子供のトマト嫌いを克服できるかも!トマト栽培が子供に与える効果
野菜嫌いの子供は多いですが、中でもトマトが嫌いという子供は多いですよね。
トマトに愛着を持ってトマトを食べてみたいと思うための方法の一つとして、トマトを育てて食べてみるという方法があります。
どうしてトマトを育てることでトマトを食べることが出来るようになるのか。この部分をまとめていきます。
この記事の目次
完熟トマトをと食べるために出来ることの一つが育てるということ
トマト嫌いの子供の多くは、今まで完熟したおいしいトマトを食べたことがないケースが多くなっています。
我が家の息子もスーパーのトマトは苦手で、夏場に直売所で売られる完熟トマトならおいしく食べることが出来ます。
我が家のように身近に完熟トマトを購入することが出来る直売所などがあれば手軽に手に入れることが出来る完熟トマトですが、街中などでは直売所などはあまりありませんね。
トマトは畑で育つものではありますが、プランターや鉢植え、また卓上でも育てられるキッドなども売られているので、どこでも育てられる野菜です。
種をまき芽が出てきて、そこからトマトが成長していって花をつけ、実をつけ、真っ赤に熟していく過程を見ながら、いつくらいになったら食べられるかな?そろそろ赤くておいしそうだね。といいながら育てていけば、真っ赤な完熟トマトを食べることが出来ます。
ママやパパもトマトを育てたことがないという方もいるかもしれませんが心配はいりません。トマトは比較的育てやすい野菜になっています。
毎日ちゃんと水やりをして、お花がついたとき、実が大きくなってきたときに肥料をあげるようにすれば、比較的簡単に育てていくことが出来ますよ。
自分で育てたという経験が食べてみようにつながる
最近では教育の現場で食育活動が行われていることが多くなっています。
幼稚園児や保育園児に比べると少しお兄さん、お姉さんの例になりますが、四国の後免野田小学校でのある活動が話題になりました。
この小学校では、花壇を畑に変えて自分たちの学校給食に使う野菜を栽培するとう食育活動を行ったところ、給食で野菜を残す子供が減ったそうです。
ではどうして自分たちで育てた野菜を給食に使ったら野菜を残す子供が減ったのでしょうか?
トマト栽培の過程で子供が初めて知ることがある!
栽培が簡単と言われているトマトの場合でも種をまいてから実際にトマトを収穫することが出来るまで約4カ月は必要になります。
野菜を育てるということは、時間もかかりますし手間もかかります。この間トマトを放置しておけば、当然トマトは枯れてしまいますね。
- 水やりをする
- 草を取り除く
- 肥料を上げる
- 虫がつかないようにする
などトマトを栽培するためにはやらなければならないことがあります。
大人にとっては何気なくできることだとしても、子供にとっては毎日繰り返し行わなければならないことで大変なことになります。
ですが、自分が手間をかけることですくすくとトマトが育ち、徐々に花が咲き、実がついてきます。少しずつ実が赤く色づき、食べられる状態になっていきます。
『野菜はいつの間にかできるものではなく、時間をかけて育ててようやく食卓に上るもの』ということを、野菜を育てることで初めて知ることが出来ます。
- 作った人の顔
- 作るための手間
- 育てることで大きくなるということ
このようなものをトマトを育てることではじめて実感することが出来るようになります。
そして、手間をかけて育てたものを食べずに捨ててしまうとうことが『もったいない』と感じることが出来るようになってきます。
捨てないためにはどうしたらいいのかというと、食べるということにつながります。
今まで嫌いといって食べることもできなかったものを口にしてみて、それがおいしかったら、子供はトマトを好きになってくれる可能性が高くなりますよね。
子供の心理が変化してきたらチャンス!他にもできるアプローチ
トマトを育てることで少しずつ子供の心理は変化していきます。このような変化が感じられ始めたならば、さらにトマト嫌いを克服していくための一押しになるアプローチをしていきましょう。
子供が受け入れやすい品種を選ぼう
トマトにはいろいろな品種があります。子供が嫌いなトマトの特徴が少ない品種を選んであげることでも、子供が食べておいしいと感じることが出来るトマトを育てることが出来ます。
