塩竃神社だけじゃない!安産祈願で最近話題の名古屋市にある社寺

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2015/11/22

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名古屋には安産で有名な塩竃神社や、日本屈指の格式を誇る熱田神宮など、名だたる神社があります。その他にも、戦国の英雄にまつわる伝説を持つ神社・仏閣がめじろおしです。パワースポットとしても知られる神社を訪れて、安産祈願を受けましょう。

「塩竃神社」名古屋市で安産祈願と言えばココ!という神社です

塩竃神社は、名古屋市内でも最も有名な安産祈願で人気の神社です。宮城県にある有名な総本宮・鹽竈神社から分祀された神社です。

ではなぜ塩竈神社は安産で有名なのでしょうか。その秘密は、塩竃神社が祀っている祭神にあるそうです。

塩竈神社では鹽土老翁神、シオツチオヂノカミという神様とを祭神として祀っています。宮城県の鹽竈神社では、この神様にタケミカヅチノカミとフツヌシノカミという二柱の神も加わります。

シオツチオヂノカミは、大変有名な海幸彦・山幸彦の神話の中に出てくる神様です。兄の釣り針を失くして困っている山幸彦に知恵を授けたのがシオツチオヂノカミとされています。

さらにニニギノミコトの天孫降臨伝説や、神武天皇東征の伝説にもシオツチオヂノカミは登場します。

いずれも神々に知恵と知識を授け、ゆくべき道を指示しています。宮城の鹽竈神社で合祀されているタケミカヅチ・フツチヌシを先導したのもシオツチオヂノカミとされています。

戦の神として東北地方を平定したタケミカヅチとフツチヌシを導いたあと、シオツチオヂノカミはその地に留まり土地の人々に製塩方法を教えたと言われているのです。

シオツチオヂノカミの名は、潮の路を意味しているとされています。塩や潮の神格化された神で、潮の満ち引きもつかさどっているとされています。

海に囲まれた日本では、潮を読むことは大変重要なスキルでした。さらに塩は人が生きていくために欠かせないものです。交易の貴重な財源でもありました。

人間のバイオリズムと潮の関係

人間のバイオリズムは月の満ち欠けや潮の満ち引きと関係している、という話を聞いた事はありませんか。

日本では古くから、人の生死は潮の満ち引きに左右されるという考え方がありました。特に女性のバイオリズムは月や潮と関係が深いと考えられています。

出産も潮の満ち引きと大きく関わっているとされています。そこで潮の満ち引きをつかさどるシオツチオヂノカミが、安産の神として信仰されるようになったそうです。

名古屋に塩竃神社が創建されたのは、意外と新しく江戸末期の弘化年間と言われています。天白村と呼ばれていた土地の豪農の願いで宮城から分祀されました。

御幸山の中腹に位置し、広大な境内を持つ神社です。景勝地としても知られており、桜に紅葉にと四季折々美しい姿を見せてくれます。

塩竃神社の安産祈願

塩竃神社には多くの妊婦さんが安産祈願に訪れます。名古屋出身の私の知人も、塩竃神社で安産祈願を受けたそうですよ。無事出産し、今では立派に成長しています。地元では霊験あらたかと人気の高い神社として有名だそうです。

塩竃神社では毎日午前9時から午後3時まで安産祈願の祈祷を行っています。予約はできません。お正月期間中や七五三の時期、土日祝祭日と大安・戌の日が重なった時などは混みあいます。

また祈祷時間にも変更があることや、待ち時間が長くなることもあります。各祭典や神事に関しては公式サイトにカレンダーが掲載されていますが、不安な際は事前に問い合わせてからおでかけくださいね。

初穂料は5千円です。腹帯はさらしの岩田帯のほか、コルセットやガードルタイプのものもお祓いを済ませたものが販売されています。

すべてセットになった腹帯セットも販売しています。また手持ちの腹帯を持参してお祓いしてもらうことも可能ですよ。

塩竃神社
公式サイト:http://www.siogamajinja.or.jp/
所在地:名古屋市天白区御幸山1328
電話番号:052-831-1633
Google map:https://goo.gl/maps/4tkkf

