子供が伸びる水泳効果!東大生の65%がスイミング経験あり
習い事。それは子どもの可能性を広げてあげたいと願うパパママにとっては、なにかと悩みのつきないものではないでしょうか?
スポーツや音楽、勉強系など習い事の種類は多岐にわたり、どれが子どもによいのか適性の見極めも難しいので、なかなか決められないものです。
なんとあるデータで「東大生の65%が幼少期に水泳を習っていた」という結果がでたそうです。
なぜ東大生の中には、スイミングを習っていた子が多いという結果が出ているのかを、水泳の効果とともに見ていきましょう。
水泳教室(スイミング)に通うことで子供に6 つの効果が期待されます!
よく「ぜんそくの子に水泳を習わせたら症状が改善した」ということは聞きますが、他にもスイミングを子どもに習わせると次のような効果が期待できるようになります。
- 体に負担をかけずに全身がバランスよく鍛えられる
- 皮膚を鍛えることで風邪に負けない強い体に!
- 循環器官を鍛え、喘息に打ち勝つ
- お風呂が怖くなくなる!
- 海や川でのいざ・・!というときも安心
- スイミングをすると頭がよくなる?!
では1から順に詳しく見ていきましょう。
1.体に負担をかけずに全身がバランスよく鍛えられる
水泳の最大の特徴は浮力があるから体への負担が少ないということ!
よく腰痛の人はプールでウォーキングをするといいと言われていますよね。それもこれが理由です。
成長期の子どもにとっては、全身バランスよく動かすことが大切です。スイミングは関節や骨への負担をあまりかけずにトレーニングができるので魅力的です。
また他のスポーツと違って、左右対称の動きを繰り返すので全身の筋肉がバランスよく鍛えることができます。
2.皮膚を鍛えることで風邪に負けない強い体に!
プールの出入りによる皮膚への刺激で抵抗力を高めることができるとは驚きですね!いつも元気な子どもでいてくれると親も安心ですよね。
風邪予防には冷水摩擦や乾布摩擦で皮膚へ刺激を与えるとよいという説もあるようです。(妹尾小児科の記事参照)
この二つと同じ効果が同時に得られるのがスイミングです!
プールへの出入りの繰り返しは、皮膚血管を鍛えることになるので、風邪への抵抗力を高めると言われてます。
3.循環器官を鍛え、喘息に打ち勝つ
言わずと知れた効果ですね。喘息の子どもを病院に連れて行ったら、お医者さんにも水泳を勧められたといっていたママもいましたよ!
ただしひとつ注意しておきたいのは、水泳をすると喘息が治るということではありません。
埃がたちにくく、適度な温度・湿度が保たれているスイミングは喘息が起こりにくい環境なので、喘息持ちの子どもにとって運動しやすいのだそう。
水泳をすると、水の抵抗を受けたり呼吸が制限されることで、心臓、肺などの呼吸・循環器官の働きを盛んにし、身体の発達を促進するといわれています。
4.お風呂が怖くなくなる
スイミングを習うとだんだん水に慣れてきて、家でお風呂に入るときも怖がらなくなりますよ!
これは我が家の息子たちの体験です。とにかく水が顔にかかるのが怖かった息子たち。スイミングに通うようになるまでは、シャンプーだらけの頭を流すときには必ず大騒ぎ!
でも水が怖いこどもは意外と多いみたいです。我が家の場合、スイミングスクールでも初めは泣いていましたが、1ヶ月もすると驚くことに自らお風呂に潜って遊ぶようになったんです。
そんな光景を見られるとは、想像もしていませんでした。今では頭を流すときも、頭の上からシャワーでジャー!のみ。とっても楽になりましたよ!
5. 海や川でのいざ…!というときも安心
夏になると海や川に行くことも増えますよね。怖いのは水難事故。1年間で1000人もの人が水難事故にあっているようです。
平成26年(2014年)中に全国で発生した水難は1,305件、水難に遭った人の数は1,491人に上っています。そのうちおよそ半数にあたる740人が、亡くなったり行方不明となったりしています。
子どもが少し大きくなると、子どもたちだけでプールに遊びに行ったりするようになります。そんなときでも子どもが泳ぎ方を知っていれば親も安心できますよね。
6. スイミングをすると頭がよくなる?!
泳ぎは、手や足の動きや息継ぎなどをスムーズに連動させることを必要とします。
その動きを子どものうちからすることで神経が発達し、子どもの脳をつくることに一役買っているようです。
さらに水泳がこどもたちの脳に影響を与えることを裏付ける驚くべき研究結果が発表されました。
オーストラリアにあるグリフィス大学のRobyn Jorgensen教授は、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカに住む5歳以下の子ども約7,200人を対象に3年間の調査を行いました。
その結果、小さいうちから水泳を習ってる子は就学前の時点で幅広い技術を身につけており、それらは幼稚園や学校に入ってからの学習に大いに役立つだろうと研究成果が発表されました。
また、スイミングに通う子どもたちは同年代の子どもに比べ、『家庭の経済的な事情に関係なく成績が良い』ということもわかりました。
小さいうちから水泳をやっていれば当然、身体も鍛えられます。加えて視覚運動能力をが発達し、はさみで紙を切ることや、色を塗ること、そして線や形を描いたりすること、さらには数学関連の問題でも高いスコアをマークしていることがわかったそうです。
さらには、自己表現力に優れ、読み書き、計算でも高い能力を示したというのです。
東大生の65%が小さい頃にスイミングに通っていたという結果が!
