妊娠中にシミ・そばかすは増える?妊婦におすすめのスキンケアや食事
あれ?急に顔のシミが増えた気がする…?と感じた妊婦さん。実は妊娠中はシミやそばかすが増えやすいんです。
でも大丈夫!今からでも間に合います!今回は気づいた時から出来るシミ・そばかすのスキンケア方法と日常生活に取り入れられる予防&対策方法をご紹介していきます。
この記事の目次
妊娠中にシミ・そばかすが出来やすい原因
なぜ妊娠中にシミやそばかすができやすいのでしょうか?原因について説明します。
女性ホルモンの増加
妊娠中は胎盤から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが増加します。これは出産するまで増加し続け、メラノサイトというメラニン色素をつくる細胞を刺激するためメラニンが増えやすくなります。
メラニンが増えるとシミやそばかす、妊娠性肝斑が出来やすくなるのです。
新陳代謝の活発化
妊娠中は新陳代謝が活発になり、体温が上がります。
そのために汗をかきやすくなること、あと羊水に水分を取られてしまうことにより肌が乾燥しやすい状態になってしまい、妊娠性掻痒(にんしんせいそうよう)と言ってかゆみを感じる妊婦さんも多いです。
肌の乾燥によるかゆみでかいていまうことで、かき跡が色素沈着してしまうこともあります。
肌のターンオーバーが滞る
本来ならメラニン色素はターンオーバーと一緒に肌が生まれ変わり、はがれるのでしばらくすると元のキレイな肌に戻ります。
ですが、紫外線などで刺激を受け続けると、ターンオーバーのスピードよりメラニン色素が作られるスピードの方が速くなって、メラニン色素が過剰に作られてしまいます。
ターンオーバーは肌の内側の層ほど長期間かかります。正常なサイクルだと28日と言われていますが、30代、40代と年齢を重ねるにつれて40日、45日と増えていきます。
妊娠性肝斑について
肝斑の大きな特徴は左右対称にほぼ同じ形、大きさで現れます。特に頬骨のあたりに比較的広範囲でもやもやとはっきりしない形をしています。紫外線により濃く悪化する場合もあるので紫外線対策をしっかり行いましょう。
そばかすのほとんどは遺伝によるものが多いと言われています。両親にそばかすがある人や、色白の人に多いのが特徴です。
顔以外にも肩や腕など紫外線の当たる場所に出ることもあります。
増えるだけではない!シミが濃くなってしまうことも…
妊娠中は女性ホルモンの増加の影響で妊娠前よりもメラニンが増えやすくなっている状態。なのですでにできてしまったシミがいつの間にか濃くなってきてる!なんてことも。
色素沈着してしまうと産後、ホルモンバランスが元に戻った後でもなかなか薄くなってくれません。そうなる前に外出時には紫外線対策をするなどしっかり予防しましょう。
出産後にはシミやそばかすは薄くなる?消えるならいつ?
出産後、ホルモンバランスが元に戻ることによって徐々に薄く目立たなくなり、元に戻ることもあります。ただし、シミ・そばかすが治るまでの期間は個人差があります。
特に授乳期間中はシミ・そばかすが目立ちにくくなります。それは授乳中はメラニン色素の増加を促すエストロゲンというホルモンの増加を抑制してくれるのです。
なので毎日の睡眠不足になりながら頑張っている母乳での授乳は、シミ・そばかす対策にもなっているのです。もちろん赤ちゃんのための授乳ですが、ママの美容にも良いと母乳育児をもっと頑張れそうですよね。
出来る前から対策を!シミ・そばかす予防方法
やはり出来てしまってから焦ってケアするよりも出来る前から予防したいですよね。日常生活に取り入れてみてください。
紫外線対策はとても重要!
外出時にはもちろんですが、洗濯物や掃除などの家事で少しだけ外に出るだけでも紫外線を浴びてしまいます。日焼け止めクリームやスプレーで対策をしましょう。
でも洗濯物を干すなどの場合、わざわざ日焼け止めスプレーやクリームを塗るのは正直面倒ですよね。
そんな時に便利なのは、『妊娠中・授乳中でも飲んでOKの日焼け止めのサプリメント』などがあります。
ただし、日焼け止めクリームやスプレー、サプリメントは必ず担当の産婦人科に相談してから使用してくださいね!
