お宮参りの服装マナー!祖母の役割を考えた服の選び方

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2017/05/12

赤ちゃんが産まれて約一か月後に行われる「お宮参り」 祖母として参列する際に和装にするか?洋装にするか?悩む方も多い様です。

お宮参りでは、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこする事になります。父方の祖母が参列できない場合は、母方の祖母が代わりに抱っこするというのが伝統的な習わしです。

お宮参りに祖母として参列する際には、どのような服装がふさわしいのでしょうか?

服装を選ぶ時の基準は?洋装の場合、どのような事に注意すべきなのか?昔からの伝統行事だからこそ、恥をかかないようにマナーを守った服装で参列したいですよね。

ここでは、祖母の役割から考えたふさわしい服装の選び方を紹介します。

祖母の服装は、着物・スーツ・ワンピースが一般的

お宮参りは、赤ちゃんが産まれた事を神様に報告をする行事です。報告とともに、家族で赤ちゃんの健やかな成長を、お祈ります。

そのような大切な儀式ですので、祖母となられるお義母様・お母さまもきちんと正装をしてハレの日をお祝いするのがマナーになります。

おばあちゃまの中には「私が結婚した時は、黒留袖を義母は着ていました。」そんな思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

以前は「黒留袖でお宮参り。」というご家庭も多くありました。しかし着物離れが進む今の時代、黒留袖を持っていう方は少なくなりました。

黒留袖を持っているご家庭より、色味のある「色留袖」をお持ちのご家庭が増えたり、レンタルできるようになったことから黒留袖を着てお宮参りに参列されるご家庭は減ってきているようです。

現在は多くの方が、着物でも「色留袖」「訪問着」「色無地」などをお召しになっています。

そして、洋装の場合だとスーツまたは、ワンピースというきちんと感のあるフォーマルな服装で参列するのがマナーになります。

和装?洋装?服装選びは、「格」を合わせるのが基本

服装選びで困ったら、赤ちゃんの服装で選ぶようにします。

例えば、赤ちゃんが和装であれば、祖母も和装になります。更に、赤ちゃんの両親が略礼装の場合、祖母も略礼装を選ぶと良いでしょう。

また、赤ちゃんが洋装の場合は、祖母も洋装でも構いません。

赤ちゃんも、赤ちゃんのご両親の服装と、祖母の服装にあまりにも格差がでてしまと、写真を撮影した時に、違和感のある写真になってしまいます。

赤ちゃんを基準に、できるだけ家族で服装の「格」を合わせる事は大切です。

祖母の役目に合わせたフォーマルな服装選びを

お義母様には、お宮参りで赤ちゃんを抱っこするという大役があります。お義母様が遠方で来られない場合は、母方のお母様が赤ちゃんをだっこする事となります。

そのため赤ちゃんのご両親ばかりでなく、祖母もそれなりのフォーマルな服装を着る必要がありいます。

お着物を着慣れている方でしたら、お宮参りに着物を着られるのも良いと思います。

スーツなどを着用される場合も、フォーマルを意識した服装で参列するようにしましょう。

体調が悪い場合や、遠方の場合は体の楽な服装で

確かに、着物ならば間違いがない!という印象ですが、体調がすぐれない場合もあります。

また、遠方からの参列だったり、お着物をお持ちでない場合は、お着物にこだわる必要はありません。

また、スーツも長時間の移動の場合ですとお腹まわりに負担がかかる場合もあります。

現在は、「ルールにとらわれすぎない。」というのも一つの風潮です。途中で気分が悪くなってしまったり、疲れすぎてしまっては大変です。

体調がすぐれない場合や、遠方から来るのに時間がかかる場合は、ハレの日に相応しい、カジュアルすぎないワンピースなど体を締め付けないようなデザインを選ぶようにしましょう。

お宮参りに相応しい和装は、「色留袖」「訪問着」「色無地」

孫のお宮参り。喜ばしいこの日に和装をお考えの方も多いのではないでしょうか?

和装は着ているだけで、品のある印象になります。おばあさまが参列される場合は、着物をお召しになると格も感じられるので、お宮参りにはとても相応しい服装になります。

お宮参りに参列する場合、現在一般的に多くの方が着られるのが 略礼服となる「色留袖」「訪問着」「色無地」です。

ちなみに、黒留袖は、略礼服より格上の礼装着とよばれるものになります。

現在では黒留袖をお持ちの方が少ない為、お義母様が黒留袖で参列される事は少なくなってきました。

季節に合わせた作りの着物を選ぶことも大切

着物で注意しておきたいのが季節に合わせたものを選ぶという事です。

着物にも夏物として着る裏地の無い「単衣(ひとえ)」と冬物として着る裏地のついた「袷(あわせ)」があります。

夏に袷の着物を着ては、暑くて気分が悪くなってしまう事があります。見た目も暑苦しく、真夏に冬服を着ているような印象です。

季節に合わせた着物を着る事も、着物を着るときの心得の一つです。着る前に必ず着物の種類を確認しておきましょう。

例えば、6月であれば単衣(ひとえ)7月8月は、絽・.紗などの薄衣を着ます。9月になると、また単衣を着る様になり、寒さを感じる10月~5月までの間は、袷(あわせ)を着ます。

