初節句の内祝いはどうするの?贈り物の相場や贈る時期のマナー
子どもが生まれてから最初の節句に初節句をしてお祝いをします。男の子なら5月5日、女の子ならば3月3日に行うのが一般的です。
お祝いの席では親戚や知り合いの方を呼んで食事会をする場合もありますが、金品だけを頂く場合もあります。
初節句でお祝いを頂いた場合はきちんとお返しをしなくてはいけません。お返しにあたる内祝いのやり方について見て行きましょう。
お祝いに対するお礼。マナーを守って贈りましょう
初節句は子どもが元気に育つことを願ってお祝いを行うものです。その席でお金や贈り物として頂くことはとてもありがたいことですね。
そこで相手に失礼のないようにお返しを行うのがマナーに当たります。相場や熨斗の書き方について解説します。
季節にちなんだお菓子などを贈るのが一般的
初節句の内祝いでよく用いられるのはお赤飯です。仕出し料理屋さんに注文しておくと決まった日時に配送をしてもらえます。
食事会を開いた場合には、お帰りの際に手土産として渡しましょう。自宅でお祝いを行った場合はあらかじめ準備しておきます。
料亭やレストランと利用した場合は、お料理の相談をするときにお返しの手土産も込みで注文できるのか確認しておくといいですね。
スイーツならば可能かもしれません。提携している洋菓子店があるものです。男の子ならば鯉のぼり、女の子ならば雛人形のケーキなどを頼んでみましょう。
贈り物だけ頂いた場合のお返しの例です
- 女の子 雛あられ、金平糖
- 男の子 柏餅
遠方の親戚の方からお祝いを頂いた時は、生ものなら配送に向かないので気をつけましょう。缶入りの焼き菓子などをが適しています。
お返し品の相場は頂いた金額の3分の1~2分の1程度です。もし、おもちゃなどで金額が分からない場合は2000~5000程度の品物を選びましょう。
お返しは遅れない事!熨斗紙も忘れずに
内祝いを差し上げる時期は早いうちがよいとされています。食事会に来てくださった方にはその場でお渡しできますが、贈り物を頂いた方のお返しは忘れがちです。
理想ならば1週間以内に。それが無理ならお祝いを行った月の間に準備して配送しましょう。
出産から初節句を迎えたことは、これからも続いてほしい喜ばしい事です。そこで熨斗紙は「何度でも」の願いを込めた蝶結びの水引を選びましょう。
子どもの名前は水引の下に書きます。その際、苗字は書かずに赤ちゃんの名前だけを記します。
贈り物にメッセージカードを添えることも
品物だけを贈るのも間違っていませんが、メッセージカードを添えるとより気持ちが伝わっていいお返しになります。
でも、どんな文面でメッセージを書いたらいいのか分からない、という方もいます。警護を使った文章は慣れていないと難しいですね。
特に目上の方から頂いたお祝いのお返しには礼状を添えるのがマナーになります。
- メッセージカードを書くとき気をつけること
- 頭語である「拝啓」「前略」、結語にあたる「敬具」「早々」などを忘れないようにします。
季節を表す表現を出だしに書き、続いて相手の様子を気遣う文言を記します。それから、お祝いをして頂いたことに対するお礼の言葉を書きます。
素直に「お祝いいただきありがとうございました」で充分です。それから赤ちゃんの様子を簡単に伝え、締めの言葉で結びます。
その際赤ちゃんの写真を指定してお願いすれば、写真入りカードを作成してくれます。サービスなので品物と費用込の所が多いようです。
内祝いは「内輪のお祝い」です
お祝いを頂いていなくても、近い親族や親しい友人の方には内祝いの品を贈ります。石鹸やタオル、ギフトカタログなどがよく選ばれます。
実は内祝いは単なる「お返し」とは違うのです。お返しはその名の通りして頂いたことに対する感謝の気持ちですね。
内祝いとは本来、「内輪のお祝い」という意味があるのです。赤ちゃんの誕生や成長を祝うことは重要な習慣なので、多くの人に祝っていただきたいからです。
ごく親しい関係の人達ならばお祝いを頂いていなくても品物を贈りましょう。既に挙げたようなお菓子でも構いませんが、相手が遠慮しないよう、高価なものは避けます。
「内輪」でも両親にはお返しをしません
一般的に両親には内祝いのお返し品は準備しません。祖父母にとって孫は大切な身内であり自分たちの子孫なので、進んでお祝いをするニュアンスが強いからです。
しかし雛人形や兜飾りなど高価な贈り物をしてくれるのですから、感謝の気持ちを表したいと言うのが普通でしょう。
おじいちゃんおばあちゃんには大きな出費になっていますから、通常のお返しのように2分の1、3分の1では「返し過ぎ」なり却って失礼です。
また昔かたぎの家庭では「返礼は必要ないのに」と心象を害してしまうこともあるかもしれません。
その場合は、赤ちゃんの写真を入れたフォトフレームやフォトブックを贈るのがいいでしょう。かわいい孫の姿は祖父母にとっては何よりのお礼になります。
喜びを分かち合うのが本来の意味。たくさんの人に祝っていただきましょう
内祝いは赤ちゃんへのお祝いを頂いたお礼を示すと同時に、これから元気に大きく育っていくように伴に願っていただくという意味を持っています。
そのためお祝いをくださった方だけでなく、身内や親しい友人にも内祝いを贈るのがマナーです。
特に赤ちゃんの写真が入っていると元気な様子が分かるので、お祝いのムードがより高まっておすすめです。
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