子供と芋掘りに行こう!おすすめの服装と思い出に残すコツ
日差しも和らぎ、過ごしやすい秋。そして様々な食べ物が美味しい秋ですね!お子様と一緒に秋の味覚の人気者。さつまいも掘りに出かけてみませんか?
- 普段、お子様は土に触れていますか?
- 食べ物に好き嫌いはありませんか?
- いつも食べている野菜やスーパーに並んでいる食材がどこから来ているか知っていますか?
もしも、このような事が気になっているパパやママならなおさら、子供を連れて畑に繰り出しましょう!
芋ほりなら小さな子供でも十分に楽しめ、そのちっちゃな手に大きな達成感を得ることができますよ。
この記事の目次
食育にも最適な味覚狩り!自分で採れば美味しさも倍増
- 自分で土の中から掘り出す
- 土がいっぱい付いたさつまいもを綺麗に洗う
- 調理して食べる
そんな経験をすると、今まで感じていた野菜への印象がガラリと変わることも。
- 「自分で採ったおいもは美味しいね!」
- 「このおいも、なかなか抜けなくてスコップと手を使って、頑張って土を掘ったんだよ!」
そんな会話をしながら調理をすると、いつもよりも何倍も美味しく感じます。さつまいもがあまり好きではなかった子が、食べられるようになることもあります。
整然と並んだ野菜を買って食べるのが当たり前の現代だからこそ、畑の野菜の生命力を実際に触って感じさせてあげたいものですね。
また既に幼稚園や保育園の遠足で芋掘りを経験したことのあるお子さんもいらっしゃるかもしれません。
そんなお子さんはきっと、先生から教えてもらった掘り方やコツをパパやママに得意げに教えてくれることでしょう。
- 「すごいね!〇〇ちゃんよく知ってるね!」
- 「さすが〇〇くん!芋掘り名人だね!」
など、いっぱい褒めてあげると子どもは芋掘りを通してより土との触れ合いが大好きになりますよ。
食べ物がどうやって育ち、自分の口に入るまでにはどんな工程を経てきているのかを実際に体験できることは、食に興味を持って関わるという食育につながります。
絵本やテレビを通じて知ることもいいですが、意外に都心からもアクセスしやすいところにあるさつまいも農園を訪れてみてはいかがでしょうか。
お座りの赤ちゃんでも芋堀を楽しめる!土の匂いを感じに行こう
芋ほりを楽しめるのは何も、幼稚園児や小学生だけではありません。まだ芋ほりの意味がよくわからない1歳頃の子供たちにもぜひ経験させてあげて欲しいことでもあります。
土の上に座らせてあげて、その感触やぬくもりを感じたり、根っこやお芋をを触って遊ぶことは小さな子供の感性を育てる良い刺激となります。
また、小さい頃にしっかりと土に触れることで、自身の免疫力を高めることが出来るそうです。
お座りが出来る赤ちゃんならパパやママが掘って見せる横で、自由に遊ばせてあげてもいいですね!
芋ほりに人気の品種!おすすめの食べ方
一概にさつまいもと言っても、品種は様々。
見た目にも立派なものが取れやすい紅あずまや紅はるかが人気のようですが、その他にもブランド芋と言える人気の品種とおいしい食べ方についてまとめました。
行きたい農園でどの品種を扱っているかを事前に調べて、
どうやって食べようか
いつもスーパーで買うものとどう違うのか
などを子供と話してみると楽しみや好奇心も広がりますね。
品種 | 特徴 |
---|---|
紅あずま | ねっとり感とホクホク感、両方の食感を兼ね備えたお芋 |
紅はるか | 蒸し芋にすると甘く美味しいお芋 |
鳴門金時 | ホクホクと甘く、焼き芋におすすめ! |
安納芋 | ねっとりとスイーツのようなお芋。収穫後すぐより寝かした方が甘くなる |
芋ほりに必要なもの!ポイントを押さえてストレスフリー
いざ、芋ほりに行こう!と準備をするときに多くのママが悩むのがどんな服を着せて、どんな持ち物が必要なのかということですね。
たかが芋ほりと思って普段通りの格好にいつものスニーカーで行くと、帰りの車が砂だらけになってしまったり、帰ってからの掃除や洗濯が一苦労…なんてことにもなりかねません。
- とにかく後の掃除や洗濯を楽に!
