保育園や幼稚園の慣らし保育とは?期間やスケジュールと乗り切り術

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2018/03/02

慣らし保育に通っている子供

保育園といえば、「早朝から遅めの時間帯まで、平均的に子供を8~11時間程度の長時間預かってくれる場所」として、働くママをサポートしてくれる機関ですよね。

しかし、ほとんどの園では、入園初日から長時間の預かりはありません。入園からしばらくの期間は、“慣らし保育期間”があるのが通例です。

慣らし保育は我が子のがんばりどころであり、ママ自身のスケジュールにも関わってきます。

慣らし保育について知り、復職準備や子供と過ごす時間を、より有意義なものにしていきましょう。

慣らし保育は子供が園生活に慣れていくための期間!基本的には必須

慣らし保育とは、子供が保育園という新しい環境に無理なく慣れていくために設けられた、少しずつ園生活を体験していくための期間です

「保育時間はまずは午前だけ」のように、しばらくの間は早めのお迎えをお願いされます。

「新年度初日から仕事が忙しい」・「この子はこれまでも一時保育に丸一日預けていたから園慣れはしている」等、それぞれママの事情や思うところはあるかもしれません。

しかし、多くの園では基本的には必須です。

新入園だけでなく、転園してきたばかりの子についても同じです。集団生活を経験したことがあっても、その園での生活ははじめてなので、ゆっくりと慣れさせてあげましょう。

登園前や入室時に大泣きしてしまう子も多く、ママも胸が痛みますが、新生活に向けての親子でのがんばりどころです。

慣らし保育期間のスケジュールや園での活動内容!園のリズムに慣れていく

慣らし保育は、園によって日数も時間も異なります。

元保育士をしていた筆者の知るところですと、短期間のところなら3日~長期間のところは2週間程度かけて、丸一日の保育に移行していきます。

一般的には(「3日」という園は稀で)1~2週間程と言われているようです。

実質、フルタイムのママが所定時間通りに働けるようになるのは、通常保育が始まってからでしょう。

慣らし保育のスケジュール例

期間も時間も園により異なりますが、一例として「慣らし保育7日間」のとある園の、慣らし保育のスケジュールと内容を紹介します。

登園時間 降園(お迎え)時間 園での活動
1~3日目 9:00 11:00 朝のおやつ、歌や体操等午前の活動を経験する
4・5日目 9:00 12:30 上に加え、園で給食を食べる。お昼寝前に降園
6・7日目 9:00 15:30 お昼寝、午後のおやつまでを園で経験し、夕方の活動前に降園

慣らし保育の日数や園の保育活動の時間によって多少前後しますが、ステップとしてはおおむねこの3段階を経て、夕方までの通常保育に移行していくでしょう。

同じ新入園でも、0歳と3歳のように年齢が異なる場合、一般的には年齢の高い子の方が体力もあり慣れるのが早いと考えられるため、同じ園でも慣らし保育の期間が異なる場合もあります。

異年齢のきょうだいを入園させて、慣らし保育期間中は「下の子は午前、上の子は午後のお迎え」というケースもあり得ます。(園によっては考慮してもらえる場合もあります。)

また、「本来は2週間の慣らし保育が設定されている園でも、家庭の事情を考慮して5日にしてもらった」という例もあるようです。

逆に、慣れるのに時間がかかる場合には、個別に相談しながら慣らし保育期間を延長する場合もあります。

園の慣らし保育についてよく確認するとともに、どうしても厳しい事情がある場合には入園前に先生に相談されると良いでしょう。

慣らし保育は別料金?基本はお金の心配は不要

「慣らし保育の期間は保育時間も短いし、他の子より手がかかるだろうけれど…」と慣らし保育にかかる費用が気になる方も多いでしょう。

認可保育園の場合、基本的には慣らし保育期間も含め、自治体で定められ通知された「月極(4月分)保育料」から変化はありませんので、安心してください。

認可外保育園等では、月極と一時(時間単位)保育の料金をうまく調整してくれる場合もあります。(認可外保育園は慣らし保育がない場合もあります。)

