子供も一緒に作れば楽しい!簡単おやつレシピ
子供にとっておやつは大切な食事の一つ。せっかくなら手作りした安全なものを食べさせたいし、子供と一緒に楽しみながら作れたらもっと素敵ですよね。
親子でお料理をする経験は、食育にもつながります。
けれども、「うちの子まだ小さいし…。」「何を手伝わせたらいいの?」という悩みも。
1歳くらいからママのお手伝いができる簡単なおやつレシピを紹介します。
この記事の目次
- 「親子DEおやつ作り」健康な心と体を育みます!
- 【ちぎって!パンプディング】朝食や昼食の主食メニューにもおすすめ
- 【ぺったんこ!ごはんで煎餅】カルシウムたっぷり!健康的なお煎餅を手づくり
- 【キラキラ!2色ゼリー】牛乳プリンとフルーツゼリーの2つの味が楽しめる!
- 【まぜまぜ!さくら餅】小さめに作って子供も食べやすいヘルシーな和菓子に
- 【こねこね!みたらし白玉団子】混ぜて、こねて、料理の醍醐味を味わえる!
- 【すりすり!カブ餅】カブが丸ごと入って栄養満点!離乳食後期のおかずにも
- 【もみもみ!パンプキンクッキー】ホットケーキミックスで手軽にできる!
- その他月齢がちょっとあがってきてからのオススメのレシピを簡単に紹介
- 1歳位の小さな子供と一緒におやつ作りをする時の注意点!
- 「ママのお手伝いできたよ!」子供の喜ぶ姿が最高の調味料!
「親子DEおやつ作り」健康な心と体を育みます!
毎日の食事が好き嫌いを作り、その嗜好が食習慣を作ります。
そのため、幼児期にどんな食生活を送るかがとても重要となります。
子供にとっておやつは食事と同じくらい大切なものです。市販のおやつも良いですが、おやつ作りを親子で楽しみながら行うことで、より健康的な食習慣を育むことができます。
料理を楽しめば、好き嫌いを克服できる!?
小さな子供は,楽しい経験を「好き」と感じ、いやな経験を「嫌い」と感じます。そのため、自分が楽しいと感じる経験を基に食べたものは「おいしい」と感じるようになるのです。
幼児期から親子で料理を楽しみ、様々な食材に触れることは、偏食を無くし、健康な食習慣を作る基礎となります。
つまりお母さんと楽しく作ったものは、普段食べたがらない食材が入っていても、「おいしい。また、食べたい。」と感じる可能性が高くなるのです。
親子一緒に行うおやつ作りをきっかけに、これまで嫌いだった食材を克服できるかもしれません。
また子供は、初めて食べるものには抵抗を示すことがあります。
これまで食べた経験があるものは「安心・安全」だと感じ、「おいしい。」と言いますが、初めてのものは、不安感から「おいしくない。」「嫌い。」と言ってしまうのです。
いわゆる「食わず嫌い」ですね。
一緒に料理づくりを楽しむことで、初めての食材に出会った不安感を払拭し、「初めて食べたけど、おいしいぞ。」と子供に思わせることができるのです。
子供が小さいうちから、一緒にお料理を楽しみながら色々な食材に出会わせることが、子供の好き嫌いを減らすことにつながります。
親子のコミュニケーションも取りやすい!
おやつ作りを親子ですると、それをきっかけに自然と会話が増えますよね。まだ、言葉が少ない小さなお子さんであっても、お母さんにたくさん話しかけられると、それだけでうれしいものです。
おやつ作りには、子供にとって初めての体験がいっぱい詰まっています。
それに対して、「上手にできたね。」「お手伝いありがとう。」など、たくさん誉めてもらうことで子どもは大いに満足感を得られます。
さらに、お母さんも「こんなことができるようになったんだ。」と子どもの成長を感じることができるでしょう。
お互いに満足感が得られる体験を積み重ねていくことで、親子の信頼関係が更に深まります。
料理を作りながら「おいしそうだね。」と語り合ったり、できたてを親子で分け合って食べたりする経験は子供の心を育む情操教育につながります。
おやつ作りは子供の脳も育てます!