子供が苦手な部分が少なく食べやすい品種を選び、完熟するまでの過程をたのしみながら、ぜひ真っ赤に熟れたトマトを食べさせてあげてくださいね。
トマトを育てながら子供としてみると良いお話
栽培中はぜひ基本的には子供にお世話をしてもらい、大人はそれを補うようにしていきます。
また、トマトを食べることで得られる効果も、子供に分かりやすい言葉で教えてあげることもおすすめです。
- 「トマトさんを食べると風邪をひきにくくなるんだって!」
- 「お肌がきれいになる栄養君がトマトには沢山あるんだよ!」
- 「トマトって食べると沢山元気をくれるんだって」
子供自身が元気に楽しくなれる話題を盛り込むことで、子供もトマトって食べると体にいいんだと自然と感じ取れるようになってきますよ。
難しい栄養価の話をするよりは、身近な言葉を使うのがポイントです。
シールで観察日記をつけてみるのもおすすめ
さきほど紹介した小学校では、観察日記をつけることでより育てている野菜をしっかりと観察をして成長の過程を見守っていきます。
観察日記を書くということで、よりしっかりと野菜の成長度合いを知ることが出来ますが、小さな子供には本格的な観察日記はまだ難しいですよね。
そこで、トマトを見ながらのお絵かきを栽培中に何度か行ってみてください。お絵かきは上手である必要はありません。
子供が栽培中のトマトをじっくりと見る習慣をつけることが大切です。
絵を描くことがまだ難しかったら、シールを使ってみることもお勧めです。
花が咲き始めたら花が咲いた分黄色いシールを貼って行く。実が膨らみ始めたらその分緑のシールを貼っていく。赤くなったらその分赤いシールを貼っていきます。
育てたトマトで何を作ろうか。子供と一緒に出来るトマト料理をご紹介
せっかくトマトを育てて収穫するのですから、生でパクッとトマトを食べてみるのがBestですが、トマトはお料理をして食べるとまた違う味わいになります。
トマトの味の変化も楽しいですし、プラス子供も一緒に調理を手伝うことで、自分で育てたトマトを自分でお料理したから食べる!という思考につなげていくことが出来ます。
そこで、子供一緒に作ることが出来るトマト料理のレシピを一つご紹介したいと思います。
トマトとじゃがりこの簡単チーズ焼き
トマト 大玉なら1個 ミニトマトなら10個くらい
じゃがりこ 1個
熱湯 100㏄
とろけるチーズ 50g
オリーブオイル 大さじ1
- トマトは湯むきをして2~3mm程度の厚さでスライスします。ミニトマトは半分に切るようにします。
- じゃがりこを耐熱容器に入れて100㏄のお湯を入れペースト状になるまで混ぜます。
- 耐熱容器の内側に分量外のオリーブオイルを薄く塗り、じゃがりこをペースト状にしたものとトマトを交互に重ねていきます。
- 重ね終わったらオリーブオイルをなるべくまんべんなくかけ、その上にとろけるチーズを載せます。
- 軽くラップをして600Wで1分半ほどレンジで加熱した後、オーブントースターでチーズに軽く焦げ目がつくくらい焼いてできあがりです。
子供に手伝ってもらうのは、まずトマトを湯むきするシーンです。熱湯から冷水にとったトマトの皮をぜひ子供にむいてもらいましょう。つるんとむけるのでとっても楽しいですよ。
じゃがりこをペースト状にするのもお手伝いをしてもらえますね。熱湯をかけてある程度混ぜてから、少し冷めた段階で混ぜてもらうようにしてください。やけどには注意です。
トマトとペースト状のじゃがりこをを重ねていくのも子供が出来るお手伝いになります。多少雑でもOKなので、ぜひ一緒にやってみてください。チーズを載せるのも子供が出来るお手伝いですね。
トマトは加熱することで甘みが増していきます。チーズの塩味やじゃがりこの塩味でさらにトマトの甘みが引き立ちますので食べやすくなりますよ。ぜひ一度試してみてくださいね。
トマトを育てる体験でトマト嫌いが克服できますように!
真っ赤になるまで育てたトマトは想像しているよりも甘みがありおいしいですよ。
ミニトマトは夏場にぱくっとおやつ代わりに食べたくなるくらいで、我が家では夜ご飯のためにとっておいたトマトを子供に食べられてしまったこともありました。
夏野菜の中では比較的手軽に作れる野菜でもありますので、ぜひトマト栽培にチャレンジしてみて、子供がトマト嫌いを克服できればいいですよね。
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