赤ちゃんの服やタオルに柔軟剤はOK?肌を守る優しい洗濯法

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2016/03/25

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最近では、様々なタイプの柔軟剤が販売されていますよね。香水をつけているような良い香りの物は、種類も豊富で購入する際の香り選びで迷ってしまうほどです。

ですが、赤ちゃんがいるご家庭では柔軟剤も使用して良いものなのでしょうか?肌着は肌に直接触れる物ですし、タオルは赤ちゃんの口に入りやすい物ですよね。

赤ちゃんのお肌はとてもデリケートです。肌に触れるものの扱いにはしっかりこだわりたいですね。

今回は、赤ちゃんに柔軟剤はOKなのか、そして赤ちゃんのお肌に優しい洗濯法についてもご紹介致します。

柔軟剤が赤ちゃんに使えるかどうかをご紹介します!

ある調査によりますと、赤ちゃんの衣類に柔軟剤を使っていないというママの割合は3分の1だそうです。その理由は以下の通りでした。

  • 柔軟剤の成分が赤ちゃんの肌に良くない
  • 使用しない方が良いと聞いたから
  • 肌の弱い家族がいるから
  • 必要性を感じないから

赤ちゃんの衣類以外に柔軟剤を使用しているという方は、8割以上いらっしゃいました。肌には良くないと考えて、使用を控えていることが分かります。

柔軟剤は布を柔らかくする役割があります!

柔軟剤を使用する目的は「衣類を柔らかく仕上げ、香り良くする」ためです。実際に、洗濯洗剤だけでは乾いた後の洗濯物はゴワゴワしてしまいますよね。

柔らかく仕上げるために、柔軟剤には「界面活性剤」が使われています。

布を柔らかくし、滑りを良くする作用があるのです。

衣類に界面活性剤が付着することで、繊維の摩擦が減り、柔らかく感じられます。

柔軟剤の成分「界面活性剤」が肌に悪いのです

しかし、この界面活性剤が体についてしまうと、体にとっては良くない成分が皮膚から入り込んでしまうのです。

界面活性剤は、肌荒れやアレルギー症状を引き起こしやすいと言われています。

特に、肌が敏感な赤ちゃんの肌着などには注意が必要です。

柔軟剤を使うと吸水性が落ちてしまう…

また、柔軟剤は布を柔らかくするだけでなく吸水性が落ちると言われています。タオルの毛羽立っているパイルの部分も抜けやすくなるそうです。

香料も使われているため、香水のような香りがつくのです。

今まで、柔らかく香り良く仕上げるために使用していたものが、実際にはタオルの吸水性を悪くしていたり、生地を痛める原因になっていたのには驚きました。

洗濯の最後に入れるわけですから、衣類には当然その成分も残っています。赤ちゃんの肌は大人よりもデリケートですから、刺激も大きくなってしまうのです。

こういったことから、特に敏感肌の方が皮膚科で「柔軟剤を使用しないように」と言われるのですね。

赤ちゃんが使っても問題なしの、「赤ちゃんに使える柔軟剤」もある!

