近畿地方のお宮参りはいつ?しきたりと人気・有名な神社&お寺

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2015/07/16

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赤ちゃん誕生は、一家にとって大きな喜びです。赤ちゃんを迎えて初めて訪れる大きなセレモニーは、お宮参りでしょう。

お宮参りは、赤ちゃんが無事生まれたことを氏神様に報告し、安産のお礼と健やかな成長の祈願をするための儀式です。

全国的に行われるセレモニーですが、地域差が大きく、パパとママ双方の実家の考え方の違いからモメてしまうこともあります。

赤ちゃんの誕生をみんなで喜び、成長を願うための儀式は、笑顔で迎えたいですよね。そこで近畿地方のお宮参りの風習について調べてみました。

さらに近畿7府県のおすすめ神社や人気のお寺をピックアップしています。初宮参りに選ばれているのは、どんな神社仏閣なのでしょうか。

近畿地方のお宮参り!地域性が濃いので確認して!

近畿地方といっても、非常に広く、風習も地域によって異なります。地域単位、家単位でしきたりが異なることもありますよね。

お宮参りの時期に関しても、近畿地方だけでいろいろな場所があります。男の子は生後30日、女の子は31日目という地域もあります。

また31日目と32日目という地域や、30日目と33日目という地域もあります。さらに西宮などでは百日参りが一般的とされてきたようです。

しかし、どの神社・お寺でも、今は赤ちゃんとお母さんの体調を見て、都合の良い時期に参詣するように、と勧めています。あまりこだわらなくてもよいでしょう。

さらに京都の地方の一部地域などでは、母親がお宮参りに参加できないという風習が残っているそうです。

古来、お産は血による穢れを負うものとされ、産後の母親はけがれていると考えられてきたそうです。

そのため、お宮参りでは父方の祖母が赤ちゃんを抱くという風習が残っているそうですが、産後百日を超えないと、神社への参詣が許されない地域もあるそうです。

父方の祖母が赤ちゃんを抱く風習は、産後のお母さんに負担をかけないという意味もあるそうで、現在はママが抱っこしたり、母方の祖父母やパパが抱いたりとゆるやかになっています。

でも、産後いきなり「あんたはお宮参りに行かれんよ」と言われたら、とてもショックですよね。事前にお宮参りの風習について、パパやパパの実家に問い合わせておくとよいでしょう。

華やかな風習としては、京都・大阪などで男の子のひたいに「大」、女の子のひたいに「小」と紅で書くなどのしきたりも残っています。

お宮参りの神社は、土地の氏神様を選ぶのが一般的です。また、安産祈願を行った神社を選ぶ人も多いですね。

これも現在では多様化しています。神社によっては写真撮影や衣装レンタルがセットになった初宮参りパックを用意しています。

また授乳室やおむつ替えスペースが完備されていたり、待合室や拝殿が冷暖房完備になっているなど、赤ちゃん&ママに優しい神社も増えています。

こうした利便性も、神社を選ぶポイントのひとつになっています。赤ちゃんの成長を願い、素敵な思い出を残してあげるためにも、納得の神社・お寺を選びたいですね。

大阪府でお宮参り!おすすめの神社仏閣5つ

人口の多い大阪府は、経済の中心として日本の台所を支えてきました。大変古い歴史を持つ神社も多く、たくさんの人が参詣におとずれています。

1.大阪といえば「住吉大社」

住吉大社は、大阪市住吉区にある神社です。大阪の神社と言えば住吉大社、というほどの知名度を誇ります。

毎年初詣には200万人以上の人々が参詣に訪れます。摂津国一之宮とされ、また全国にある住吉神社の総本宮でもあります。

住吉神社の祭神は、住吉大神と呼ばれる三柱の兄弟神です。イザナギのみそぎによって生まれたため、けがれを祓う神とされました。

さらに神功皇后の三韓征伐をサポートしたとされています。住吉大社も、この戦の凱旋後に創建されたと伝えられています。

神代の時代に創建された住吉大社は、1800年もの歴史があると言われています。お祓い、航海安全の神として親しまれています。

住吉大社でお宮参りを行う場合、予約制ではありません。毎日午前9時から午後4時まで祈祷を受け付けています。

祭礼と重ならないよう、事前に問い合わせをしておくと安心でしょう。祈祷料は1万円からになります。

住吉大社では、祈祷中の撮影が禁止されています。その代り、住吉大社内の吉祥殿で、衣装レンタルや写真撮影も受け付けています。早めに予約してくださいね。

住吉大社
公式サイト:http://www.sumiyoshitaisha.net/
所在地:大阪市住吉区住吉2-9-89
電話番号:06-6672-0753
Google map:https://goo.gl/maps/xuxP0

2.天神祭でも有名な「大阪天満宮」

大阪天満宮は、大阪市北区にある神社です。天神様を祀る神社で、平安時代に創建されました。

天神様こと菅原道真が大宰府に向かう折り、摂津の大将軍社に参詣しました。道真の死後、大将軍社の前に突然松が7本生えて、光を放ったそうです。

こうした不思議な縁があり、村上天皇の勅令がくだって、大阪天満宮が創建されることとなりました。

江戸時代には何度も火災に遭った神社ですが、現在の本殿は江戸後期に再建された姿を今に伝えています。天神祭でも有名な神社です。

大阪天満宮でお宮参りを行う場合は、電話で問い合わせをしてから参詣しましょう。

大阪天満宮
公式サイト:http://www.tenjinsan.com/index.html
所在地:大阪市北区天神橋2-1-8
電話番号:06-6353-0025
Google map:https://goo.gl/maps/itZa2