小さいころに手・指を使って充分に遊ぶことは、それだけの脳の発達を促します。
おやつ作りの過程には、自分の手を使って、こねたり、ちぎったり、つまんだり…などの動作がたくさん。大いに子どもの感覚を刺激してくれます。
また、いろんな食材に手で触れて感じてみることも大切です。固い・やわらかい・冷たい・熱い・さらさら・つるつる・ぬるぬる…様々な感覚を味わうことができます。
それをお母さんが「小麦粉は、さらさらしているね。」「あったかいね。」などと言語化してあげることで、子どもが獲得できる語彙も広がります。
さらに、料理には「段取り」が重要。
お母さんが食材を選んだり、道具を準備したりと、工程を順序立ててこなしていく様子を間近で見て、一緒に体験することで、子供自身にも「段取りをする力」を徐々に養っていくことができます。
この「段取りをする力」はいずれ料理だけでなく、身支度などの生活場面や勉強などにも大いに発揮されることでしょう。
それでは 親子で簡単に作れるおやつレシピとそれぞれのお手伝いポイントを紹介します。
【ちぎって!パンプディング】朝食や昼食の主食メニューにもおすすめ
<材料:ココット3個分>
- 食パン 1枚
- 卵 1個
- 牛乳 100CC
- 砂糖 大さじ2
- バニラエッセンス 2~3滴
- マーガリン 適量
- マーガリンをココットに塗っておく。
- 卵を割って、牛乳、砂糖、バニラエッセンスを入れよく混ぜ合わせる。
- 食パンを一口大にちぎる。
- 2をザルなどで漉す。
- ココットにパンを入れ、4を注ぎ入れて、オーブン200℃で15分くらい焼く。
薄皮を向いたオレンジや小さく切ったリンゴやバナナ、切って砂糖をまぶした苺などのフルーツを入れて焼くと、栄養面のバランスがさらにUP!
牛乳アレルギーのお子さんの場合は豆乳で代用できます。豆乳フレンチトーストのような味わいですよ。
【ちぎって!パンプディング】お手伝いポイント3つ
- 食パンをちぎる
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子供は何かをちぎる作業が大好き。食パンは柔らかく、ちぎる作業に力がいらないので1歳くらいのお子さんから一緒に作ることができます。
ちぎった食パンは、耳のついている部分をココットの上のほうに乗せると、オーブンで蒸し焼きにした際に、カリカリの食感になっておいしく味わえます。
- ココットにマーガリンを塗る
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キッチンペーパーと輪ゴムでてるてる坊主を作っておきましょう。マーガリンは電子レンジで溶かして液状にし、てるてる坊主を浸して、ココットに塗ると子供でも簡単にできます。
「てるてる坊主さんにマーガリン、ちょんちょんつけてね。」
「お皿にぬりぬりしてね。」などと声をかけてあげるとわかりやすいですよ。多少、塗り残しがあっても全然問題ないので、作業自体を楽しんでやらせましょう。
- 卵液を注ぐ(お子さんが小さい場合はママが手をそえて一緒にやりましょう。)
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卵液は味噌漉しなどの小さいザルを計量カップにセットしておくと、その後の注ぐ作業が楽になります。
計量カップなど持ち手と注ぎ口のついた容器に入れると、子供が自分で卵液を注ぐことができます。
また、ココットの下にはバットなどの容器を敷いて置きましょう。子供が卵液をこぼしても、再度、卵液を集めてココットに注ぐことができます。
【ぺったんこ!ごはんで煎餅】カルシウムたっぷり!健康的なお煎餅を手づくり
<材料>
- 余ったごはん 好きなくらい
- 塩 適量
- ゴマ 適量
- ちりめんじゃこ 適量
- 乾燥わかめ 適量
- 青のり 適量
- 10㎝四方に切ったクッキングシート 数枚
- 好きな具材(ゴマ・じゃこなど)をごはんにふりかけ混ぜる。
- クッキングシートの上にカレースプーン1杯くらいのご飯をのせ、もう1枚のシートを上からかぶせて手で薄く押しつぶす。
- 上のクッキングシートを外し、塩を適量ふる。
- クッキングシートにのせたまま、電子レンジで30秒ずつ加熱する。
- ご飯がパリパリになったらできあがり。
上記のレシピの材料以外にも、鮭フレークや干しエビ、桜エビ、ほうれん草などの青菜をゆでて細かく刻んで電子レンジで乾燥させたものなども具材としておすすめです。
電子レンジにかけた後は、温かいうちは少し湿っているようでも、粗熱がとれるとパリパリになります。焦がさないよう、こまめにチェックしてくださいね。
【ぺったんこ!ごはんで煎餅】お手伝いポイント2つ
- 好きな具材をごはんにふりかける
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具材はそれぞれ小さな器に入れて用意しておきましょう。小さいお子さんがスプーンなどの道具を使うのが難しい時は、もちろん手づかみでOK!