「熱田神宮」草薙の剣をまつる、由緒正しい大神社

名古屋の神社といえば、まずその名があがるのは熱田神宮です。熱田神宮は非常に古い神社で、その起源は神代の時代にさかのぼります。日本では鏡・勾玉・剣からなる三種の神器という不思議な宝物が、天皇の象徴として継承されてきました。

そのうち剣は草薙の剣と呼ばれています。スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した時に手に入れ、その後姉にあたるアマテラスオオミカミに献上したと言われる剣です。

その後草薙の剣は時代を経て、日本神話における最大の英雄のひとり、ヤマトタケルの手に渡ります。ヤマトタケルは草薙の剣をたずさえて東征におもむきました。

しかし尾張の国で妻をめとり、彼女に剣を預けたまま戦に出かけ、病にかかって亡くなってしまいます。死の間際、ヤマトタケルは草薙の剣を呼んだと言われています。

ヤマトタケルの死後、尾張でめとった妻であるミヤスヒメは剣を熱田の地に祀りました。それが熱田神宮の始まりと言われています。

草薙の剣をはじめ、三種の神器は天皇陛下でさえ目にすることはできないとされています。しかし、熱田神宮は草薙の剣を収め祀る神社として長い歴史を歩んできました。

その創建は、西暦に換算するとなんと113年と言われています。2013年には創祀1900年を迎えました。

熱田神宮の神殿は神明造と呼ばれる建築様式です。これは八咫鏡をおさめるという伊勢神宮と同じ造りで、大変荘厳なものになっています。

熱田神宮の祭神は熱田大神とされています。熱田大神とは草薙の剣をよりしろとした、アマテラスオオミカミを指すとされています。つまり熱田神宮の主祭神は、草薙の剣なのです。

本殿には草薙の剣が祀られており、相殿にはアマテラスオオミカミ・スサノオノミコト・ヤマトタケル・ミヤスヒメ、さらにミヤスヒメの兄にあたる尾張の神・タケイナダネを祀っています。

熱田神宮は、歴史的にも重要な役割を果たしてきました。三種の神器を有する熱田神宮は、伊勢神宮につぐ権威を持つ神社とされたのです。

鎌倉時代には、源頼朝が奉幣しています。また織田信長は桶狭間の戦いに臨み、戦勝祈願を行いました。

江戸時代には、それまで「熱田神社」と呼ばれていましたが、「熱田神宮」と呼ばれるようになりました。東海道の名所としても親しまれました。

熱田神宮の安産祈願

熱田神宮の祈祷は随時受け付けています。午前八時半から午後4時までが受付時間です。予約は必要ありません。

初穂料は6千円から、8千円・1万円となっています。腹帯は8千円からついてきますが、手持ちの腹帯を持参してお祓いしてもらうことも可能です。

熱田神宮は大変祭事・神事が多い神社です。年間60以上の祭典が行われ、さらに熱田神宮ならではの神事も行われています。

さらに初詣のシーズンや熱田まつりの時には大変多くの人々が訪れます。他にも初えびす、花の撓と呼ばれるお祭りは人出が多いことで知られています。

七五三シーズンや結婚式が行われる土日祝日の吉日なども混みあいます。公式サイトの祭事カレンダーをチェックし、事前に問い合わせておくと安心ですね。

熱田神宮
公式サイト:http://www.atsutajingu.or.jp/jingu/
所在地:名古屋市熱田区神宮1-1-1
電話番号:052-671-4151
Google map:https://goo.gl/maps/uGJu2