3.「ざまさん」と呼ばれ親しまれている「坐摩神社」

坐摩神社は、大阪市中央区にある神社です。坐摩と書いて「いかすり」と読みます。難読なので、一般には「ざまじんじゃ」と呼ばれています。

摂津国一之宮とされ、地元の人々には「ざまさん」と呼ばれ親しまれています。いかすりとは、居住地を守るという意味の古語という説があるそうです。

坐摩神社は、居住地を守り、また旅路の安全、そして安産を祈願する神社として信仰されてきました。

また井泉の神様としても信仰されています。創建された正確な年代はわかっていませんが、平安時代にはすでに摂津の大社として存在していたそうです。

坐摩神社でお宮参りを行う場合は、予約制になります。電話などで問い合わせてから参詣しましょう。

初詣期間などは非常に混みあうので、赤ちゃんを連れての参詣は特に気をつけましょう。受付時間は午前9時から午後5時までです。

坐摩神社
公式サイト:http://www.ikasuri.or.jp/
所在地:大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3
電話番号:06-6251-4792
Google map:https://goo.gl/maps/el3xg

4.枚岡神社

枚岡神社は、東大阪市にある神社です。春日大社に神様を勧請した神社で、河内国一之宮とされています。

枚岡神社の祭神は、アメノコヤネという神様です。アメノコヤネは天の岩戸伝説で活躍した神で、祭祀の神とされています。

その後天孫降臨に従って地上に降り、中臣氏の祖となったと伝えられています。中臣氏はのちに藤原氏となり、藤原氏の祖神として信仰されるようになりました。

奈良の春日大社は藤原氏の氏神として創建されたため、枚岡神社から主祭神が勧請されたのです。

枚岡神社は、神武天皇の即位前、紀元前600年以前に創建されたという伝説がある非常に古い神社です。

枚岡神社でお宮参りを行う場合、予約制ではありませんが、祭礼と重なることがあるので事前に電話で確認してくださいね。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時までです。祈祷料は1万円からになります。2700年の歴史を肌で感じるお社で、お宮参りをしてみませんか。

枚岡神社
公式サイト:http://www.hiraoka-jinja.org/
所在地:東大阪市出雲井町7-16
電話番号:072-981-4177
Google map:https://goo.gl/maps/2Uhu8

5.成田山新勝寺の別院「大阪成田山不動尊」

大阪成田山不動尊は、寝屋川市にある真言宗のお寺です。千葉県成田市の成田山新勝寺の別院にあたります。

創建されたのは意外と新しく、昭和9年です。千葉の成田山新勝寺は、平将門の乱のおりに寛朝という僧によって創建されました。

寛朝は大阪から本尊とともに旅立ったことから、成田山は関西でも大変人気がありました。特に明治時代には人気が高まっていたそうです。

一方で、寝屋川市は大阪の鬼門にあたり、京都の裏鬼門にあたるため、開発が遅れていました。そこで、人気の高い成田山新勝寺の別院が創建されることになったそうです。

大阪成田山不動尊でお宮参りを行う場合は、基本的に予約は必要ありません。

日曜祝日は、午前11時半の祈祷が大変混みあうそうです。祈祷の時刻は公式サイトに掲載されているので、混みあわない時間を選んで参詣しましょう。

初宮参りの祈祷料は5千円からになります。また赤ちゃんの額に紋を入れる加持祈祷を受けることができます。

大阪成田山不動尊
公式サイト:http://www.osaka-naritasan.or.jp/
所在地:寝屋川市成田西町10-1
電話番号:072-833-8881
Google map:https://goo.gl/maps/bXhDN

京都府は有名な神社やお寺が集中!人気はこの5箇所

京都には、日本はもちろん世界的に有名な神社やお寺が集中しています。特に人気の高い神社をご紹介します。

1.八坂神社

八坂神社派、京都市東山区にある神社です。京都の街中を貫く四条通の東端にあり、はるか西の端には、やはり有名な松尾大社があります。

八坂神社は桜の名所として名高い円山公園のすぐ隣に位置しています。観光客も数多く訪れる、人気のスポットのひとつです。

八坂神社は、伝承では7世紀中ごろに創建されたといわれています。創建当時は、お寺だったそうです。

幕末の慶応年間になってから、八坂神社と呼ばれるようになりました。しかし大変古くから祈願所として信仰をあつめてきたお社です。

八坂神社の祭神は、スサノオとその妻であるクシナダヒメです。その他にも13柱の神々が祀られています。

八坂神社でお宮参りを行う場合は、電話で予約をしてから参詣しましょう。受付で申し出れば、駐車場の1時間無料券がもらえます。

お宮参りの祈祷の受付時間は午前9時から午後4時半までです。祈祷料は5千円からになります。

八坂神社
公式サイト:http://www.yasaka-jinja.or.jp/
所在地:京都市東山区祇園町北側625
電話番号:075-561-6155
Google map:https://goo.gl/maps/ptMOQ

2.松尾大社

松尾大社は、京都市西京区にある神社です。飛鳥時代に創建されたという非常に古い歴史を持つお社です。八坂神社から始まる四条通の、西の端に位置しています。

松尾大社は、松尾山を祀る神社です。磐座なども残っており、太古の昔から祭祀の場、パワースポットとされてきたことがわかっています。

秦氏にゆかりの深い神社で、秦氏の総氏神とされてきました。また祭神は、オオヤマグイという山の神です。

また松尾大社は、お酒の醸造の神様としても知られています。洛西の総氏神として、現在でも多くの人々が参詣に訪れます。

松尾大社でお宮参りを行う場合は、基本的に毎日祈祷を受け付けています。予約は必要ありません。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時半までです。また予約をしておけば、お祝いのお食事会も可能です。

