不器用でも大丈夫!キャラ弁、可愛いお弁当を作る超簡単な裏ワザ

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2015/10/20

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幼稚園や保育園にお弁当を持っていく…それだけでも気が重いのに、子どもに「可愛いお弁当にしてね!」「キャラ弁作って!」と注文されたり、園で凝ったお弁当が流行っていると、ママは困ってしまいますよね。

世の中には「どうやって作ったの!?」と首を傾げたくなるようなすごすぎるキャラ弁もあります。でも、子どもたちが楽しんでくれるような可愛いお弁当なら、ちょっとした工夫でもパパッと作れるコツがあるんですよ。

不器用で細かい作業が苦手なママや、仕事を抱えていて朝は時間がないママ、料理があまり得意ではないママにぜひおすすめのアイデアもご紹介します。次のお弁当デーに活用してみませんか。

詰め方、切り方、刺し方ひとつで、お弁当がぐんと可愛く!

今までのお弁当と同じおかずでも、詰め方や素材の切り方、ピックの刺し方ひとつでお弁当がガラリと変わります。料理の腕に左右されない、可愛いアレンジを考えましょう。

まずは子どもの好みを「テーマ」に分けて考えよう

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子どものお弁当にかぎらず、ご飯の詰め方ひとつでお弁当はとても華やかになります。まずは今日のテーマを決めましょう。テーマとは、今日メインになるお弁当の「華」のことです。

子どもの好みや性格によって、詰め方のテーマを決めていきます。

可愛さ・精巧さ重視
キャラクターが精巧に作られているか、お弁当全体が可愛らしくアレンジされているかを重視する子におすすめです。
好きなおかず重視
ハンバーグやからあげ、エビフライなど、好きなおかずが入っているかどうかを重視する子におすすめです。
ボリューム感重視
お腹がいっぱいになるか、足りなくないかを重視する子におすすめです。
少なさ重視
女の子など、少食な子は「食べきれるかどうか」を気にします。パッと見て少ないと安心する子向けです。
デザート&フルーツ重視
デザートやフルーツなど、お楽しみ部分を重視する子へ。
嫌いなものが入っていないこと重視
偏食・好き嫌いが多いことを自覚している子で、嫌いな食材が入っているとテンションが下がる子におすすめです。

他にも、子どもが気にする点を普段の食事やお弁当への反応からチェックしてみましょう。子どもがお弁当を開いた時に「わあ!美味しそう」と笑顔になるポイントがわかりますよ。

【可愛さ・精巧さ重視の子】真ん中にキャラクターがおすすめ

可愛らしさや精巧さなどを重視する子は、お弁当の真ん中にキャラクターを持っていきましょう。型抜きしたおむすびやご飯、サンドウィッチなどを中央に据え、その周りにおかずを配置していきます。

おかずが可愛い日は凝ったおかずを真ん中に据えて、小さなボール状のおむすびやパンなどを周辺に持っていく、おかずと主食のタッパーを分けて、それぞれ飾りつけるなどの工夫もおすすめです。

【好きなおかずやボリューム重視の子】美味しそう感を出すこと

好きなおかずが入っていることやボリューム感があった方が喜ぶ子なら、ぎっちりおかずを詰めてあげると良いですね。彩りよりもおかずの美味しそうな感じを前面に出し、野菜はみじん切りを炒り卵に入れてご飯の上に乗せてあげてもよいでしょう。

大好物を真ん中に持っていきます。ご飯を下に薄く敷き詰め、おかずを上にどーんと飾り付けてもボリュームが出ます。また、野菜を下に、お肉を上に乗せると、美味しそうに見えますし野菜の食べも良くなりますよ。

最近人気の「おにぎらず」も、ボリュームたっぷりお弁当が好きな子にはピッタリです。ご飯とのりで作るサンドウィッチのようなおにぎらずは、切り口を上に向けて詰め、詰めてからそっと具を上乗せするとキレイに仕上がります。

【少なさ・食べられないこと重視の子】まずはお弁当箱選びから

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逆に少なさにホッとするタイプの子は、ぎりぎりの小さなお弁当にしてあげることも必要です。「そんなに無理して食べる必要ないよ。食べられる量だけでいいんだよ」と受け入れてあげるだけで、食欲が違ってきます。

子どもが食べきれる量を、可愛くアレンジして詰められる大きさのお弁当箱を選ぶことが、可愛いお弁当を無理なく作れるコツです。まず平皿に盛ってみて、お弁当箱の大きさの見当をつけると良いですね。

