ママ友トラブルはいつどこで起こる?事前回避の方法やマナー、注意点
子育てを頑張るママにとって、『ママ友』という存在はとても大切。
仲良しのママ友を作って、楽しい育児生活を送りたい!というママも多いはず。しかしそんな希望を打ち砕くもの…それが『ママ友トラブル』です。
不安で一歩が踏み出せない…トラブルでママ友を失った経験がありもう二度とママ友作りに失敗したくない…というママに、トラブルを事前回避できるマナーや注意点をお伝えします。
この記事の目次
格付けしあう女たち…ママカーストトラブル
ママカーストという言葉を聞いたことがありますか?
ママ友の集団において、様々な要素を元に順位付けがなされ、序列が作られることです。「カースト」という、インドに過去存在した身分制度の名称にちなんでいます。
それ以外にも、学校や塾のランク、習い事の数や進捗状況、子どもの容姿、持ち物だと車や衣服や果てはママが使っている化粧品まで、そんなことで!?と思うような細かい格付け材料たち…。
ママカースト下位にランク付けされるとあからさまにバカにされたり、逆にボスママより高いカーストに位置するとそのボスママからいじめられたりと、じゃあどうすればいいのと言いたくなるめんどくさいトラブルです。
ママカーストトラブルの回避法は、個人情報を開示し過ぎないこと!
ランク付けの材料となり得る要素は、可能な限りママ友に教えないことが賢明です。
こういった話題が始まってしまったら、聞き役に徹するようにします。自分から話すのはもちろん、聞かれても詳しくは答えないように努めましょう。
ママカーストによりターゲットとされた人の多くが経験するのが、次にお話する仲間外れトラブルです。
誘われない、無視される…仲間外れトラブル
ママ友グループで集まった時に、「昨日楽しかったね」なんてみんなが話している…。あれ?もしかして、私だけ誘われてない?
「自分だけ分からない話題で盛り上がられる」「どうやら私以外のメンバーでLINEのグループが作られているらしい」「挨拶しても無視される」…
大人になってまでこんな幼稚なトラブルあるの!?とびっくりですが、あるんです。
仲間外れにされる理由も様々。
- ママカーストの順位
- 子ども同士の喧嘩が親の関係にまで影響してしまった
- ランチやお茶の誘いを断ってしまった
- おうちでの集まりに持って行った手土産が、ママ友たちの望むランクのものでなかった
上記のように、ママ友グループの中で上手く立ち回れなかったことをきっかけに仲間外れが始まるケースが多いようです。
では、仲間外れにされないためにはどうすれば良いのでしょうか?集団の中で上手く立ち回るための2つのコツをお伝えします。
挨拶・お礼・謝罪をきっちりとする
どんな相手にも笑顔で挨拶をすることで、礼儀があり他者を平等に扱う常識人であることが周囲に伝わります。
「ランチには参加できないけど誘ってくれてありがとう」、「トイレに行く間子どもを見てくれてありがとう」など、些細なことでも感謝の気持ちを伝えれば、相手はまたやってあげようという気持ちになります。
自分自身はもちろん、子ども同士のトラブルでも、こちら側が悪いときはきちんと相手に謝罪する。仲が良いからといってなんとなくで終わらせてはいけません。
挨拶・お礼・謝罪は人と付き合う上で当然の行為ではありますが、「ママ友」という特殊な関係性においては、ただの友達に対してよりも強めに意識を持った方がいいようです。
悪口・噂話にはのっからない
挨拶・お礼・謝罪が、これからの関係を継続するための心掛けであるとすれば、「悪口・噂話にのっからない」というのは、今の関係を壊さないための心掛けです。
まず当然のことですが、他のママ友の悪口や噂話を自分から発信することは絶対にやめましょう。そして、他のママ友が言っている悪口・噂話に同調することも決してしないでください。
あなたが発した、もしくは同調した悪口は、噂話となってすぐに他のママ友に知れ渡ります。噂話とは尾ひれが付くもの。軽い気持ちで発した言葉が、とんでもない悪口に姿を変えて本人に知れてしまい、そこからトラブルに発展することもあります。
それから、悪口や噂話に対して「そんなことないと思う!」などの否定の言葉を返すのも、できるならやめておきましょう。悪口を言っていた人が、否定されたことに対して腹を立てるかもしれません。
…なんだか書いてて私もめんどくさくなってきました。一緒に頑張りましょう(笑)
とにかく、当事者間に何が起こったのかは本人たちにしか分からないので、安易な否定も良くはないということですね。
我が子を可愛く思う気持ち故に…習い事嫉妬トラブル
お子さんの成長や楽しみのために、最近は多くのママがお子さんに習い事をさせています。
しかし、習い事とは上達や成績によって優劣が見えやすいもの。自分の子には1位でいて欲しい、というママの競争心を刺激します。
また、成績だけでなく、先生やコーチのお気に入りになって欲しいと願うママも多いようです。中には自分の子どもを気に入って欲しいあまり、先生やコーチに差し入れをする、なんてママも!
