子供の釣りデビュー!初めてでも家族で楽める為の準備や道具

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2016/07/02

釣りを楽しんでいる親子

近年のアウトドアブームで、釣りを楽しむ方が本当に増えました。海はもちろん川や湖・公園や管理釣り堀など、休日にはたくさんの釣り人や家族連れで賑わっています。

そろそろ子供にも釣りを教えたいけれど、どうしたら良いか・何から始めたら良いか迷っているパパ・ママに、子供の釣りデビューを応援するためのポイントを紹介します。

家族で共通の趣味を持つと、お出かけの幅もぐんと広がります。子供が釣り好きになってくれるように、準備を万端にして出掛けましょう!

子供と一緒に釣りに行くなら?場所選びのポイント

子供が釣りに慣れるまでは、徹底的にそばにいて楽しませることが一番大切です。そのためには、子供が馴染みやすい場所を選ぶことも大切なポイントです。

初めての親子フィッシングの場所選びポイント

  • 明るくて周りの見晴らしが良いところ
  • 足場が広くてしっかりした場所

※海でも川でも釣り堀でも同じです。

レジャーで釣りを楽しむ方々が多く来ていたり、初心者女性がいるグループやファミリーが多く来ている場所は、ワイワイ楽しい雰囲気が感じられるのでおすすめです。

ただし人気スポットは、素人からベテランまで沢山の人で混雑しています。竿先がぶつかってしまうなど、隣の人に迷惑をかけてしまわないよう、気をつけて下さい。

また乗合船での釣りはお勧めできません。船長さんによっては子供でも乗せてくれるかもしれませんが、他のお客さんに絶対に迷惑をかけないとは言い切れません。

また、普段は乗り物酔いとは無縁だとしても、緊張して船酔いしてしまうこともあります。船酔いへの恐怖から、二度と一緒に来てくれないかもしれません。

せめて自分のことが自分でできるようになる小学生までは、手漕ぎボートも含め「船」は我慢するべきです。

自然を楽しむ?手軽に楽しむ?釣り場の違いを考えよう

釣り好きの方なら海釣りでも川釣りでも、ご自分の好きな釣り場や通い慣れた釣り場で、子供に釣りデビューをさせようと考えると思います。

一方、両親ともに全くの初心者だったり釣り経験が少ない場合は、道具をレンタルしてくれて準備がラクな、釣り堀などの施設へ行くことを真っ先に考えるかもしれませんね。

釣り場について説明します。

海や川での釣り

自然を満喫できます!新鮮な空気を吸うと気分が安らぎますし、魚がどんな場所にいるか、他にはどんな生き物がいるのか、色々と観察することができます。

釣り場までの道中でドライブやピクニックを楽しんだり、磯遊びや沢遊びも一緒に楽しむことができるので、一日中飽きることなく遊んでいられます。

釣り堀や海浜公園

手軽に釣りができます!レジャー施設に併設された釣り堀も数多くあり、餌も含めた道具一式が用意されているので、手ぶらで体験することができます。

また海浜公園や釣り堀など人工の釣り施設は、足場が整備されていて歩きやすいうえ、子供の興味を引く余計なものがないので、釣りに集中することができます。

釣りデビューの日は、今後子供が釣りに一緒に行ってくれるようになるかどうかを決める大切な日です。子供の性格や体力を一番に考え、釣り場を決めて下さい。

子供に釣りを教える手順!釣り嫌いにならないために知っておいて!

針のついた釣りは幼稚園の年少さんくらいから始められそうですが、いきなり子供一人に全てを任せて「やってごらん」というのでは、子供も不安になってしまいます。

初めのうちは、パパやママが釣り上げた竿を持たせて魚の手応えを楽しんだり、釣った魚を触ったりするところからスタートすると、不安感を持たずに釣りを楽しんでくれます。

子供に釣りの手順を伝えるときのポイントはこちらです。

  • まず初めに魚とはどんな生き物かの説明をしてあげて!
  • 次に教えるべきは、針の危険性!
  • 魚について・針についてをしっかりと学んだら、竿の動かし方を教えよう

まず初めに魚とはどんな生き物かの説明をしてあげて!

子供が知っている魚はせいぜい「金魚」程度です。それよりも大きな魚は、子供達にとっては未知の生物で、動きが予想できない恐怖の対象です。

特に釣り上げた魚は、針にかかっていても針を外した状態でも、勢い良く跳ねまわります。予想外の動きをするから魚が触れない、という大人の男性だって少なくありません。

魚の動きに驚いた拍子にケガをしたり、誰かにぶつかってしまったり、水に落ちるなど事故を起こしてしまうと、釣りが嫌いになってしまうかもしれません。

まず初めに、魚とはどんな生き物なのか、どんな動きをするのか、どのように触るのかなど、魚は怖くないということをしっかりと教えてあげて下さい。

パパがいつも見ている釣り番組を一緒に見ながら、魚の話をしてあげて下さい。

図鑑を手元に置いて色や形を確かめがならテレビを見ると、より興味を持ってくれますよ!