お弁当箱のフタをあけて、一番最初に目に飛び込む真ん中に、好きなおかずや主食を入れてあげます。嫌いなものは目につきにくい場所に入れましょう。シンプルに詰めるとゴチャゴチャ感がなくなり、たくさん入っているように見えなくなります。

デザートやフルーツが入っているかどうかでテンションが上がる子は、デザートのミニタッパーを用意してあげてもいいでしょう。お弁当包みを開いてすぐにデザートタッパーが目に入れば、「わあ!頑張って食べよう」という気持ちになります。

プレッシャーを与えると、食欲はどんどん少なくなってしまいます。小さなキャラおむすびやサンドウィッチ1つに、ミニトマト1粒、玉子焼き、メインのおかずが1、2こ、そしてフルーツだけでも最初は構わないでしょう。

子どもが見て「ちょっと多いかも…」と不安がったら、すぐに減らしてあげましょう。幼稚園や保育園で、お友だちや先生の目にさらされながら食べたり、残したりするのは苦痛なものです。できるだけ家庭で無理のない量をはかってあげたいですね。

嫌いなものでテンションが下がってしまう子に関しては、ハンバーグやミートボールに練り込んだり、みじん切りにしてチーズと一緒に餃子の皮に包んで揚げるなど、パッと見わからないように入れてあげましょう。

偏食が激しいと、たった1つの苦手な食材が気になって、ほかのおかずも食べられなくなってしまうことがあります。給食ではできない配慮だからこそ、お弁当で気をつけてあげたいですね。

可愛くて簡単にできちゃう!技ありの小物おかずあれこれ

お弁当のちょっとした隙間に詰めると可愛いおかずは、たこさんウインナーやミートボールだけではありません。

だし巻卵のハート切り

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だし巻卵は、普通に切ったあと、横にしてナナメにカットし、互い違いに合わせるとハートになります。最近よく見ますよね。4つあわせてお弁当箱の真ん中に置くと、クローバーになりますよ。
いろいろピック使い

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ミニトマト・うずらの卵・きゅうり・巻いたハム・ソーセージなど、ピンチョスのようにさして入れてあげると可愛いですし、かさ増しになります。枝豆も中身の豆を出して、お団子のように楊枝にさしてあげると可愛いですよ。コーンと交互にしてもいいですね。
そぼろ弁当のアレンジ

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そぼろの三色弁当も、ただ色分けするだけではつまりませんよね。大き目のハート形や星形などを使って、いろんな形にそぼろを乗せてあげましょう。最後に星形に切ったチーズやハート形に切ったハムを乗せると、全体がきゅっと締まります。

三色弁当のたまごには、緑の野菜を細かくきざんで混ぜると彩り鮮やかになりますし、栄養バランスもアップします。食べられる野菜からスタートし、苦手なものも少しずつ混ぜていきましょう。

きゅうりやハムを可愛くカットして

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きゅうりやハムの飾り切りもいろいろありますね。生ものなので取り扱いには十分注意し、保冷剤を入れておくなど腐敗防止につとめましょう。
ウインナーはアレンジには最適!

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ウインナー大好き!という子どもは多いと思います。実はこのウインナーはアレンジにはもってこいの食材です。半分にカットして片方に切れ込みを入れてみましょう。一方はカットした方に、もう片方はカットしていない先端をカットしてみると、2つの種類のお花のような形が完成します。

また、シリコンやアルミのカップの中に、ウインナーを4本使って隙間なく囲いその中にうずらのたまごを落として焼くと、可愛いスクエアたまごになります。

囲うウインナーを輪切りにしたものに変えるとひまわりたまごもできちゃいますよ。子どもが好きなウインナーとたまごの組み合わせなのできっと喜ぶことまちがいなしですね。

花束やさい
茎の長いブロッコリーやアスパラガスに薄切りベーコンを巻きつけ、花束のような形に整えてから楊枝でさして固定します。少量のお湯でゆでてからベーコンの巻き終わりを下に焼くとほどけにくく、可愛いですよ。

アイテムを活用して、あっという間にキュートなお弁当を作ろう

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ふだんからあまり料理が得意ではなかったり、細かな細工が苦手なママが、いきなり凝ったお弁当にチャレンジするのは、気持ちのハードルも高くなってしまいますよね。そこで、まずは料理ではないポイントから攻略してみましょう。

料理ではなく、可愛いアイテムでお弁当を飾り付けちゃう裏ワザ

最近は、お弁当に使えるとっても可愛いアイテムがたくさん販売されているって知っていますか。ピックやバラン、アルミホイルにカップなど、キュートなお弁当アイテムがいろいろあるんです。

