元気な子供の入院中は暇をもてあます…おすすめの暇つぶしアイデア!
子供が入院することになったら、親は心配ですよね。ですが、入院後早々に元気になって、逆に暇を持て余してしまう、なんてことも、実は多いんです。「治療は終わったけれど、まだ退院できない」そんなときの暇つぶし方法をここではご紹介したいと思います。
年齢別の暇つぶしアイデアもリストアップしていますので、1歳~6歳のお子さんが入院する、という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
入院生活での「暇つぶしアイデア」考える際のポイントと注意点
まず、子供が入院した場合の病棟での生活は、病状によっても異なりますし、病院によっても異なります。
それを踏まえた上で一般的な入院生活をご紹介すると、起床・消灯時間が決められており、食事は3食の時間が決められています。そして、それ以外の時間、回診や検査などがあります。
ただ、治療が落ち着けばかえってすることがなく、暇を持て余す子も多いです。入院中に暇を持て余してしまっても、外出することは難しく、小さい子の場合は基本的に親が相手をすることになります。
では暇な時間、子供たちはどんな風に時間をつぶせばよいのでしょうか。暇つぶしアイデアの基本的な考え方と、注意点を紹介してみたいと思います。
プライベートスペースはベッドの上。基本はベッド上でできるもの
個室の場合はまた異なりますが、基本的に子供のプライベートなスペースは、ベッドの上という場合が多いです。また、病状が落ち着いていても、点滴などがあって自由には動けないという場合が少なくありません。
ですので、基本的には「ベッドの上でできるもの」を準備するのがオススメ。手先を使うものや、見て楽しむもの、考えて楽しむもの、などが候補になります。具体的には、塗り絵やお絵かき、ゲーム、テレビなどが挙げられます。
入院中、時間はたっぷり…今しかできない「時間がかかるもの」を
入院期間にもよりますが、自由時間、なかなか時間がもたない、と思う親は多いものです。おもちゃというよりは、じっくり時間をかけて取り組めるものや、親子で一緒に遊べるものがオススメです。
たとえば、ひらがなを覚え始めた時期なら、今まで時間がなくてトライしていなかった「書く練習」をしても良いですし、将棋やオセロのルールが理解できる頃なら、それを教えて一緒に遊ぶ練習をしてみても良いでしょう。
病棟内のキッズスペースなどを活用しよう
小児病棟の場合は、病棟内にキッズスペースがあることも多いです。キッズスペースにはおもちゃや絵本があり、気分転換をするにはぴったり。
何か暇つぶしグッズを用意するなら、キッズスペースを事前に見ておき、重ならないように選ぶと良いかもしれません。
音が鳴らない、周りの迷惑にならないものを
注意点として挙げられるのは、音が鳴らないことや、周りの迷惑にならないこと。個室の場合はまた異なりますが、大部屋の場合、周囲の方への配慮が必要になります。時間によっては、寝ている人もいれば、具合が悪い人もいるからです。
絵本やアニメは事前に内容チェックしよう
絵本やアニメを用意する場合は、事前に内容をチェックしておくことがオススメ。基本的には、入院中こそは明るく楽しいストーリーを。また、病状に合わせて食べ物や行動などの制限がある場合は、その制限にも配慮しましょう。
例えば、食事制限がある入院のときに、食べ物の本を見るのは大人でも嫌ですよね?それは子供も一緒。かえって食べたくなってしまうものです。
年齢別・オススメの暇つぶしアイデア詳細
暇つぶしのアイデアは多数ありますが、年齢ごとにオススメの方法は少しずつ異なります。ここでは、年齢別に具体的なアイデアをご紹介してみましょう。年齢を下記の3つに分けてそれぞれを説明していきますので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
- 1~2歳向け:ある程度受動的なもの
- 3~4歳向け:手先を使って長い時間をつぶせるもの
- 5~6歳向け:知育系やゲーム類
【1~2歳向け】一人で遊ぶことは難しいので、ある程度受動的なものを
1~2歳児の場合、まだ一人で遊ぶことは難しく、一か所にじっとしていることも苦手です。そのため、基本は親が主導して一緒に遊んであげたり、院内をできる範囲でお散歩したりが主な暇つぶし方法となります。
具体的な方法は以下に挙げてみたいと思います。
院内をお散歩して「お気に入りスポット」を探す
じっとしていることが苦手な子なら、院内をお散歩してみましょう。ただし、病状や病院の決まりによって、出歩ける範囲は異なります。自己判断で歩き回るのではなく、まずは医師や看護師に、どこまでなら行っても良いか確認しましょう。
外が見えるスペースや、キッズスペースなど、お気に入りの場所を見つけてあげると、入院生活も楽しくなるでしょう。