日焼け止めの選び方
日焼け止めなどのUVケア商品にはUV-A、UV-Bを防ぐ効果を示したSPF,PAというサンケア指数が設けられています。これらの指数を正しく理解してシーンに合わせた日焼け止めを選びましょう。
- SPF:UV-Bの防止効果を表す数値で、赤くなってヒリヒリする日焼けを起こすまでの時間を何倍に延ばせるかの目安です。
- PA:+の数でUV-Aの防止効果を表したもので、UV-A照射後、2~24時間に起こる皮膚の即時黒化を指標にしていて、+が多いほど肌が黒くなることを防止します。
日焼け止めを正しく効果的に使うためにはたっぷりと厚く塗ることと2~3時間おきに塗り直すことが大切です。
使用するシーンや自身の肌に合った日焼け止めを選び、正しく有効に使いましょう。
内側から改善!美白に効果的な食べ物を積極的に摂取!
ビタミンB2,ビタミンC、ビタミンEの栄養素が入った食物は摂取することによって肌のターンオーバーを活発にしてくれる働きがあります。
特にビタミンCにはメラニン色素の生成を抑える働きがあります。アセロラやパプリカには多く含まれていますのでシミ・そばかす対策には効果的です。
ストレスを溜めない
ストレスは自律神経系の乱れを生み、内臓や代謝の働きに影響します。体内に老廃物を溜めこみ、シミ・そばかすを悪化させることにつながりますので出来るだけストレスを溜めないように心がけましょう。
美白化粧品を使う
美白化粧品は予防的に使用するのが最もおすすめです。化粧品を選ぶ際は有効な美白成分が配合されているかしっかりチェックしましょう。
- 美白成分配合かつビタミンC誘導体配合のもの
- 続けられる価格のもの
- 保湿力が高いもの
なかでもおすすめの美白化粧品を3点ご紹介します。
- FANCL ホワイトニング化粧液Ⅱ:無添加、低刺激にこだわっているブランドなので安心!
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参考価格 ¥1700/30ml
防腐剤・香料・エタノールなどの肌の刺激になる成分を使用していないので乾燥肌、敏感肌の方にもおすすめです。
- DECENCIA サエルホワイトニングローションコンセートレート:敏感肌の人でも安心してしようできる!
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参考価格 ¥5000/125ml
POLA・オルビスの敏感肌専門スキンケアブランドの薬用美白化粧水です。合成香料やアルコール不使用なのでお肌にもやさしく、シミ予防と美白のダブルケアのため美白と保湿ケアが両立できる1本です。
- 富士フイルム アスタリフト ブライトローション:独自成分「ナノAMA」で美白効果も保湿効果もバッチリ!
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参考価格 ¥3800/150ml
独自成分のナノAMA+が表面を整えながら肌に潤いの道をつくり、使うごとに輝きに満ちた肌へ導いてくれます。
保湿を意識する
紫外線から肌を守るためにはうるおいが重要です。保湿が行き届かずに乾燥した肌はバリア機能が著しく低下するため紫外線などのダメージを受けやすく、ターンオーバーも滞りやすくなります。
化粧品に美白成分が含まれていることももちろんですが保湿成分もきちんと配合されており、その成分が自分の肌質に合っているかどうかもしっかりチェックしましょう。
スキンケア方法を見直す
シミの中には摩擦などの刺激が原因で引き起こされるものもあります。強くパッティングしたり、擦るなどを無意識に行っていないかどうか見直してみましょう。
クレンジングと洗顔では肌の負担が強いのは圧倒的にクレンジングです。クレンジングは弱めにして、洗顔をたっぷりの泡でしっかり行うようにしましょう。
皮脂が残ってしまうと過酸化脂質に変わり、シミやそばかすの原因になります。
妊娠中のピーリングやレーザー治療はやめた方がいい!
妊娠中はホルモンバランスの変化により肌への刺激にとても敏感です。
通常なら皮膚科へ行き、内服やレーザー治療、ケミカルピーリングなどを行いシミや肝斑を治療するのが一般的ですが、妊娠している今、過剰に肌を刺激してしまうと悪化してしまう可能性もあります。
すぐにシミの悩みを解消したい気持ちはわかりますが肌への刺激が少ない方法を選び、気長に改善を目指しましょう。
シミ・そばかす対策は持続が大事
いかがでしたでしょうか?シミ・そばかすは即効性のあるものはなく、1日では消えません。地道にコツコツと毎日のスキンケアや生活習慣の中で続けていくことが一番の近道です。
産後には育児に追われ、なかなか自分に時間をかけられなくなるので妊娠中にしっかり予防&対策をしておきましょう。
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