具材を入れすぎた時は、ごはんの量を増やすなどして調節してくださいね。
- ごはんをおしつぶす
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「スプーンでごはんを乗せて、クッキングシートのお布団かぶせて、ぎゅーっ。」などと声をかけながら、一緒にチャレンジしてみましょう。
手が汚れることを嫌がるお子さんもいますが、クッキングシートでごはんをはさむので、手もべたつきません。
【キラキラ!2色ゼリー】牛乳プリンとフルーツゼリーの2つの味が楽しめる!
<材料:約グラス4つ分>
[牛乳プリン分]
- 牛乳 400cc
- 砂糖 大さじ4~5
- 粉ゼラチン 5g
- 水 大さじ3
[フルーツゼリー分]
- 好きな100%果物ジュース 300cc
- 砂糖 大さじ2
- 粉ゼラチン 5g
- 水 大さじ3
- 水にゼラチンを振り入れ、5分ほどふやかしておく。
- 鍋に牛乳200ccと砂糖を入れて、沸騰しないように温めて溶かす。
- 電子レンジにふやかしたゼラチンを20秒かけ溶かす。
- 牛乳に溶けたゼラチンと残りの牛乳を入れてよく混ぜる。
- ザルなどで一度漉してからグラスやカップに注ぐ。
- 冷蔵庫で冷やし固める。
- 再びゼラチンを水でふやかす。
- 好きな果物ジュースと砂糖を鍋に入れ、砂糖が溶ける程度に温める。
- レンジでゼラチンを溶かす。
- 鍋のジュースに溶けたゼラチンを入れ、よく混ぜる。
- ザルなどで漉し、ボールのまま冷蔵庫で冷やし固める。
- 固まったら、スプーンやフォークでぐるぐる混ぜてクラッシュゼリーにする。
- 5の牛乳プリンの上に乗せて、2色ゼリーにする。
牛乳でカルシウム、100%果汁ジュースでビタミンCどちらも摂取できてしまうお得なデザートです。
砂糖の量はお好みで増やしたり、減らしたりしてくださいね。特に、ジュースが甘めの場合は、砂糖を控えめにするといいですよ。
最後にカットフルーツも飾ると、見た目にも可愛らしいおやつになりますね。
【キラキラ!2色ゼリー】お手伝いポイント3つ
- 牛乳プリン液をグラスに注ぐ
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鍋での作業が多いゼリー作り。小さいお子さんには火傷の心配がありますが、残しておいた牛乳と混ぜ合わせた後のプリン液は温度も低くなっているので、安心してお手伝いをしてもらうことができます。
パンプディングと同じように、味噌漉しなどを使って計量カップなどにプリン液を注いでおくと、小さいお子さんでも持ちやすく、グラスに注ぎやすくなります。
一度にたくさんの液を入れておくとこぼしやすくなるので、何度かに分けてプリン液を漉すようにしましょう。
- クラッシュゼリーを作る
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冷やし固めたゼリーをかき混ぜてクラッシュゼリーにする作業は、とっても簡単。失敗ということがないので、是非お子さんに手伝ってもらいましょう!