ただ昔の気候と今の気候では違いがあります。現在の5月や10月は、夏の様に暑い日もあるので、暑さを感じる日は場合は単衣を着てもかまいません。

主役は赤ちゃん。色留袖・訪問着の色やデザインは控えめに

色留袖や訪問着の場合、中には華やかな柄や色の着物もあります。お宮参りの際には色や柄にも注意をして着るようにしょましょう。

例えばあまりに華やかすぎる柄や、色味が強いものはお宮参りにはふさわしくありません。

あくまでも主役は赤ちゃんです。祖母は色味の抑えた淡いものを選ぶと良いでしょう。

また、お持ちの色留袖があまりに華やかに感じる場合は、色無地などをお持ちであればそちらを着るのも一つの方法です。

色無地であれば落ち着いた印象になります。

赤ちゃんを抱っこするという大役がありますので、お着物が選べる場合は、赤ちゃんのお着物やドレスが映えるような色味やデザインの着物を選ぶと良いでしょう。

着物をレンタルするのも一つの方法

着物がない場合や、遠方で持ってくるのが大変。でも、やはり着物が着たい!とお考えの場合は、レンタルという方法もあります。

レンタルの場合はサイズ展開も豊富ですし、小物一式を借りる事が出来るお店もあります。また、ネットからも申し込みができるお店も多くあります。

中には、下見サービスも受け付けている会社もあります。ネットで依頼すれば、レンタルの契約前に、実際に手元に着物が届き試着することができるサービスです

実際に試す事ができるので、当日に「想像と違っていた。」と失敗してしまう心配がありません。

クリーニングに関しも無料で対応してくれるお店もありますので、後片付けの心配もありません。

ただ、お店によっては貸し出し中の汚れや破損について規定がある場合があるので、必ず確認を取っておきましょう。

また人気のある着物は、すぐに出払ってしまうこともありますのでなるべく早めに計画を立て、レンタル予約を入れるようにしましょう。

キャンセルについても、規定がある可能性があるので、確認を取っておくと安心です。

スーツやワンピースを選ぶなら注意しておきたい事

お宮参りに祖母がスーツを着る事は良くあります。スーツもできるだけハレの日に相応しいものを選ぶようにしましょう。

スーツのスカートもワンピースも、スカートの丈は膝より下の長さにしましょう。また、必ず袖のあるものを選ぶようにしましょう。

夏は暑いですが、ジャケットの下やワンピースがノースリーブの場合は、必ずジャケットを羽織るようにしましょう。

あまりカチッとしたスーツをお召しにならない場合でも、カーディガンを羽織るなどできるだけ肌の露出を避けるのが、神社でお参りをする際のマナーです。

またお宮参りは、子供の健やかな成長への願いを込めたお祝い行事です。スーツやワンピースの色は、明るい未来をイメージした、明るい淡い色のセレモニースーツを着るのもお勧めです。

特に春などの季節は、暗い色のスーツよりも明るいスーツは映えます。黒づくめにしてしまうと、せっかくのお祝い行事にもかかわらず、お葬式の様な服装になってしまいます。

ワンピースが暗い場合は、ジャケットやカーディガンだけでも明るい色にするとお祝いの雰囲気がでますし、黒やグレーのスーツの場合は、ブラウスを明るい色にするだけでも印象が変わってきます。

大ぶりのアクセサリーやコサージュはNG。小物使いも気を付けて

祖母の役目は、お宮参りで赤ちゃんを抱っこすることです。ですから着る物だけでなく、小物も注意して選ぶようにしましょう。

特に大ぶりのアクセサリー・ロングネックレス・大ぶりの指輪は・コサージュは身に着けないようにしましょう。

大ぶりなアクセサリーやコサージュは、抱っこをした時やお世話をした時に赤ちゃんのお顔に当たって傷つけてしまう可能性があります。

赤ちゃんに引っかかったり、当たったりしないように予め外しておきましょう。

また、大ぶりのネックスやイヤリング。主張しすぎる指輪などは、お宮参りにはあまりふさわしくありません。

赤ちゃんが主役ですので目立ちすぎる小物は身に着けるのを避けるようにしましょう。

ただ、パールのネックレスはフォーマルアクセサリーとなりますので、使う事ができます。

パールでシンプルにまとめるなど、品のあるスタイルを心がける様にしましょう。

靴を履く場合は、ヒールの低い安定感のあるものを。

神社の多くは、境内で砂利道を歩く可能性があります。敷き詰められた砂利道は非常に不安定なので、ヒールの高い靴を履いていくと安定感がありません。

安定感の無い靴で、赤ちゃんを抱っこするとかなり危険になります。必ず安定感のあるヒールの低い靴。または、ヒールの無い靴を選ぶようにしましょう。

また、あまり派手になりすぎないシンプルな靴を選ぶようにしましょう。

境内の中は、土や砂利道が多く靴が傷ついたり、汚れやすい場所でもあります。特に素材がスウェードだと、砂などで白っぽくなり汚れが目立ちやすくなります。

神社へ行く際は、砂利道を歩いても汚れにくい素材の靴を選ぶと安心ですよ。

最低限のマナーを守る事が、ハレの日のお祝いをいい思い出にする

お宮参りに服装は、「厳密にこうしなければならない!」というルールはありません。

お宮参りの意味を考え、神様へのご挨拶として相応しい、きちんと感のある服装を選ぶように心がけましょう。

おばあ様がかつてお子様を産んだ時に、お義母様やお母さまがお宮参りをしてくださった思い出があるように、新しく親となった赤ちゃんの両親にとってもこの日は忘れられない日になるはずです。

おばあ様の服装がきちんとしていれば、赤ちゃんのママやパパは、赤ちゃんの誕生を喜んでくれる姿を嬉しいはずです。

また、後に大きくなった赤ちゃんがフォーマルな衣装でお宮参りをしてくれている写真を見たら、大切にされていることをとても嬉しく感じるでしょう。

お宮参りに相応しい服装で、良き思い出を作ってくださいね。

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