【悩み別】妊婦におすすめのハーブティーの効果効能
香りがよくリラックスとしてお勧めされるハーブティー。
ハーブは、リラックスだけでなく体質改善が期待できると、昔からヨーロッパでは薬のような役割として使われてきました。
妊娠中は、身体に大きな変化があります。その為、むくみ、便秘、疲れ・貧血など不調を感じる事も少なくありません。
サプリメントや薬を飲みたいけれど、赤ちゃんへの影響が心配なので安易には飲めないし…。でも何とかしたい!と思っている方もいらっしゃるのでは?
ハーブティーの効能を利用することで、妊娠中のお悩みを解消できる可能性も!体調に合わせて早速飲みたくなるハーブティーを紹介します。
ハーブは薬効のある植物。体質改善が期待できることも
ハーブは、薬効のある植物です。その効果を利用して、ヨーロッパでは古くから医薬品として使用されていました。私たちの身近なもので言うと、「漢方」のようなものです。
ハーブは「西洋の漢方」とも呼ばれており、香りを利用したり、ハーブティーにしたり。と様々な方法で古くから体の悩みに使われてきました。
最近ではリラックス効果が期待できる。と日本でも使っている方が多くいますが、その効果はリラックスにとどまらず多岐にわたっています。
それぞれのハーブが持つ香りや効能は違います。特に香りには、人それぞれ好みがあるので、体調や好み合わせて種類を使い分けるとよいでしょう。
ハーブティーの多くはノンカフェイン。妊婦さんにOKなものも!
ハーブティーは薬効効果がある。と聞くと不安になる方もいるかもしれませんが、妊婦さんでもOKなハーブティーもあります。
多くのハーブティーは、ノンカフェイン。紅茶やコーヒーに含まれている「カフェイン」が含まれていません。カフェインが負担になる赤ちゃんにとっては、嬉しい飲み物です。
またビタミンやミネラル・食物繊維など他にも、様々な栄養素を豊富に含んでいるハーブティーもあります。
飲んではいけないハーブティーもある
嬉しい成分で悩みを解消してくれそうなハーブティー。
しかしハーブティーの中には、子宮を収縮させるなど、妊婦さんにはお勧めできない成分が含まれたものもあります。
関連記事:妊婦さんは禁忌ハーブティーに気を付けて!体に影響があるものも…
悩み別。妊婦さんにお勧めハーブティー
妊娠中は、便秘がちになったり、むくみやすかったり…。お肌の調子が良くない…。妊娠前とは違う体の悩みを抱える事も。
そんな時、ハーブの力をかりてみるのも良いでしょう!
便秘 | 花粉症・アレルギー | むくみ | 消化・食欲増進 | 冷え症・貧血 | 疲労回復・美容 | 風邪予防・免疫力UP | |
ダンデライオン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
ルイボス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
ハイビスカス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
エルダーベリー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
ジンジャー | 〇 | 〇 | |||||
ローズヒップ | 〇 | 〇 | 〇 |
タンポポ茶で有名「ダンデライオン」
ダンデライオンは、「たんぽぽ茶」という名前でも有名なハーブティーです。
味や香りがコーヒーに似ているのが特徴で、カフェインが気になってコーヒーを控えているママにはお勧めです。
また、栄養も豊富で、鉄分・ビタミン類・ミネラル・カリウムなどが含まれています。
血流をよくする効果も期待でき、冷え症や貧血・むくみにも効果が期待できます。
飲みやすさがお勧め。家族で楽しめる「ルイボスティー」
ルイボスティーはノンカフェインのうえ、低タンニン。薄めれば、赤ちゃんから飲ませても大丈夫と言われているお茶です。
ミネラルが豊富で、免疫力アップにも効果が期待できそうです。血流をよくしてくれたり、むくみや冷え・便秘の改善にも。
更にルイボスティーの嬉しい効果は、花粉症やアレルギーでお鼻のムズムズが気になる方に、症状の改善としても効果が期待できそうです。
効果が現れるまでに少し時間がかかるので、アレルギーシーズンの一か月前には、飲み始める事もポイントのようですよ。
血流をケア。疲れと冷え性に…「ハイビスカスティー」
ハイビスカスは、単独で飲むよりもローズヒップなどとブレンドされていることが多くみられます。
ハイビスカスは、ビタミンCやクエン酸・リンゴ酸・カリウムも豊富なことで有名です。
ビタミンCが肌の調子を整え、クエン酸が血流をケアしてくれるので、冷え性にも効果が期待できます。リンゴ酸とともに、身体の疲れを回復させてくれる作用も嬉しいハーブティーです。