軽く混ぜると「フルフル」した食感。しっかり混ぜると「とろとろ」でジューシーな食感になりますよ。どちらもおいしいです。
- 牛乳プリンの上に飾る
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クラッシュしたゼリーを、牛乳プリンの上に飾る作業もお子さんと一緒にやってみましょう。お子さんの食べたい分だけ、自分でゼリーを乗せるのはうれしいものです。
何種類かカットしたフルーツを用意して、好きに盛り付けさせてもいいですね。フルーツミックスの缶詰を利用すると簡単です。
余裕がある場合は、2種類くらいクラッシュゼリーも作って3色ゼリーにすることもできます。
【まぜまぜ!さくら餅】小さめに作って子供も食べやすいヘルシーな和菓子に
<材料:8個分>
- 白玉粉 大さじ1
- 薄力粉 大さじ3
- 水 70CC
- 食紅 少量
- あんこ 80gくらい
- ボールに白玉粉・薄力粉を入れ、水を少しずつ注ぎながら子どもと一緒に泡だて器でよく混ぜる。
- 食紅を少量(割りばしの先にチョンとつける程度)入れさらに混ぜる。
- ホットプレートに油をひいて、キッチンペーパーでよく拭きとり、150℃くらいに温める。
- カレースプーンなどの大きめなスプーンで1枚につき2すくいほどの生地を丸く焼く。表面が乾いたらひっくり返す。
- 両面焼けたら、取り出し、約10gずつ丸めたあんこをのせて、生地を半分に折ってはさむ。
苦手な子どもが多く手に入りにくい”桜の葉”は使わないレシピです。もちろん塩抜きした桜の葉で最後にはさんでもOK。
ホットプレートだと、子どもが触ってしまいそうで怖いという方は、フライパンで焼くこともできます。フライパンを中火であたため、生地を流し入れる前にぬれ布巾にフライパンの底を当てます。生地を流し入れた後は弱火で加熱しましょう。
あんこが苦手なお子さんには、かぼちゃを甘く煮てつぶしたものをはさんだり、ジャムをはさんだりしても美味しいですよ。
【まぜまぜ!さくら餅】お手伝いポイント2つ
- 泡だて器で粉と水を混ぜる
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子供は泡だて器で混ぜる作業が大好き。ケーキなどのレシピと違って、混ぜすぎると固くなるということがないので、思う存分、混ぜる作業を楽しんでもらうことができます。
力加減の難しい小さなお子さんのために、大きめのボールを使いましょう。ボールが小さいと泡だて器で混ぜた時に生地が周りに飛び散ることがあります。
また、ボールが滑らないよう、濡れ布巾を下に敷いて置くのをお忘れなく。
食紅を入れて生地が薄ピンクに色づくと、色水遊びをしているようでさらに大喜びします。焼くと色がうっすらと変わるのも子どもの興味を引くところですね。
- あんこをはさむ
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ママが丸めたあんこを生地の片側に乗せてあげたら、パタンと半分に折ってはさむ作業にチャレンジしましょう。
最初はギュッと押しつぶしてしまったり、あんこがはみ出たりという事もあると思います。
「やさしくパタンとしてね。」「やさしくお布団かけてね。」などと声がけして何度かやらせてみると、次第に力の加減も分かってくると思います。
【こねこね!みたらし白玉団子】混ぜて、こねて、料理の醍醐味を味わえる!
