海外旅行に子供の薬は何を準備すればいい?絶対持参したい薬
海外旅行はワクワクして準備をされる事が多いと思うのですが、冷静さもしっかりと持っておきたいものです。特に忘れてはいけないのは薬ではないでしょうか。
特に子供は旅先で体調を崩しがちです。
海外では日本のように気軽に病院を受診出来ませんので、万が一を想定して子供の薬は必ず持参しましょう。とはいえ、薬の選択はなかなか難しいかもしれません。どんな病気を想定し、何を持参するか。と同時に持病があれば、持病の薬も必要です。
見落としのないように、どんな薬が必要なのかを考えましょう。
旅先での受診はリスクが高いから、薬の持参が大事なのです!
皆さんが旅先での公用語をネイティブ並みに話せるでしょうか。帰国子女が増えたり英会話を習う方も増加したりして、英語を話せる人が増えているとは言われています。
しかし、全ての人がネイティブレベルの英語を話せるとは限りませんし、旅行で訪れる国にて英語が公用語ではない可能性もあります。体調に関しての説明は、日常会話以上にハードです。
また日本のように比較的お手軽な価格で診療してもらえない事も多いので価格が高いという難点もあります。
また、海外の子供用の薬は、海外の体が大きい子を基準にしている可能性があるため、日本人には量が多いかもしれないのです。
言葉も通じにくく、思うように症状が説明出来ない、また市販品は日本人の平均体重よりも重い計算で作られている場合もあるため、出される薬の量が多くなってしまう可能性があります。
よほど語学に自信がある方以外はこういったリスクを考えなくてはなりません。
海外でも薬は手に入るけれど…持病の薬は必ず持参しよう
当然海外でも市販の薬は販売されています。ただし当然日本と同じものを探すのは至難の業ですし、日本のように表記を読んでも理解出来るのかという悩みも出てくるのではないでしょうか。
実際、医学の話はそれなりに外国語を話せないと難しいので、市販品を買うのは困難だと思っておきましょう。
持病の薬はかかりつけ医へ依頼したらすぐに出してくれる事がほとんどです。
「今度海外旅行へ行きますので、何日分かを処方してください」とお願いするだけになります。
「本当にもらえるの?」と疑問を抱くかもしれませんが、私は国内旅行でも喘息の発作が出るかもしれない子の時に、毎度必ずこうお願いしています。
発作が出ると本人は苦しいし親も大変です。事前に発作止めがあるだけで受診を防げるので、喘息のお子さんをはじめ持病のある場合には医師に相談してみましょう。
旅先に持って行くべき!子供に使える薬の種類
子供の常備薬も、出来れば市販品ではなくかかりつけの医師に海外へ行くことを話してどの薬をどれだけ持参したら良いのか相談して決めると良いでしょう。
例えば「この子はよく熱を出す」「お腹を下しやすい」「気管支が弱いのでよく咳き込む」といった子供の受診記録を読み解くと、どの症状が出やすいかがわかるからです。
意外と忘れやすい体温計は旅の基本です
薬を持っていくのは当然!という方が多いのですが、そういった中でもうっかり忘れてしまいがちなのが体温計です。体温計がなければ、子供の体温が一体どのくらいなのかがわかりません。触ってわかる発熱といっても、実際の数値がわからないと判断が難しくなります。
子供はよく熱を出しますが、夕方熱があっても朝に下がる事も多々あります。
体温計で測った子供の発熱のグラフがあれば万が一の受診の時にも活躍します。
「解熱剤」痛み止めとしても使えるので、数日分を用意する
解熱剤はあまり使わないほうがいいと言われていますが、眠れないという理由などでは無理せずに使うように提唱されています。また、夜中に突然耳が痛い、歯が痛い、となってしまったら子供は一睡も出来ず、辛い思いをします。
耳の痛みは中耳炎などが疑われるので基本は受診となりますが、夜中の受診は避けたいものです。
解熱剤は痛み止めとして使える優れモノでもあります。
その場しのぎで痛み止めにも使える、解熱剤は持っているだけで安心出来るお守りとも言えますので持参をおすすめします。
「酔い止め」バス・船の移動があるならば便利
子供によっては乗り物に弱いという子がいます。特に旅先ではバスや船に揺られる可能性が高くなります。毎度乗り物に酔ってしまう、というタイプの子供には確実に用意しておきたい薬が酔い止めです。
酔い止めがある、と思うだけで安心する子供もいますから準備をしておきましょう。