  • キャラクター・可愛いバラン
  • キャラクター・動物・お花などのお弁当カップ
  • キャラクターアルミホイル
  • キャラクター&旗ピック
  • さくらんぼ・トマトのヘタ柄ピック
  • 動物柄などのおにぎり用フィルム

サンリオなどのキャラクター専門店をはじめ、100円ショップでも大きな店舗なら品ぞろえが豊富です。東急ハンズのようなショップでも、お弁当グッズの取り揃えがあるのでオススメですよ。

お弁当箱も可愛いものを選びたい!と思っても、幼稚園や保育園で形や素材を指定されることも多いですよね。また、低年齢の子どものクラスでは、ピックが禁止されていることもあります。

そんなときは、キャラクターのついた可愛いカップやアルミホイル、バランで可愛くアレンジしてあげましょう。手間いらずで失敗の心配もありません。最近はカップやバランもシリコン製で何度も使えるものも少なくありません。

ピックは、キャラクターがついているものや、お子様ランチのように旗がついているものなどいろいろあります。特におすすめなのは、さくらんぼのヘタと葉っぱの形をしているピックです。

お弁当の彩りに必要不可欠なものと言えば、ミニトマトですよね。でもミニトマトのヘタは、雑菌が繁殖しやすいってご存知ですか。赤と緑のコントラストがキレイなのですが、お弁当につめるときはヘタを取らないと危険です。

そこで、ヘタをとったミニトマトに、さくらんぼの葉っぱピックをさしてあげると可愛くてとっても食べやすいんです。双子さくらんぼピックもあるので、赤いトマトとオレンジ・黄色のトマトをさしてあげてもいいですよね。

チーズとウズラの卵など、いろいろアレンジしてあげましょう。トマトはもちろん、いちごを入れる時もヘタは取った方が良いので、葉っぱピックを活用しましょう。いちご・ミニトマトのヘタそっくりなピックも販売されていますよ。

また、おむすびやサンドウィッチを可愛く包めるフィルムも販売されています。上手におむすびが作れなくても、可愛いフィルムでコーティングすればお弁当の中が華やぎますよね。

知っていますか?年々進化する、可愛いお弁当作りの便利アイテム

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包丁を使わなくても、お弁当に入れる食材を可愛くアレンジできるアイテムも年々進化しています。最近、情報番組などでも取り上げられて知名度がアップしてきました。

  • ウインナーカッター
  • おむすびの型抜き
  • サンドウィッチの型抜き
  • パン&ご飯用スタンプ
  • のり用パンチ
  • キャラ弁対応食材切り抜きグッズ

子どものお弁当に必要不可欠なたこさんウインナー、最近はいろんな切り方で入れているママも多いですよね。実はウインナーを上手に切れるアイテムもいろいろ販売されているんですよ。

いまや100円ショップでもウインナーカッターが手に入ります。また、1台でいろんな形にカット出来ちゃう、便利なアイテムもあります。ウインナーを押し付けるだけで切れるので、イライラしがちな朝も失敗知らずですよ。

おむすびやパンが可愛い形にアレンジできるアイテムもあります。おむすびの型抜きは昔からありましたが、最近では使い勝手もデザインもぐんぐん向上しています。

ご飯をつめて型抜きするだけなので、細かい作業があまり得意ではないママにもおすすめですよ。また、ただの食パンサンドウィッチが、可愛いキャラクターやパンダの形に形成できる型抜きも喜ばれます。

型抜きとスタンプ、のり用パンチが一体化したものもあるので、ひとつのグッズだけでいろいろな形のサンドウィッチやおむすびが作れるものもあります。アレンジひとつで、お弁当の幅が広がりますよね。

のりや野菜をキレイにカットできるミニサイズの型抜きやパンチも、種類が豊富になってきました。キャラや動物の形がセットになっていて、型を抜いて重ねるだけでただのご飯をキャラ弁化できるアイテムもあります。

こうしたアイテムの多くが、ちょっとしたショップや100円ショップで買えるところも嬉しいですよね。もちろん通販でも手に入るので、赤ちゃんがいたりお仕事でなかなか買い物に行けないママでも簡単に購入できます。

おかずもおむすびもデザートも…と考えると大変ですが、お団子状のおむすびにちょっとカット海苔を乗せたり、可愛いバランやカップ・ピックを使えば華やかになります。我が家なりの可愛いお弁当を目指して、頑張らずに工夫してみましょう。

