。

爪を噛むデメリットを教える
爪には雑菌が溜まりやすく、比較的不清潔な箇所です。爪を噛む癖があると病原体に感染しやすいというデメリットもあります。

また、爪を傷めるのはもちろん服や皮膚に爪を引っ掛けて怪我をする恐れもあります。このようなデメリットを教えましょう。

  • 「爪にはバイ菌がいっぱいなんだよ。○○ちゃんが病気にならないように気を付けようね」
  • 「お腹痛くない?爪についてるバイ菌食べちゃったから、ママ心配だよ」
  • 「爪を噛みすぎると血がいっぱいでて病院へ行かなくちゃいけないよ」

このように爪を噛んではいけない具体的な理由を理解する事で、子供が自分でやめようと意識できるようになります。

さりげなく噛み癖に気づかせる

子供が無意識に爪を噛み始めている場合、気づいたら爪がなくなっていた…という事も多いはずです。

その場合は、爪を噛んでいるタイミングで噛み癖に気づかせてあげる事も重要です。

ただ、「ほら!今噛んでるでしょ。ダメよ」と脅しのような教え方をすると、子供のストレスに繋がるのでさりげなく気づかせてあげるのがポイントです。

  • そっと近づき「爪痛そうだね。大丈夫?」と指を撫でる
  • 「ガタガタだからキレイにしようね」と爪を整えてあげる
  • 「血が出そうだから絆創膏を貼るね」と爪を包んでしまう

お母さんに言われてはじめて、爪がガタガタになっている事に不快感を持つ子供もいます。

自分で噛んでしまった爪を見て、「爪がガタガタなのは嫌だな」「深爪したら痛いだろうな」と考える癖を習慣づけてあげるのも有効です。

夢中になれる事を探す

爪を噛む行為ではなく違う方法で、ストレスや不安を解消してあげましょう。

癖がでやすいのは手持ち無沙汰な時間が多いほうが出やすく、夢中になれる事があればあるほどストレスを解消できるきっかけがあり気持ちもスッキリするはずです。

実際に爪を噛む癖がある子供は、友人関係などのコミュニティが広がったりスポーツを始めたりすると活動の場が増えて、いつの間にか癖が解消している事も多いのです。

色々な事に挑戦させる

習い事やスポーツなど積極的に始めるのもひとつの方法です。子供はちょっとしたきっかけで「やってみたい!」と思うので、まずはスクール見学に行ったりスポーツ観戦に行くのがおすすめです。

お出掛けを増やす
外へ出かける時間を増やして心身を刺激をするのも良い方法です。山登りや海など自然と触れ合ったり、親とコミュニケーションできる時間を増やすのも効果的です。

爪の噛み癖を治療する専用マニキュアを使う

マニキュアを使う方法は、病院で相談をすると医師に勧められる事も多いようです。

爪噛みだけでなく指しゃぶりの癖にも有効で、子供でも使用できる苦味成分を含んだマニキュアを爪に塗ることで癖を軽減させるものです。透明色なので男の子にも使えます。

爪を綺麗にしたりシールを貼るのも良い
女の子なら爪を綺麗に整えカラーネイルを塗ってあげたり可愛いシールを貼ってあげると、爪を大切にするので意識して爪を噛まなくなる事もあるようです。

思春期以降の爪噛みは病院で治療する方法もある

中学生・高校生に進学する歳になっても爪噛みの癖が解消しない場合は、精神的ストレスが上手く解消できていない可能性が高いようです。

専門的治療は、ほとんどが心療内科で行われます。リラックス法や代替え療法など薬に頼らない方法があります。精神的ストレスが重度の場合は、漢方薬や安定剤を服用します。

また、深爪や爪の凹凸など見た目に問題がある場合は、短くなった爪の表面に硬いアクリル樹脂を塗って保護したり爪を長く整えたりします。

数カ月から数年続ける事で自然と癖が解消する方もいますが、不十分な場合は精神面の治療を併用します。

逆効果になる!NGな対処法

爪を噛む癖を治したい時の対処法として親がやってはいけない叱り方をまとめました。間違った対処法は子供のストレスを増加させるだけでなく、癖がひどくなるケースもあるので注意が必要です。

「恥ずかしい」「汚らしい」など見た目を否定しない

「そんな姿を見られたら恥ずかしいでしょ!」「爪が汚くてママやだよ!」など外見を否定したり子供の人格否定するような言い方は、子供のストレスを大きくさせます。

子供もしたくて続けているわけではないので、焦りが不安が増えてますます癖が止められなくなる事もあります。

爪を噛んでいる時に激しく注意しない

「ほら!また噛んでる!」と癖が出る度に強く指摘し続けたり「今度噛んだら、ママ嫌いになるからね!」と条件を付けたりすると、親に隠れて爪を噛むようになります。

制限をつけられるとさらに執着心が増して、もっとやりたくなってしまうのです。親が見ていないところで癖が続くと、治しづらくなるため注意しなければなりません。

爪噛みの癖は焦らず子供のペースで治そう

子供の爪を噛む癖を早く治したい…そう焦りすぎると親自身もストレスを抱える事になり子供にも余計な重圧がかかります。

「親の愛情不足だと思われていないかしら?」「他人に見られたら恥ずかしいわ…」と思う節もあるかもしれませんが、一番大切にしたいのは子供の気持ちです。

長い目で見て少しずつ子供の癖を改善していこうと思う気持ちの余裕も必要です。お母さん自身も自分を責めたりせず、子供を優しく見守っていけるといいですね。

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