お気に入りの絵本をいっしょに読んであげる
お気に入りの絵本があれば持参しても良いですし、共有スペースに絵本がある場合はそれらを利用しても良いですね。仕掛け絵本やシールブックなども、1~2歳なら楽しく使えるようになってきます。ただ、音の鳴る絵本は周囲へ迷惑になりますので控えましょう。
DVDプレイヤーを持ち込み、お気に入りの番組を見る
お気に入りのDVDがある場合は、プレイヤーを持ち込んでも良いでしょう。ただ、こうした持ち込みは制限されている場合もありますので、まずは病院に確認してみることが必須です。
注意点としては、周囲への配慮を考えて、イヤホンを持参することや、小さな音量で見ること。
【3~4歳向け】手先を使って長い時間つぶせるものがオススメ
3~4歳になると、手先が器用になり、できることがぐっと広がってきますので、場合によっては子供ひとりで長時間集中!なんてこともあります。ですので、候補としては手先を使った工作や、お絵かき、字の練習などが候補となります。
入院中という時間を利用して、じっくり取り組むことを与えてみても良いかもしれません。具体的なアイデアは、以下のとおりです。
折り紙やパズル、工作キットなど手先を使うもの
手先と頭を使って「何かを作る」ものは、入院生活で時間がたっぷりある時にこそオススメ。ひとりで考えて作ることができる子なら、道具を用意してあげるだけで楽しめますし、そうでないなら、最初は親が一緒に作ってあげても良いでしょう。
時間はたっぷりあるだけに、パズルや工作などは「大作」にチャレンジしてみることもひとつ。普段の生活では、なかなかできない達成感を味わえるかもしれません。
ひらがなの練習やぬりえなどの鉛筆を使うもの
この機会に、ひらがなを書く練習やぬりえなどにトライしてみてはいかがでしょうか。子供のできることに合わせて、ひらがな帳、カタカナ帳、ちょっと難しいぬりえなど、セレクトしてあげてくださいね。
子供用雑誌(めばえなど)や迷路などの読み物
子供自身がぱらぱらめくりながら楽しめるものとして、子供用雑誌や迷路の本など、読み物を用意するのもオススメです。読み物の場合、親がサポートするケースが少ないため、一緒にいてあげられない時にも役立ちます。
ふろくに工作キットがついている場合も多いので、じっくり読んで工作して、と楽しんでいると、意外に長い時間つぶせますよ。
【5~6歳向け】知育系のものも使える!一緒にやるゲームも
5~6歳の場合は、3~4歳よりもさらにできることが増えています。頭を使って工夫しながら物事を進めることができるようになってきますが、その反面、簡単な塗り絵や折り紙では満足しなくなることも多いです。
そこでオススメなのは、ちょっと「頭を使う」もの。また、ゲーム機を与えてみるのも一つの方法です。
この機会に、DSなどゲーム機デビューしてみる
5~6歳で入院なら、すでにゲーム機を持っている子は持参を、そうでない子はデビューしてみても良いかもしれません。
ゲーム機はコンパクトですが、かなり長い時間楽しむことができます。ソフトはさまざまなものがありますので、親子で好みに合わせて選びましょう。
ただ、病院内には持ち込み禁止になっていることもありますので、まずは持ち込めるかどうか事前に確認しておくと良いでしょう。そして必ず時間を決めてあまり長い時間させないようにすることも大事です。
囲碁や将棋など親子で対戦するものにチャレンジ
昔ながらの囲碁や将棋、オセロなども入院生活では意外に重宝します。相手が必要になりますが、もしも親が相手してあげることができるなら、トライしてみてはいかがでしょうか。一度習得すれば、何度も勝負ができますので、飽きずに遊ぶことができます。
ルールを覚えるまではそれなりに時間がかかりますが、子供の吸収力はすごいもの。退院する頃には、親が負かされるようになっているかもしれません。
クロスワード、ルービックキューブなどにトライ
子供ひとりで何か「暇つぶし」をさせたいときには、クロスワードやルービックキューブなど頭を使うものもオススメです。子供の性格によって向き不向きが分かれますが、向いている子は何時間でも集中して取り組みます。
ちょっとした時間の「暇つぶし」にも使えますし、それほど場所を取るものではないので、とりあえず持たせてみるのもひとつの方法です。
子供の様子を見ながら、少しずつ追加していこう
以上、入院中の暇つぶし方法についてご紹介してみましたが、いかがでしたか?
最後に、当たり前の注意点ではありますが、「入院中は、療養が第一」ということ。入院の理由は様々ですが、基本的には子供がしっかり元気になって退院できるようにサポートしてあげることが大事です。
その中で、子供の様子を見ながら少しずつ「暇つぶしアイデア」を出していき、子供が暇をもてあまさないようにしてあげられるといいですね。
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