なかには「同じ保育料払うんだから、時間いっぱい見てよ」と言う方もおられるようですが…。

慣らし保育期間は「園生活における子供の不安を少しずつ取り除いてあげる期間」・「園にも慣れながらママとゆっくり過ごせる残り少ない時間」です。

あまり損得感情に走らず、ママが見えない所での様子を先生と共有しながら、毎日のがんばりと成長をたくさん感じてあげてくださいね。

慣らし保育中の気になる呼び出し!“万が一”は想定しておいた方が良い

また、「慣らし保育中には、呼び出し(園からお迎えをお願いする電話)が来やすいの?」とうわさを聞いたり心配されるママも多いようです。

よく、「大泣きしてかわいそうだから呼び出されるのかな?」と思われる方がいるようですが、そうではありません。

たしかにママを求めて泣く子の姿に、ママも先生も心は痛みます…。

しかし、子供は園に慣れていく必要があるため、試練ですが、泣いても子供には基本的には時間までがんばってもらいます。

規則上の呼び出しの他、慣らし保育期間に起こりやすい呼び出しもある

しかし、以下のような場合には、新しく入った子供に対してはより慎重に様子を見るため、呼び出しとなることもあります。

  • (乳児の場合)泣きすぎて水分がとれない、ミルクを飲んでもすべてもどしてしまう
  • (年齢の高い子)上に加え、水分は多少とれても、給食を一切食べられない
  • 園に慣れている子であれば38度程度の熱まで園で様子を見る場合でも、新入園の子は37.5度で呼び出し
  • 小さな怪我等(慣れるとお迎えの際に一報すること)でも、はじめは都度連絡が来る場合も
泣いて熱が上がってしまったり、免疫力がまだ弱く集団生活のストレスも加わり発熱してしまうことも多いため、「呼び出しが多い」と感じる方が多いのかもしれませんね。

ママの復職準備やリフレッシュは大事、しかし万が一を想定して

慣らし保育期間中は、育児休暇や有給休暇を使って家で過ごしているママも多いです。

一日数時間ではありますが、これまでずっと子供と一緒にいて思うようにできなかった復職準備や、つかの間のリフレッシュ等、時間を有意義に使われると良いでしょう。

しかし、上記のように、子供は慣れない環境の中で思わぬ不調が起こってしまう場合も多いです。

万が一呼び出しがあった際にはすぐにお迎えに行けるよう、以下のような心がけは必要です。

  • 遠出は控える
  • 常に園と連絡が取れるようにしておく(スマホをこまめに見る)
  • 一時的に職場に顔を出す等、短時間の予定がある場合には「○時~○時は所用がある」と必ず先生に伝えておく
  • 新年度早々に復職をしていたり、丸一日所用がある日には、パパや祖父母等と協力して必ず早めのお迎えや呼び出しに対応できる人を決め、先生にもその日の連絡先を伝えておく

新年度早々の慣らし保育、仕事はどうする?3つの対処法

これまでも少しずつ触れてきたので簡潔にまとめますが、慣らし保育の日程を見て、「仕事はどうするの?」という疑問を持たれる方は多いでしょう。

保育園も復職も、4月1日付~。新年度としてキリは良いですが、復職をするにあたって実はこれは厄介な問題とも言えるようです。

一例ですが、先輩ママたちは以下のように乗り切っている場合が多いようです。

  • 復職を4月中旬頃~にする(※)、場合によっては有休を使って月の前半休んだり、欠勤扱いにしてもらう
  • パパや祖父母に協力を依頼したり、難しい場合はファミリーサポート・ベビーシッター等第三者機関に頼る(慣らし保育期間中は認可外保育園と掛け持ちする場合も)
  • 園に事情を話し、子供の様子を見ながらではあるが慣らし保育の日数を少なくしてもらう(その数日間だけ有休やその他の手段で乗り切る)

(※:自治体に寄りますが、復職を4月中にしないと、4月入園の内定や利用が取り消されてしまう場合が多いようです。)

ママは子供の新しい園生活、そして自分の久々の仕事復帰に向けて、と考えなくてはいけないことがたくさんありますが、無理は禁物です。

一人で抱え込まず、職場や周りに事情を相談してみましょう。

慣らし保育で子供が泣くのは当然!コツをつかんでうまく乗り切ろう!

