安全な子連れ避難のやり方!ベビーミルク最新情報とグッズで備えよう
災害が起こったとき子どもを連れてどのように避難すればいいのか、避難に必要な荷物は何か不安に思うことがありますよね。
子ども連れの避難の仕方やタイミング、2人以上子どもがいる場合に気を付けるポイントを整理して、子ども連れに必要な荷物リストをピックアップしました。
必要な荷物に含まれる、乳幼児用の液体ミルクや粉ミルクを作るときの使い捨て哺乳瓶や発熱剤のご紹介も致します。
この記事の目次
ベビーカーはだめ!抱っこ紐で避難
子どもと一緒に避難するときはベビーカーを使わず必ず抱っこ紐で避難してください。
大きな地震の場合、道が隆起または陥没していることもあります。
建物が倒壊していたり津波がおそってきたときはとっさに走って逃げることも考えられるので、動きやすい抱っこ紐で避難することが大切です。
また、子どもが2人以上いる場合はおんぶで避難することが重要です。
子どもが2人以上の避難ならこの4つに気を付ける!
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子どもが多いご家庭の避難はママの不安も大きいと思います。
- 一人で歩ける子どもでも基本は抱っこ
- 人混みや道の危険度によっては一人で歩かせない方がいい場合もあります。抱っこして逃げるという意識でいた方がいいですね。
子ども達が安全に避難できるように必要な知識と事前準備で備えましょう。
- 抱っこやおんぶの時も必ず靴を履かせる
- 避難先で一番入手しづらいものの一つがサイズぴったりの靴だそう。家に帰れない可能性も考えて靴は忘れないようにしましょう。
- 抱っこ紐以外の子どもにはパーソナルカードとおやつを!
- パーソナルカードは「住所・連絡先・名前(親と本人)・血液型・持病(かかりつけの医師・薬)」を記載したものです。
万が一はぐれたとき、その際に事故やケガをした場合に病院で必要でとても重要です。
遭難を想定して小腹を満たすチョコレートなどカロリーがある食べ物をもたせることも大切です。
- ママと離れないためのロープの準備と約束
- 「絶対にママから離れない」約束をしてから避難を開始しましょう。また、子どもとママをロープで繋ぐなど絶対に離れない工夫をしておくと安心です。
避難のタイミングは「避難準備」の発令が目安
避難情報には3種類あります。
- 「避難準備・高齢者等避難開始」
- 避難準備では、主に高齢者など移動に時間がかかる人が避難するタイミングです。
- 「避難勧告」
- 避難勧告では、一般の方に避難の準備を呼びかけています。
- 「避難指示(緊急)」
- 避難指示では、住民の全てが速やかに避難をする必要があります。
荷物の準備は1次避難と2次避難に分けて整理します
- 1次避難準備 : 1~2日程度避難するための最低限の荷物
- 2次避難準備 : 1週間生活するための準備
1次避難準備は2日間生活するための最低限の荷物と緊急避難用グッズです。
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子ども用、共用、緊急避難グッズに分けてリストアップしました。
- 子ども用
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- 粉ミルクor液体ミルク
- 粉ミルク用のミネラルウォーター
- 使い捨て哺乳瓶(商品の紹介は後の見出しで)
- 携帯用の発熱剤(商品の紹介は後の見出しで)
- 授乳用ケープ
- オムツとおしりふき
- タオル(防寒や赤ちゃんの飲みこぼしや嘔吐にも)
- おもちゃや絵本(音がでないものをえらんで)
- 母子手帳・お薬手帳
- 共用
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- 水(1人当たり1日の飲み水1リットルあると安心)
- 非常食(パン・缶詰・お菓子・ソーセージなど子どもが食べ慣れているもの)
- スプーン・フォーク・箸(缶詰用に使います)
- 防寒具・寝具(ブランケット、スリッパ)
- 衣類(余裕があれば下着や着替え)
- ビニール袋(オムツ入れ、防寒、お皿代わりなどにも代用可能)
- 軍手や革の手袋
- 懐中電灯(緊急時はヘッドライトがあれば両手があくので便利)
- 携帯ラジオと乾電池
- 携帯電話のバッテリー(あると安心)
- 応急手当グッズ(絆創膏・常備薬・おしりかぶれ用ぬり薬等)
- 生理用ナプキン
- 歯ブラシ(シートのものでもOK)
- お札と小銭
- 通帳と印鑑(住民票のコピーを準備しておくと安心)
- 緊急避難グッズ
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- ホイッスル
- 防災マップ
- パーソナルカード
- ヘルメット
- 防災頭巾
基本的にこのリストの中でリュックひとつに入る分を選び持っていくのですが、余裕があれば持ちやすいサブバックを使用することも考えます。
2次避難に必要なのは1週間分の食料や生活の品です。
避難が長引くとき家に荷物を取りに帰ること、家や車を避難場所にすることを想定して備えます。
- 水(1人当たり1日の飲み水2リットルあると安心)
- 食料(缶詰、アルファー米、パン、カップラーメン、お菓子、飴など)
- 食事用の水(アルファー米、カップラーメンに使用)
- 粉ミルクとミネラルウォーター
- ガスコンロと予備のガス
- ランタン(電気がつかないときに必要)
- 簡易トイレ(自宅や車避難用)
- 下着(長期避難の場合は洗濯して人目についても大丈夫な男性用下着がベスト)
- 衣類
- 防寒具
大きな災害になればライフラインも止まり、物資もしばらく届かなくなることもあります。
スーパーやコンビニでは長蛇の列ができ、買い物でも何時間も並ぶことも考えられます。
子どもを連れている方はちょっとした買い物が難しくなることを想定しておきましょう。
しっかりと備える赤ちゃんのミルク調乳グッズ
避難の際は、ミルクを温めるのも哺乳瓶を洗浄・殺菌することも難しいですね。
そこで便利なのが使い捨て哺乳瓶と携帯用の発熱剤です!
