大阪で受ける安産祈願!住吉大社に坐摩神社、人気のある神社仏閣

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2015/03/24

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大阪には多くの参詣者でにぎわう住吉大社がありますが、安産祈願で知られる坐摩神社や子安阿弥陀寺などの寺社もあります。ご利益があると人気の寺社で、安産祈願を受けましょう。

住吉大社

大阪を代表する大神宮

住吉大社は「すみよっさん」と呼ばれて親しまれてきた、大阪を代表する神社です。初詣で訪れる人も多く、なんと三が日だけで例年200万人もの人が訪れます。

住吉大社は摂津国の一の宮としての格式を誇り、創建は神代の時代とも言われています。さらに全国に2千社以上ある住吉神社の総本社でもあります。

住吉大社は、住吉大神と呼ばれる神様を祀っています。住吉大神は四柱の神様の総称で、うち三柱の神は

  • 底筒男命
  • 中筒男命
  • 表筒男命

という兄弟の神様です。

この三神は、イザナギが海で穢れを祓った時に産まれたと言われています。ツツとは古い日本語では星を表し、オリオンの三ツ星の神格化ではないかという説もあるそうです。

海と大変関わりが深く、住吉大社は海の神、航海の神としても知られています。古くは大和王朝の航海や外交の守り神で、遣隋使や遣唐使も信仰していました。

大阪の地の氏神としてだけではなく、日本の国家の外交や海運にも深く関わりのある、日本の歴史と共に歩んできた神社なのです。

住吉大社と神功皇后・誕生石

そして、もうひと柱の神様が、神功皇后です。神功皇后は神代の時代の天皇、第十四代仲哀天皇の后で、大変勇敢な女性だったと言われています。

仲哀天皇の死後、臨月を迎えた妊婦だった神功皇后は、自ら三韓征伐のために新羅まで遠征に赴きます。

各地の神社の宣託を受け、加護を受けて皇后は無事凱旋を果たし、その後元気な赤ちゃんを安産で産みました。その子供が応神天皇です。

神功皇后の三韓征伐の折、住吉大神の力をもらって成功を収めたとされています。その後、神託によって神功皇后は住吉大神を祀る住吉大社を創建しました。

神功皇后は腹帯を最初に巻いた、など安産に関する逸話を多く持っており、安産の神としても知られています。

またその子応神天皇は生まれた時から歩くことができ、無病息災で長命を全うしたことから、子育ての神として信仰されています。

また、住吉大社には誕生石と呼ばれる岩が祀られています。ここは源頼朝の側室が出産した場所とされ、島津氏の発祥とも言われています。

その逸話から、誕生石が祀られるようになり、その周囲の小石が安産のお守りとして珍重されるようになりました。

住吉大社の安産祈願

住吉大社では、着帯の祝い・安産祈願を受け付けています。大変人気のある神社という事もあり、安産祈願に訪れる人は少なくありません。

五ヶ月の戌の日に限らず、祈祷は受け付けています。毎日祈祷可能で、予約は特に必要ありません。安産祈願は神功皇后を祀る第四本宮で行われます。

ただし、大きな祭礼がある場合や七五三の時期は大変混みあいます。待ち時間が長くなったり、通常とは違う時間帯になる可能性もあります。

正月三が日は大変な人出になるため、妊婦さんは足もとに注意をしてくださいね。安産祈願の祈祷を受けたい場合は、こういった日は避け、混み具合などを問い合わせた方安心です。

祈祷料は7千円です。安産祈願の祈祷を受けると、岩田帯と呼ばれるさらしの一本布でできた腹帯を授与されます。

また、誕生石の絵が描かれた紙と、安産守りと書かれた包み紙が授与されます。誕生石から小石をひとつ拾って頂いた紙に包み、腹帯に挟んでお守りにします。

無事安産で出産を終えたら、神社にお礼参りにおとずれ、誕生石の小石も神社へお返しましょう。

もうひとつ、子まもりと呼ばれている小さな木のお守りが授与されます。これは出産の時に握りしめると良いと言われているんですよ。

出産後は、赤ちゃんの名前と出生日を書き、また住吉大社に納めると、今度は子供の健やかな成長を見守ってくれるそうです。

住吉大社の安産祈願受け付けは毎日午前9時から16時です。なお、祈祷の撮影は禁止なので、注意してくださいね。

住吉大社
公式サイト:http://www.sumiyoshitaisha.net/
所在地:大阪市住吉区住吉 2-9-89
電話番号:06-6672-0753
Google map:https://goo.gl/maps/Atgqq