<材料:20個程度>
- 白玉粉 100g
- 水 80cc~100cc
- しょう油 大さじ2
- 砂糖 小さじ4
- 片栗粉 小さじ2
- 白玉粉に水を少しずつ加え混ぜ合わせる。
- 耳たぶくらいの固さになったら、よく捏ねる。
- カブの葉は半分くらいみじん切り、2に加える。
- 一口大に生地を丸める。
- 沸騰したお湯でゆでる。白玉団子が浮いてきて1分くらいしたら出来上がり。
- 醤油と砂糖と片栗粉をよく混ぜてレンジで加熱する。
- 30秒くらいずつ様子を見ながら加熱し、とろみがついたら完成。
みたらしの他に、きな粉やあんこも用意して、いろいろな味を楽しんでも子供は喜びます。
甘いものが苦手なお子さんには、味噌だれもおすすめ。味噌、みりん、砂糖を同量混ぜ合わせて、30秒ほどレンジで加熱しましょう。
水ではなく、絹ごし豆腐に白玉粉を混ぜてお団子を作ることもできます。時間がたっても硬くならず栄養価もアップするので、こちらもおすすめです。
下記レシピの記事を参考にしてみてくださいね。
豆腐白玉デザートレシピ!子供向き三色団子も一緒に作れる!
http://kosodate-march.jp/wp/touhusiratama-recipi69456/
【こねこね!みたらし白玉団子】お手伝いポイント2つ
- 白玉粉に水を加える
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子供は水を流し入れる作業がとても好きです。ただし、水の加減は子供には難しく、分量の水を一度に入れてしまうと、生地が緩くなることもあります。
もし小さいお子さんに手伝ってもらうならば、必要な分量の水をいくつかのコップにわけて準備しておきましょう。すると、加減をみながらママが生地を混ぜ合わせることができます。
- 生地を丸める
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生地を丸める作業は粘土遊びのようでとてもおもしろいですね。子供に手伝ってもらう前にママがある程度よく捏ねておけば、それほど手にべとべとくっつくことはありません。
一口ずつちぎって子供に渡してあげましょう。
子供が小さいうちは丸めるのは難しいかもしれません。その時は、両手でこすり合わせるようにして作った「ヘビのみたいな形」でもOK。長いようなら途中でちぎってゆでましょう。
お餅は窒息しやすい食べ物ですので注意!なるべく小さめにつくってあげましょう。
【すりすり!カブ餅】カブが丸ごと入って栄養満点!離乳食後期のおかずにも
<材料:20個程度>
- カブ 1個
- 白玉粉 100g
- しょう油 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- ごま油 適量
- ピザ用チーズ 20g
- 海苔 お好みで
- カブの葉の根元を5㎝ほど残して切り落とし、皮をむいておく。
- 子どもと一緒に、残したカブの葉の根元を持ち、すりおろし器ですりおろす。
- カブの葉は半分くらいみじん切り、2に加える。
- 3に白玉粉を耳たぶくらいの固さになるように混ぜながら、少しずつ加えていく。
- 同時にピザ用チーズも加えてよくこねる。
- 一口大に生地を丸め、厚さ5㎜くらいに手のひらで軽く押しつぶす。
- ごま油をひいたフライパン・またはホットプレートで両面を焼く。餅の表面が両面とも半透明になって茶色い焼き目がついたら一旦取り出す。
- 醤油と砂糖を混ぜたたれを作っておき、両面を焼いたカブ餅をくぐらせて再度、軽く焼く。
- お好みで海苔をまいて食べる。
チーズの他にも、ちりめんじゃこを入れたり、人参などをすりおろして入れたりするとさらに栄養価がUPします。野菜嫌いのお子さんにおすすめのメニューです。
【すりすり!カブ餅】お手伝いポイント2つ
- カブをすりおろす
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カブはやわらかいので、比較的子供でも簡単にすりおろすことができます。葉の根元を持たせるとすりやすいですよ。
すりおろし器の下に濡れ布巾を敷いて、すべらないようにしましょう。ママが片手ですりおろし器を押さえて、片手は子供の手に添えるようにすると安全です。
子供の力だとすりおわるまでに時間はかかりますが、あせらないで!じっくり時間をかけてすりおろしたほうが、水分も多く出て、ふわっとした食感になります。
子供にも根気のいる作業ですが、「がんばれ!1、2,1、2」などとリズムよく声をかけて応援してあげましょう。もちろん無理せず、楽しめる範囲でお手伝いしてもらいましょう。
- 生地をこねて丸める
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すりおろしたカブに白玉粉を入れてこねる作業も、子供にとっては魅力的な仕事です。ただし、生地がベタベタした状態だと手にたくさんくっついて、嫌がるお子さんもいます。
ママが生地の固さを調節して、手につかないくらいになったら、こねるのを手伝ってもらいましょう。
生地を丸める時は、ママが一口大にちぎって、子供にわたしてあげましょう。
「手のひらでコロコロしてね。」「コロコロできたらぺったんこして。」などと伝えましょう。
【もみもみ!パンプキンクッキー】ホットケーキミックスで手軽にできる!
