子供の癇癪の原因は食事にあるかも…おすすめの食材を紹介

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2016/08/18

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子供がキーキー叫んだり物を投げたりする「癇癪(かんしゃく)」。パパママにとっては非常に大きな悩みの種です。

中には食べ物や皿など食器を投げつけたり、お店の床にそっくり返って泣きわめく子もいます。毎日激しい癇癪を起すこともあります。

赤ちゃんだと、離乳食をいやがってスプーンを放り投げることもありますね。完全母乳育児で頑張ってきたママは特に、突然の癇癪にびっくりすることでしょう。

ミルクからフォローアップミルクに替えたら飲まずに癇癪を起こすこともあります。片言で話せる幼児になってから、急に悪化することも多いものです。

家事や仕事に支障が出るような癇癪だと、お母さんも一緒にキレてしまうこともあるでしょう。そのあとの自己嫌悪がまたつらいものですよね。

そんな癇癪の原因の一端が、食事にあるかもしれないという考え方があります。気になっているママもいるのではないでしょうか。

つらい癇癪は、いったいなぜ起きるのでしょうか。癇癪の原因やメカニズムと食事との関係、また心豊かで穏やかな子どもに育つ食材をご紹介します。

癇癪は子どもの知能の成長過程!癇癪の原因とメカニズム

癇癪は、子供が怒りやイライラを爆発させる状態です。物を投げたり、キーキーという甲高い奇声で叫んだり、暴れるなど手に負えない状態になります。

癇癪は、感情表現が上手にできない子どもの自立心の現れ

癇癪とは、一言でいえば子どもの成長の一つで、怒りや苛立ちの感情の現れです。多かれ少なかれ、子どもは癇癪を起すことがあります。

子どもは、生まれながらコミュニケーション能力や記憶力を持っているわけではありません。脳の成長とともに培われていきます。

癇癪は、こうした子どもの脳やコミュニケーション能力の発達が複雑に絡み合って起きると考えられています。

  • 自我の芽生え
  • 自立心の芽生え
  • 記憶力の発達
  • 発語・コミュニケーション能力の未熟さ

「自分でやりたい」「あれがしたい」「これがしたい」という気持ちが強くなるのに、「上手に伝えられない」というフラストレーションが癇癪となって現れます。

自立心の芽生えが早かったり強めなのに、発語がゆっくりめな子だと癇癪が強く表れることがあります。

癇癪の起こり方は人それぞれ!激しい子も気付きにくい子もいる

癇癪が起きる程度や頻度は、人それぞれで、個人差が非常に大きなものです。

  • 非常に激しい癇癪で、外出や外食もままならない
  • たまに強い癇癪を起す
  • 怒りでイライラする程度

怒ってイライラする程度なら、両親や家族が気付かないこともあるでしょう。しかし中にはママが毎日泣きたくなるほど、夕飯作りもできないほどの癇癪ばかり起こす子もいます。