「伊奴神社」いぬにまつわる安産神社

伊奴神社は、「いぬ」神社と読みます。この神社は現在、犬に通じるということで、安産神社として注目されているのです。

犬は日本人にとってとてもなじみ深い動物です。古くから安産・多産の動物と考えられていました。また仔犬もすくすく育ちます。

そこで、犬は安産のシンボルとして考えられるようになりました。安産のために巻く腹帯も犬にあやかり、戌の日に巻くと良いという風習も生まれました。

そこで、いぬという名を持つ伊奴神社が、安産祈願にぴったりの神社として話題になっているのです。

伊奴神社の歴史は古く、天武天皇の時代には創建されたと言われています。土地で収穫した稲を朝廷に献上した時に、神社が建てられました。

現在では1330年という歴史を誇る古社です。土地の氏神様として、周囲の人々から親しまれ、信仰を集めてきました。

伊奴神社の祭神はスサノオノミコトとオオトシノカミという神様です。オオトシノカミはスサノオノミコトの子で、トシとは稲を指すと言われています。

さらに、オオトシノカミの妻であるイヌヒメノカミという女神様も祀られています。漢字で書くと「伊奴姫神」となり、神社の名前の由来にもなっています。

実はイヌヒメノカミは、安産・子授け・子育ての女神様なのです。夫婦円満や家内安全など、家庭の幸せに霊験がある神とされています。

伊奴神社は犬にちなんだ名だけではなく、女神さまのご神徳で安産・子育てにご利益がある神社なのです。

伊奴神社の安産祈願

伊奴神社では、毎日午前9時半から午後4時半まで安産祈願を受け付けています。予約は必要ありませんが、混みあう時期もあるのでメールや電話で確認しておきましょう。

所要時間は20分から30分ほどです。空気清浄加湿器を設置した待合所や授乳スペースも完備されているので安心ですよ。

初穂料は5千円以上になります。腹帯はさらしの岩田帯を2千円から授与しています。手持ちの腹帯を持参しても大丈夫ですよ。

伊奴神社の境内には、犬石像が安置されています。こちらも安産パワーを頂ける霊験スポットになっているので、手を合わせましょう。

安産したあかつきには、お礼参りをすると良いとされています。その際安産祈願のお札とお守りも神社に収めましょう。

伊奴神社
公式サイト:http://www.inu-jinjya.or.jp/
所在地:名古屋市西区稲生町2-12
電話番号:052-521-8800
Google map:https://goo.gl/maps/dNZiC

「万松寺」春姫ゆかりの御深井観音があるお寺

万松寺は、名古屋市内にある大変有名な曹洞宗のお寺です。創建したのは織田信秀、かの信長の父です。

織田家の菩提寺として開かれた万松寺は、たびたび歴史的な事件の舞台となっています。開山から7年後には、幼少時代の徳川家康がこの寺で日々を過ごしました。

さらに信秀が亡くなると、その葬儀は菩提寺である万松寺でとりおこなわれます。喪主にして粗末な格好で現れた信長が仏前に抹香を投げつけるという事件も、このお寺で起きました。

その後、大正の時代になってから、当時の住職が寺の土地を大々的に開放して繁華街を築きました。それが現在の大須商店街の始まりです。

大須一体の繁栄とともに歩んできた万松寺は、江戸時代にあっては尾張徳川家の朱印寺として大切にされました。

尾張徳川家初代の義直の妻となった春姫の守護仏として祀られていた、御深井(おふけ)観音もこのお寺に安置されています。

慈愛に満ちた御深井観音は、安産成就や恋愛成就・良縁成就にご利益があると言われており、女性に人気があります。

万松寺はさらにからくり人形でも大変有名なお寺です。信長が抹香を投げつけるシーンや「敦盛」を舞うシーンなどを、毎日5回公開しています。

歴史的にも重要なお寺で、さらに大須の繁華街にあるということもあり、毎日多くの人が参詣に訪れるお寺です。

万松寺の安産祈願

万松寺では毎日午前10時から午後4時半まで祈祷を受け付けています。祈祷にかかる時間は15分から20分程度です。

祈祷料は5千円になります。また予約は必要ありませんが、予約をしておくとスムーズに祈祷が受けられるのでオススメです。

混みあう時期や法要が行われる場合もあるので、できれば事前に予約をするか、問い合わせてから出かけてくださいね。

また代参による祈祷も受け付けています。つわりが重いママや入院中のママは、代理の方の祈祷でも大丈夫ですよ。

万松寺
公式サイト:http://www.banshoji.or.jp/
所在地:名古屋市中区大須3-29-12
電話番号:052-262-0735
Google map:https://goo.gl/maps/ZVxiM