この6つの水泳の効果だけでも習う価値を十分に感じられるのですが、驚くべきはやはりスイミングをすると頭がよくなる?!ではないでしょうか?
なぜ「東大生の65%が小さい頃にスイミングに通っていた!」という驚くべき結果がでるほど、水泳はこどもの頭をよくするのでしょうか?
水泳教室に通うと頭がよくなるかも!考えられる3つの理由
東大生といえば、小さいうちから塾や英会話などお勉強漬けで育ったのかなーなんてイメージありますよね。
しかし下のグラフをみてみるとわかる通り、習い事に水泳をしていた東大生が多くいることがわかります。驚くことにその数は全体の65%です。
(東大生が小学生のときにしていた習い事・・・東大新聞オンラインの数値を元に作表)
ちなみに一般的にはスイミングを習っている子どもは、全体の約20%と言われているようです。
次に示すのは、小学校高学年の子どもたちを対象に行ったアンケートの結果ですが、習い事にスイミングを挙げている子は25%ほどです。
(小学生がしている習い事・・・ベネッセ教育情報サイトの数値を元に作表)
家庭の経済状況の影響は少なからずあるとは思いますが、それにしてもこの差は歴然だと思いませんか?
やはり頭の良さにはスイミングも何らかの影響を与えているといったところでしょうか!?
「東大生の65%が小さい頃にスイミングに通っていた!」考えられる理由は次の3つです!
- 悔しい!経験で、自分や他人との競争心を育む
- 病気に負けない強い体作り
- 学校では泳げない子に教えてあげることで自信につながる
では詳しく紐解いていきましょう!
悔しい経験で、自分や他人との競争心を育む
水泳は、目標をタイムや距離など数値化しやすく、達成できたかどうかも子どもたちにとってわかりやすいといえます。
ピアノや英語など他の習い事ではできた!という線引きが水泳に比べて曖昧ですよね。
目標達成するために、「もっとスタートのときに早く飛び込もう」とか「もっと手を大きく振ってみよう」などシンプルな工夫ができるところも子どもにとって頑張りがいがあるのでしょう。
またタイムや距離が数値化されているため他の子との勝ち負けがはっきりしていることも水泳の特徴です。
最近では運動会のかけっこでも1等賞を決めなかったりして、負けて悔しい!と思ったり1番になれたことが自信につながるような機会が少ないのかもしれもせん。
自分の意思の強さや工夫で結果に結びつく水泳で失敗と成功を繰り返すことで、テストや受験のときに必要な自分で頑張る力や他人との競争心を育むことができるのです。
病気に負けない強い体作り
よく喘息持ちの子にはプールを習わせると肺が鍛えられて良いということを聞きますが、まさにその通りで水泳は体力づくりにもってこいです。
水泳は全身運動で、呼吸も制限されるのでとても効率的に体力をつけることができます。肺を鍛えられることで喘息や風邪をひきにくい強い体を作り上げます。
我が家の息子の話ですが、月に一度は風邪をひいて熱をだしていたのですが、プールに通うようになってすぐに風邪は引くけど、鼻水・咳程度で、熱は全くださなくなったんですよ!
学校のテストや受験は体力勝負でもあります。体力がないと集中できずに眠くなってしまったりして、思うように勉強時間がとれなかったり、ましてやテストの日に風邪をひいてしまっては日ごろの成果もだせませんよね。
勉強をすることは体力を必要とします。風邪や病気に負けないで受験戦争を生き抜くための体力作りは、幼少期からの水泳が一役買っているのかもしれません。
学校では泳げない子に教えてあげることで自信につながる
最近の子どもたちは、泳げない子が増えているようです。小学校の授業では安全面を重視し水慣れや水遊びばかりで、タイムを計って泳ぐということはあまりしてないのだとか…。
そんな状況なので学校の授業だけで泳げるようにはなる子は少ないようです。なのでスイミングスクールに通っている子は泳げて、通っていない子は泳げないという二極化の状況にあるのです。
小さいときからスイミングに通っていれば、学校の授業のときも自信を持って取り組めますよね。
泳げない子がいる中、自分はスイスイ泳げる。そして泳げない子に教えてあげることは子どもにとって良い経験となり自分に自信を持つことへとつながっていきます。
スイミングで強い精神と体を育てよう
スイミングはその特有の動作が子どもの脳の発達を促し、さらにスイミングだけでしか得られない経験が精神をも強く成長させます。
そのことが勉強を頑張れるための基礎となっているのだと思います。それゆえに65%もの多くの東大生が水泳を習っていたという結果があるのでしょう。
多くのスイミングスクールはバスを運行していたりするので、ママにとっても送迎の手間がかからないので、始めやすい習い事といえますね!
メリットだらけの水泳!ぜひ習い事デビューの選択肢に入れてみてくださいね。
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