もしそんなママの子どもよりも、うちの子のほうが成績が良かったり、先生に気に入られていたりすると…
そう、嫉妬されます。
嫉妬から仲間外れなどのトラブルに発展する場合も…
習い事は子ども主体のものであって、ママ友トラブルとは関係ないのでは?と思いますが、子どもが小さいうちは送迎をしたり、子どものレッスンが終わるまで一緒に待機したりと、意外とママ友と過ごす時間は多いのです。
習い事嫉妬トラブルの回避策はママカーストに対するものと似ているところがあり、「個人情報を開示しすぎない」=「成績や進捗情報を教えない」のが一番。
▼習い事でのママ友トラブルについてはコチラも参考にしてみて!
鳴り止まない井戸端LINE、勝手にアップされる我が子の写真…SNSトラブル
近年のSNSの普及は、ママ友作りにも大いに役立ってくれています。筆者も、ママ友を作る際にまずはLINEのIDを交換するところからお付き合いがスタートしました。
しかしそのSNS、身近ゆえにトラブルの元にもなりやすい厄介なものです。
たとえば、ママ友たちで作ったLINEグループ。「今日は近所の公園に来たよ~」「おやつにバナナを丸かじり!」など、日記ですか?という内容を、我が子の写真を添えてひたすらに送り合うママ友たち…。
もちろんそれも微笑ましくて素敵なのですが、必要最低限の連絡しか取りたくないママにとって、意味も終わりも見えないやり取りに参加するのはかなりの苦痛です。
また、InstagramやFacebookで友人に近況報告をするのも、最近では当たり前ですよね。でもこの近況報告、ママ友に対しては要注意。
最も注意したいのが、子どもに関する投稿!
ママ友たちと一緒に遊んだ後、楽しかった様子をSNSにアップするママ友。するとそこには我が子も写っている写真が勝手に…なんてことがあります。
また、子ども同士で起きたトラブルを、相手のママに都合のいいようにSNSに書かれてしまい、それを読んだ周囲のママ友に避けられ始めた、という例も。
▼ママ友間のSNSトラブルについてはコチラも参考にしてみて!
SNS関連の面倒なトラブルを避けるための方法はこちら
- 個人情報を開示しすぎない
- 繰り返しになりますが、これですね。
ご参考までに、筆者は「メールアドレスとLINEのIDはOK、それ以外はNG」としています。個人的な繋がりだけで済むものなら良いけど、大勢に向けて情報を発信する目的のものは、情報のコントロールが難しいのでママ友にまで繋がりを広げないようにしています。
- 「頻繁に携帯を見ていない」とアピール
- 「機械とかネットとか全然分からなくて」と疎いフリをしたり、「子どもが触りたがるから日中はスマホ見ないようにしてるの」と言って、SNSやLINEを頻繁にチェックする習慣がないことをアピールしましょう。
ID教えてと言われた時に「アカウントを持っていない」と説明できたり、参加したくないLINEのトークを自然にスルーできます。(ただし、たまには「みんなかわいいね」ぐらいの軽い返信を挟んで完全無視はしないようにしましょうね)
- 「うちの子の写真や名前はアップしないで」と断っておく
- きちんとした理由があるので、事前にはっきり言ってしまいましょう。
着るものも習い事も今日の予定も全部一緒がいい…ママ友ストーカートラブル
仲良くなれて嬉しいと思ったのもつかの間、なんだかこのママ友、距離近すぎない…?
