子供の個性は得意分野を伸ばして!我が子が喜ぶ子育て法

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2016/01/29

自身に満ち溢れた子供
子供一人一人の個性を重視する教育が言われるようになって久しいですが、「じゃ、うちの子の個性って何なの?」とよく分からなかったりします。

保育所や幼稚園など集団生活が始まると他の子供と比較したりして気になってきますし、この頃から早期教育とかで、とにかく何か習い事をさせてみたりするご家庭も多いのでは?

子どもの個性は、その子の「得意なこと」「楽しそうにやってのけること」「周りのみんなが言う長所」のことをいいます。このようなことをさらに褒めて伸ばしていくことで、ほかの誰でもない”その子だけのキラッと光る素晴らしい個性”となるようです。

まずそれには、我が子の得意なことはどんなことかを親が見つけてあげましょう。子供が夢中になってしていること、周りから褒められていることはどんなことでしょうか?

時代のブームや子育て情報に振り回されず、目の前の子供の様子をしっかり見つめてみましょう。

子供が周りの人にどう評価されているかがポイント

子供も大人も、外面内面というのは多少はあるものです。内面よりも、外面をよくよく見てみましょう。

どんなことを言ったりしたりしているか。周りに対してどう振舞っているかを見てみましょう。幼稚園の先生の評価も注意して聞いておきましょう。

親の評価より、他人の評価が個性を言い当てていることもある

家の様子はさておき、外での子供の様子を思い出しましょう。例えば公園で遊んでいるとき、周りのママたちに愛嬌振りまいて(?)なぜかいつも可愛い可愛いされているとか。

いつも近所の子たちと大勢でいるとか、年下の子に慕われているようだとか、異性に好かれるタイプみたいなどです。

我が子をじっくり見てみると何か特徴があったりするのです。

他にも、砂遊びをしたら日が暮れてもずっと集中して何か作っているとか、ブランコの順番を仕切っているとか、やたら虫や、石、枝などを拾い集める収集グセがあるとか、地面に絵ばかり書いているとか...何か思い当たりませんか?

親も気づかないような外での我が子について、近所の人が「年下の子に優しいよ」「いつも遊びのリーダーをしてるよ」「女の子に優しいよ」「いつも最後おもちゃを片付けているよ」と何気なく話してくれます。

他人の評価は結構その子の得意分野を言い当てていたりします。

子供が生き生きと楽しそうにしていることが得意なことです!

ペラペラとよく喋ってお友達を笑わせているなら、ムードメーカーかもしれませんね。お絵描きを始めたら終わる時間が来てもやめないなら、かなりの集中力の持ち主です。

音楽が流れればいつも体を動かし踊ったりするなら音感、リズム感が優れているということです。

その得意そうにしていることを、中断せずに褒めて褒めてステップアップさせてあげましょう。それがその子独自の個性というものです。

人からスゴイね、上手だねと褒められるとどんどん上達します。個性も、1つだけとは限りませんよ。2つ3つと素敵な個性が隠れているかもしれません。

褒められないような個性と親が感じても、見る人が違えば素晴らしい個性です

「いえいえ、うちの子は褒められるところなんてナイナイ。」なんて悲しいこと言わないでくださいね。親は「のろい、スローテンポ」と思っていても、人には「落ち着いている、着実」と見えているのです。