「せっかく可愛く作ったのに寄っちゃった」…を防ぐコツとは

お弁当は隙間がたくさん空いていると、中で寄ってしまいます。特に型抜きした主食やおかずは寄ると可愛さが半減しますよね。真ん中に配置したら、それを動かさないように周囲にソーセージやブロッコリーなどを詰め、固定します。

シリコンカップを使うと滑りにくく、固定されやすくなります。おかずがすべて動かないようにぎゅうぎゅうに詰めると、ボリュームもアップしてしまいます。ボリュームを出したくない場合は小さなお弁当箱を使い、シリコンカップを使って隙間を埋めましょう。

果物は匂いや味が混ざりやすいので、別のタッパーを用意した方が安心です。ご飯やおかずと同じお弁当箱に詰める場合は、ラップなどでしっかり包んであげましょう。包んでからシリコンカップに入れれば味の混ざりを防げます。

頑張って作っているのに、子どもの反応がイマイチ…そんな時は

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あるママの体験談をご紹介しましょう。

そのママは、子どものために完璧なスーパーマリオ弁当を作ったそうです。でも子どもはその苦労をまったく理解せず、「今日はポケモン弁当が良かったのに」と文句を言ったとか。

一生懸命がんばってキャラ弁や可愛いお弁当を作ったのに、これではとっても悲しいですよね。

毎日当たり前のようにお弁当を作ってもらっている子どもは、そのありがたさがわからないこともあるでしょう。朝起きたらすでに完璧なお弁当が用意されていると、過程の大変さは伝わりません。

そこで、子どもにも手の込んだお弁当を作る大変さを理解してもらいましょう。ママとしては舞台裏を見せたくないと思うかもしれませんが、子どもに「お弁当のプラン」を立ててもらいましょう。

実物大のお弁当箱のワクを落書き帳に描き、どんなキャラをどのように詰めるか子どもに考えてもらいます。ママは、それが実現可能か、不可能かを子どもと一緒に検討しましょう。

また、時間がある日や休日に、子どもにお手伝いをしてもらいながらキャラ弁を作ってみてはいかがでしょうか。子ども本人のものでもいいですし、パパのために作ってもいいですよね。

自分でアイデアを出してプランを立てたり、実際に調理を手伝ってみれば、お弁当作りがどんなに大変で時間がかかるものか理解してくれるのではないでしょうか。食事を作ってくれる人への感謝の心を育てることも、大切な食育です。

ママと子どもの気持ちをつなぐお弁当に!精一杯の愛情をこめて

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最新の便利なお弁当グッズを使ったり、詰め方を工夫すれば、細かい作業が苦手なママや、朝忙しいママでも、可愛いお弁当やキャラ弁が意外と簡単にできます。

まずは、お弁当箱選びがポイントです。子どもが好きなキャラクターやお値段などで選んでしまいがちですが、子どもの食べる量に合わせて、大きすぎないものを選びましょう。さらに、小さめで可愛いシリコンカップも要チェックです。

詰め方も、子どもの好みに合わせて中心から決めていくことで、隙間を上手に埋めてキュートにアレンジできます。また、カットウインナーやピンチョス風サラダなど、ちょちょっと作れる裏ワザおかずを覚えると、お弁当の「美味しそう感」がアップしますよ。

芸能人や人気ブロガーが、精巧で可愛いキャラ弁をブログやツイッター・インスタグラムなどで公開しています。多忙と言われる芸能人ママが手の込んだキャラ弁を作っていると、なんだか罪悪感がわいてきますよね。

ママタレントたちは確かに忙しい生活だと思いますが、自分と比べる必要はありません。芸能人にとっては、ツイッターやブログも大切な仕事のひとつです。

ママの中にもツイッターやインスタグラムなどで子ども弁当を公開している人もいます。身近にそんなママ友がいると焦ってしまいますが、冷静に周囲を眺めてみると、みんながそんなに頑張っているわけではないと気付けます。

我が家の子どもたちも幼稚園時代はお弁当を持っていくことがありましたが、気合の入ったキャラ弁を持ってくる子は少数派でした。それでも子どもたちは「ママが作ってくれた!」ということに満足し、嬉しそうに頬張っていました。

最近は、ケンカやいじめの原因になることもあるそうで、キャラ弁が禁止される園もあるようです。周りの華やかなお弁当情報に振り回されず、我が子が求めるお弁当スタイルを探っていきましょう。

ママと子どもの気持ちがつながっていれば、どんなお弁当でも美味しいな、嬉しいなと感じるはず。「君が大好きだから、美味しく食べられるように頑張ったよ!」という愛情を伝えることが、最高の調味料になるのではないでしょうか。

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