松尾大社
公式サイト:http://www.matsunoo.or.jp/index-1/index.html
所在地:京都市西京区嵐山宮町3
電話番号:075-871-5016
Google map:https://goo.gl/maps/jIK7a

3.安産祈願所としてとても有名「わら天神」

わら天神は、京都市北区にある神社です。わら天神は通称で、正式な名前は敷地神社といいます。

わら天神は、安産祈願所として大変有名な神社です。安産祈願のお守りとしてわらを授与しているため、わら天神と呼ばれるようになりました。

わら天神の祭神は、美女と名高いコノハナサクヤヒメです。安産の女神でもあり、海幸彦・山幸彦を生んだ子安の女神でもあります。

わら天神でお宮参りを行う場合は、事前に電話で問い合わせてから参詣しましょう。

わら天神(敷地神社)
サイト(京都府神社庁):http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/03/060/
所在地:京都市北区衣笠天神森町78
電話番号:075-461-7676
Google map:https://goo.gl/maps/aCntj

4.学問の神様「北野天満宮」

北野天満宮は、京都市上京区にある神社です。学問の神様として大変名高く、全国の受験生が合格祈願に訪れます。

北野天満宮は、天神様こと菅原道真を祀る神社です。菅原道真は平安時代の大学者であり、大政治家でもありました。

しかし無実の罪に問われ、九州の大宰府に流刑されたのち、不遇のうちに亡くなります。その後、京都では落雷被害が多発し、菅原道真の祟りとおそれられました。

それから何度かご神託がくだり、朝廷が菅原道真を祀る神社を創建しました。それが北野天満宮のはじまりです。

平安時代に創建されてのち、戦火によって焼失したこともありますが、災厄除けの神として、また学問の神として信仰されてきました。

菅原道真は大変梅を愛した人物として知られています。飛梅の伝説を持ち、そのことから北野天満宮も梅の名所となっています。また紅葉も有名な神社です。

北野天満宮でお宮参りを行う場合は、随時祈祷を受け付けています。祈祷料は5千円からになります。

初詣期間中や受験シーズンをはじめ、梅の時期や紅葉の時期は大変混みあう神社です。気をつけて参詣してくださいね。

北野天満宮
公式サイト:http://kitanotenmangu.or.jp/
所在地:京都市上京区馬喰町
電話番号:075-461-0005
Google map:https://goo.gl/maps/5lF1T

5.お稲荷さんの総本宮「伏見稲荷大社」

伏見稲荷大社は、京都市伏見区にある神社です。全国に数多く存在する稲荷神社の総本宮で、無数に並んだ鳥居で有名な場所でもあります。

京都市内でもっとも多くの初詣客が訪れる神社でもあり、なんと270万人を超える人が参詣するそうですよ。

伏見稲荷は稲荷山と呼ばれる山を境内とする神社で、稲荷山全体が神域となっています。うっそうとした森に囲まれた、風情ある神社です。神の使いは神狐とされています。

稲荷大神と呼ばれる神様が祀られており、特にウカノミタマノオオカミという、稲をはじめとする穀物や食べ物をつかさどる神が有名です。

創建されたのは奈良時代初期のこととされています。秦氏にゆかりの深い神社で、以来お稲荷さんの総本宮として人気を集め、近年では外国人観光客の憧れスポットとなっています。

伏見稲荷大社でお宮参りを行う場合、予約制ではありません。祈祷の受付時間は午前8時半から午後4時までです。

初詣期間中や祭礼がある日は祈祷の受付時間が変動します。問い合わせてから参詣しましょう。祈祷料は3千円からになります。

伏見稲荷大社
公式サイト:http://inari.jp/
所在地:京都市伏見区深草藪之内町68
電話番号:075-641-7331
Google map:https://goo.gl/maps/Ze8Ha

兵庫県でお宮参りに行くなら!押さえておきたい4つの人気社寺

兵庫県には、全国的に知られる安産祈願所や、えびす信仰の総本宮などがあります。お宮参りにオススメの赤ちゃんに優しい神社は必見ですよ。

1.安産祈願で人気「中山寺」

中山寺は、宝塚市にあるお寺です。大変古い歴史があり、聖徳太子が創建したと伝えられる、国内最古の観音霊場といわれています。

中山寺は、安産祈願のお寺として全国的に大変有名です。歴代の天皇をはじめ、源頼朝も中山寺を信仰していたそうですよ。

また豊臣秀吉も中山寺に詣でて、秀頼を得たとされています。現在でも全国から安産祈願の女性が訪れる人気の祈願所です。

中山寺でお宮参りを行う場合は、祈祷時間が決まっています。タイムスケジュールが公式サイトに掲載されています。

だいたい30分ごとに祈祷が行われます。予約は必要ありません。午前9時から午後4時までが受付時間です。祈祷料は1万円になります。

中山寺
公式サイト:http://www.nakayamadera.or.jp/
所在地:宝塚市中山寺2-11-1
電話番号:0797-87-0024
Google map:https://goo.gl/maps/vVTD5

2.生田神社

生田神社は、神戸市中央区にある神社です。実は非常に古い神社で、神代の時代に創建されたと伝えられています。

生田神社の祭神は、アマテラスオオミカミの妹とされるワカヒルメという女神です。神功皇后の三韓征伐に力を貸したため、皇后によって創建されたそうです。

また生田神社は酒造りにとてもゆかりの深い神社でもあります。灘の酒造りの起源となった場所とされているんですよ。

生田神社でお宮参りを行う場合、予約は必要ありません。毎日午前9時半から午後4時まで祈祷を受け付けています。

祭礼などが行われている時は祈祷を受けることができません。事前に日程を確認しておきましょう。祈祷料は1万円からになります。

生田神社
公式サイト:http://www.ikutajinja.or.jp/
所在地:神戸市中央区下山手通1−2−1
電話番号:078-321-3851
Google map:https://goo.gl/maps/NpTfe