「大須観音」大須にある霊験あらたかな観音様

大須観音は、大須商店街の名前の由来にもなった、人気のあるお寺です。大須観音があるお寺は真言宗智山派の別格本山、北野山真福寺宝生院といいます。

お寺の名前よりも大須観音の名の方がよく知られており、日本三大観音のひとつに数えられています。

大須という地名も、この大須観音に由来するとされています。毎日多くの人々が参詣に訪れ、にぎわう霊場です。

その昔、後醍醐天皇の勅願により北野天満宮が創建されました。その別当として建てられたのが、大須観音の始まりとされています。

そこでお寺の山名も北野山となり、現在も天神様の神徳があるとして、学業成就・合格祈願に訪れる人が少なくありません。

また大須観音は災いをのぞき、福を授けるとしてあつく信仰されています。子授けにもご利益があると言われています。

大須観音の安産祈願

大須観音では、毎日午前9時・11時・午後1時・3時に護摩祈祷を行っています。法要などによって時間が左右することもあるので、問い合わせてから参詣しましょう。

祈祷料は3千円から、5千円・1万円となります。連日多くの厄除け・招福祈祷を受ける人々が訪れる観音様です。その霊験を肌で感じてみてくださいね。

大須観音
公式サイト:http://www.osu-kannon.jp/index.html
所在地:名古屋市中区大須2-21-47
電話番号:052-231-6525
Google map:https://goo.gl/maps/CAGbO

「尾陽神社」尾張の祖を祀る神社

尾陽神社は、尾張の発展の礎となった名古屋開府の祖、尾張初代徳川義直を祀る神社です。さらに最後の尾張藩主となり、明治の元勲となった徳川慶勝も祀っています。

明治の元勲を祀っていることからも判るように、比較的若い神社です。明治43年に創建されました。

その後戦後になって、アマテラスオオミカミを主祭神として勧請しました。アマテラスオオミカミと尾張の祖二柱を祀る、尾張の礎の神社です。

神社の名は、尾陽公と呼ばれた徳川義直にちなんで名づけられました。尾陽公義直は、発展と良縁の神とされています。

義直の妻となった浅野幸長の娘・春姫は、大変豪奢な嫁入りをしたことで知られています。名古屋の華やかな結婚式のルーツと言われています。

今でも春姫の嫁入りを再現したイベントが開催されています。名古屋の歴史に触れることができる催事のひとつですね。

尾陽神社の安産祈願
尾張神社では安産祈願は予約をしてから参詣しましょう。電話のほか、メールでも受け付けています。祈祷は初穂料5千円からになります。

尾陽神社ではブログも公開しています。祈祷に関することなど、いろいろな記事が掲載されているので参考にしてみてくださいね。

尾陽神社
公式サイト:http://www.biyoujinja.com/
所在地:名古屋市昭和区御器所2-9-19
電話番号:052-872-4851
Google map:https://goo.gl/maps/JZW6j

「上野天満宮」名古屋の天神様

上野天満宮は、名古屋の三天神と呼ばれる天神様の中でも、最も歴史ある神社です。天神様とは、平安時代の大学者にして政治家だった、菅原道真のことです。

志半ばにして無実の罪をきせられ、政治と学問の中心である京都から、九州の太宰府へ流されました。

死後もいろいろな伝説を残し、太宰府に霊が祭られて天満宮となりました。その後京都でもその霊をなぐさめるために、北野天満宮が創建されました。

今では学問の神様として大変多くの受験生が毎年参詣に訪れます。またその霊験をしたって、全国各地に天神様を祀る天満宮が建てられました。

上野天満宮もそのひとつです。その創建は古く、菅原道真が亡くなってから100年ほど後の、平安時代中期とされています。

その昔、安倍晴明の一族が京都をおわれ、尾張の国に滞在していたことがありました。その際同じように京都からおわれた菅公をしのんで、上野天満宮を創建したと伝えられているそうです。