次に教えるべきは、針の危険性!

次に教えたいのが、針が危険なものだということです。針を実際に見せて、刺さると痛いことをしつこいくらい何度も教えて下さい。

管理釣り場の場合は返しのない針を使いますが、大自然での釣りの場合は返しのある針を使います。返しのある針は、刺さってしまった時には簡単には抜けません。

自分たちでは処置できないため、針が刺さったままの状態で釣り場から病院へ直行し、局部麻酔をして切開することになります。

子供には予防接種の経験がありますので、「注射をされた時と同じ痛さだよ、それに尖っているところが2箇所だからもっと痛いよ」と説明すると伝わりやすいと思います。

魚について・針についてをしっかりと学んだら、竿の動かし方を教えよう

魚と針のことをしっかり覚えてから、竿の動かし方を教えます。

勢い良く動かすと周りの人の迷惑になること、針のついた糸は思い通りには動かせないことを、根気よく説明して下さい。

子供はどうしても、興味をもつとすぐに次の動作(特に投げの動作)に移りたがります。絶対に一人で物事を行わないように、ここは厳しい目で教えこんで下さい。

とはいえ、ここで子供を厳しく怒ってしまうと、今までの努力もこれからの楽しみも、全てがダメになってしまいます。子供の行動を予測しながら、先回りして対応して下さい。

竿の使い方を覚えれば、あとは魚がかかるのを待つのみです。エサの付け方や浮きの沈む様子、魚が針にかかったときの手応えなど、釣りの楽しさを存分に教えて下さい。

子供が一緒の時には大活躍!あると便利なグッズ

大人だけで釣りに出かける時と子供が一緒の時とでは、必要になるグッズが少々違ってきます。

  • タオル
  • ライフジャケット
  • 大きめのバケツ
  • ビニール袋
  • 着替え

海や川へ行く場合は、クーラーボックスよりも大きめのバケツのほうが便利です。クーラーボックスに入れるほど大漁にはなりませんし、大きくて身動きが取りにくくなります。

殆どの子供は、釣りそっちのけで釣り上げた魚に夢中になります。バケツだと、つついたり掴んだり観察したり、子供が気の済むまで好きなように見せてあげられます。

たくさん釣れた場合は、ビニール袋に入れてからバケツに入れると、臭いも汚れも気にならずに持ち帰ることができます。

ビニール袋はサイズ違いを何枚か用意すると便利です。

バケツは釣りに飽きた場合は沢遊びや磯遊びにも使えますし、手を洗ったり足場をキレイに水で流したり、後片付けの時にも活躍します。大きめで丈夫なバケツを選んで下さい。

また、釣りは手が汚れます。特に海での釣りは、疑似餌を使わずイソメなどを使うと臭いもつきますし、釣り上げた魚によってはウロコがたくさん手につきます。

子供は手が汚れると洋服で拭いてしまうので、手拭き用のタオルは必ず必要です。間違いなく洋服も汚すので、着替えも持って行ったほうが安心ですよ。

どこに行く?釣り場によって準備するものは違います

管理釣り堀に行く場合は貸し道具が揃っているので、特にこだわりがなければ手ぶらで出かけることができます。

海や川の場合は、情報を集めたり道具を揃えるために、まずは釣具屋さんに行くと思います。今釣れているおすすめスポットは、店員さんに教えてもらうのが一番的確です。

川を選ぶ方

自分の釣りスタイルが決まっている経験者がほとんどだと思いますので、子供用の道具を少々足せば十分です。

ただしライフジャケットは必須です。

初心者で海を選ぶ方

魚種を問わずに簡単に始められる「入門万能竿セット」「初心者セット」「女性におすすめセット」として売られているもので十分です。

簡単な仕掛けでアジやイワシ・小サバなどが釣れるサビキ釣りは、海岸や堤防など色々なな場所で行うことができるのでおすすめです。

道具は魚種によって違うので、自分の好きな釣りがわかってから、それぞれに合わせてルアー・リール・チヌ竿・カゴなどの道具や小物を揃えるとムダがありません。

また海釣りの場合、場所によってはコマセ禁止のところもありますので、初めて行く場所についてはお店のスタッフに良く聞いてから準備をして下さい。

関東で釣りデビューするならここがおすすめ!