坐摩神社

安産のいかすり神社

坐摩神社は、「いかすり神社」と読みます。神様の名前や地名には読みにくい漢字も少なくありませんが、坐摩神社も難読中の難読社名ですね。

いかすり神社と読むのが正式名称ですが、地元でも「ざま神社」と呼ばれることが多いそうで、「ざまさん」と親しまれています。

坐摩神社も大変古い歴史を持つ神社で、住吉大社と同様神功皇后の頃に創建されたと言われています。

平安時代の延喜式にも掲載されている由緒正しい神社で、摂津国西成郡では唯一の大社とされています。住吉大社と並び摂津国一之宮と称しています。

坐摩神社の祭神は五柱です。うち三柱の神様が井戸水の神、二柱がかまどの神様です。といってもそれぞれの霊験は異なります。

  • 生命力の井戸水の神
  • 繁栄と幸福の井戸水の神
  • 深く清らかな井戸水の神
  • 屋敷と庭をつかさどる竃神
  • 足と旅をつかさどる竃神

とされています。この五柱の神様を総称して、いかすりの神と呼んでいます。

そこで坐摩神社はこの地域の産土神としてだけでなく、家の守護神・旅の神様としても知られています。万葉集にも旅の神としてのいかすり様を詠んだ歌が残っています。

安産の神社としての坐摩神社

坐摩神社は、神功皇后に深くゆかりのある神社です。神功皇后の時代に創建されただけでなく、応神天皇の安産祈願を行ったともされています。

さらに由緒ある神社として天皇家からも信仰されており、明治天皇誕生の折にも安産祈願が行われ、この神社の大祭の日に天皇が生まれたという逸話があります。

こうした例から、坐摩神社は今でも安産祈願の神社として多くの人々から親しまれ、人気を集めています。

坐摩神社の安産祈願

坐摩神社の安産祈願は予約制です。安産祈願を希望する際は、電話で問い合わせをし、予約してから出かけましょう。

戌の日に限らず、祈祷は随時受け付けています。ただし初詣の時期は大変混雑するため、避けた方がよいでしょう。

受付時間は毎日午前9時から午後5時までです。電話で問い合わせる際、祭礼や七五三による混雑もチェックしておくと良いですね。

安産祈願を受けると、朱印を捺した安産岩田帯と、鈴守というお守りを授与されます。こちらの岩田帯は、珍しい黄色です。神功皇后ゆかりの品ということで、霊験あらたかですね。

実は口コミで、坐摩神社で安産祈願を受けた場合、男の子であることが多いと言われているそうです。男の子が欲しい方必見ですね。

坐摩神社
公式サイト:http://www.ikasuri.or.jp/index.html
所在地:大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号
電話番号:06-6251-4792
Google map:https://goo.gl/maps/CiT03