3.赤ちゃんに優しい神社「湊川神社」

湊川神社は、神戸市中央区にある神社です。正式名称は湊川神社ですが、土地の人々には「楠公さん」と呼ばれて親しまれています。

楠公さんとは、楠木正成のことです。楠木正成は鎌倉末期の武将で、後醍醐天皇の忠臣として、また鎌倉幕府を倒した立役者として知られています。

湊川神社は、楠木正成を神として祀る神社です。創建されたのは明治時代ですが、その前から水戸光圀など多くの人々によってその墓所が祀られてきました。

墓所を含める広大な土地を境内として、明治天皇の勅命によって神社が創建されました。意外と新しい神社ですが、楠公を偲び尊敬する人々が多く参詣する人気の神社です。

湊川神社でお宮参りを行う場合は、予約制ではありません。毎日午前9時から午後5時まで祈祷を受け付けています。

湊川神社は赤ちゃんに優しい神社で、授乳室やおむつ替えベッド、ミルク用のお湯や水も用意されています。

衣裳のレンタルや写真撮影、またお祝い膳の会食など、すべて併設された楠公会館で受け付けています。

祭礼がある場合など、長く待つ場合は本殿ではなく祈祷殿での祈祷も受け付けています。土日など混む日の場合は、事前に問い合わせておくとよいでしょう。

湊川神社
公式サイト:http://www.minatogawajinja.or.jp/
所在地:神戸市中央区多聞通3-1-1
電話番号:078-371-0001
Google map:https://goo.gl/maps/r29sx

4.通称えべっさん!えびす信仰の本拠地「西宮神社」

西宮神社は、西宮市にある神社です。創建された年代ははっきりとはわかっていませんが、平安時代には存在していたと考えられています。

西宮神社は、えびす様の神社として大変よく知られています。えびす様は七福神に数えられている神様で、釣竿と鯛を抱えている姿が一般的です。

もとは、イザナギとイザナミの長男として生まれた神様でした。しかしイザナギ・イザナミが婚礼の儀式を間違えたため、骨の無い体で生まれたとされています。

そのため、子として数えられず、葦の船に乗せて流されてしまったそうです。そののち、大阪湾で漁をしていた漁師の網に神像がかかりました。

ただごとではないと考えた漁師が神像を祀ったところ、「私はえびす神だ。西宮の地が良い土地なので祀って欲しい」というお告げがあったそうです。

えびす様は漁業の神様、そして商売繁盛の福の神として信仰され、特に関西地方では「えべっさん」と呼んで親しまれています。

西宮神社は、こうしたえびす信仰の本拠地で、全国にあるえびす神社の総本宮でもあります。

西宮神社でお宮参りを行う場合、受付時間は午前9時から午後4時半までです。

祈祷料は5千円からなのですが、1万円以上納めると、赤ちゃんの健康を祈る神楽舞を巫女さんが奉納してくれますよ。

西宮神社
公式サイト:http://nishinomiya-ebisu.com/index.html
所在地:西宮市社家町1-17
電話番号:0798-33-0321
Google map:https://goo.gl/maps/nD96M

奈良県でお宮参りに行きたい!5つのおすすめ社寺

奈良県には、飛鳥時代・奈良時代の昔を今に伝える大神社がたくさん存在しています。奈良県でお宮参りをするなら、どんな神社仏閣がおススメなのでしょうか。

1.世界文化遺産「春日大社」

春日大社は、奈良市の奈良公園内にある神社です。奈良の神社といえばここ、という人も多いですよね。修学旅行のメッカでもあります。

初詣には奈良県でもっとも多い95万人もの人出があるそうです。また古都奈良の文化財の一部として、世界文化遺産に登録されています。

春日大社は、もともと奈良時代から平安時代にかけて政治を掌握していた一族、藤原氏の氏神として祀られました。

祭神として祀られているのは、春日神と呼ばれる四柱の神様です。なかでもタケミカヅチとフツヌシという神様は、茨城の鹿島神宮、千葉の香取神宮に祀られる武神です。

藤原氏の繁栄とともに春日大社も繁栄しました。また春日神社の神の使いは神鹿なので、奈良公園にはたくさん鹿がいます。

観光地としてのイメージが強い春日大社ですが、一般的な祈祷も受け付けています。もちろんお宮参りもできますよ。

春日大社でお宮参りを行う場合、予約は必要ありません。祭礼が無い日や初詣シーズンをさけて参詣しましょう。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時までです。また祈祷料は5千円からになります。参詣客の多い神社なので、混みあう時期は気をつけて参詣してくださいね。

春日大社
公式サイト:http://www.kasugataisha.or.jp/
所在地:奈良市春日野町160
電話番号:0742-22-7788
Google map:https://goo.gl/maps/BiSMy

2.「帯解寺」日本最古の安産祈願所として有名です

帯解寺は、奈良市にあるお寺です。ここは日本最古の安産祈願所として有名で、多くの妊婦さんが参詣に訪れます。

平安時代の文徳天皇の皇后が子に恵まれず、帯解寺の子安地蔵に子授けを祈願したところ、安産でのちの清和天皇を出産することができました。

さらに時代がくだり、江戸時代の二代将軍秀忠の正室・お江の方も不妊に悩んでいたところ、帯解寺で祈願すると無事三代将軍家光を懐妊、安産で産むことができたそうです。

天皇・将軍の跡継ぎが恵まれたということで、安産祈願所として全国的に非常に名高い場所となりました。

また安産祈願を行った女性のお礼参りや、お宮参りにあたる初参りなど、子育祈願も受け付けているお寺です。

帯解寺でお宮参りを行う場合、予約制になります。事前に電話で予約をしてから参詣しましょう。

祈祷料は1万円になります。午前8時半から午後4時半まで受け付けています。週末の戌の日は混みあいますので、避けた方が良いかもしれません。早めに予約を入れましょう。

帯解寺
公式サイト:http://www.obitokedera.or.jp/
所在地:奈良市今市町734
電話番号:0742-61-3861
Google map:https://goo.gl/maps/erWeG