  • 非常に激しい癇癪が数ヶ月以上続く
  • 強い癇癪を起すことが、頻度は低いが1年近く続く
  • そんな時期もあったが、すぐに過ぎた

癇癪が起きる時期も人それぞれです。赤ちゃんの頃から神経質でカンが強い子もいますよね。ちょっとしたことで火が付いたように泣く子もいます。

「おっぱいおっぱい!」とかんしゃくスイッチが入ることもありますよね。この場合は、空腹で母乳が飲みたいのではなく、肌の触れ合いという安定剤を求めているのでしょう。

子供にギャン泣きされてしまうと、ママたちは困ってしまいますよね。保育園や託児所で癇癪を起され、先生に注意を受けた経験がある方もいるかもしれません。

食べ物がキレるスイッチになっている子だと、お弁当作りも一苦労です。昼寝がしたくなくて寝ぐずる、下の子の授乳のたびに赤ちゃん返りで癇癪ということもあるでしょう。

あまりにも癇癪がひどくなると、ママも生活に余裕がなくなりストレスで精神衛生上よくありません。「いずれ思春期がきたらどうなっちゃうの…」と不安にもなりますね。

実は、多くの子供が幼児期から学童期くらいまでに癇癪の頻度が減り、穏やかに暮らせるようになってきます。

パパが閉口し、ママが途方に暮れるほどのかんしゃく娘が、穏やかな性格の女の子に育つこともあります。思いつめなくても大丈夫なことがほとんどですよ。

癇癪と発達障害の関係…我が家の体験談をご紹介します

癇癪が非常に強いと、発達障害が気になるママも多いでしょう。確かに、発達障害を持っている子の中には激しい癇癪を起す子もいます。

我が家には8歳の自閉症児がいますが、強い癇癪を起すようになって数年経ちます。

  • 自我・自己主張が芽生え始めた
  • 自閉症特有の「こだわり」が強くなり始めた
  • 言葉の発達が他の成長に追いつかない

こういったアンバランスさがポイントになっていると感じます。

とはいえ、癇癪が激しい子がすべて発達障害とは限りません。発達障害を持つ子の育てにくさのひとつが、強い癇癪ということです。

母親が泣くほどのかんしゃく持ちだった子が、おしゃべりが上手にできるようになったとたんに落ち着いたという例もあります。

言葉の発達は人それぞれで、個人差が非常に大きいですね。発達障害の特性は目が合わないなどほかにもたくさんあるので、あまり気にしすぎないことが大切です。

心配な時は専門家に相談する方法もありますが、先輩ママたちやママ友の癇癪エピソードを聞いてみるのもひとつの手です。

経験者だからこそわかるアドバイスをもらえたり、「我が家はまだまだ軽いかも…」と思えるような仰天話が飛び出すこともありますよ。

癇癪の卒業時期はいつ…イヤイヤ期との切っても切れない関係

癇癪は、先ほどもご紹介したように言葉・コミュニケーション能力が育ってくると自然に落ち着いてくることが多いでしょう。

癇癪とイヤイヤ期
癇癪はほんの小さな赤ちゃんから起こすことがあります。疳の虫、と呼ばれることもありますね。

そんな癇癪がもっとも強くなり、困るママも増えるのはイヤイヤ期と呼ばれる2歳くらいが多いでしょう。

イヤイヤ期は「悪魔の2歳」とも呼ばれます。なんでも自分でやりたがり、うまくいかないと癇癪を起すことも少なくありません。

イヤイヤ期は1歳後半から3歳前後くらいまで続くことがあります。イヤイヤ期の間の癇癪は、成長過程と考えあまり思いつめないようにしましょう。

癇癪を起したときの対処法をチェック!5つの解決法を試そう

多くのママが困っている癇癪をその場でおさめ、さらに今後悪化させないための方法をご紹介します。

癇癪は一時的なものです。気長に成長を待つことも必要になります。

どうしてもつらい、耐えられないほどの癇癪が頻発するようなら、小児科や子育て支援センター・児童相談所などで発達について相談してみましょう。

1.ぎゅっと抱きしめて、悔しさなどの気持ちを受け止める

癇癪を起したら、まずぎゅっと抱っこして爆発している気持ちを受け止めてあげます。つらい気持ちをただじっと受け入れてあげましょう。

しかし、声掛けは慎重に言葉を選びたいですね。癇癪を起すことが良いことだ、と勘違いさせると悪化につながってしまいます。

  • つらいね、悲しいね
  • 自分でやりたかったんだね、悔しいね、わかるよ

こういった言葉がけで、子どものくやしさ・悲しさ・怒りを受け止めてあげましょう。

「おおよしよし、いい子だね」…そんな言葉をかけたくなってしまいますが、ちょっと待ちましょう。

癇癪は成長過程ですが、癇癪を人にぶつけることは決してほめられることではありません。いずれは卒業していかなければならないことです。

癇癪を起す時期の子供の記憶力はぐんぐん成長しています。褒めれば、あっという間に「癇癪を起こせばほめられる・甘やかされる」と学んでしまいます。

2.気持ちを代弁し、うまくいくための表現方法を覚えさせる

子どもの悔しい気持ち・怒りを受け止めてあげたら、今度は気持ちを代弁して、正しい表現方法を学ばせます。

  • その気持ちはね、「怒ってるよ!」「悔しいよ!」っていうものだね
  • やりたいときは自分でやりたいって、言ってみてね
  • たたかないで、ちょっと待ってって言ってみよう
  • 見ててって言えば、ママはお手伝いしないでちゃんと見ているよ

