妊婦健診の内診…リラックスして臨むために流れを知ろう!

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2017/07/06

内診台

妊婦検診で「今日は内診があります」と言われるとドキッ…!恥ずかしいやら何をしているのかわからない不安感でどうしても緊張してしまいます。

でも、内診って一体どんなものかを知っておくだけで、心の準備ができますよ。

内診とは最も基本的な検査方法。医師が直接膣内に器具や指を入れて子宮や卵巣の状態を調べることを言います。

医療が発展し様々な検査装置があっても、やっぱり基本は触診。内診でしか調べられないこともあるのです。

産婦人科の内診台は他の科では見られない特別な形!下半身も上に上がります!

私は3人子どもがいるのですが、何度経験しても内診は緊張します!その原因のひとつは内診台にあると思っています。

なぜかというとその形。初めて内診台をみたときの衝撃は忘れもしません。「これに座ったら私、どうなるの・・・?」と思ってしまうようなほかでは見たことのない特殊な形をしているのです。

知っていれば怖くない!内診台についての知識を深めましょう!

衝撃的な形の内診台ってどんな形?動く診察台です!

怖がらせてしまっているようでごめんなさい。経産婦さんならわかると思うのですが、産婦人科の内診台は特別な形をしています。

その見た目とは簡単に言うと、歯医者さんの診察台に足を開いて置く場所がついたような形をしています。

色は大体ピンクです。さらにはお尻の下の部分がパカっとあくようになっていて、医師が診察しやすいようになっています。

内診台へのあがり方から内診の進み方をご紹介します

では次に内診の流れをご紹介しますね。

内診室に通されると看護師さんから「下着をとって腰掛けてお待ちください」と言われます。

ここでひとつ注意。初の内診にドキドキしていた私はついここで、「下着って上もですか?」と聞き返してしまいました。

今考えるとそんなわけないと笑えますが、内診での下着はパンツを意味していますので皆さんご注意くださいね!

下着を脱いで内診台と呼ばれる椅子に腰掛け足をのせます。すると内診台がゆっくり回転しながら上にあがり、同時に足が開いていきます。そして診察開始という流れとなります。

産婦人科の内診台は、上半身だけでなく下半身も持ち上げた状態で開脚していくのです。これを下着を身に着けない状態でするのですから緊張するのは仕方ないことですよね。

どうやら内診台をみて、内診に恐怖心を感じる妊婦さんは少なくないようです。

一見怖い内診台…でも実は妊婦さんのことを考えてつくられた優しい診察台

しかしこの内診台、調べてみると妊婦さんにとってとっても配慮された作りだということがわかってきました。

サイズについて

サイズが大きめに作られています。

妊娠中の体型の変化にも対応できゆったり座れるので、大きなお腹も少しは楽に支えることができます。

恥ずかしさ軽減・リラックスできるような配慮

医師と内診台の間はカーテンで仕切られていることが多く、医師と直接顔を合わすことはありません。

面と向かって内診されるよりは恥ずかしさがだいぶ軽減されますよね!

ただカーテンのおかげで医師が何しているのか見えないので、逆に何をされるのかわからなくて怖い!という反面もあります。

なるべく妊婦さんがリラックスして臨めるように配慮してくれているんですね!

内診はとても大切。妊娠中の異常や感染症がわかることも

内診はとても大切な診察のひとつで、内診でしか判断のできないものもあります。

また膣炎や膣感染症、膣部びらん、ポリープなどの病気を調べることができます。

そして妊娠中に子宮経管無力症で子宮が開いていないか、赤ちゃんの下がり具合などから妊娠の異常を調べることもできます。

では内診の種類をご紹介します。内診は4種類 あります!

視診

外陰部や膣の状態を目でみて確認します。

触診

指を挿入し子宮口や子宮経管を直接触り、子宮全体のかたさなどを間接的にさわり診察します。

子宮口がやわらかくなっているか、また早産や流産の危険がないかがわかります。
膣鏡診

クスコ膣鏡と呼ばれる医療器具を膣内部に挿入して、膣を押し広げて診察します。子宮口の近くまでいれるため、痛みを感じることもあります。

子宮頸がんやポリープの発見ができます。おりものの異常や感染症にかかっていないか調べることができます。

経膣超音波検査

経膣超音波プロープと呼ばれる器具を挿入して超音波をあてます。主に妊娠初期にする検査で、子宮内の様子を観察することができます。

胎児の心拍数の確認や発育の様子、また多胎であるかもわかりますし、子宮筋腫や卵巣脳腫を発見することもできます。

行われる内診の種類は妊娠時期によっても異なります!