3.皇室ともゆかりの深い「橿原神宮」

橿原神宮は、橿原市にある神社です。橿原市の畝傍山のほど近くにあるお社で、創建は他の神社と比べると意外に新しく、明治23年です。

橿原神宮は、日本の初代天皇とされる神武天皇を祀る神社です。神武天皇は、畝傍山のほど近くに畝傍橿原宮という都をおいたとされています。

明治時代になって、神武天皇ゆかりの場所であるこの地に橿原神宮を建てようという運動が起こり、明治天皇が勅令を出して創建されました。

神武天皇の都跡地に建ち、明治天皇によって建てられたという由緒があるため、皇室ともゆかりの深い神社です。

現在でも多くの人々が参詣に訪れます。特に初詣には全国から76万人もの人が訪れるそうですよ。

橿原神宮でお宮参りを行う場合、基本的に予約は必要ありません。祭礼があると祈祷の受付が変動するので、確認しておきましょう。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時までです。祈祷料は7千円からになります。公式サイトから、記念撮影サイトにリンクすることができますよ。

橿原神宮
公式サイト:http://www.kashiharajingu.or.jp/
所在地:橿原市久米町934
電話番号:0744-22-3271
Google map:https://goo.gl/maps/NtTBh

4.祭神はオオモノヌシ「大神神社」

大神神社は、桜井市三輪にある神社です。大神神社と書いて「おおみわじんじゃ」と読みます。三輪山をご神体として祀る、本殿の無い特殊な神社です。

大神神社にある立派な社殿は拝殿で、そこから一番奥にある三ツ鳥居の奥に三輪山がそびえ、そこから先は神域のため禁足地となっています。

三輪山の中には磐座があり、太古の人々が祭祀を行った遺物が出土するそうです。大神神社は太古の昔から聖地として祀られてきたパワースポットなのです。

大神神社の祭神は、オオモノヌシという神様です。またオオクニヌシとスクナヒコナが共に祀られています。

オオモノヌシは、オオクニヌシの持つ「和魂」という穏和な一面とされ、また水をつかさどるとも言われています。

オオクニヌシとスクナヒコナはともに日本の国造りを行った英雄で、知恵に優れていたとされています。またオオクニヌシは縁結びの神様でもあるんですよ。

大神神社でお宮参りを行う場合は、基本的に毎日祈祷を受け付けています。予約は必要ありませんが、祭礼と重ならないか確認しておきましょう。

祈祷の受付時間は午前9時から午後5時までです。神楽祈祷は午後4時までになります。お宮参りの祈祷料は6千円からです。

大神神社
公式サイト:http://oomiwa.or.jp/
所在地:桜井市三輪1422
電話番号:0744-42-6633
Google map:https://goo.gl/maps/ucbXp

5.生駒大社

生駒大社は、生駒市にある神社です。実は生駒大社という名は正式名称ではなく、往馬大社と書くのが正式です。

しかし生駒市にあることもあり、生駒神社・生駒大社と親しまれています。古くは往馬坐伊古麻都比古神社という長い名前の神社でした。

大変古い歴史を持つとされ、その起源は生駒山をご神体とした山岳信仰とも考えられているそうです。

生駒大社には、生駒の産土神が夫婦で祀られており、その他に八幡神として親しまれている応神天皇と仲哀天皇・神功皇后、さらに神功皇后の父母も祀られています。

神功皇后にゆかりの深い神社であり、また仏教色も強いお社でした。さらに火の神の社としても知られ、現在も火祭りが開催されて、多くの人が訪れています。

生駒大社でお宮参りを行う場合は、電話で予約をしてから参詣しましょう。火祭りなどの祭礼や、結婚式がある時は祈祷を受けることができません。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時までです。祈祷料は1万円からになります。特に七五三シーズンは混みあいますので、早めに予約を入れましょう。

生駒大社(往馬大社)
公式サイト:http://www.ikomataisha.com/
所在地:生駒市壱分町1527-1
電話番号:0743-77-8001
Google map:https://goo.gl/maps/MFYRL

滋賀県でお宮参り!4つの社寺で検討してみましょう

滋賀県は、古くから平安京の守りとされる神社仏閣が置かれていました。またさらに古代には近江大津宮も置かれ、歴史を感じることができる社寺がたくさんあります。

1.近江神宮

近江神宮は、大津市にある神社です。琵琶湖にほど近い場所に建つ、滋賀県屈指の規模を誇るお社です。

近江神宮といえば、人気少女マンガ『ちはやふる』で百人一首かるた大会が開催されることが有名になりましたね。

実は意外と新しい神社で、昭和に入ってから創建されました。天智天皇を祀る神社であり、天智天皇が都をおいた近江大津宮を記念して建てられています。

百人一首かるたをはじめ、流鏑馬や漏刻など、文化的な取り組みにも力を入れており、全国から多くの人々が参詣に訪れています。

近江神宮でお宮参りを行う場合、基本的に予約は必要ありません。電話で祭礼が重ならないか確認して参詣しましょう。

受付時間は午前9時半から午後4時までです。祈祷料は1万円からになり、お食い初め用のお椀セットが授与されます。

また近江神宮には衣裳部があり、こちらで祝い着のレンタルも行っています。撮影とのセットプランもあり、公式サイトから申し込めますよ。

近江神宮
公式サイト:http://oumijingu.org/
所在地:大津市神宮町1-1
電話番号:077-522-3725
Google map:https://goo.gl/maps/h6DzI