アントシアニンも含まれているので、眼精疲労にもおすすめです。カリウムが利尿作用を促し、むくみの解消も期待ができます。
便秘解消や胃の調子を整える効果も期待できるので、疲れた体や夏バテで、食欲が無い時にもおすすめのハーブティーです。
しかしながら、妊婦さんにお勧めと言われる一方で、「飲まないほうが良い。」という声もあるのがハイビスカスです。
というのもハイビスカスには、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用があり、飲みすぎる事でホルモンバランスが崩れる可能性があるという意見もあります。
また心配であればブレンドティーなどで少量の摂取にするか、積極的な摂取を避けるか。または、専門店で専門のスタッフと相談しながら購入するのが安心です。
ウイルスや細菌と戦う体へ「エルダーベリー」
日本名でセイヨウニワトコでも知られるエルダーベリー。ルチン・ビタミンA・ビタミンC・ポリフェノールなどが豊富に含まれています。
ビタミンAは、目をスッキリ見えるように促し、目・鼻・口の粘膜保護し、抗アレルギー対策に。
更にエルダーベリーに含まれる、イソケルチンなどが血液をサラサラにしてくれる作用があり、むくみ解消にもつなげてくれそうです。
他にも便秘の解消や回復疲労効果も期待できるハーブティーです。
吐き気を緩和。「ジンジャーティー」
ジンジャーは、その名の通り生姜のピリッとした味や爽やかな香りが特徴のハーブティーです。
消化促進や制吐効果が期待できることから、つわりを緩和させる目的で飲む方もいます。
しかしつわりが辛いからと、のみすぎると消化器官への悪影響が起き、かえって吐き気が増してしまったり、流産のリスクが上るという意見もあります。
妊娠中にジンジャーティーを飲むときは、濃度に気を付け、飲みすぎには注意するようにしましょう。
ビタミンや鉄分の宝庫「ローズヒップ」
カルシウムに鉄分・食物繊維・ベータカロテン・ビタミンC・ビタミンA・ビタミンB6・リコピン…とても栄養が豊富なのが嬉しいローズヒップティー。
その栄養素が体の様々な悩み解消をお手伝いしてくれるのも、注目される理由。栄養補給に役立つのはもちろんの事。
肌の新陳代謝やホルモンバランスを整えるだけでなく、免疫力がアップし風邪予防にも。また豊富な鉄分が、妊娠中の貧血防止対策にも期待できます。
見た目もバラのように赤く、味も酸味のあるスッキリした味わいが特徴です。
栄養摂取を目的にガブガブ飲むのはお勧めできません。栄養は食事でとり、補う程度にローズヒップティーを楽みましょう。
ハーブティーが合わないケースも
ハーブティーは、薬ではありませんが、昔から薬効効果を期待して飲まれてきたお茶です。
薬と同じく、人によって効果の現れ方も様々です。とても調子が良い。と感じる方もいれば、飲んでいて、気分が悪くなってしまったり、お腹がゆるみすぎてしまう事もあります。
たとえ良い成分のハーブティーでも、「あわないな…。」と感じる事があれば、飲むのをやめるようにしましょう。
ハーブティーを飲む前に、必ず医師に相談するようにしましょう。
香りが強いものも。つわりの時は苦手に感じる事も
ハーブティーは香りが強く、普通の紅茶に比べて好みが大きく分かれます。
特に妊娠初期。つわりの時期や胃腸によっては、香りや味が受け入れられないこともあります。
その場合は無理をせず、体調が落ち着いたころから飲むようにしましょう。
ハーブティーは、おいしいと勧められても「自分には合わない。」「香りが好きではない。」という事もよくあります。
またブレンドの種類や、収穫された産地。メーカーによっても好みの味は変わってきます。
ハーブティーは、長く飲み続ける事で効果が期待できます。無理なく、おいしく飲めるものを選ぶようにしましょう。
プロが好みにブレンドをしてくれるハーブ専門店
ハーブの選び方がちょっと心配…。そんな方は、ハーブ専門店で購入してみると良いでしょう。
ハーブティー専門店によっては、大きな瓶にハーブが種類ごとに分かれて売られています。
その場で試飲も可能なケースもあるので、失敗なく安心して購入することが可能です。
すぐに効果が出ない場合も。飲み続ける事で体質改善を
いかがでしたか?ハーブティーは、昔から伝わる体に優しい飲み物です。
ハーブティーは、「飲んだらすぐに効果が現れる!」というものではありません。
毎日飲むことで体質改善をしていき、3か月経過する頃にようやく、効果を実感できるようになってきます。
まずは3か月の間、飲み続けるようにしましょう。
ハーブティーは「飲みたい!」と思った時期に、自分が「おいしい!」と感じるものを、気楽に飲み始めるのがお勧めのタイミングです。
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。