子どもは、今自分を支配している不快感を言葉で表すことがまだできません。そこで、子どもを襲っている気持ちは何なのかを、ママが言葉で教えてあげましょう。

子どもが言葉で感情を表現することを学んだら、どうすべきかを自分自身に決めさせていきます。「こうしなさい」と命令するだけでは、いつまでも実践が身に付きません。

3.癇癪を起した対象から速やかに遠ざけ、冷静さを取り戻す

おもちゃ屋さんやスーパーで癇癪を起した場合などは、買い与えたり放置するのではなく、抱っこで速やかにその場を離れましょう。

オモチャなどを買い与えてしまったら「癇癪=ものを手に入れる簡単な対処方法」と学んでしまいます。これは困ってしまいますよね。

放置しても、子どもはまだ時間の感覚が薄いので延々と周囲の人に迷惑をかけることになるケースもあります。

子ども自身の頭を冷やすためにも、速やかに癇癪を起した対象から遠ざけて落ち着かせましょう。

癇癪では要求は通らないということを、冷静かつ物理的に覚えてもらいましょう。

4.癇癪のパターンを親側が学んでいくと、成長のカギが見つかる

たとえば、こんな癇癪があります。

朝、パンを出したら「お米のご飯が食べたかったのにー!」と泣きわめかれた。青いシャツを着せようとしたら、暴れまくって抵抗し、結局裸でいることになった。

出勤前にこんな癇癪を起されたら、仕事が気になって余計にイライラしてしまいますよね。

こんな癇癪を起した場合は、こう対処してみませんか。

食べたい物じゃないとわめく・泣く場合

その場では「それは今はないの。だからあとで買いに行きましょう」と静かに伝えて、食事を切り上げます。

次の食事までに機嫌が直ったら、食べたがった物を出します。まだぐずっていたら、どちらでもないものを出して様子を見ましょう。

翌日からは、前日の夜までに「明日の朝は何が食べたい?」と聞き、本人に決めさせます。

着る服が気に入らず暴れる場合

クローゼット・タンスの前まで連れていき、「どれが着たい?」と訊いてみます。

気に入った服を着せましょう。季節に合わない場合は、下に長袖Tシャツを重ねたり、袖をまくって対応します。

翌日から、季節に合ったものだけを入れたタンスの中身を見せ、次の日に着る服を自分で決めさせます。

癇癪の傾向を冷静に見つめることで、次に取るべき親の行動も見えてきます。そして、子どもに決めさせることで、自立心も満足させることができるのです。

5.タイムアウト法とタイムイン法

アメリカで生まれたタイムアウト法というしつけが話題になりました。そして、今はタイムイン法という方法も注目されています。

タイムアウト法
  1. 子どもが癇癪など問題行動を起こす
  2. 一定時間子どもを指定した場所・部屋の隅の椅子などに座らせる
  3. 年齢によって決められた適正な時間、ひとりで反省を促す

この場合、親は子供の言うことを一切聞かないというものです。では、タイムイン法とはどんなものでしょうか。

タイムイン法
  1. 子どもが癇癪など問題行動を起こす
  2. 安心できる場所に呼び寄せ、一緒に座る
  3. 子どもの思い・感情を吐き出させる
  4. 親は静かに受け止め、子どもを落ち着かせる
  5. 落ち着いたら、今後どうするべきかを話し合う

私が自閉症の息子に行っているのはタイムイン法で効果的と感じます。どちらでも、我が子に合っていると思われる方法を試してみてくださいね。

キレる子供と癇癪を起す子供の違い…キレにくい子に育てたい

最近は「キレる子供」が問題視されています。でも、癇癪を起す子どもがそのままキレやすい子供になってしまうわけではありません。

キレやすい・キレる子どもとは…3つの傾向・原因を見極める

キレやすい子・キレる子供は、やはり癇癪を起しやすいイヤイヤ期を過ぎ、発語がスムーズになっても癇癪が続く状態の子供といえるでしょう。

  • 癇癪を起こせば親・周りの人が思い通りになると考えている
  • 自分の精神的・体力的キャパシティーを超える生活を強いられている
  • 自分の感情をコントロールできない