2.秀吉にとって特別な存在だった「日吉大社」

日吉大社は、大津市坂本にある神社です。全国の山王様、日吉神社・日枝神社と呼ばれる神社の総本宮です。山王権現とも呼ばれています。

日吉大社は、平安京の表鬼門の守りとして創建されました。そこで厄除け、方位除けに霊験あらたかとされています。

また、比叡山延暦寺の守護神としても信仰されています。織田信長による比叡山焼き討ちによって焼失しましたが、その後秀吉によって再建されました。

秀吉は幼名を日吉丸といいます。また、日吉大社の神の使いは「神猿」(まさる)という猿で、「猿」と呼ばれていた秀吉にとって、日吉大社はとても特別な存在でした。

秀吉に再建され、保護された日吉大社は、以降人々の尊崇を受けて今に至ります。祭神はオオクニヌシと山の神です。

日吉大社でお宮参りを行う場合、基本的に予約は必要ありません。毎日午前9時から午後4時半まで受け付けています。

祈祷料は5千円からになります。初詣・祭礼期間は受付時間が変動します。また紅葉のシーズンは観光客で大変混みあうので、電話で問い合わせるなどしてから参詣しましょう。

日吉大社
公式サイト:http://hiyoshitaisha.jp/
所在地:大津市坂本5-1-1
電話番号:077-578-0009
Google map:https://goo.gl/maps/OWTv7

3.建部大社

建部大社は、大津市にある神社です。近江国の一之宮とされ、神代の昔に創建されたと伝えられています。

祭神はヤマトタケルノミコトです。ヤマトタケルの伝説と深い関わりのある神社で、ヤマトタケルの息子にあたる景行天皇によって、父の偉業を伝えるために創建されました。

近江国一之宮として現在地に遷座したのは、飛鳥時代のこととされています。代々朝廷はもちろん、特に武士からの尊崇のあつい神社です。

少年時代の源頼朝が伊豆へと流刑に処される際、建部大社を参拝して自分の将来を祈願したと伝えられています。

歴史の舞台となり、歴代の領主たちにも信仰されてきた神社で、現在も多くの人々が参詣に訪れます。

建部大社でお宮参りを行う場合、随時祈祷を受け付けています。祭礼と重ならないか不安な場合は、事前に問い合わせましょう。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時半までです。祈祷料は5千円からになります。また公式サイトから、記念写真のフォトハウスアワズサイトへとリンクしています。

お宮参りの写真にも対応しています。貸衣装や境内で記念撮影などに応じているので、参考にしてみてくださいね。

建部大社
公式サイト:http://takebetaisha.jp/
所在地:大津市神領1-16-1
電話番号:077-545-0038
Google map:https://goo.gl/maps/ottWp

4.安産・育児をつかさどり子安の女神が祭神!「長浜八幡宮」

長浜八幡宮は、長浜市にある神社です。湖國総鎮護の社とされ、琵琶湖にほど近い場所に鎮座しています。

日本三大山車祭りのひとつに数えられる、長浜曳山まつりを開催する神社としても地元では有名です。

創建されたのは平安末期で、時の天皇の勅願によって京都の石清水八幡宮から勧請されました。

八幡神社は全国で最も多いとされる神社で、神話時代の天皇・応神天皇を祀っています。応神天皇の母も祭神とされ、安産・育児をつかさどる子安の女神でもあります。

鎌倉時代には大変栄えましたが、その後戦火で焼失し、すたれてしまいました。しかし長浜城主となった羽柴秀吉によって再興され、曳山祭りも行われるようになったそうです。

長浜八幡宮でお宮参りを行う場合、毎日午前9時から祈祷を受け付けています。事前に電話で問い合わせてから参詣するとよいでしょう。

長浜八幡宮
公式サイト:http://www.biwa.ne.jp/~hatimang/
所在地:長浜市宮前町13-55
電話番号:0749-62-0481
Google map:https://goo.gl/maps/NGzX6

和歌山県でお宮参りに行こう!おすすめ社寺は5つ

和歌山県には、世界遺産に登録された熊野三山があります。また隣県三重にある伊勢神宮とかかわりの深い、格式ある神社もあるんですよ。

1.伊勢神宮うとも関わりが深い「日前神宮・國懸神宮」

日前神宮・國懸神宮は、和歌山市にある神社です。紀伊国一宮とされ、大変古い歴史と格式を誇ります。

同じ境内に、ふたつの大社が鎮座しています。日前神宮は「ひのくまじんぐう」、國懸神宮は「くにかかすじんぐう」と読みます。

ふたつの神社のご神体は神鏡です。この神鏡は二張りとも三種の神器のひとつ・八咫鏡とともに鋳造され、ともに高天原からもたらされたと伝えられています。

伊勢神宮とも関わりの深い神社で、和歌山県はもちろん全国的にもトップクラスの格式ある神社です。

地元の人々には「日前宮」(にちぜんぐう)と呼ばれて親しまれています。お正月には30万人もの人々が初詣に訪れます。

日前神宮・國懸神宮でお宮参りを行う場合、基本的に予約なしで随時祈祷を受け付けています。

初詣期間や七五三シーズンは混みあうので注意しましょう。祭礼と重ならないよう、電話で確認してからの参詣が確実です。

祈祷の受付時間は午前8時から午後4時半までになります。また祈祷料は8千円~になります。

日前神宮・國懸神宮
公式サイト:http://hinokuma-jingu.com/
所在地:和歌山市秋月365
電話番号:073-471-3730
Google map:https://goo.gl/maps/1Q6OZ