中には水なしで飲めるタイプもあり、これは水に対する心配をする必要がないのでお勧めです。
「整腸剤」胃腸のトラブルに対応できる
子供が胃もたれするというケースは稀かもしれませんが、食べ物があわずに下痢をする可能性はあります。
お腹が痛い…なら下痢止めでは?と思われる方もいるかもしれませんが、下痢をしていきなり下痢止めを飲んだ場合、もしウイルスが原因でという場合には逆効果なので、整腸剤を飲ませるほうが良いとも言われています。
大人も暴飲暴食でお世話になるかもしれない整腸剤。錠剤をはじめ、細粒などもあります。味もほとんどしないので小さい子でも抵抗なく飲める!というメリットがあります。
浣腸するまでいかないけど、お腹が張っている時にはまずは整腸剤を飲ませてみるのも良いでしょう。
「浣腸」環境が変わると出ない…があるので持参
小さい子は水が変わると便秘になったりします。そんな時に頼りになるのが浣腸です。市販品を購入しておくと安心出来ると思います。我が子も何度か浣腸のお世話になりましたが、1歳未満の赤ちゃんにも使えるので便利ではないでしょうか。
浣腸はしすぎても癖になりませんと、以前医師に言われたことがあります。毎日出なくても構いませんが、数日出ていない状態になったら早目に浣腸をして、楽にしてあげるとお腹が少しすっきりします。
ウンチはたまっていくとどうしても硬いものが詰まってしまい、なかなかスムーズに出なくなります。出来るだけ早い段階で解消するためにも、浣腸を使いましょう。
「浣腸はくせになる」と心配される方もおられますが、まったく逆で「浣腸をしなければならないほどくせになっている」ということなのです。浣腸をしてでも毎日出るくせをつけることが大切です。
引用…ながふじ小児科クリニック
「虫よけ・虫刺されのかゆみや痛み止め」使い慣れたものを
夏場やリゾート地などによっては、虫がたくさんいる事が考えられます。
蚊に刺されてデング熱になった…というニュースが以前あったように、虫、特に蚊は色々な感染症を媒介しますので、虫よけ対策は必須でしょう。
しかし、残念ながらいくら対策を行っても子供の場合には虫刺されから逃れるのが難しいのも事実です。そう考えたら、虫よけも持参しつつ万が一刺された時に使うかゆみ止めも忘れないで持参しましょう。
国内の市販品でも構いません。普段使い慣れているものを中心に、虫刺されの薬を選んでください。
抗生物質は不要です
風邪の時に抗生物質を出す医者は良くない、と言われる事もありますが、抗生物質は万能薬ではなくむしろ抗生物質に対して耐性菌を作ってしまう事から、極力使用しない方がいいものとなってきています。
本当に治療したい病で抗生物質が効かなくなると困る事になりますから、乱用は避けたいところです。海外旅行には特に持っていく必要はないのかなと感じます。
傷には絆創膏や傷パワーなどを。消毒薬はいりません
子供が転んだりぶったりなどして怪我をする、という可能性もあります。絆創膏や傷を覆う傷パワーなどをいくつか持って行っておくと安心です。湿布も数枚あると万が一の打ち身などに使えますし、親が肩こりや腰痛で悩まされた時に使えるメリットがあります。
ただし絆創膏や湿布に関しては海外で売られている事も多く、日本と似ている物も多いので、必須アイテムとはしなくてもいいですが、我が子のタイプを見て持っていくかを決めて欲しいアイテムです。
我が子がよちよち歩きですとか、よく転んでけがをするタイプならば持っていく!という程度で良いと思います。
風邪薬は可能ならばかかりつけ医処方のものがベスト
子供の風邪薬は国内で市販されていますが、理想はかかりつけの医師から数日分もらう事です。どの薬を持っていくか迷ったら、かかりつけ医師と相談で決めよう
子供によって必要な薬は多少異なります。例えば我が家の場合、男の子たちは咳が出やすいので持参するとすればホクナリンテープや市販で売られている塗る風邪薬は必要です。
娘は丈夫なので大した薬は不要ですが、肌が弱いので保湿剤やトラブルがあった時のステロイドも念のため持参します。次男は毎晩飲んでいる薬がありますので、これも必要です。
このように子供によって必要かどうかが分かれますので、医師と相談して最終的に決める良いでしょう。
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