こういった理由が考えられます。

癇癪で周囲の人を動かせると思っている子

いわゆる、「親をナメている」状態です。こうなってしまうと、叱っても怒鳴っても無意味でしょう。

一度毅然とした態度をとるよう、親も対応や親子関係を見なおしてみましょう。癇癪では大人を動かせないと、学んでもらう必要があります。

大変だと思いますが、癇癪を起しても一切応じないという方法が近道かもしれません。

精神的・肉体的に負担が大きい生活を強いられている子

お稽古事や塾・厳しすぎる幼稚園や学校生活・スポーツなど、子どものキャパシティーを超えた生活を強いられていると、ストレスが爆発することがあります。

言うことを聞かない子に、しつけのためと称して習い事を押し付けてしまうと、余計にストレスが溜まってしまうことも考えられます。

感情をコントロールできない子

感受性が豊かすぎる子の場合、癇癪がおさまるまでもう少し時間が必要になります。

どうしてもママやパパの育てにくさが強くつらい場合は、医師や保健センターなど専門家に相談してみましょう。

癇癪・キレやすさが気になる時、パパママに知ってほしいこと

繰り返しますが、イヤイヤ期前後の癇癪は決して異常なものではありません。おしゃべりができるようになるまで、もう少し様子を見てみましょう。

我が子の良さは我が子流
友達のお子さんはおとなしいのにうちの子はキレてばかりいる…そんな風に比べてしまっていませんか。

我が子は我が子。我が子の良さは、我が子らしくあることです。よその子は、大人の前でいい子を演じているだけなのかもしれませんよ。

どんな場所でも、大人が何を言おうとも、自分を貫ける強さを持った子なのかもしれません。

「なんでこんなにキレてばかりいるのかな」と感じたら、等身大の我が子が考えていることを、子どもの目線に立って考えてみましょう。

癇癪を起すこと自体は悪いことではありません。キレる子・キレやすい子は、まだ感情の表現方法を学べていないだけなのかもしれません。

まずは、親子ともに感じていること、自分の心の中のモヤモヤを言葉に変えて、やわらかく相手にキャッチボールできる方法を探してみましょう。

キレる子どもと砂糖摂取の関係…血糖値の急上昇・急下降

一説に、キレる子供と糖分の摂取に関係があるとも言われています。血糖値の上下に関係していると言われています。

砂糖を食べると、血糖値が急上昇します。血糖値がぐんと上がると栄養がいきわたっているため、気分もハイになります。(シュガーハイ)

一方で砂糖によって急激に上がった血糖値は急速に下がります。そのとき、イライラやだるさなどを生むという説があるのです。

砂糖・糖分はこんなものに多く含まれます。

  • 炭水化物
  • 甘いお菓子
  • 炭酸飲料・清涼飲料水

うちの子、癇癪が激しくてお話しできるようになったのにキレやすいけれど、糖分が多いかもしれないと感じたら、食生活を見直してみるのもひとつの方法かもしれません。

また小さな子どもにお菓子や炭酸飲料を与えていると、虫歯のリスクが非常に高くなります。

  • たんぱく質
  • ビタミン
  • ミネラル
  • 食物繊維

など、バランスよく食べられるようにしたいですね。

白砂糖の摂りすぎは、機能性低血糖症というイライラしすぎる病気を起こしている可能性もあるようです。

食生活の乱れなどが気になる場合は、まずかかりつけの小児科で相談してみてはいかがでしょうか。

知能や感受性を伸ばし心穏やかに育てるためのおすすめ食材!

では、心穏やかでほがらかな子どもに育てるためには、どんな食材がおすすめなのでしょうか。食べさせたい栄養素から食材を考えてみましょう。

心をリラックスして幸せホルモンを分泌させるためのセロトニン

三大神経伝達物質と呼ばれる物質のバランスが乱れると、キレやすかったりやる気が出ないなど困った症状が出始めます。

三大神経伝達物質はセロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンの3つです。特にセロトニンは、幸せホルモン・幸福のホルモンと呼ばれています。

セロトニン

精神を安定させる働きを持ちます。ストレスに抵抗する働きや、他の伝達物質の暴走を抑える重要な物質です。

ドーパミン

快楽をつかさどります。やる気やモチベーション・記憶力・学習能力・向上心など、子どもの成長に欠かせない物質です。

ノルアドレナリン

生存本能をつかさどります。ストレスホルモン・怒りのホルモンとも呼ばれています。

出過ぎてしまうと怒りやイライラがつのりますが、抗ストレス作用を持つセロトニンが抑制し、感情を安定させます。

またストレスでノルアドレナリンが分泌されると、アドレナリンになって運動能力の向上などにつながります。

この3つの脳内伝達物質が、穏やかさやキレやすさなどを左右していると言われているんですよ。

特にセロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンなどを調整する機能を持つため、癇癪やキレやすさでお困りのママに耳寄りな物質ですね。

セロトニン分泌にかかわる成分は3つ!アミノ酸類と亜鉛

セロトニン分泌にかかわる成分をチェックして、食べさせたい食材を見つけてみましょう。

トリプトファン

セロトニンの材料となる必須アミノ酸のひとつ

フェニルアラニン

セロトニンと深くかかわるドーパミンやノルアドレナリンの材料になる必須アミノ酸

亜鉛

人体に欠かせないミネラルのひとつで、精神の安定を保つために役立っています

それでは、それぞれについて含まれている食材などをご紹介していきます。

トリプトファンを多く含む食材…アミノ酸だからタンパク質

トリプトファンを多く含む食材をご紹介します。セロトニンを作るために欠かせないアミノ酸です。

  • 牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品
  • 豆腐・納豆・味噌・醤油などの豆製品
  • カツオやマグロなどの魚
  • バナナ
  • ナッツ類