その後安倍一族は無事に京都に戻り、陰陽師としての地位を築きました。大変霊験あらたかな天神様として慕われている神社です。

梅をこよなく愛し、飛梅の伝説も持つ菅原道真にちなんで、上野天満宮の紋も梅になっています。また撫でると体の悪いところが良くなると言われている撫で牛も鎮座しています。

頭を撫でると賢くなると言われています。聡明な赤ちゃんが産まれることを祈って、頭とお腹を撫でると良いかもしれませんね。

天神様はその昔雷災をもたらすたたり神として恐れられたこともありました。しかし天神様として祀られるようになると災難を祓い福を招く神として考えられるようになりました。

上野天満宮がある千種区には、晴明の一族が住んだとされる晴明山があります。ナゴヤドームの傍には名古屋晴明神社もあります。

こちらにも晴明の神通力をしのばせるような不思議な逸話がたくさんあり、さらに今は恋の神社として人気を博しています。

上野天満宮の安産祈願

上野天満宮では、昇殿祈祷の初穂料は5千円から7千円、1万円となっています。毎日午前9時から午後4時まで祈祷を行っています。

予約は必要ありませんが、うそかえ祭りや例祭の折には混みあいます。また初詣・受験シーズン・七五三シーズンは混雑が予想されます。

上野天満宮ではFAX・郵送での祈祷申込みも受け付けています。具合が悪くて参詣できないママは利用しましょう。祈祷料は4千円になります。

上野天満宮
公式サイト:http://www.tenman.or.jp/
所在地:名古屋市千種区赤坂町4-89
電話番号:052-711-6610
Google map:https://goo.gl/maps/5ASFa

「城山八幡宮」安産の女神を合祀する神社

城山八幡宮は、上野天満宮と同様名古屋市千種区にある神社です。八幡宮も天満宮と同様、全国にたくさんあり親しまれている神社の一です。

八幡宮は、応神天皇を祀る神社です。さらに応神天皇の父である仲哀天皇、母である神功皇后をあわせて祀っている神社も数多くあります。

九州の宇佐八幡宮や京都の石清水八幡宮などを起源とし、武家に大変あつく信仰されたため全国各地に創建されました。

城山八幡宮は、500年以上前から祀られてきたとされています。その後織田信長の弟である信行が勧請した白山神社や周辺の浅間神社などを合わせ、明治時代に今の姿として創建されました。

祭神は多くの八幡神社と同様、応神天皇です。さらにその両親にあたる仲哀天皇と神功皇后も祀っています。

また浅間神社や白山神社を合祀したため、それぞれの祭神である女神・コノハナサクヤヒメやククリヒメも祀られています。

神功皇后は応神天皇を妊娠中、臨月の身でありながら三韓征伐を成し遂げ、凱旋後無事に応神天皇を出産したという伝説があります。

また応神天皇は産まれた時にすでに歩くことができ、病にかかることもなく百を超える天寿を全うし、大きな功績を残しました。

さらに浅間神社のコノハナサクヤヒメは、安産の女神として信仰されています。白山神社のククリヒメは夫婦和合の女神です。

また、城山八幡宮には枝を交えた連理木と呼ばれる神木があります。また桃取石と赤石と呼ばれる霊岩があり、恋占いができるとされています。

そこで現在恋の三社めぐりが開催され、名古屋を代表する恋の神社として人気を集めています。縁結びに定評のある神社です。

城山八幡宮の安産祈願

城山八幡宮では午前9時15分から午後4時まで、基本的に年中無休で祈祷を受け付けています。ただし祭典行事がある日はその限りではありません。

初詣シーズンなど混みあう時期もあるので、予約は必要ありませんが電話やメールなどで確認しておきましょう。

初穂料は5千円からです。同時に何家族かの祈祷が行われることもあります。だいたい毎時15分・45分に祈祷を行っているので、時間に合わせて参詣すると待ち時間が短縮できます。