妊娠時期によって医師が確認しておきたいことが異なるので、妊娠時期によって行われる内診の種類が異なります。

では妊娠時期によって異なる内診の種類をみてみましょう。

妊娠初期

触診:子宮の大きさや固さを調べる
経膣超音波検査:胎児の大きさや心拍数の確認。妊娠の確定。

妊娠中期

触診:早産や流産の兆候がないか確認。
内診:医師によっては妊娠中期の内診は行わないところも多いようです。(妊娠経過が問題ない場合)

妊娠後期

触診:予定日が近づくと子宮口の開き具合や赤ちゃんの下がり具合を確認します。
膣鏡診:出血や破水の有無の確認。

医師が妊娠時期に応じて適切な内診をしてくれるおかげで、妊婦さんは安心してマタニティー生活を送れるのですね。

リラックスして内診に臨みましょう!事前の準備が肝心です

内診のとき、医師からよく「力を抜いてね!」と声をかけられます。無意識に身構えてしまうんですよね…。

何か心配ごとや気になることがあると、リラックスしたくてもできなくなってしまいますので準備を整えて上手に力を抜けるようにしましょう。

リラックスして内診に臨むために必要な準備はこちら!

  • 丈の長めのトップスを着ていく
  • 内診後の出血に備えてナプキンをもっていく
  • トイレはすませておく

では詳しく見てみましょう。

丈の長めのトップスが最適!丈の短いトップスだと恥ずかしく思うことも!

まずは内診のときの服装です。気にしている方は多いようですね。たしかに私も何度か内診台の上で今日服装失敗したな…と思ったことがあります。

丈の短いトップス+ズボン

ズボンを脱いだら、おへそまで丸見え!見せなくていいところまで見せてしまってるところが最高に恥ずかしく思いました。

ロングスカート

妊娠中の大きなお腹にとってはとても過ごしやすいロングスカート。内診のときにスカートが汚れてしまうんじゃないかと心配した覚えがあります。

スカートは内診のときによくおすすめされる服装ですが、丈は膝丈くらいにしておくと汚れる心配はないでしょう。

私のオススメは丈の長いトップス

下はズボンでもスカートでもOK。

内診で汚れる心配もないし、適度に丈があるのでお腹まで丸出しになったりして恥ずかしい思いをすることはありませんよ!

生理用ナプキンを持参をしよう!内診の刺激による出血にも慌てない

内診の刺激で少量の出血があることがあります。必ず生理用ナプキンを持参しましょう。内診台に上がる前にパンツにセットしておくと、診察が終わったあとスムーズです。

産院によっては内診室に準備してくれているところもあります。

事前にトイレはすませる!尿がたまっていると検査にも影響する

事前の準備で一番気をつけて欲しいのがトイレです。

トイレを我慢している状態でリラックスは難しいです。

そして何より尿が膀胱にたまっていると超音波検査の映像が見えにくくなるそうです!

せっかくの妊婦検診ですから赤ちゃんの様子を落ち着いて見られるよう、トイレはすましておきましょうね!

恥ずかしい…痛い…嫌な理由は様々だけど必ず必要な検査!と割り切ろう

初めてでも、数回経験してもやっぱり恥ずかしいという気持ちが出てしまう方が多い「内診」ですが、直接触れることで見つけれられる状態もあります。

予定日が近づく頃には、『内診グリグリ(卵膜剥離)』で陣痛を促すという処置をされます。

赤ちゃんやママの安全の手助けをしてくれているのが内診です。先生にお任せします!という気持ちで、リラックスして臨みましょう。

変に力を入れてしまうとかえって痛いと感じてしまったり、終わった後に体がつってしまいますよ。

▼内診グリグリについてはコチラも参考にしてみて!

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