2.熊野信仰の中心的存在「熊野本宮大社」

熊野本宮大社は、熊野三山のひとつです。田辺市本宮町に位置し、紀伊山地の霊場と参詣道の一部として世界遺産に登録されました。

熊野は山岳信仰、また修験道などと深く結びついた聖地です。神武天皇の昔から神話の舞台として登場し、八咫烏を導きの象徴としています。

仏教色の濃い神社でもあり、太古の日本の自然信仰も色濃く残っている、まさにパワースポットと言える場所です。

全国各地に3千社以上あるといわれる熊野神社の総本宮であり、熊野三山の中心的存在でもあります。

神武天皇の時代に創建されたという熊野本宮大社は、朝廷や時の権力者たちからも崇敬されてきました。

特に南北朝時代から室町時代にかけて、熊野信仰が流行し、熊野詣におとずれる人が増えました。

続々と人々が集まって熊野に参詣する姿は、「蟻の熊野詣」と呼ばれたとされています。熊野古道は、こうした人々が熊野三山を参詣した参詣道なのです。

熊野本宮大社でお宮参りを行う場合、祈祷は予約制になります。電話で予約をしてから参詣しましょう。

お宮参りの祈祷の受付時間は午前8時から午後4時半までになります。祈祷料は5千円からです。

熊野本宮大社
公式サイト:http://www.hongutaisha.jp/
所在地:田辺市本宮町本宮1110
電話番号:0735-42-0009
Google map:https://goo.gl/maps/v5lsV

3.熊野速玉大社

熊野速玉大社は、熊野三山のひとつです。新宮市にある神社で、「くまのはやたまたいしゃ」と読みます。

こちらも紀伊山地の霊場と参詣道の一部として、世界文化遺産に登録されました。熊野の神がまず初めに降りたのが神倉山で、その後新宮に遷ったと言われています。

神倉山からは弥生時代の銅鐸が発見されているそうで、実際に神代の時代から自然信仰の対象になっていたことがわかります。

熊野三山のひとつとして古くから多くの参詣者が訪れました。また「甦りの地」として信仰をあつめてきたパワースポットです。

熊野速玉大社でお宮参りを行う場合、電話で昇殿祈祷が可能か問い合わせてから参詣しましょう。祈祷料は5千円からです。

熊野速玉大社
公式サイト:http://kumanohayatama.jp/
所在地:新宮市上本町1-1
電話番号:0735-22-2533
Google map:https://goo.gl/maps/WmFyW

4.熊野那智大社

熊野那智大社は、熊野三山のひとつです。東牟婁郡の那智勝浦町に鎮座しています。こちらも紀伊山地の霊場と参詣道のひとつとして、世界文化遺産に登録されています。

熊野那智大社は、熊野の霊地・那智の滝をご神体として祀る神社です。その創建は神武天皇の時代で、八咫烏が導いたと伝えられているそうです。

那智の滝の前での祈祷も行っています。生まれたばかりの赤ちゃんを連れてのお宮参りなら、拝殿での祈祷でも良いのではないでしょうか。

熊野那智大社でお宮参りを行う場合、受付時間は午前8時から午後3時半までになります。

祈祷は随時受け付けていますが。事前に電話で昇殿祈祷が可能かどうか問い合わせておきましょう。祈祷料は5千円からになります。

熊野那智大社
公式サイト:http://www.kumanonachitaisha.or.jp/
所在地:東牟婁郡那智勝浦町那智山1
電話番号:0735-55-0321
Google map:https://goo.gl/maps/RB0gL

5.伊太祁曽神社

伊太祁曽神社は、和歌山市にある神社です。紀伊国一宮で、太古の歴史を誇る神社のひとつです。

もともとは日前神宮・國懸神宮のある場所に祀られていましたが、神宮が創建されたため現在地に遷座したとされます。それも神話時代の出来事です。

伊太祁曽神社の祭神は、イタケルノミコトという神様です。この神様はスサノオの息子とされ、樹木の神とされています。

スサノオについて高天原から地上に降りたイタケルノミコトは、日本各地に木を植え、国土を緑あふれるものにしたとされています。

神社の名前は伊太祁曽と書いて「いたきそ」と読みます。紀伊国の祖神として、古くから信仰をあつめてきました。

伊太祁曽神社でお宮参りを行う場合は、随時祈祷を受け付けています。受付時間は午前9時から午後4時までです。

予約制ではありませんが、事前に電話で確認することが推奨されています。赤ちゃん連れで待ち時間を短縮したい場合は、電話を入れてから参拝しましょう。

伊太祁曽神社
公式サイト:http://itakiso-jinja.net/
所在地:和歌山市伊太祈曽558
電話番号:073-478-0006
Google map:https://goo.gl/maps/aNJvp