安産祈願を受けると。お札や安産守り・祈祷を済ませた腹帯を授与されます。手持ちの腹帯を祈祷してもらうことも可能です。

城山八幡宮
公式サイト:http://www.shiroyama.or.jp/index.htm
所在地:名古屋市千種区城山町2-88
電話番号:052-751-0788
Google map:https://goo.gl/maps/klKrw

「豊国神社」秀吉出生に関わる神社

豊国神社は尾張の産んだ英雄のひとり、豊臣秀吉を祀る神社です。市内の中村公園内にあり、緑に囲まれた美しい神社です。

豊臣秀吉を神として祀る神社は全国に点在しており、大阪や京都・金沢などにもあります。神格化された秀吉は豊国大明神と呼ばれ、神社も豊国と名付けられています。

数ある豊国神社の中でも、ここ名古屋の豊国神社は、秀吉の生地に建てられたという大変由緒ある神社です。

さらに東隣に今でもある妙行寺は、加藤清正の生地に建てられています。加藤清正は秀吉と母方の遠縁にあたり、子飼いの家来から大名に出世した人物です。

豊国神社内にも加藤清正を祀る祠があります。中村公園の豊国神社周辺は、豊臣秀吉と加藤清正という2人の英雄を輩出した歴史的な場所です。

中村公園内には、日吉丸となかまたちという幼い頃の秀吉を中心に座る5人の子どもの銅像が設置されています。かつてはこの地で、わんぱく盛りの秀吉も遊んだのでしょう。

時代は意外と新しく、明治時代に創建されました。地元の人々により、秀吉公出生の地にて公をお祀りしようという運動が盛んになり、創建となりました。

公園の森の中にある神社は派手な建物ではなく、緑になじむ造りとなっています。地元の人々から親しまれている、豊国さんの神社です。

豊国神社の安産祈願

豊国神社では、安産祈願は午前9時半から午後3時まで受け付けています。ただし予約制なので、予約してからお出かけしましょう。

豊国神社
公式サイト:http://toyokunijinjya.main.jp/
所在地:名古屋市中村区中村町木下屋敷
電話番号:052-411-0003
Google map:https://goo.gl/maps/EipxT

「下中八幡宮」大政所が安産祈願をした神社<

豊国神社から1キロほど南下した場所に、下中八幡宮という神社があります。公園内にある神社で、小ぢんまりとしたたたずまいの氏神様です。

この神社は、平安時代末期に創建されたとされています。大変古く、その後加藤清正が中村の地に八幡宮三社を勧請し、その一社とも言われています。

八幡宮ということで、この神社の祭神は応神天皇とその母・神功皇后です。夏には輪くぐり神事も行われ、地域の人々に親しまれています。

実はこの神社は、秀吉の母、大政所が安産祈願をした神社とされているのです。実際は下中八幡宮の境外社、つまり境内の外にある摂社にあたる日之宮神社がその場所です。

下中八幡宮をさらに南に行くと、千成小学校があります。そこから東に行くとすぐに、日之宮神社があります。現在は日吉公園という公園になっています。

昔は日吉権現と呼ばれる神社だったそうです。秀吉の幼名である日吉丸も、この神社から名付けられたという伝説があるそうですよ。日吉公園内には今でも日之宮神社があり、日吉丸に関する歴史を開設する看板なども設置されています。

秀吉公をみごもった大政所が安産祈願をした場所、といえばとてもご利益がありそうですよね。歴史スポットとして、またパワースポットとして訪れてみてはいかがでしょうか。

下中八幡宮
サイト(Googleクチコミ):https://plus.google.com/112847320102121476039/about?gl=jp&hl=ja
所在地:名古屋市中村区押木田町1-1
電話番号:052-481-0420
Google map:https://goo.gl/maps/eYk22

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