- でも写真も撮るから、お洒落も諦めたくない!
- 芋ほりだけのために高価なグッズを買うのはちょっと…
そんなパパやママのために、楽におしゃれに芋掘りを楽しむコツをお伝えします。
スコップだけではダメ!?子連れで芋掘り、基本の持ち物
芋掘りの持ち物としてまず思いつくのは土を掘るためのスコップでしょうか。しかし実はスコップだけではうまくいかないことが多々…
他にも用意しておきたいものをリストアップしました。
- スコップ
- 軍手または手にフィットするタイプのゴム手袋
- 長靴
- 帽子
- 着替え一式(靴下を忘れずに!)
- ビニール袋(お芋を入れる用)
- ビニール袋(汚れた服を入れる用)
- レジャーシート
- タオル数枚
- 水筒
- 虫除けスプレー・虫刺されの薬
特に必需品なのが、軍手です。
土の中からひょっこり見えたお芋を引っこ抜きたいときには軍手があればしっかりつかむことができますし、ネイルをしているママにも必需品と言えます。
そして軍手選びのポイントは、子供には子供用のものを用意してあげること。最近では100円ショップでも手に入れることができます。
軍手が手にあっているかどうかで土も掘りやすくなり、楽しさも格段に違ってきます。
大人用なら、家庭で掃除用に手にフィットするタイプのゴム手袋がある場合はそれを利用してもいいですし、子供の分は思い切って購入されることをおすすめします。
あとは汚れ対策としての着替えとビニール袋、レジャーシートです。
「ズボンだけでいいんじゃない?」と思ってしまいそうですが、なぜか気づいたときには全身汚れているのが子供。全身の換えを持っていくのがベターです。
レジャーシートは、ちょっとカバンを起きたい時に敷くのも便利ですし、帰りの車の荷台や足元に敷いて、長靴や掘ったお芋など、砂を気にせず置くことができます。
タオルも、何かと使っては汚れるので薄手のものを数枚カバンに入れておくと良いでしょう。
しかし利用する農園によっては、スコップや軍手、持ち帰り袋を用意してくれているところもあるようですので、事前に何があって何がないのかを確認してみましょう。
汚れてこその芋掘り!?土とのふれあいを楽しむためのポイント
汚れが…汚れ対策が…と言っていると今度は極端に、汚れることに敏感になってしまいがちです。
しかし子供に収穫の喜びを体験させてあげたいと思う以上、ある程度は目をつぶることを心がけましょう。
汚れを気にせず大きなお芋を探して土を掘り、ときには尻もちを付き、シャツの裾で汗を拭う。そうやって夢中になるからこそ、収穫できた時の感動があるものです。
しかしたくさんのお芋を目の前にテンションが上がった子供には気をつけたい注意点も。
芋掘り農園では、「掘るのはここからここまで」と事前に指定されます。くれぐれもそこ以外のところに手をつけないようにしましょう。
他のお客さんの楽しみを奪ってしまったり、まだ収穫時期でないお芋を掘り出してしまってはマナー違反。せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまいます。
- 「ここは他のお友達が掘るのを楽しみにしているところだから」
- 「ここのお芋はまだ赤ちゃんなんだって」
と、子供に分かりやすいようにしっかりと説明しておくといいですね。
ポイントは「捨ててもいい」もの、「入り込まない」もの!
子供が全身土まみれになっても余裕を持って見守ってあげられるように、事前準備をしっかりと行いましょう。
基本的には、土が入り込むような装飾や、隙間のない服装が理想です。しかし、お洒落さもなかなか諦められないもの…
そこでファッションにこだわりのあるお洒落ママも納得でき、かつポイントを抑えた芋掘りスタイルを考えてみました!
