インターナショナルスクールってどんな所?通うメリットデメリット

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2018/09/06

これからの国際社会に向けて、英語教育も大きく変わってきていますよね。

英会話だけでなくコミュニケーション能力も合わせて必要とされる中、注目されているのがインターナショナルスクールです。

子供により良い英語教育をと考える親御さんにとって、魅力的に感じるかもしれませんね。最近では日本人の子供が通う学校も多いようです。

しかし、実際どんな所なのか?入学条件や費用も気になりますよね。インターナショナルスクールについてお話します。

インターナショナルスクールとは?魅力を知ろう!

インターナショナルスクールは本来、外国籍の子供が日本で教育を受けられる目的で設立されていましたが、近年では日本人の子供も通うことも多くなりました。

子供により良い環境で英語教育を学ばせたい、グローバルなコミュニケーション能力を身につけさせたいと考える親御さんが増えているようです。

インターナショナルスクールは一般的には小学校・中学校・高校のことを指します。しかし、「学校法人」として認可されている学校と無認可の学校があります。

現在では認可されている学校は少なく、無認可の学校が多いようです。

インターナショナルスクールは日本人の子供が通っても「就学義務」の履行として認められておらず、認可校でも「義務教育違反」になる学校もあります。

一条校(学校教育法の第一条にあげられている教育施設)である学校であれば義務違反にはなりませんが、一条でない学校であれば義務教育違反になります。

幼稚園からでも入れる?プリスクール

幼稚園・保育園から通えるインターナジョナルスクールのことをプリスクールといいます。プリスクールは英語を学びながら、生活や国際文化について学んでいきます。

幼児期に英語に慣れさせ、英語で生活するプリスクールは魅力的ですが、日本語が上達しないという問題点もあり、ご家庭での学習が必要になってきます。

インターナショナルスクールに入学・進学するための予備校として通う方もいれば、プリスクール経て日本の小学校に進学する方もいるようです。

短期間だけ通えるサマースクールがある

インターナショナルスクールが実施しているサマースクールがあり、夏期の短期間だけ通えるスクールで、ゲームやスポーツ、歌やダンスなど通して英語を学びます。

また、勉強だけでなく「サマーキャンプ」というプログラムをくんでいる学校もあり、現地の子供と交流を深めながら学ぶアクティビティー中心のものもあります。

サマースクールは一般の人でも参加できるので、インターナショナルスクールに興味がある人には嬉しいプログラムになっています。

どこでもあるの?全国にあるインターナショナルスクールについて

インターナショナルスクールは日本全国にあり、学校教育法に基づく「各種学校」として都道府県の知事の認可を受けている施設は全国に125校あります。

その他の施設については文部科学省も数を把握できていません。

インターナショナルスクールは都道府県によって多い所と少ない所があり、関東地方は多くありますが、その他の地域はまだ少ないようです。

英語が話せないとダメ?インターナショナルスクールの入学条件

インターナショナルスクールの入学条件は学校によって違いはありますが、主に必要になるのは、子供の英語力です。

また、保護者の英語力も必要になるところが多く、学校からの連絡や行事はすべて英語で行われるため、どちらかがネイティブスピーカーであることが必要になります。

他には子供の国籍やコミュニケーション能力、保護者の資金力などがあります。

入学試験は主に面接で判断され、どれだけ英語でコミュニケーションができるかが、ポイントになります。

しかし、英語が話せなくても入学できるところもあるようで、英語集中教科クラスを設けて英語の学習や国際感覚を身につけられる学校もあります。

インターナショナルスクールの年間にかかる学費

学校によってかかる費用はさまざまですが、日本の学校に比べると高額な費用になることも・・・。実際にどれぐらいかかるのかご紹介します。

  • 志願料:約2万円~5万円
  • 入学金:約20万円~50万円
  • 年間授業料:約200万円~250万円
  • 教材費:約20万円~50万円

この他にランチ代、スクールバス代、保護者会費などがかかる場合があります。

授業内容は?日本の学校とインターナショナルスクールの違うところ

インターナショナルスクールの授業は基本的には、英語で行います。授業は参加型で、ディスカッションやプレゼンテーションが中心の授業が多いです。

自分の意見を伝える力を求められ、積極的に発言ができる力が身についていきます。近年は日本の授業でもこういった授業が取り組まれています。

日本の学校との大きな違いは、日本の学校は基本的に毎年学年が上がりますが、インターナショナルスクールは子供の能力によって飛び級や留年がある事です。

能力別にクラスわけがしてあり、選択科目も幅広いのが特徴です。また、日本の学校よりも夏休みが長く、6月下旬~9月初めぐらい約3ヵ月あります。

学校の行事も日本の学校と変わらす、遠足や修学旅行、運動会、発表会などありますが、学校行事がチャリティー活動につながっていることが多いです。

インターナショナルスクールのメリット

インターナショナルスクールに通うメリットは何といっても最高の環境で英語を学べることです。他にもメリットについてあげてみました。

  • 各国の子供とコミュニケーションがとることができる
  • 海外の文化について知ることができる
  • 積極性、プレゼンテーション能力が身につく
  • 海外の大学進学や留学が有利になる

インターナショナルスクールのデメリット

インターナショナルスクールに通うデメリットは費用が高額ということが大きいです。認可されていない学校が多いため国からの補助金が出ず、全て実費になり高額になります。

その他のデメリットは次の通りです。

  • 日本の学校の進学が難しくなる
  • 日本語力が劣ってしまう
  • 日本人的に見る礼儀作法や行儀が身につきにくい

小学校・中学校の卒業資格が得ることができない

日本では義務教育が必要ですよね。しかし、インターナショナルスクールは義務教育を受ける施設と国が認めておらず、義務教育を受けたことにならないのです。

その為、義務教育が必要な小学校・中学校をインターナショナルスクールで過ごした子は卒業しても日本の小学校・中学校の卒業資格を得ることができません。

そうなってくると問題になってくるのが、日本の学校に進学することが難しくなるということです。

公立高校を受験することはできませんが、私立の場合は学校の判断によって受験が可能な所もあります。卒業資格を得るには「中学卒業程度認定試験」を受けることが必要です。

また、例外で二重国籍を持つ子供や海外からの帰国生などは義務教育が免除される場合もあります。

インターナショナルスクールに通わせるときの注意点

インターナショナルスクールに通う注意点としては、高等部を卒業しても日本の大学受験資格が得ることができないということです。

日本の大学の受験を考えるならば、国際的な評価団体の認定を受けたスクールを選んでおくと卒業すれば国際バカロレア資格(万国共通の大検と考えてください)が得られます。

また、日本のインターナショナルスクールによっては、先生が外国人でも、生徒の殆どが日本人という所もあり、英語が上達しないこともあるようです。

その他に、日本語力が劣ってしまい日本で生活する上で読み書きができない、敬語などが使えないという問題もあります。

ただし、例外もあり、日本人向けに設立された学校もあります。基本は英語ですが、日本語教育を取り入れている所もあります。

後悔しないためにも家族で話し合い子供に合った教育を!

前の方でも述べたように、インターナショナルスクールに通うには義務教育制度の問題や小学校・中学校の卒業資格や高額な費用の問題があります。

入学前に家族でよく検討することが必要です。また、子供の英語力が学校のレベルについていけないということもあるようです。

家族で話し合い子供に合った英語教育を選んでくださいね。

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