仕事中に子供が熱を出した…子供を優先、仕事を優先の場合の対処法
いつもわが子を預かってくれる保育園はワーキングママにとって頼りになる存在ですが、子供が熱を出したり、病気になった時は預かってもらうことができません。
働くママが気になってしまうのが、仕事中にかかってくる保育園からの「お迎えの電話」ではないでしょうか。
- どんな様子なのか、わが子の体調が心配
- 仕事を途中で切り上げなくてはいけないのがモヤモヤする
- 職場に迷惑をかけてしまって申し訳ない
わが子が熱を出してしまったら、子供を優先するか、仕事を優先するか悩むママも多いことでしょう。今回は、そんなときどう対応すればいいのかを見ていきます。
病気の時こそママが必要!基本的には子供を優先に
熱を出してしまったわが子を看病しながらも、気付けば仕事のことを考えている…ということもあるかと思いますが、まずは目の前の子供のことを第一に考えてあげましょう。
色々と気になることはあっても、子供の前では一旦気持ちを切り替え、早く回復するようにきちんと寄り添うことが大切です。
早く元気になってもらうために、側にいて安心させる
身体の調子が悪いとき、なんとなく心細い気持ちになったことはありませんか?大人でも気持ちが弱ってしまいますが、子供も同じかそれ以上に不安な気持ちになるものです。
辛いときや寂しいときに、子供が大好きなママに側にいてほしいと思うのは当たり前の気持ち。病院に行って、お薬を飲ませて…と具体的な対処はもちろん必要ですが、「ママが側にいてくれる」という安心感に包まれることも大事なことなのです。
病は気からといいますが、早く体調を回復させてあげるためには、心のケアも忘れてはいけません。
緊急時こそ普段の行いが試される!職場での理解を得よう
子供のことは仕方がないとはいえ、仕事を早退したり、数日休まなくてはならない、となると心苦しいもの。子供の看病に集中したくても、上手く気持ちを切り替えられないというママも多いのではないでしょうか。
職場の雰囲気や人間関係など難しいものもあるかと思いますが、普段から可能な限り周囲の理解を得ておくことも重要です。
- 身だしなみや挨拶などで良い印象を持ってもらう
- 自分の仕事を代わってくれる仲間への引き継ぎを丁寧にする
- 普段から「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝える
- 仕事に積極的に取り組む
それよりも、普段から挨拶など社会人としての基本的な行動をきちんとしておきましょう。育児で大変とはいえ、毎日朝からボーっとして挨拶もないようでは、周りからの印象は良くありません。
仕事にやる気があって、仲間への思いやりがある人。そんな人であれば、周囲も応援したい気持ちになるはずです。
なかには、いくら自分が頑張ってもなかなか周りからの理解が得られない…という状況に置かれているママもいるかと思います。気持ちよく仕事をするための最大限の努力をしているのであれば、周囲の視線は気にしすぎないようにしましょう。
どうしても休めないときは仕事に集中できる環境を整えて
基本的にはわが子を優先して仕事を休みたいところですが、ときにはどうしても自分にしかできない仕事、抜けられない仕事もあると思います。
想定はしていても、いざその状況になると慌ててしまうもの。普段から準備をしておいたり、頭のなかでシミュレーションしておくと慌てずにすみます。
子供への罪悪感より、子供のために頑張るという気持ち
仕事を休めないとき、ママが一番に思うのは「熱を出しているわが子のそばにいてあげられない…」という申し訳ない気持ちかもしれません。寂しそうな顔のわが子を残して仕事へ行くのは、胸が痛みますよね。
しかし、仕事をするからにはきちっと気持ちを切り替えて集中しなくてはなりません。出勤しても子供のことが気になって、仕事が手に付かないとなると、かえって仕事が長引いてしまったり、職場のメンバーに迷惑をかけてしまうことになります。
ママが仕事をするのも、子供を育て、生活していくお金を稼ぐため。「子供のために頑張っているんだ」ということを改めて確認しましょう。
子供のことが頭から離れずダラダラと仕事をしてしまうよりも、まずは目の前の仕事に集中したほうが、確実に早く仕事を片付けることができます。仕事に集中して、早く帰る。そんなふうに気持ちを切りかえてはいかがでしょうか。
休めないときのための事前準備をしておくことが大事
前述のように、熱が出てしまうと保育園では子供を預かってもらえません。37.5度以上の熱だと預かれないという保育園が多いですね。
それでも仕事に行かなくてはならない、そんなとき子供をどこに預けるのか、ご家庭で決めているでしょうか。
- 祖父母や親戚の家
- 身内が近所にいて、看てもらえるならベスト。ただ、預かる側にも負担がかかるので、身内とはいえお礼はきちんとしましょう。気を使うので逆に預けにくいという場合も
- 病児保育施設
- 小児科などの医療施設や、保育園などに併設されていることが多い。病児対応の施設と病後児対応の施設がある。予約が必要で、風邪のはやる時期などは利用者が多く預かってもらえないことも
▼病児保育の利用方法についてはコチラも参考にしてみて!
- ファミリー・サポート・センター
- 自治体の子育て支援組織。各自治体でサービス内容が異なる。地域によっては、病児の預かりを行っているところもある
- ベビーシッター
- 子供の体調不良の度合いや病気によっては利用できない、民間運営のため割高、という点はあるものの、自宅にて子供を看てもらえる
▼ベビーシッターの利用方法についてはコチラも参考にしてみて!
- NPO法人
- 毎月掛け捨てで共済金を払うシステム。当日の朝の依頼にも対応、医師との提携など、サービス内容は充実。依頼すれば100%預かってもらえるが入会金と毎月の共済金、さらに利用料などがかかる
割高にはなりますが、自分たちが住んでいる地域で、民間やNPO法人が運営している病児サービスがないか調べておくと安心です。特に、身近に預かってもらえる祖父母や親戚がいない場合は、保険のつもりで登録しておくといいでしょう。
仕事を休めないときも「あなたが一番」と子供に伝えよう
親にとってはわが子が一番大切ですが、子供と笑顔で生活していくためには仕事も必要なこと。育児と仕事を両立していくのは、楽なことではありません。
ときには仕事を優先させなくてはいけない状況になる場合も出てくるでしょう。わが子のそばにいてあげられず、もどかしい気持ちになることもあると思います。
しかし、親にとってわが子は何ものにも代えがたい宝物です。たとえ仕事でそばにいてあげられなくても、「大切に思っているよ」という気持ちを言葉やスキンシップで伝えてあげましょう。
- 仕事に行く前にぎゅっと抱きしめる
- 帰ってきたら本を読むなど一緒にゆったり過ごす時間をとる
- 「ママも本当は一緒にいたいな」など気持ちを伝える
ずっとそばにいられなくても、ママの愛情はきちんと子供に伝わります。わが子に気持ちを伝えたら、スイッチを切り替え、きっちりと仕事をこなす。頑張るママの背中を、子供はしっかり見ていますよ。
▼ワーキングマザーの悩みについてはコチラも参考にしてみて!
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