- ズボンはポケットのないスキニーパンツなど、シンプルな長ズボン
- Tシャツもシンプルで汚れても悔いのないもの
- 意外に汚れる靴下は捨てても良いもので、ミディアム丈のもの
- 長靴があればなるべく筒丈の長いもの
- 帽子洗濯機で洗えるコットン素材のものがあればベター
おすすめは、ズボンを靴下にインすること!
足元は芋掘りで汚れる箇所ナンバーワン。スニーカーは目地や装飾に細かい砂が入り込むので後で洗うのが大変です。
長靴でも、中に砂が入り込んでズボンの裾や靴下の裏が真っ黒になっていることも。
そこで靴の隙間から土が入り込まないようにするのがポイントとなりますが、お洒落とは少しかけ離れてしまうのが難点。
また砂遊び用のナイロン製のオーバーオールなどは夢中になっていると暑くて脱ぎたがることもあります。
そこで服装はシンプルに、そして靴下にズボンを入れ込んでから長靴を履けば汚れを最小限にしつつ、いつもと同じような、写真に撮って自慢したくなるお洒落が楽しめますよ。
入り込むのは足元だけじゃない!子供には全身対策が必須
足元以外の汚れ対策としては、
- 肌着もまたしっかりとズボンに入れ込んでおくこと
- 帽子もまた、汚れた手で触るので意外に砂だらけに…
大人であれば、足元と手元だけ注意していればいい芋ほりも、子供となると全身汚れる覚悟が必要です。
そのため、薄手のタオルが便利です。手を拭いたり、顔を拭いたり、固く絞って砂を拭き取ることもできます。
また髪の長い女の子の場合は、帽子で隠れるように編み込みにしてまとめたり、高めの位置でお団子にして土が絡まないようにしておきましょう。
たくさん採れたお芋…保存方法とおすすめの食べ方
芋掘りで袋いっぱいに持ち帰ったさつまいも。帰りの道からどうやって食べようかとワクワクしますね。
シンプルに蒸して食べたり、天ぷらにしたり、お菓子作りに使ったりと、ご飯のおかずやおやつ、お弁当にも使えるさつまいも。
また、より美味しく食べるためにはその保存方法がポイントということをご存知でしょうか?
美味しさを増すことができる保存方法や簡単に美味しく食べる方法、大小いろいろな大きさがあるからこその楽しい遊びをご紹介します。
冷蔵庫には入れないで!さつまいもの保存方法
- 芋掘りから帰ったらなるべく早くにビニール袋から出しましょう。
- 土は洗わず、そのまま新聞紙に包みます。
- カゴか、ダンボールに入れ、玄関などの涼しいところで保存しましょう。
ビニール袋は蒸れてしまいますし、土は出来れば食べる時まで洗わないで置いておく方が、おいしさを保つのに役立ってくれます。
しかし特に気をつけたいポイントは冷蔵庫には入れないこと!冷蔵庫ではさつまいもにとって冷えすぎてしまい、変色や食感の低下につながります。
冷蔵庫に入れなくても急いで食べる必要はありません。
なんと掘り出したばかりのさつまいもよりも、涼しい場所で少し寝かしてあげた方が、余分な水分が飛んで甘味が増すのです!
さつまいもの保存スペースを確保して、おいしいお芋をじっくり楽しみましょう。
トースターで簡単!しっとり美味しい焼き芋
さつまいもの甘味とホクホクとした食感を楽しむのにおすすめなのはやはり、「焼き芋」。一番は枯葉を集めて焚き火をしながら焼ければ言うことなしなのですが、多くの家庭では難しいもの。
そこでおすすめなのは、「黒いホイル」。数年前からホームセンターや大型スーパーなどで見かけるようになり、少しずつ取り扱い店舗も増えているようです。
普通のアルミホイルと違い片面が黒くコーティングされており、黒い面を外側にしてさつまいもを包み、トースターで20分ほど焼くだけ。
オーブンよりも速く、そしてしっとり、ほっこりと焼きあがります!