<材料:30~35枚程度>
- かぼちゃ 200g程度
- 砂糖 大さじ1~2
- ホットケーキミックス 100g
- サラダ油 50g
- かぼちゃは皮を大まかに剥いて、一口大に切る。
- 耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジにかけて柔らかくなるまで加熱する。目安は3分程。
- 2をポリ袋に入れて、めん棒やすりこぎなどで袋の上から叩いてつぶす。
- 冷めてきたら、手で袋ごと揉んで、さらにつぶす。
- 4に砂糖・ホットケーキミックス・サラダ油を入れて、全体が混ざるように袋の上から揉む。
- 全体が混ざったら、一口大に丸める。
- オーブンシートを敷いた鉄板に並べて、上から手のひらで軽く押しつぶし5mmくらいの厚さにする。
- 170度~180度に加熱したオーブンで15分から20分ほど焼いて完成。
かぼちゃの甘さによっては砂糖を加減してくださいね。ホットケーキミックスにも砂糖が入っているので、気持ち少な目が調度よいようです。
さつまいもで作ってもOKです。
【もみもみ!パンプキンクッキー】お手伝いポイント3つ
- かぼちゃをつぶす
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レンジで加熱し柔らかくなったかぼちゃをつぶす作業を手伝ってもらいましょう。
フェイスタオルなどを4つに折りたたんで、かぼちゃ入りポリ袋の下に敷くと、めん棒で叩いた時の衝撃を緩和できます。
お子さんの年齢が小さい場合は、箱から取り出したラップ芯を使うと、木のめん棒などより安全だと思います。
ポリ袋を揉んでつぶす時は、触っても熱くないか確かめてからやらせましょう。
周りが冷めていても、揉むと、まだ冷めていない中心部分が出てくることがあるので注意してくださいね。
- 生地を揉んで混ぜ合わせる
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かぼちゃ、砂糖、ホットケーキミックス、サラダ油を袋ごと揉んで混ぜ合わせる作業もお子さんと一緒にやってみましょう。
ポリ袋の上から揉むので、手も汚れず、粘土細工のように楽しむことができます。感触を大いに楽しませてくださいね。
最後にしっかり粉とかぼちゃが混ざったか確認しましょう。
- 生地を丸める
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ママが一口大にちぎった生地を丸める作業も一緒にやってみましょう。手に生地がくっつく場合は、軽く薄力粉をつけてあげるといいです。
丸くするのが難しい場合は、両手で擦り合わせるように手を動かし、棒状に伸ばして、細長い形のクッキーにしましょう。
子供の年齢が小さいと、握りつぶしてしまって形ができないこともあります。その時は、ママが生地を丸めて、最後に鉄板の上で、軽く押しつぶす作業を一緒にやりましょう。
ママが手を添えて力加減を調節してあげて、「やさしくギューと押してね。」と声をかけましょう。
その他月齢がちょっとあがってきてからのオススメのレシピを簡単に紹介
紹介したレシピ以外にも、簡単に楽しく親子で取り組めるおやつ作りは沢山あります。チョコレートやアイスクリームなど、月齢が上がってきてからがオススメというものもありますが、参考までに紹介します。
混ぜるだけ!簡単チョコフレーク
- チョコレートを溶かす
- 味のついていないコーンフレークを溶けたチョコに混ぜる
- クッキングシートを敷いた天板にスプーンですくって置いていく
- 固まったら出来上がり!