「うちの子頑固で困るわ」と、ママが感じていても、本当は「意志が強くて頼もしい」お子さんなわけです。

「うちの子はいつも迷って決められない」と腹が立っても、「いつも慎重で柔軟性もある」と思えばとても素晴らしい個性です。

つい我が子に厳しい点数をつけてしまいがちですが、見る人が違えば評価はこんなに違ってくるのです。

ある意味、親の見る目より他人の方が公正に評価していると言えますよね。

個性を伸ばし、磨くために親がしてあげられること

なんとなく子供の好きなこと、得意なこと、周りからの評価もわかってきました。親としてさらに個性を伸ばしてあげるためにできることはなんでしょうか。

より詳しく見ていきましょう。

個性を伸ばすための習い事は内的要素にも注意しよう

子供の習い事でよく聞くのが、スイミングやサッカー、音楽、ダンス、英語などでしょうか。

注意しなければいけないのは、教室に入れたらOKということではないということです。

経験ないことをどんどん体験させるのはいいことですが、そこで何を得られるかが問題です。

集団行動、協調性を学ぶのか、長時間の集中力を身につけるのか、積極性やリーダーシップを掴むのか、体験することに付随する内容・中身も気にしましょう。

個性を磨くために、周りに協力をお願いしてみよう!2つの例を紹介

例を2つ挙げて説明しますね。

【例1】 
「うちの子はいろんな人が集まってくる要素を持っている。リーダーシップを身につけさせれば元気に活躍できるのでは?」と感じたとしましょう。

そんな時は、幼稚園や学校の先生に、家庭訪問や懇談の時なんかにお願いしてみましょう。

「うちの子はリーダーシップを勉強させたいので、教室でいろいろ声をかけて手伝わせてください。」このように話してみれば、先生もなるほどとそのように気にかけて下さいます。

子供が教室でこんなことをしてあげた、頼まれて手伝ったと自慢げに報告してくれれば素質ありです。その路線で褒めながら人の役に立つことの楽しさを教えてあげましょう。

【例2】
「うちの子絵を描くのが好きみたい。放っておいたらいつまでも描いている。この集中力を大事にしたいな…」と思ったとしましょう。

これも先生に聞いてみるといいですね。終わりましょうといってもなかなかやめないとか、休み時間も描き続けていたりという話が出るかもしれません。

「絵を描く時はすごく集中できてその集中力を他にも生かしたいので、叱らずにうまくやめさせて欲しい。放課後にゆっくり描こうとか、おうちで続きを仕上げて明日見せてとかアドバイスしてやって欲しい。」と相談してみましょう。

時間や周りの様子もお構いなしに集中できるのは、なかなかです。絵だけでなくその特質をうまく育ててあげれば他でも成果を出せるはずです。

様々な子育て情報に惑わされず、子供自身をしっかり見よう

子育て本そのままのようには実際の子育てはうまくいきません。

情報が多すぎて我が子に一体何を当てはめればいいのか分からないと悩んではいませんか?

どの子にもやる気スイッチはある!親はスイッチを入れるのではなく探してあげて

一人一人個性があるように、その子にあった子育てが子供の数だけあるものです。一緒に暮らすきょうだいでも性格も違えば考え方も全然違います。

怒られて頑張る子もいれば、おだてないと動かない子もいます。子供が笑顔で頑張れる「やる気スイッチ」をまずは親が探してあげましょう。

ただし、「やる気スイッチ」は親が入れてもダメです。子供が自分でスイッチを入れたらそれが「やる気スイッチ」です。

そのために大切なのは「達成感」です。「やったー!できた!」という感覚をいくつも積み上げていくことです。親は褒めながら感心しながら見守り応援しましょう。

「自分でできる」という自己肯定感と満足感でやる気が湧きます。スイッチがポーンと入るのは、その時一緒に喜んであげることです。「みんなが喜んでくれている!」と感じたら、これは大人だってスイッチ入りますよね。

得意を発揮できるような場面を作って応援しよう!

誰にでも親切な子、親分肌の子、読書が大好きな子、体を動かすのが好きな子、料理に興味のある子、おしゃれが好きな子、動物が大好きな子、絵を書くのが好きな子、走るのがめっぽう速い子、車に興味がある子など、どんな子にも好きなこと・得意なことがあります。

得意なことを発揮できる場面を演出してあげましょう。

「○○ちゃんならできるからお願いするわ」「これ得意だもんね、見せて見せて」と子供が後で自慢できるようなことをドンドンさせてみましょう。

成長によっても、その子の個性が変化してくることもあるかもしれませんね。親の目と他人の目の評価どちらも大切に見ながら、その子の生き生き輝く個性を見つけ育てていきましょう。

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