授乳室がない場合もある!授乳中に外出する際の持ち物や注意点
0歳児と一緒に生活していると、育児中心で家の中にこもりがち。たまには気晴らしに赤ちゃんと外出したいですよね。
でも完全母乳育児だと、授乳する場所と時間を気にしなくてはいけません。授乳室がない場所や義実家だと、どのように授乳させるか悩みますよね。
また、二人目以降のお子さんの場合、授乳時間中上の子をどのように待たせるかも考えないといけません。
この記事の目次
服装と抱き方のポイントを抑えれば、楽に授乳できる
授乳の服装は、授乳口がついた授乳服が楽ですよね。妊娠中から、産後も使いやすい授乳口つきのマタニティウェアを購入された方もいると思います。
しかし1年前後の授乳期間のために、授乳服をオールシーズン分揃えるのは不経済ですよね。
金銭面を考慮すると、肌着だけ授乳服にするのがお勧めです!
上着を全部めくらなくて済むので、胸以外の部分は隠しながら授乳できます。授乳ケープを使って授乳するときも、さっと胸を出せて便利です。
特に冬場は、上着を全てまくって授乳するとママが寒いです。風邪防止のためにも、肌着だけは授乳服をお勧めします。
ワンピースなど上下がつながっている服装は、授乳しにくいですね。授乳時間を挟んで外出するときはやめましょう。
また、授乳中の抱き方でも悩む方が多いですよね。特に、普段授乳用クッションを使って授乳している方は困るのではないでしょうか。
外出時はクッションの代わりになるものを、ママや赤ちゃんの間に挟んで代用します。
挟む物はおくるみやバスタオル・上着・カバン・ペットボトル…色々代用できます。ひじ掛けがある椅子も、ママの腕をひじ掛けにのせて調整ができ便利です。
体重が少ないうちは、ごみ袋に空気を入れ風船のように膨らませても代用できましたよ。
授乳クッションがなくても授乳ができるようになると、更に楽ですね。授乳の姿勢の基本は以下の点です。
- 赤ちゃんの顔がおっぱいの正面にあること
- 赤ちゃんの身体が真っ直ぐになること
- ママは猫背にならない
ママや赤ちゃんの姿勢が良くないために、授乳クッションが手放せない可能性もあるようです。
授乳クッションがなくても授乳できるよう、自宅で授乳しているときに鏡でチェックしてみるといいですね。
授乳室がない場所ではどうする?外出先別にご紹介
スーパーなど普段の買い物であれば、次の授乳時間内に帰宅できるようにします。ショッピングモールなど、授乳室完備の店舗も強い味方ですよね。
ただ、外食中や電車の中など、すぐに授乳室に駆け込むことが難しい場合も悩みますよね。お出かけ先別に授乳のポイントをご紹介します。
外食は退席しやすいお店か、個室で楽しむ!
ママが外食中に赤ちゃんがお腹が空いて、泣きだすこともありますよね。
せっかくだから食べきって帰りたいけど、他のお客さんも静かに食事したいだろうし…店内から出るか、あやしながら食べるか悩んだ経験はありませんか?
泣いたままほったらかしが一番NG!赤ちゃんも可哀想だし、パパママもゆっくり食べられないし、周囲の人たちも落ち着いて食べられず迷惑になります。
赤ちゃんが泣いたらすぐ店外へ出るか、その場で授乳させて泣き止ませるかどちらかです。
普段気軽に入るお店は、泣いたらすぐ店外に出られるタイプのものを。
ファーストフードのような先に清算して食べられるお店や、泣きだしたら包んでもらいテイクアウトできる店舗がお勧めです。
車で外出の場合は、ドライブスルーを利用して車内で食べたほうがゆっくりできるかもしれません。
記念日や親族・友達と会うなどゆっくり食事をしたいときは、必ず個室がある店舗を選んでいました。
泣いても授乳をしたり、おもちゃを持ち込んで暇つぶしをしたりできます。赤ちゃんもベビーカーに乗せたままではなく、寝たりハイハイできるので機嫌よく過ごせます。
なお、赤ちゃん連れで行きやすいお店がどうかは、子育て経験がないと分かりにくいもの。レストラン選びは現役のお母さんが行った方がベターです。
「赤ちゃんも一緒に連れて来て」と誘われ独身の友達とランチに行ったら、囲炉裏がある居酒屋だった…なんてこともあります。
授乳間隔が不規則な赤ちゃんの場合「いつ泣き出すかわからない…」と心配しながら外食しても、ゆっくりできませんよね。
筆者はコーヒーが好きなので、ネスカフェのバリスタを購入しました。カフェインレスのコーヒーを作って、自宅でカフェ気分を楽しめますよ!
