骨盤ベルトは産後ダイエットの味方!効果的な使い方で産後太り対策
出産後、なかなか体重や体型が戻らずに悩んでいるママは多いですよね。
産後、骨盤ベルトの使用を推奨している病院や助産院もあるそうです。
私も長男の出産時に愛用していましたが、より効果的に使うために事前に知っておくべきだった!とあとで反省した点がいくつかありました。
その体験を踏まえ、産後ダイエットに活用する際のポイントをまとめました。
この記事の目次
産後ダイエットに骨盤ベルトが効果的な理由3つ
さらに分娩時に赤ちゃんを通すために骨盤が大きく緩み、恥骨結合部が開きます。骨盤周りの靭帯や、尿道や膣をしめる働きをする骨盤底筋も大きく伸びて不安定な状態になっています。それらは産後すぐに戻るわけではありません。
赤ちゃんを育てる母乳を出すために血液量や乳房の脂肪も増えているので、「出産したのに思ったより体重が減らない…」と焦っているママも多いのではないでしょうか。
私もその一人で、皮が伸びきったぷよぷよのお腹には力が入りませんし、骨盤もグラグラと不安定。歩くのも怖いくらいで、家の階段は手すりをよじ登っているような状態でした。
ダイエットをしたいと思っても、産後の体はとてもデリケートですし、育児をしながら激しいトレーニングをすることはできません。
そこで産後ママが手軽に無理なく行えるダイエットとしておすすめしたいのが「骨盤ベルト」の活用!自宅で簡単にできて、一度骨盤ベルトを買えばあとはコストがかかりませんのでぜひ試してみてください。
メリットを大きく3つにまとめました。
緩んだ骨盤の歪みが矯正。血流が良くなりリバウンドしにくい!
骨盤ベルトを巻くと、緩んだ骨盤が元の正しい位置に固定されます。血液やリンパ液の流れも良くなり、手足の冷えや肩こりなどの不調が解消。ホルモンバランスが整い、体の回復を早めるほか精神的にも安定します。
新陳代謝が活発になると痩せやすい体質になるので、ダイエットをやめたからといってリバウンドすることもありませんよ。
内臓が正常な位置に戻り代謝アップ。燃えやすい体に!
骨盤が開くと隙間ができるので、その分内臓が下がってしまいます。下垂した内臓は機能が落ちてしまい、老廃物の排出がうまくできなくなってしまう恐れも。
骨盤がしまると、必然的に内臓も元の正常な位置に戻ります。基礎代謝がアップし、カロリーを燃焼しやすい体になります。
下腹のポッコリとお尻のむくみにも対応!
妊娠中は普段通りに動けないことで筋力が低下し、脂肪がたまりやすい体に。腹筋やお尻も筋肉が落ちてしまい、骨盤周りに脂肪がついてむくみやすくなっています。
また骨盤が外側に開くことで股関節も外にねじれたような状態になり、ますますお尻が横に広がったり、下腹ポッコリに見えてしまいます。
骨盤のゆがみを矯正すれば筋肉がつきやすくなり、きれいなウエストラインやヒップラインに戻しやすくなるのです。
効果を引き出す使用する時期や頻度について
商品によって使用をスタートできる時期はそれぞれ違います。
「体がつらい」と感じるときは回復を優先して、骨盤ベルトはいったんストップしましょう。
一日中着用できるタイプもある!
一日中着用できるタイプの商品を選ぶと、しっかりダイエット効果をあげることができます。
夜は特にずれやすいので、ガードルタイプがおすすめ。ベルトタイプよりホールド力は弱くなりますが、腹部やお尻をしっかり包み込んでくれます。
寝る姿勢は骨盤にかかる負担を考えると仰向けがいいそうですが、腰痛がある場合は横向きでも構いません。その際はひざの間にクッションをはさむと負担が軽くなります。
産後3ヶ月頃までが目安
骨盤ベルトはあくまでママ自身の筋力が戻るのをサポートする役割。必要以上にベルトに長く頼りすぎると、骨盤周りの筋肉が付きづらくなります。
産褥期が終わる産後2ヶ月頃には体がある程度回復すると言われています。その頃から徐々につける時間を減らし、産後3ヶ月頃には卒業することをおすすめします。
私はこの「やめ時」について十分にリサーチをしないまま、産後6ヶ月過ぎまで毎日使い続けてしまいました。
その結果、体に十分な筋力が戻らず、骨盤ベルトなしでは歩くのも不安なほどになってしまいました。次の項目で体験談をご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【体験談】長く使いすぎはNG!ベルトを手放せない生活に!
骨盤ベルトを使った産後ダイエットに興味があった私は、出産した次の日から使用をスタート。
産後は骨盤がグラグラと不安定で普通に歩いていても転びそうになるくらいでしたが、骨盤ベルトを巻くと楽に歩くことができました。
その快適さにすっかりハマり、退院してからも毎日愛用。就寝時は寝返りなどでどうしてもずれてしまうので外していましたが、それ以外の時間はずっと装着していました。
そして気付けば産後6ヶ月が経過。久々に骨盤ベルトを外して息子とお散歩をしてみると、少しの距離なのにとても疲れてしまいました。特に骨盤周りに力が入らない感覚です。
そこから軽いトレーニングなどを意識的に行い、約1ヶ月を掛けてベルトのない生活をできるようになりました。皆さんはきちんと正しい方法を知って、効果的にダイエットをしてくださいね!
帝王切開出産のママは焦りは禁物!回復を優先して
帝王切開出産したママの場合も「リラキシン」というホルモンの影響で骨盤は緩んでいますので、産後に骨盤ベルトを巻くことが有効です。
傷に当たらないようになっているベルトが細いタイプや、腹部全体をホールドしてくれるガードルタイプがおすすめです。でも少しでも痛みを感じた場合は無理をせず、すぐに使用をストップしてくださいね。
骨盤ベルトの産後ダイエットと併せて確認!NG行為
日常生活の中では、無意識のうちに骨盤に負担をかける行動をしてしまいがち。せっかく産後ダイエットに取り組んでいても、それでは意味がありません。
以下の行動は特に気を付けて避けるようにしましょう。いずれも骨盤をねじらせたり、アンバランスに負荷を加えてしまう動作です。
- 横座り
- ぺちゃんこ座り
- 足を組む
- 片足に体重をかけて立つ
- 猫背
- 浅く座りすぎる・深く座りすぎる
床に座る場合は正座もしくはあぐらが良いとされています。骨盤への負荷を減らすためにはお尻の下にクッションを入れるとなお良いです。
椅子に座る場合は「骨盤を立てる」ようなイメージで背筋を伸ばして深めに座ります。背もたれに寄りかかる時は、腰と背もたれの間にクッションをはさみましょう。
いずれにせよ同じ姿勢を長くすると血流も悪くなり体に負担がかかるので、こまめに姿勢を変えるのがおすすめです。
育児中に楽しく骨盤ベルトダイエットを取り入れてみよう
産後のママは赤ちゃんのお世話や家事に大忙し。ダイエットのために時間を割くことは難しいですが、骨盤ベルトを巻くだけなら日常生活に無理なく取り入れることができます。
初めは体の回復に専念し、悪露が落ち着いて体調が安定してきたら、育児や家事の中で少しずつ体を動かし始めて骨盤周りの筋力をつけましょう。
トレーニングと思わずに、日々の育児を楽しみながら「ついで」の感覚で行うことが長続きするコツです!骨盤ベルトを効果的に活用して、体に優しい産後ダイエットにトライしましょう。
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