四天王寺

日本最古の官寺・四天王寺

大阪の名刹といえば、四天王寺です。四天王寺は歴史の教科書でもおなじみの、日本最古の官寺です。

四天王寺の創建は西暦593年です。推古天皇の時代に、かの聖徳太子によって建てられました。すでに1400年以上の歴史を持つ古刹です。

四天王寺のご本尊は救世観音で、その四方をお寺の名の由来にもなっている四天王が守護しています。

四天王寺は大変広大なお寺で、七堂伽藍と呼ばれるお堂の他にもさまざまなお堂があります。中でも有名なのは五重塔や太子殿などですが、他にも注目したいお堂があります。

それが、布袋堂です。四天王寺の布袋堂は乳布袋尊と呼ばれています。ここは聖徳太子の乳母を祀っているとも言われています。

また、布袋様って、ふくよかな体をしていますよね。そこで、布袋さまのお乳にあやかり、お乳がよく出て子供がすくすく育つという霊験が信じられています。

乳のおんばさんのお堂とも呼ばれて親しまれています。安産祈願の折には、お乳の絵馬を奉納してみてはいかがでしょうか。

四天王寺の安産祈願

四天王寺は参拝客も多いお寺で、祈祷を受ける人も少なくありません。和宗の総本山ですが、もとは天台宗のお寺でした。

しかし、宗派という概念が無かった時代の創建ということもあり、宗派を超えて多くの人が参拝できるように、戦後になって和宗となりました。護摩祈祷も行っています。

四天王寺では、毎日六時堂と万灯院という二か所のお堂で祈祷を受け付けています。他のお堂でも祈祷は行っていますが、法要の日時が決まっています。

拝観の場合は中心伽藍と宝物館、極楽浄土の庭園は拝観料が必要になります。その他のお堂は無料で参拝できます。

安産祈願を含め、祈願料は六時堂が5千円、万灯院が3千円から5千円となっています。時期によっては混みあうので、問い合わせをしてから出かけると安心です。

四天王寺
公式サイト:http://www.shitennoji.or.jp/
所在地:大阪市天王寺区四天王寺1 -11 -18
電話番号:06-6771-0066
Google map:https://goo.gl/maps/Gmnbr

露天神社

水天宮を備える曽根崎心中の舞台

露天神社は、大阪駅からほど近い場所にある天神様です。実は創建からなんと千三百年という古い歴史を誇る神社です。「お初天神」とも呼ばれて親しまれています。

古代王朝で行われていた最古の祭祀の場所とも言われており、大変由緒正しい神社です。今でも曽根崎・梅田の鎮守社として信仰をあつめています。

この神社の名前、露の由来になっているのは、菅公と呼ばれる菅原道真公の詠んだ和歌です。

露天神社の祭神は、スクナヒコナという神様です。医学や薬学の神として知られる、知恵の神様です。

また、オオクニヌシも祀られています。やはり医学の神としての一面を持ちますが、縁結びの神としても知られています。

天神社の名からもわかるように、菅原道真公も祀られています。菅公は死後学問の神として祀られ、天神様と呼ばれるようになりました。

もうひとつ、露天神社には大変有名なポイントがあります。それが、別名「お初天神」の由来にもなっている、「曽根崎心中」です。

曽根崎心中は、江戸時代の戯曲作家・近松門左衛門が書いた人形浄瑠璃の物語です。お初というのは、曽根崎心中のヒロインの名前です。

曽根崎心中の舞台となっているのが、ここ露天神社の森なのです。曽根崎心中が大変な人気となり、露天神社もお初天神と呼ばれるようになりました。

お初・徳兵衛の恋物語にあやかり、今では恋の神社・縁結びの神社として大変な人気を誇っています。

露天神社の安産祈願

実は、露天神社の境内には水天宮が祀られています。水天宮とは、水や海運の神様を祀る神社です。

福岡県の久留米や東京日本橋などにある水天宮が大変有名ですが、全国各地に水天宮は点在しています。

露天神社の水天宮もそのひとつで、江戸時代に大阪の久留米藩蔵屋敷に建てられたものです。その後金毘羅宮に合祀され、露天神社に祀られるようになりました。

水天宮は水の神様としてだけでなく、安産の神様として大変人気があります。久留米や東京の水天宮には、全国から安産祈願に訪れる人があとをたちません。

露天神社の水天宮も、安産の守り神、そして子供の守り神として人気があります。明治天皇が誕生した時に、孝明天皇が安産祈願を行ったという伝説もあるそうですよ。

露天神社で安産祈願を受ける場合、社務所は午前9時から午後6時までとなっています。時間に合わせて受け付けしましょう。

祭礼もあり、混みあう時期もあります。体調に不安がある場合は、あらかじめ問い合わせてからお出かけしてくださいね。

露天神社
公式サイト:http://www.tuyutenjin.com/
所在地:大阪市北区曽根崎2-5-4
電話番号:06-6311-0895
Google map:https://goo.gl/maps/G5hI3