最近では「赤ちゃんにも使える」柔軟剤が販売されています。

これは天然成分が由来であったり、界面活性剤が不使用であるため、従来の物よりも低刺激になっているので、赤ちゃんの肌にも使いやすいということのようです。

香料不使用で、天然成分由来の優しい香りの物がほとんどですので、香りがきついと感じることもなく安心して使用することができそうですね。

また、専門家の中には「ゴワゴワした衣類を着せて赤ちゃんの肌に刺激を与えてしまうよりも、低刺激の柔軟剤を選ぶ方が良い」と考える方もいるようです。

ママの目でしっかりと成分を確認しながら、もし柔軟剤を使用するのであれば低刺激の物を上手に選びましょう。

赤ちゃんに優しい洗濯法!洗剤選びのポイントなど

柔軟剤はもちろんのこと、普段の洗濯はどのようにすれば赤ちゃんにとって良いのか気になりますよね。まずは洗剤の選び方からみてみましょう。

「洗濯せっけん」は柔軟剤いらずでおすすめ

洗濯洗剤には、汚れを落として白くさせるために蛍光剤や漂白剤を含む物もあります。

普段の洗濯でしたらかまいませんが、デリケートな赤ちゃんが使用するタオルやガーゼ、衣類にはそれらを含まない低刺激の物を選びましょう。

「洗濯せっけん」として表示されている物は、洗い上がりがゴワゴワしにくいので柔軟剤も特に必要としていません。

天然成分を使用している物がほとんどですので香りも気にならず、赤ちゃんが成長してからも継続して使うママも多くいらっしゃいます。

ただ、低刺激で質の良い物はどうしても高価になります。

赤ちゃんがいるご家庭は出費も多くなりがちですので、赤ちゃんに特に肌トラブルが見られない場合には大人と同じ洗剤を使用するご家庭も多いようです。

そういった場合でも、もし赤ちゃんにトラブルがあった場合にはすぐに使用をやめて小児科を受診するなどして、赤ちゃんの肌を守りましょう。

干す前のひと手間で、ふっくらとした仕上がりに!

柔軟剤を使用しなくても、干す前のひと手間でタオルがふっくらとする方法があります。それは、脱水が終わったタオルを両手でしっかりと持ち、パタパタと振ること。

実際に我が家のタオルで比べてみました。

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左半分(before)

脱水が終わってシワを伸ばしただけの状態です。パイルがいろんな方向に倒れていますね。

右半分(after)

タオルをバタバタと振った後。パイルが立ってふっくらとした感じになりましたね!

そして直射日光が当たらない場所に干します。完全に乾く前にもう一度、パタパタと振るとよりパイルが立ってふっくらとした仕上がりになります。

直射日光を避けることや、乾く前にもう一度振ることは難しくても、干す前に振ることだけでも効果は違ってきます。

また、完全に乾いてしまった後に振っても何となくパイルが立つ気がします。畳んでみるといつもよりタオルがふんわり分厚くなった感じ!いい感じです。

タオルに限らず服もパンパンと叩いてシワを伸ばすだけで干すのではなく、バタバタと振ることによって少しふんわりするはずです。

この一手間は、慣れるまでは面倒に感じるかもしれませんが、意識しなくても干す前の行為として自然にできるようになるといいですね。

赤ちゃんに肌トラブルがあるのであれば、家族の洗剤を見直してみて!

新生児の頃は、大人の洗濯物とは別にしていたというご家庭は多いと思います。しかし、だんだん面倒になり、一緒に洗ってしまっているというご家庭が多いようです。

特にトラブルがなければ、大人の物と一緒に洗うようになっていくようです。

しかし、どんな洗剤で洗っているのかについては意見が分かれます。

  • 赤ちゃん用に使っていた低刺激のもので家族全員分を洗う
  • 赤ちゃん以外の家族用のもので家族全員分を洗う

使っていた赤ちゃん用の洗剤がなくなる頃を目安として、大人用と同じ洗剤に切り替えるというご家庭も多いでしょう。

おすすめは、特に汚れた物以外は、赤ちゃんと同じ低刺激の洗剤で家族の物も洗濯することです。 赤ちゃんを抱っこすると、結局その人の衣類が赤ちゃんの肌にも触れますよね。

なかなか良くならない赤ちゃんの肌トラブルで悩んでいるママは、一度家族全員の洗濯も見直してみる良い機会かもしれません。

洗剤や柔軟剤は、ママの目で正しく選んで上手に活用しましょう

赤ちゃんはこの世に誕生してからまだ日も浅く、様々な刺激に対する自己防衛が十分ではありません。

あまり神経質になりすぎるのも良くありませんが、無神経すぎてトラブルが生じてからでは遅すぎる場合もあります。

質の良い物は高価ではありますが、それなりの価値がありますし、ほんのひと手間でそれに見合う効果が期待できる場合もあります。

上手に活用しながらママの正しい目で選び、大切な赤ちゃんを守ってあげましょう。

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