- いつも一緒に行動したがる
- やたらと予定を聞いてきたり、約束してないのに出先について来てしまう
- 近況の投稿や交友関係など、SNSの情報を入念にチェックされる
- 自分や子どもが身に着けているのと同じものを着てくる
- 他のママ友と仲良くしているところを見ると嫉妬する
このような行動を取るママ友がいたら、それは立派なママ友ストーカーです。実害は少ないかもしれませんが、精神的にかなり負担になりますね。
さて、ママ友ストーカーを引き寄せないための方法は、またもやこれですが、「個人情報を開示し過ぎない」ことです。
ストーキングが始まってからはもちろんのことですが、ママ友を作る初期段階において、誰かれ構わず自分のことを話し過ぎないようにすることも、とても重要です。
ですので、パーソナルな情報を話すのは、付き合いが進んで「この人は気が合いそうだな、変な人じゃなさそうだな」と思える相手だけにした方が良いのです。
家に招くごとに何か無くなっていく…泥ママトラブル
ご近所のママ友とおうちで集まる機会というのは非常に多いです。
家主のママも、子どもを見ていて泥ママにまで注意が回らないでしょうし、まさか清く正しい母親たるものが盗みを働くなんて誰も想像しません。泥ママにとって、おうちでの集まりは格好の犯行現場なのです。
泥ママの面倒なところは、ママ友や子どもたちの関係性を考えると、安易に疑いをかけられないことです。
もし疑いが間違っていれば、完全に関係性は壊れます。逆に、確証があったとしても、警察に連絡すると泥ママの子どもがかわいそうなんじゃないか、などの思いで踏み切れない方も多いようです。
泥ママトラブルを避けるには、「個人情報を開示し過ぎない」、その中でも「特にお金や貴重品に関する情報は伏せる」ことが重要です。
所得が高い、家に高級品が多い、などの情報を聞くと、泥ママの餌食になってしまいます。
それから、関係性が深まる前におうちに呼ぶのも考えものです。自宅に招くのは、安心できる仲になってからにしましょう。
ママ友トラブルを防ぐ、7つの心掛け
さて、ママ友トラブルの事例とそれぞれの回避法をお伝えしてきましたが、ここで回避法を一覧にしてまとめましょう。
なぜまとめるかと言うと、ママ友トラブルは複合的に起こることが多く、どれかひとつの回避法を心掛けているだけでは、他のトラブルに巻き込まれてしまうからです。
一覧にすることによって、全ての回避法を簡単に網羅しましょう。おさらいや補足も含めてご紹介していきますね。
個人情報は開示し過ぎない
ママカーストの材料になりそうな事柄は教えないようにしましょう。
子どもの成績やオフの日の過ごし方なども、自慢と受け取られたり、必要以上に行動を把握される可能性があるので言わないようにしましょう。
相手のプライベートに立ち入りすぎない
ママカーストの材料になりそうな事柄を聞かないようにしましょう。
年齢や夫婦仲、「二人目いつ?」などの妊娠に関するセンシティブな質問も避けましょう。それから、育児方針への口出しなどはもってのほかです。
挨拶・お礼・謝罪はきっちりと!
万人に対して平等に、たとえ自分を無視するママ友に対してでも、きちんと礼儀を持ちましょう。第三者から見て常識に欠ける行為は、自分の評価を落とすだけです。
悪口や噂話にのっからない
同調も否定もやめて、無関心を貫きましょう。
ちなみに筆者の常套句は「うーん、まぁ人それぞれだからね~。(そして話題を逸らす)」です(笑)
SNSの使い方に注意
SNSアカウントを教えない、携帯は頻繁にチェックしていないとアピール、うちの子の写真と名前は載せないでと言っておく、この3つです!
少しでも異変を感じたら、すぐ離れる!
「この人変だな」と思ったらすぐに距離を置きましょう。
逆説的に言うと、ここに書いてあることができていない人は、ママ友として問題がある可能性があります。
複数のコミュニティに所属する
直接の予防策ではありませんが、複数のママ友グループに所属することも、ママ友トラブル回避に役立つひとつの方法と言えます。
なぜなら、付き合いを避けたいママ友グループが出現した際の「付き合いを断ちたいけど、ここを離れたらママ友が一人もいなくなってしまう」というためらいが、かなり薄れるからです。
またママの悩みの種としてよく聞くのが、ママ友トラブルそのものだけでなく、「子どもにお友達をつくってあげるためだから」「うちの子が仲間外れにされるかもしれないから」と、お子さんの為にママ友トラブルを我慢してしまうこと。
でも、どこかで無理のある関係は、結局長続きはしません。どうせいつか終わる関係性の為だけに、毎日のママの笑顔が失われることの方が、お子さんにとっても辛いはずです。
ですので複数コミュニティに居場所を作るというのは、関係の取捨選択において非常に有効な行為だと言えるのです。
ママ友作りの初期段階により強く意識して!
この7つの心掛けは、ママ友作りの初期段階により強く意識することをおすすめします。
まず、マナーを守ることで相手に良い印象を与え、攻撃されにくくなります。
そして自分に合わないママ友をいち早く察知して距離を置けるので、無理のない付き合いをできる相手を絞り込むことにも有効です。
あくまでも初期段階でのマナーや注意点なので、関係が深まってきたら臨機応変にコントロールしても良いでしょう。
トラブルさえ避ければ、ママ友は素晴らしい存在
2歳児の母である筆者はママ友が多い方だと思いますが、本当に幸運なことに、ここで述べたようなトラブルには一切巻き込まれずストレスフリーなママ友ライフを送っています。
育児情報や地元情報の共有ができたり、子どもたちは楽しそうに一緒に遊んだり、私自身も悩み相談や他愛ないお喋りで癒されたりと、毎日ママ友たちに救われています。
子どもを産む前は、育児がこんなに孤独を感じるものだとは思っていなかったので、戦友であるママ友の存在は私にとって必要不可欠です。
ただし、それも良い関係性を築くことができれば、の話。
これからママ友を作りたいママにとって、そしてママ友ってちょっと怖そう、と不安を感じているママにとって、この記事が少しでも参考になりますように。かけがえのないママ友ができるよう応援しています!
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