常光円満寺

一人ひとりの安産祈願、常光円満寺

常光円満寺は、吹田市にある真言宗のお寺です。歴史は古く、天平年間に創建されたと言われています。

聖武天皇の時代で、開祖は行基と伝えられています。かつては大変大きなお寺でしたが、応仁の乱で焼け、江戸時代に再建されたそうです。

ご本尊は聖観音菩薩です。このお寺は安産祈願でも人気があるのですが、実は水子供養でも非常に知られているお寺です。

ママの気持ちに寄り添ってくれる、心のこもったご祈祷のお寺として親しまれています。安産祈願と水子供養は別のお堂で受け付けるので、気兼ねの心配もありません。

常光円満寺の安産祈願

常光円満寺の特徴は、個別での安産祈願です。妊婦さんひとりひとりに丁寧な祈願をしているので、人気があります。

そのため、予約制になります。法要などで受け付けられない日や時間帯もあるので、必ず予約をしてからお出かけしましょう。

土日に限らず、受け付けは基本的に毎日行っています。祈祷は7千円で、岩田帯も千円で授けています。また手持ちの腹帯を持参して祈祷してもらうことも可能です。

体調がすぐれない場合や、遠方に住んでいる場合は代参でもOKです。また授与品も郵送してもらえますよ。

たまごクラブでも紹介されている人気のお寺です。一件ずつの安産祈願ということで、週末は特に混みあいます。早めに予約をしておきましょう。公式サイトにはスマホ専用サイトもあります。

常光円満寺では、安産祈願を受けると安産祈願札や安産御守、安産ろうそくに加え、妊娠中の心得という小冊子が授与されます。

家には仏壇も神棚もないし、お札はどうしよう……という方のために、お札立てもあります。利用してみてはいかがでしょうか。

常光円満寺
公式サイト:http://www.enmanji.com/index.html
所在地:吹田市元町28-13
電話番号:06-6381-0182
Google map:https://goo.gl/maps/BP4A1

宝珠院

安産子安観音のお寺

宝珠院は、箕面市にあるお寺です。その創建は大変古く、1200年の歴史があると言われています。

開山の祖は、かの弘法大師とされています。弘法大師が河内国で役行者の再来という老僧からお告げを受けて、建立したという伝説が残っています。

その後は大変大きなお寺として栄えましたが、残念ながら応仁の乱で焼け落ちてしまいました。宝珠院は、その時に焼け残った塔頭のひとつだったのです。

その後江戸初期に再建され、今に至ります。歴史的にも興味深いお寺です。現在では1983年に再建された、新しい本堂になっています。

宝珠院のご本尊は、如意輪観音菩薩という仏様です。如意輪観音は安産や子育てといった、女性の徳の仏様と言われています。

安産子安観音として愛され、宝珠院は安産のお寺として古くから親しまれてきました。現在でも信仰をあつめています。

宝珠院の安産祈願

宝珠院の安産祈願は、ひとりひとりの個別祈願です。そのため、予約が必要です。安産祈願に訪れる場合は電話かメールで予約をしましょう。

安産祈願を受けると、毎朝の勤行で名前を読み上げてくれます。出産の報告をするまで続けられるので、出産の報告も忘れずにしてくださいね。

安産祈願を受けると、安産守りと功徳のろうそくと呼ばれる花形のろうそく、如意輪観音の絵姿を授与されます。

腹帯は手持ちのものを持参しましょう。祈祷を受けることができます。安産祈願の祈祷料は5千円です。

宝珠院
公式サイト:http://www.houshuin.com/index.htm
所在地:箕面市如意谷4-5-25
電話番号:072-722-1715
Google map:https://goo.gl/maps/Vj4ho

万福寺

安産の仏様がいる万福寺

万福寺は池田市にあるお寺です。万福寺は黄檗宗という禅宗のお寺で、黄檗宗の総本山である萬福寺と同じ名前です。

京都の黄檗山萬福寺を開山したのは、日本に黄檗宗をもたらした明の名僧・隠元和尚です。インゲンマメやスイカ・孟宗竹や精進料理の一種・普茶料理をもたらした人物として有名です。

池田市の万福寺も、黄檗宗の歴史を感じられるお寺です。開山は黄檗三傑の一とされる江戸時代の僧、慧極禅師と伝えられています。

本尊は阿弥陀仏ですが、正面に安置されているのは千手観音像です。お寺には褄からげの地蔵尊と呼ばれるとても珍しいお地蔵様が安置されています。

万福寺の安産祈願

万福寺には、准胝(じゅんてい)観世音菩薩という仏様も安置されています。この仏様は女性の仏様で、安産に霊験があるとされています。

そこで、安産祈願に訪れる人も少なくありません。安産祈願はすべて個別受け付けです。電話で問い合わせをしてから出かけましょう。

お寺で受ける安産祈願は5千円です。とても可愛い桃の絵の絵馬もありますよ。いかにも幸せになれそうですよね。

さらにインターネット祈願も受け付けています。公式サイトにフォームへのリンクがあります。2500円で、祈祷後祈願文を郵送してくれます。

万福寺
公式サイト:http://www.manpukuji.info/index.html
所在地:池田市石橋3-10-5
電話番号:072-761-9211
Google map:https://goo.gl/maps/IghWE