日本を代表する大神宮も!三重県の人気な社寺は4つ

三重県には日本を代表する大神宮、伊勢神宮があります。また準じる大きな神社もたくさんあり、全国から参拝者が訪れます。

1.日本の神社の代表「伊勢神宮」

伊勢神宮は、日本の神社の頂点に立つ神社です。正式名称は「神宮」といい、管轄下にある神社は125社にものぼり、三重県内の4市2郡におよびます。

私たちが主に「伊勢神宮」と呼んでいるのは、伊勢市内にある正宮二か所、「内宮」(ないくう)と「外宮」(げくう)です。

内宮はアマテラスオオミカミを祀る神社で、三種の神器のひとつである八咫鏡がご神体として祀られています。紀元前に創建されたという、神話時代の神社です。

外宮にはトヨウケノオオミカミという神様が祀られています。食べ物や穀物をつかさどる神で、アマテラス同様、女神です。

内宮の正式名称は「皇大神宮」、外宮の正式名称は「豊受大神宮」です。近年式年遷宮が執り行われ、注目されましたね。

伊勢神宮は、江戸時代に「お伊勢参り」が大流行し、生涯一度は伊勢神宮を参拝したいという人々が押し寄せました。

現在も祭主と呼ばれる最高位の神官に皇族の女性が就くなど、皇室と大変かかわりの深い神社でもあります。一方で、一般の人々の祈祷も受け付けています。

伊勢神宮でお宮参りを行う場合、内宮では御饌殿、外宮では神楽殿で祈祷を受け付けています。

一般的な神社の祈祷とあまり変化はなく、時間も15分程度です。昇殿祈祷を希望する場合は、祭礼と重ならないよう事前に問い合わせてから参詣しましょう。

伊勢神宮・内宮
公式サイト:http://www.isejingu.or.jp/index.html
所在地:伊勢市宇治館町1
電話番号:0596-24-1111
Google map:https://goo.gl/maps/s0aTz

2.導きの神様であるサルタヒコが祀られている「猿田彦神社」

猿田彦神社は、伊勢市にある神社です。伊勢神宮の内宮に近い場所にあり、格式ある神社として崇敬を集めています。

サルタヒコは日本神話の中でも有名なストーリー「天孫降臨」神話に登場する主要な神様です。天孫・ニニギノミコトが高天原から降りてきた時、地上へと導いた神様です。

天狗のような容貌をしていたとされ、ニニギノミコト一行の中から「あなたは誰ですか」と質問したとされるアメノウズメと結婚しました。

天孫降臨を導いたあとは、伊勢神宮付近に鎮座したとされています。伊勢神宮とも大変ゆかりの深い神社です。

この神社の宮司家は、サルタヒコの子孫と伝えられています。伊勢神宮内でも重職をつとめてきた名門です。

導きの神様ということで、交通安全や海運、厄除けなどに大変ご利益があるとされます。人生の門出である初宮参りにもおススメの神社です。

猿田彦神社でお宮参りを行う場合、基本的に随時祈祷を受け付けています。祈祷料は5千円からになります。

祭礼と重ならないよう、事前に問い合わせておきましょう。FAX・メールでもOKですが、当日など急ぎの場合は電話がオススメです。

猿田彦神社
公式サイト:http://www.sarutahikojinja.or.jp/
所在地:伊勢市宇治浦田2-1-10
電話番号:0596-22-2554
Google map:https://goo.gl/maps/q72Fo

3.お伊勢参りとセットで人気!「多度大社」

多度大社は、桑名市にある神社です。三重県内でも非常に人気の高い有名な神社で、初詣には140万人もの人が参詣に訪れます。

多度大社が創建されたのは、雄略天皇の御代と伝えられています。事実であれば5世紀半ばとなり、1500年以上の歴史を持つ神社となります。

多度大社は桑名の豪族の祖神を祀った神社で、もとは山岳信仰から始まった古いお社でした。現在でも多度山には多くの磐座が残されています。

多度大社は、お伊勢参りと大変関わりの深い神社です。桑名藩主から手厚く保護され、巨大な神社となりました。

また「お伊勢参らば、お多度もかけよ。お多度かけねば片詣り」と言われ、お伊勢参りの流行とセットで人気を集めました。

現在でも桑名の氏神様として地元の人々から信仰されているほか、全国から観光客・参拝客が訪れています。

多度大社でお宮参りを行う場合、随時祈祷を受け付けています。受付時間は午前9時から午後4時半までです。

初宮参りの祈祷料は5千円からになります。初詣・七五三シーズンは大変混みあうので、注意して参詣しましょう。

多度大社
公式サイト:http://www.tadotaisya.or.jp/
所在地:桑名市多度町多度1681
電話番号:0594-48-2037
Google map:https://goo.gl/maps/pbMFx

4.神代の時代からの歴史を持つ「椿大神社」

椿大神社は、鈴鹿市にある神社です。創建されたのは紀元前という伝承があり、神代の時代からの歴史を持つお社です。

実際に椿ヶ嶽に対する山岳信仰がもとになっている神社らしく、太古の自然信仰の遺跡である磐座も残されており、日本最古の神社とも言われています。

椿大神社は伊勢国一宮とされ、県内でも伊勢神宮などに次いで多くの参詣者が訪れ、初詣には145万人以上の人々がやってきます。

また、導きの神・サルタヒコを祀る神社の総本宮とされており、サルタヒコにもゆかりが深い天孫降臨神話の主人公、ニニギノミコトなども祀られています。

さらにニニギノミコトの母である女神や、サルタヒコの妻であるアメノウズメ、ニニギノミコトの妻で絶世の美女とされるコノハナサクヤヒメも祀られています。

コノハナサクヤヒメは富士山と桜の女神とされていますが、安産・子育てを守る子安の女神でもあるんですよ。

椿大神社でお宮参りを行う場合、基本的に毎日昇殿祈祷を受け付けています。予約は不要です。

初詣期間や七五三シーズンは混みあいますし、祭礼があると受付時間が変動するため、事前に電話で祈祷が可能かどうか確認しておくとよいでしょう。

受付時間は午前8時から午後5時までです。初宮参りの祈祷料は、5千円からになっています。

椿大神社
公式サイト:http://www.tsubaki.or.jp/
所在地:鈴鹿市山本町1871
電話番号:059-371-1515
Google map:https://goo.gl/maps/9RTuJ

近畿地方でお宮参り!思い出に残る日になりますように

近畿地方には、日本を代表する神社やお寺がたくさんあります。お宮参りにオススメの社寺も多く、迷ってしまいますよね。

大切なのは、赤ちゃんの幸せな未来を願う気持ちです。家族みんなで思い出を残せる神社を選びたいですね。

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