普通のアルミホイルより少しお値段が高めなため、「焼き芋のためだけに必要!?」と、始めは買うのに躊躇していた私ですが、今ではすっかり虜。
さつまいもを焼くならこれがなきゃ!と、わざわざ探してに行って買うほどです。
手軽に焼き芋を楽しみたい方はぜひ一度お試し下さいね。
親子で楽しむクッキング!みんな大好きスイートポテト
もうひとつ、子供が大好きなさつまいも料理といえば「スイートポテト」ですね。
好きな大きさに丸めたり、ペースト状の時にみんなで味見をしていると、焼く分がなくなってしまいそうになるほど盛り上がります。
【 材料(10~12個分) 】
- さつまいも 中サイズ2本
- 砂糖 大さじ2
- バター40g
- 牛乳 適量
- 卵黄 適量(なくてもOK)
- さつまいもを蒸し、熱いうちに皮を剥いてボウルに入れ、砂糖とバターを加えたらマッシャーまたはフォークの背を使って潰す。
- なめらかな食感が好みの場合は裏ごしする
- 牛乳を小さじ1ずつ加えながら、子供が丸めやすい硬さになるまで混ぜる。
- 丸めたらアルミカップに入れ、表面に溶いた卵黄を塗り、トースターでこんがり焼き目が付くまで焼けば完成。
砂糖をメープルに変えたり、量を調整してしたり、大人用にシナモンやラムレーズン加えるなどのアレンジも自在。おやつにはもちろん、朝食に添えてもいいですね。
- 「〇〇ちゃんが採ったお芋、おいしいね!」
- 「土の中にいた隠れてた小さいお芋さんも、甘いね~!」
土の中から出てきたお芋が、とっても可愛くて美味しいスイーツになるまでを子供達と楽しめる、定番レシピです。
頑張って掘った時に感じたことや、思い出を振り返りながら、食べる楽しさを親子で共感しあいましょう。
小さなお芋、大きなお芋の端っこを活用!スタンプ画を楽しもう
さつまいもの利用方法は、食べるだけではありません。指のように細いものや、両手で抱えるほどの大きいものの端っこなどは、お芋スタンプで楽しみましょう。
- 「ツルを引っ張ったら、たくさんのお芋が出てきたよ!」
- 「土の深いところに隠れているのもいたよ!」
そんな出来事を思い出しながら、お芋畑のお芋のスタンプで描いてみてはいかがでしょうか。
また縦や横に切って自由にペッタンペッタン押して、そこから「何に見えるだろう?」と想像を膨らませながら絵を書き足しても、面白い作品が出来上がりそうです。
人参などをくり抜く型を使えば、好きな形のスタンプを作ることもできますし、キャラ弁などで使う彫刻刀がある家庭ならそれらで簡単に彫ってみても面白いですね。
食べて終わりだけでなく、子供ならではの感性でつくり上げた作品を写真とともに残しておくと、きっといい思い出になりますよ。
力いっぱい頑張った達成感を噛み締めて、食への関心を高めよう
朝ごはんを食べない子供や、極度の偏食など、食に対して消極的な子供が増加傾向にあることを問題視した内閣府からは「食育基本法」が定められました。
子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。
幼稚園や保育園でもプランターで野菜を育てて、子供が興味を持つよう促したり、家庭でも幼少期からの食育の重要性が呼びかけられています。
食べることに対して積極的になるには、まず、食べること・そして食材そのものについて「楽しそう!」「面白そう!」と思うことが大切ではないでしょうか。
生きる上で絶対に外せない「食べること」が楽しければ、大げさではなく、きっと子供達の人生の質がぐんと向上するように思います。
プランターで野菜を育てることが苦手なパパやママにとっても、芋掘りなどの気軽に楽しめる味覚狩りは、家族の絆を深めつつ、家庭で食育を実践できる良い機会になりますよ。
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