セロトニンを作るトリプトファンはアミノ酸の一種なので、たんぱく質を豊富に含む食材をバランスよく食べることが大切なことがわかりますよね。

おかずに肉・魚・豆製品・卵をかたよらないように食べさせることや、おやつに乳製品やバナナなどをバランスよく出すと良いですね。

特にヨーグルトや納豆といった発酵食品は、腸内環境を整えることにも役立ちます。腸内環境が整っていることも、気分を穏やかにする必要な要件なんですよ。

また、ビタミンB6・ナイアシン・マグネシウムなども、セロトニン合成に必要となります。

ビタミンB6

にんにくやまぐろ・レバー・かつお・さけなどに多く含まれます。またさんまやサバなどにも含まれるビタミンです。タンパク質の代謝に役立ちます。

ナイアシン

たらこやまぐろ・かつお・いわし・レバー・ささみなどに多く含まれます。

マグネシウム

しらす・きのこ・ナッツ・海藻類などに含まれるミネラルです。

トリプトファンを多く含むたんぱく質食材に加え、こうした栄養素を含む食材を組み合わせて食べると良いですね。

フェニルアラニンもアミノ酸!お魚はやっぱり脳に役立つ

フェニルアラニンもアミノ酸の一種です。

  • 肉類
  • 乳製品
  • ナッツ
  • ごま
  • そば

フェニルアラニンもタンパク質食材に多く含まれているので、一般的な食生活を送っていれば不足することはまずありません。

アレルギーがある場合などは、代替できるたんぱく質をバランスよくいろいろ食べるなどして、かたよらないようにしましょう。

亜鉛…大人にも必要な、酵素も作る重要なミネラルのひとつ

亜鉛は金属として知られていますが、体内で必要とされる栄養素のひとつでもあります。

  • カキ(海産物)
  • 牛肉
  • 貝類
  • かに
  • パルメザンチーズ
  • レバー
  • ココア

カキはちょっと小さな子どもに食べられるものではないので、牛肉やレバーなどを上手に使って補給したいですね。

亜鉛はセロトニン分泌だけでなく、発育を促したり、味覚を正常に保ったり、傷の回復を早めるなど非常に重要な役割をもっています。

亜鉛は200種類以上もの酵素にとって不可欠なミネラルです。子どもが健全に成長するために必要なので、不足しないよう注意したいですね。

癇癪は気長に見守って!タンパク質・ミネラルも見直してみよう

癇癪は、子どもの成長過程で起こります。脳の発達とコミュニケーション能力の発達のバランスが少し乱れると、癇癪がひどくなることがあります。

しかし、それは必ずしも問題視しなければいけないものではありません。パパママは大変かもしれませんが、2~3歳なら仕方のない時期といえます。

言葉で自分の感情を理解し、表現し、伝えられるという自覚が生まれてくれば自然と解消されていきます。期間限定の辛抱ととらえてみましょう。

しかし、その時期を過ぎても癇癪がおさまらない「キレやすい子」も中にはいます。そういった場合は子どもの発達・育て方について専門家に相談してみましょう。

家庭では、もう一度「癇癪を起している時の対処」について見直してみます。特に「受け止め」と「甘やかし」を混同しないよう、見つめなおしてみましょう。

放置と毅然とした態度も異なります。子どもの生活に無理なストレスがかかっていないかも、チェックしてあげたいですね。

砂糖の過剰摂取との関係があると考える人もいます。それがすべてではありませんが、食のバランスは脳の発達に欠かせない要素のひとつです。

タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランスよく食べることは、脳内伝達物質を増やすために重要なことです。偏食や好き嫌いの様子を見ながら、食べられるものを見つけていきましょう。

難しいこと、面倒なことが必要なのではありません。

子どもの欲求や愛情を求める気持ちをくみ、受け止めて正しい伝え方を教えることがコツですよ。

みんなのコメント
  • あかりmwcさん

    子どもも大人もバランスのとれた食事は大事ですよね

  • あかりmwcさん

    子どもも大人もバランスのとれた食事は大事ですよね。食育って、まさにこれだと思います。

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