「園生活(慣らし保育)が始まってから、子供が登園時も降園時も大泣きをしている」ということは、たしかに多いかと思います。

「園で数時間ずっと泣いていたのでは」・「やっぱり私がいないとダメなのでは」とママは心苦しくなりますよね。

中には、0歳児でも、朝ママが鞄をセットしていたり上着を着せようとすると「保育園に連れて行かれる」と察知してグズってしまう場合もあるようです。

子供にとってはママが一番!これは、まぎれもない事実かと思います。

園では切り替えられている!子供を信じてお迎え時に抱きしめてあげよう

しかし、涙でお別れをしても、子供は園でずっと泣いているわけではない場合がほとんどです。

ママとお別れして、たしかにしばらくは泣いている子は多いです。

しかし、大好きなおやつが登場したり、家にはないおもちゃや絵本を見つけたり、お友だちが寄ってきてくれたり…。

案外、子供は笑顔になったり気持ちを切り替えられている場合も多いのです!

時々思い出したり、先生の抱っこからおろされた際等に涙が出てしまうこともありますが、日に日に慣れて意欲的に活動に参加できるようになっていくのですね。

お迎え時には、それ以前に迎えに来た他の子のママを見て思い出したり、ママの姿を見てホッとしてまた大泣きしてしまうことも多いです。

行も帰りも泣いていても、一日中泣きっぱなしということのほうが稀ですし、寂しく少し不安な中でも子供は子供なりに楽しみを見つけています。

ママは、見えない所で大きく成長していく子供を信じて待っていてあげてくださいね。

慣らし保育では振り返らない!不安を与えない!

慣らし保育期間は、子供はもちろんですがママも(子供の)新生活にそわそわした気持ちを持ち続けることになるでしょう。

しかし、「泣いてかわいそうだから」といつまでも園の玄関口で抱っこをし続けたり、「ごめんね…」と頻繁に口にしたりするのはどうでしょう。子供は余計にママと離れにくくなってしまいます。

ママは、また家族みんなで、以下のようなことを心がけてみてください。

  • 「今日はどんな楽しいことがあるだろう?」・「新しいお歌、またママにも教えてね」等、子供が登園したくなる言葉がけをする
  • 「ぎゅーっとしたらママ行ってくるね」等お別れの際のルールをある程度決め、子供が大泣きして離れなくても先生に引き渡し、振り返らずに立ち去る
  • お迎えの際「また泣いているの…?」・「ごめんね」といった後ろ向きな言葉ではなく、「ただいま」・「がんばったね」と笑顔で抱きしめてあげる
  • 家庭内等子供に聞こえる所で、「○○先生大丈夫かな」・「園の雰囲気が何だか…」・「○○(子供)がかわいそうで」といった不安点を口にしない
  • 先生から聞いた子供のがんばり等について家で楽しそうに話し、パパにも一緒にほめてもらう

子供は、まだ言葉を話せなくとも、ママの感情を敏感に察知しますし、やはり前向きな声かけをされると安心します。

慣らし保育、そして園生活を順調にすすめていくためには、子供にとって保育園が「楽しい場所、安心できる場所」となることが大切です。

まずは、ママが意識して園生活をポジティブに捉えてみてくださいね。

まずはママが時間と気持ちにゆとりをもとう!不安なことは相談して解消して

ママ自身が復職をすると、出産前の在職時とはまったく異なる忙しさや疲れを感じることが多いようです。

ブランクもでき、やることも増えるので仕方がないことではありますが、そこてママ自身がイライラゆとりがなくなってしまっては、子供も不安になってしまいますよね。

できれば早めに職場とゆとりのある復職時期・働き方の相談等をしておきたいですが、仕事なので難しい場合もあるでしょう。

しかし、ママが一人で抱え込んでしまってはいけません!親子共に新生活が不安だらけにならないよう、家族、園、第三者機関等、不安なことは早めに相談しておきましょう。

ママ自身も時間と気持ちにゆとりをもって、慣らし保育後にはいつも以上に子供と向き合って、しっかりと様子や成長をを見てあげてくださいね。

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