子供の釣りデビューという一大イベントを、安全面や衛生面、さらにはコスト面から総合的に判断すると、やはり大自然よりも人の手が加わったところの方が安心感があります。

一口に管理釣り場と言っても、自然を最大限に活かしたところや、全天候OKの完全屋内型まで様々あります。その中でも多くの人が一度は行ったことがあるのが海浜公園です。

関東にはたくさんの海浜公園があり、それぞれに特徴があってファンがいます。中でも台場海浜公園や葛西臨海公園といった、都内からのアクセスが良い公園が人気です。

東京都なら若洲海浜公園

東京都内での一番のおススメは若洲海浜公園です。釣り専用の570mの防波堤と、480mの人工磯があり、好みの釣りが楽しめます。

ファミリー層が多く来ているので気後れせず始められるうえ、防波堤も人工磯も無料で利用することができるので、時間を気にせず楽しむことができます。

公園なので駐車場もトイレも完備されており、天気の良い日にはスカイツリーを見ることができる絶好のロケーションです。

神奈川近辺なら海辺つり公園

神奈川近辺では横須賀市の海辺つり公園がおすすめです。こちらの公園も無料で利用することができます。

堤防にはフェンスがあるので落下の危険性が低く安心です。正門には昨日の釣果情報が掲示されているほか、公式ホームページでは当日の釣果も1日に2回掲載されています。

子供が釣りに飽きてしまったら、東京湾を一望できる場所にある遊具や、クジラの形をした噴水で遊ばせてあげられます。

釣り堀派なら座間養魚場

手軽に釣り堀で始めたいという方におススメなのは千葉県柏市の座間養魚場。屋内・屋外どちらも楽しめるこちらの最大のおすすめポイントは「キレイ」ということです。

よくある屋内釣り堀のイメージとは違い、とにかく施設が明るくてキレイです。釣り堀独特の薄暗い雰囲気が苦手という方でも、安心して楽しむことができます。

屋外ではトラウト、屋内では鯉とフナを釣ることができます。魚自体も傷が少なくとてもキレイなので、淡水魚特有の大きな手応えが楽しめます。

目を離さないで!子供連れの釣りで起こりうる事故

子供が一緒だと、本当にいろんなトラブルが発生します。どんな些細な事でも、それを見逃すことで大きな事故につながってしまう可能性は少なくありません。

以下は、子供が一緒の釣りでありがちな事故です。

  • 水に落ちる
  • 針を引っ掛ける
  • 他の釣り人の邪魔をする
  • 迷子

いずれも、子供からちょっと目を話した隙におきてしまいます。ただし、水に落ちることと迷子については、子供のそばを離れずにいることで防ぐことは可能です。

餌をつける時もトイレにいく時も、とにかく釣り場にいる時間は子供の横を離れないでください。そして、歩くときにはご自身が水側を歩くことも忘れないで下さい。

他人の邪魔をすることも問題です。これは針を引っ掛けてケガをさせてしまうことをはじめ、道具に勝手に触ること、しつこく話しかけるなど、様々なケースがあります。

コトの大きさによって注意されたり怒られたりしますが、親であるパパ・ママから怒られるのと、全くの他人から怒られるのでは、子供の恐怖の受け取り具合が全く違います。

さらに、自分が原因でパパ・ママが他人から怒られて頭を下げている姿を見てしまうと、最悪の場合、子供は釣りが嫌いになってしまうかもしれません。

挨拶が一番!気を配ることで周りの人を味方にしよう

釣り人の中には子供を連れてくることをよく思わない方もいますが、誰しも初心者の頃があったのですから、子供が釣りを覚えることを頭から反対する人はいないと思います。

スムーズに周りに溶け込むために、まずはパパ・ママが周りの大人に挨拶をして、子供が一緒だということを周りにわかってもらって下さい。

特にパパ・ママも初心者の場合は、「家族全員が初心者なので騒がしくなる」ということを、一言伝えておいたほうが良いでしょう。

万が一なにか起きてしまったとき、挨拶をしておくのとしないのとでは、その後の処理や対応が全く違います。

やはり最後には人柄で左右されることも多くあるので、面倒がらずに両隣の人には声がけをしてから始めて下さいね。

家族が一緒なら釣りはもっと楽しい!安全で楽しい休日を

まず初めにパパ・ママに覚えておいてほしいことは、「子供と一緒に行く釣りは、自分自身の釣りを楽しむ釣りではない」ということです。

釣りは基本的に大人優先の世界です。初心者向けの釣り教室や子供イベントを除いては、何かトラブルあったときに真っ先に悪者にされるのは、残念ながら立場の弱い子供達です。

子供が周りに迷惑をかけないように目を配りつつ、子供が楽しめるように気を配るることが親の主な役割になるので、自分の釣りを楽しむことはほぼできません。

でも、成長した子供と一緒に、家族共通の趣味として釣りを楽しむことができたら、それはとても幸せなことです。その日のために釣りの楽しさをたくさん教えてあげて下さい。

今度のお休みにどこへ行こうかお悩みでしたら、さっそく釣りに出かけてみてはいかがですか?釣れなくたって大丈夫。家族みんなで楽しい時間を過ごしてくださいね!

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