タコ焼き器でベビーカステラ
- ホットケーキミックスでホットケーキのたねをつくる
- たねにみりんとはちみつを大2ずつと、卵を規定量より1つプラス
- たこ焼きを焼く時より設定温度を低めにしてたねをながしこむ
- プツプツしてきたらひっくり返す
自宅でパフェ作り
- 切りカステラやアイスクリーム、コーンフレークやフルーツ缶などを用意する
- かわいい容器に欲望のままに好きなものを積み上げていく(個性が見えて楽しいですよ!)
1歳位の小さな子供と一緒におやつ作りをする時の注意点!
子供と一緒に料理をすると、どうしても汚れてしまうし、子供の年齢が小さければ小さいほど危険も伴います。
でも、ママが神経質になったり、イライラしたりしながら料理をするのは意味がありません。
安全で少しぐらい汚れてもいいような環境をあらかじめ作ることで、子供も安全に、ママも心のゆとりをもって取り組めるようになります。
安全なスペースを確保しよう!思わぬケガの危険を回避
子供をキッチンカウンターの高さに合わせると、踏み台が必要になりますが、作業に夢中になるあまり踏み台から落ちてしまうという危険も。
リビングやダイニングの床にレジャーシートや新聞紙などを敷いて、テーブルを置き、子供が直接、床に立ってお料理できるようにセッティングしてあげましょう。
すべての過程をリビングでやる必要はありません。切ったり、焼いたり、といった危険が伴う工程はママがキッチンで、子供に手伝ってもらう作業は広いスペースで、というように作業の内容によって場所を変えるのも子供のケガ防止には有効です。
やってはいけないことは最初に約束しよう
ママが包丁を使う時、ホットプレートで何かを焼く時、子供が手を出しそうになって肝を冷やすことってありますよね。
危険が伴う作業をママがする時は、やってはいけないことを最初にわかりやすく子供に伝えるのが重要です。
「いまから、このホットプレートはとっても熱くなるよ。お手々つけると、あっつくて痛―くなるんだよ。○○ちゃんは、これに触っちゃだめよ。できるかな?」
このように事前に声がけして約束しましょう。もちろん危ない行為をした時は即座に止めさせ、いけないことをしっかり伝えるのも大切です。
怒ったり叱ったりしないで!失敗は成功のもと
「子供がこぼしちゃったから、既定の分量より調味料が少なくなってしまった。」「砂糖をもっと入れたいと駄々をこねられた。」「なんだか不格好な形になった。」
子供と一緒のおやつ作りにハプニングはつきもの。「少しくらい失敗しても、まあいっか。」というくらいの気持ちで取り組みましょう。
子供が小さいうちは、作業そのものが楽しいのです。そして、楽しいことは何度も繰り返したくなります。
「ありゃ~。」「やめて~。」を少し我慢して、子供がやりたい作業になるべく没頭させてあげましょう。
子供が少しずつ大きくなってくれば、「牛乳こぼしちゃったから、少し硬くなったね。」などというママの言葉の意味もわかるようになります。
失敗をいっぱいすると、その分、「どうしてこうなったのかな?」と子供自身が考えるようにもなります。
「ママのお手伝いできたよ!」子供の喜ぶ姿が最高の調味料!
忙しい毎日の中で、準備を整えて子供とおやつを作るのは大変なことかもしれません。
最初は1から10まで全て一緒にやるのではなく、「パンをちぎる」とか「生地を混ぜる」など、簡単な作業を1つだけ手伝ってもらうところから始めてみましょう。
たった一つの作業でもママのお手伝いができたということは、子供にとって大きな喜びと自信につながります。
ママと一緒に楽しみながら作ったおやつのおいしさは格別!ぜひ、親子でたのしいおやつタイムを過ごしてくださいね。
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