日根神社

枕を祀る安産神社

泉佐野市にある日根神社は、とても古い歴史を誇る神社です。その成立は最も古い伝承では神武天皇の時代とも言われています。

神武天皇の東征の時、河内国から大和に進攻しようとしても、強力な敵方に阻まれて進むことができなくなりました。

その時、神武天皇が太陽に向かって戦ったことが神の加護を失った原因だと気付き、日(太陽)の神であるアマテラスと根(黄泉)の神であるスサノオを祀りました。

すると神の加護を得ることができて見事東征を果たし、日本の国は平定されたと言われています。

その後、この地は「日」と「根」を祀った日根野と呼ばれるようになり、日根神社が創設されたと伝えられています。

もちろん神話ですが、平安時代に成立した延喜式にも記載されているため、非常に古い歴史と由緒がある神社ということは間違いありません。

日根神社の主祭神は、ウガヤフキアヘズノミコトという山幸彦の息子の神様と、その妻であるタマヨリビメです。タマヨリビメは姉の産んだ子を育て、子育ての神としても知られています。

そんな日根神社ですが、実は現在は「枕」の神社として注目されています。日本でもここにしかない、枕や寝床の守り神なのです。それも、安産祈願と深い関わりがあるんですよ。

日根神社の安産祈願

日根神社は、夫婦の神様を祀る神社です。この夫婦神は4人の子供を授かり、妻のタマヨリビメは養育の女神として知られています。

そこで、日根神社は安産祈願の神社としても古くから親しまれてきたのです。境内には、男性を象徴するとされる霊岩も安置されています。

その昔、子宝や安産を祈る女性が枕を奉納していました。まくらは魂が宿るとされていたからです。そこで、日根神社は枕の神社として安眠にもご利益があると言われているのです。

子供の夜泣きにも良いと言われています。無事安産したら、今度は赤ちゃんの安眠を願ってお詣りすると良いですね。

日根神社の安産祈願は5千円からです。さらしの岩田帯と腹巻タイプの腹帯が選べ、腹巻タイプの場合は7千円になります。

もちろん手持ちの腹帯も祈祷してもらえますよ。毎日祈祷を受け付けていますが、予約優先になります。安産祈願の場合は予約してから出かけるとよいでしょう。

日根神社
公式サイト:http://www.rinku.zaq.ne.jp/hine-jinja/index.html
所在地:泉佐野市日根野631-1
電話番号:072-467-1162
Google map:https://goo.gl/maps/xKPgw

誉田八幡宮

由緒ある安産の八幡様

誉田八幡宮は、羽曳野市にある八幡神社です。誉田八幡宮の祭神は応神天皇です。誉田八幡宮も、応神天皇陵のすぐ隣に位置しています。

実は誉田八幡宮は、応神天皇と大変深い関わりがある神社とされています。応神天皇はホンダワケノミコトという名前で、神社のある羽曳野市誉田の地に関係があると言われています。

またこの地の女性を皇后に迎えたという伝承もあり、死後欽明天皇の勅願によって、応神天皇陵のそばに神社が創建されたと言われているのです。

大阪には以前仁徳天皇陵と呼ばれていた大仙陵古墳など、古代の天皇の陵墓とされている古墳もたくさんあります。

羽曳野市の誉田八幡宮も、こうした古い大和朝廷の重要な場所だったのかもしれませんね。パワースポットとしても人気があります。

誉田八幡宮の安産祈願

誉田八幡宮は、安産祈願で人気のある神社です。応神天皇の母は神功皇后で、安産の神として知られています。また応神天皇も多くの子をもうけました。

誉田八幡宮も安産にご利益があるとされ、親しまれてきました。特に歴史が古く、由緒ある神社ということで参詣する人も少なくありません。

安産祈願の初穂料は7千円です。五ヶ月の戌の日に限らず、祈願は毎日受け付けています。予約制ではありません。

ただしだんじり祭りなど祭礼も有名な神社なので、祭礼や結婚式などと日時が重なると混雑したり、待ち時間が長くなります。事前に問い合わせをしておくと安心ですね。

誉田八幡宮
公式サイト:http://www012.upp.so-net.ne.jp/kondagu/index.html
所在地:羽曳野市誉田3-2-8
電話番号:072-956-0635
Google map:https://goo.gl/maps/E3BGG