粉ミルクを使う場合と、液体ミルクを使う場合に分けてご紹介します。
便利な液体ミルクには耐熱性ではない使い捨て哺乳瓶でも◎
海外では携帯用として主流の液体ミルクですが、来春、お菓子メーカーの「江崎グリコ」から日本で初めて販売されるそうです。
お湯を使用したり温めることが必要だった粉ミルクに比べて格段に便利になり、ママの避難荷物や負担の軽減になりますね。
避難時に選ぶ使い捨て哺乳瓶をご紹介します。
- 使い捨て哺乳瓶(耐熱ではない)
- chu-bo! おでかけ用ほ乳ボトル 使い切りタイプ 4個入 ¥947対象0ヶ月~
ジャバラの使い捨てボトルで個包装になっているので衛生的。乳首は柔らかめで吸出し量は3段階に調節が可能です。1段階でも多めの量が出るので月齢の早い子は注意してあげましょう。ビビお出かけ用ミルクボトル ¥680(Amazon)対象0ヶ月~
やや硬め乳首でジャバラの使い捨てボトル。乳首の付け替えはできないので好みがあるベビーは他者のボトルがオススメ。Playtexドロップイン専用哺乳瓶 パック5枚入り¥1,880(Amazon)
こちらもボトルの中にパックを装着するタイプ。乳首は取り換え可能。
液体ミルクでも温めて飲ませたいという方は、次にご紹介する耐熱性の哺乳瓶と発熱剤を準備してください。
粉ミルクなら使い捨ての耐熱性哺乳瓶と発熱剤を揃えて!
利便性が高い液体ミルクの発売までの備えや、液体ミルクの安全性について不安がある方は今まで通り粉ミルクを使用した準備になります。
粉ミルクは衛生面と使いやすさを考えて個包装の粉ミルクを準備しましょう。各社から販売されているので使いやすいものを選んでください。
粉ミルクはお湯で溶かす必要があるので、耐熱の哺乳瓶、発熱剤、ミネラルウォーターの3つを準備します。
- 使い捨て哺乳瓶(耐熱)
- Drama使い捨て哺乳瓶&パック10枚入り ¥1,350(Amazon)
ボトルの中に使い捨てのパックを装着して使用するタイプ。ピジョンの乳首に付け替えでうまく飲めたという口コミが数件ありました。付属の乳首だと対象は3ヶ月頃から使用可能だそう。クロスベビーステリボトル2個入り ¥756(Amazon)対象0ヶ月~
付属の乳首はやや硬めの使い捨て哺乳瓶。吸出し量は少なめで乳首の付け替えはできないそうです。
どの商品の口コミをみても人によって使いやすさは異なる印象です。
- 携帯用の発熱剤
- ミルクをあたためる際に必要になる携帯用の発熱剤です。
モーリアンヒートパックLサイズ加熱袋1枚×発熱剤3個 ¥910(Amazon)
使用方法は、加熱袋に発熱剤と水130mlと温めたいものを入れてチャックを閉じます。発熱に使用する水は飲用できません。20℃の条件でお水500mlを入れて発熱させたところ最高温度が90.8℃、平均温度が80.4℃まで上がりました。
気温や加熱するモノの温度によって仕上がりの温度は変わりますがかなり温められますね。
Lサイズなら缶飲料が3本、おにぎりは3個程度が入る大きさです。
使い捨て哺乳瓶を使用する場合は耐熱容器であることを忘れず確認して使用してくださいね。
- ミルクに使えるミネラルウォーター
- 赤ちゃん用の加熱殺菌されたお水ならどれでも安心して使用できます。
コンビニやスーパーで売られているお水では、い・ろ・は・す、南アルプスの天然水、おいしい水富士山、クリスタルガイザーなど日本で売られているほとんどが軟水なので使用できます。
ですが、加熱殺菌はされていないので一度沸騰させてから使用するのが安心です。
事前準備で焦らず行動する
いざ災害になり避難をする場合は、パニックでいつも通りの行動ができないことが考えられます。
子どもを不安にさせないようにママは事前にできることを準備して、いざという時にも焦らずに行動できるように備えておくことが重要です。
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
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