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公共交通機関は、降車して休憩を取りながら乗る
長時間バスや電車で移動するときもありますよね。座席によって授乳しやすい車両・しにくい車両があります。
ロングシートタイプ(車両の窓を背面にした長ベンチ型の座席)は、向かい側にも乗客がいて授乳しにくいです。
クロスシートタイプ(新幹線のように進行方向に対して前後で座る座席)であれば、授乳ケープを羽織って窓側の席に座り、通路側のパパの陰に隠れながら授乳できます。
トイレでの授乳を検討される方もいますが、衛生面からもオススメできません。また車両のトイレの場合、数に限りがあり迷惑をかけてしまいます。
電車やバスは、授乳以外におむつ替えがしづらい点もあります。
一旦改札を出ると乗車料金が高くなりますが、乳児がいる場合は必要経費と割り切りましょう。
特に、お盆や年末年始の混雑時は本当に大変。帰省や旅行は時期をずらしたり、授乳の間隔が空くまでは帰省せず実家の両親に来てもらう方法も検討してください。
下記の記事も参考になりますので、ぜひご覧ください。
- 赤ちゃん連れで特急電車に乗る際の、おむつ替えや授乳のコツ
- http://kosodate-march.jp/wp/densyayoyaku1122/
義実家や友人宅は、授乳したいことを予め伝えておく
子供を育てたことがあるママ友宅など、ママたちと子供しかいない家庭ならその場で授乳ケープやストールで授乳させてもらえばいいと思います。
育児をしたことのない方や男性も同席している場合は、別室で授乳させてもらうのがいいでしょう。授乳ケープがあったとしても、その場での授乳はマナー違反です。
別室を使って授乳したいことは、事前に頼んでおくのがマナー。授乳用の部屋を片付けておいたりと、相手にも準備があります。
また、結構気を遣うのが義実家。お義父さん・お義母さんが赤ちゃんを独占しているときに、「オッパイの時間なので、娘を返してください。」と言いにくいですよね。
おじいちゃん・おばあちゃんも育児について、すっかり忘れている方も多いです。
授乳すればご機嫌になるのに「泣いてばかりで祖父母に懐かず、可愛くない孫」と誤解されたら、赤ちゃんも可哀想です。
授乳しにくい家庭へ訪問する場合は、短時間の滞在にし授乳時間を挟まないようにしましょう。
ミルク育児なら楽に外出できる?
ミルク育児や混合育児なら、外出先でも簡単に授乳できて楽そう…と思う方もいますよね。
確かに哺乳瓶は他の目線を気にしなくてすみますが、別の苦労もたくさんあります!
まず荷物の量が増えて大変です。ミルクグッズ(粉ミルク・哺乳瓶・お湯を入れた魔法瓶)を持ち歩き、出先で調乳できる場所を探さないといけません。
哺乳瓶を洗浄消毒する環境が無ければ、授乳回数分の瓶を持ち歩かなくてはいけません。1回分ごとに小分けされてる粉ミルク(スティックタイプやキューブタイプ)は、大缶入りのミルク以上に高価です。
また、湯冷まし用の水がなければ、自然と人肌に冷めるまでミルクが飲めずもっと泣かれることに。
ミルクはミルクで手間がかかるのが実情です。
また母乳のみで育てている場合、哺乳瓶の乳首を嫌がる子も多いです。
上の子と授乳室。暇つぶしできるものを持参して
二人目以降のお子さんを授乳させる場合、上の子をどう待たせるか悩みませんか。
ほとんどの授乳室は、椅子とおむつ替えのベッドしかありませんよね。上の子が退屈な時間になりがちです。
乳児を含む子どもが二人以上いる場合、ママ一人で長時間外出はおすすめできません。以下の工夫をして、ママ一人での外出は短時間で済ませるようにします。
- パパやおじいちゃん・おばあちゃんなどと一緒に出掛け、授乳時間は上の子についてもらう。
- 上の子が幼稚園に通っている場合、授乳時間を挟んでの外出は園に通っている間に済ませる。
- ネットショッピングを活用し、買い物での外出時間を減らす。
しかし実際は、ママ一人で乳児を含む子どもを二人以上を連れて、外出せざるを得ないことも多々あります。
授乳時間を挟んで外出する場合は、授乳時間の暇つぶし用に上の子が暇つぶしできるものを持参してください。筆者はお菓子とジュースを持ち歩きました。
授乳時間になったら上の子に「きょうだい全員でおやつタイムにしよう」と伝えると、喜んで授乳室に来てくれました。
授乳室によっては、お菓子の持ち込み禁止のところもありますので、ご注意ください。また、お菓子類をこぼした場合は、授乳室を出る際に掃除してくださいね。
絵本やシールも一緒に持参すれば、おやつを食べ終わった後も大人しく授乳室の中にいてくれます。最終手段として、スマホアプリを見せたこともありました。
乳児を連れての外出、事前調査をすれば楽にできます
上記でご紹介したとおり、ママの服装や抱き方・外出先の状況を事前把握しておくと、慌てずに済みます。
出先で子供が泣き出してから、慌てて授乳できそうな場所を探していると、子供もママも家族もみんな疲れてしまいます。
周りの先輩ママに外出時の授乳について聞いてみるのも、参考になります。授乳しやすい施設など教えてもらえますよ。
機会があれば、ぜひアドバイスをもらってくださいね。
授乳が必要な期間は子供それぞれですが、長くても2年はかかりません。外出先は限られがちですが、お出掛けも楽しんでください。
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