信太森葛葉稲荷神社

安倍晴明の母・葛葉の神社

信太森葛葉稲荷神社は、かの有名な安倍晴明ゆかりの神社です。実は安倍晴明の母は、白い狐だという伝説があるのです。

その昔、安倍保名という若者が、信太の森にある稲荷神社に心願成就のために通っていました。そこで狩人に追われる白狐を助けます。

その後ケガをした保名は美しい女性、葛の葉に介抱されて恋に落ち、子が産まれます。しかし、子供が5歳になったころ、葛の葉はうっかり狐の本性を現してしまいました。

本性を見られた葛の葉は、人の世界では生きられません。有名な「恋しくはたづねきてみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」という和歌を残し、愛する夫と子のもとから去りました。

この時の子供が、のちの安倍晴明と言われているのです。大変な神通力があったとう晴明ですが、その不思議からこんな逸話が生まれたのかもしれませんね。

信太森葛葉稲荷神社は、葛の葉ゆかりの信太の森にある稲荷神社です。創建は708年、1300年を超える歴史を持つ神社です。

葛の葉物語は、切ない恋と悲しい母子の情を描いた物語として歌舞伎などにもなり、人気を博しました。

信太森葛葉稲荷神社は、葛の葉の伝説から縁結びの神社として人気を呼んでいます。また子宝・安産祈願や夜泣き封じでも知られているんですよ。

また、稲荷神社といえば稲荷寿司ですが、ここは葛の葉の神社なので葛の葉姫のくずもちがお土産で人気があります。

信太森葛葉稲荷神社の安産祈願

信太森葛葉稲荷神社の安産祈願は予約制です。電話で予約をしてからお出かけしましょう。予約は当日でも大丈夫です。

神社の境内には信太の森の代名詞にもなっている千枝の楠や、葛の葉が姫に化けた時に鏡に使った井戸などの名所があります。

安産祈願で訪れた時は、子安石に参拝しましょう。子安石は安倍晴明遥拝の石と言われており、子宝・安産を祈願する霊岩です。

夜泣きで大変有名な神社で、夜泣き封じのおまじないもあります。赤ちゃんが産まれて夜泣きに悩んだら、参拝してみてくださいね。

信太森葛葉稲荷神社
公式サイト:http://www2.ocn.ne.jp/~kuzunoha/index.html
所在地:和泉市葛の葉町1-11-47
電話番号:0725-45-7306
Google map:https://goo.gl/maps/I3uUg

子安阿弥陀寺

行基ゆかりの安産勅願の寺

子安阿弥陀寺は、和泉市にあるお寺です。千二百年以上の歴史があるという大変古いお寺です。

その昔、聖武天皇の妻・光明皇后がお産で悩んだため、勅命によって名僧・行基が安産祈願を行いました。

祈願の甲斐あって無事皇后は安産し、その後霊験が認められてこの地にお寺が創建されました。それが子安阿弥陀寺です。

子安阿弥陀寺の安産祈願

子安阿弥陀寺では、安産祈願は毎日行っています。予約は不要ですが、法要などがある場合は時間に変更が出るので、確認しておくと良いでしょう。

安産祈願は腹帯の授与があり、3500円と5千円になります。また、無事出産した折にはお礼参りをしましょう。

お礼参りは3千円になります。阿弥陀寺で授与されたお札やお守り、腹帯を持参し、納めます。授乳室もあるので快適ですよ。

子安阿弥陀寺には産神権現という安産・子授けの神社も本堂裏にあります。産神さんと呼ばれており、安産祈願の際は足を延ばしてみましょう。

子安阿弥陀寺
公式サイト:http://www.amidadera.or.jp/index.html
所在地:和泉市大野町118
電話番号:0725-99-0358
Google map:https://goo.gl/maps/1lr72
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