おしゃぶりの消毒をするしないは月齢で決めて!お手入れ方法も紹介
哺乳瓶はミルクが入っていることもあり、使用するたびに洗って消毒をするのが一般的ですが、おしゃぶりの消毒の頻度や、消毒をいつまですれば良いのかは分かりにくいです。
指しゃぶりをする指は消毒なんてしないのに、おしゃぶりを消毒する必要があるのかも、気になるところです。
おしゃぶりを消毒した方が良い理由、消毒方法や頻度、いつまで消毒を続けた方が良いのかについてお話しします。
この記事の目次
【消毒は必要な理由】赤ちゃんは一度免疫力が低下する
生後間もない赤ちゃんは、ママの胎盤を通じてもらった免疫があり、一般的には感染しにくいと言われています。
でも、無菌状態の羊水に守られていた赤ちゃんも、産まれてきたら外の環境に対応していかなくてはいけません。
- 気温の変化に対応しなくてはいけない
- 体が未熟
産まれてすぐにママからもらった免疫力も、一度生後1か月頃に落ちてきて、生後3ヵ月を過ぎた辺りからまた上がってきます。
おしゃぶりが原因で感染しやすい病気
おしゃぶりが原因になりやすい病気もあります。
- 鵞口瘡(がこうそう)
- 赤ちゃんの口の中にミルクかすのようなものが付着し、こすっても取れません。カンジダ菌の増殖によりおこり、通常は1.2週間で自然治癒します。
ミルクの飲みが悪くなることがあり、悪化した場合は受診が必要です。
- 食中毒
- 病原性大腸菌や黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌などが原因で下痢や嘔吐、高熱などで命にかかわることもあります。
特に食中毒は流行している時期は注意が必要です。
【消毒の頻度】新生児期は口にする前に消毒・2個あると便利
新生児期から3ケ月くらいまでは、おしゃぶりもしっかりとこまめに消毒するようにしましょう。
「さっと水洗いだけでも大丈夫だったよ~。」という方も意外と多いですが、赤ちゃんにくわえさすものはきちんと消毒したものが望ましいです。
産まれもった赤ちゃんの免疫力、抵抗力、育ち方も個人差がありますが、生後3ヵ月ごろまでは、こまめに消毒をすることをおすすめします。
【消毒を止める】免疫力がついてきて口に何でも入れる時期
新生児期はこまめに消毒していても、生後2.3ケ月ごろになると何でも手に触れたものは口に持っていくようになってきます。
そうなるとおしゃぶりだけ毎回消毒していても、意味がなくなってきますよね。
- 普段は水洗いのみにして、1日1・2回の消毒にする
- 外出先で地面に落としてしまったときに消毒する
- 気になったときに消毒する
赤ちゃんの触るもの全てを除菌、消毒することは不可能です。また、除菌し過ぎることで菌に対する免疫もつきにくくなってきます。
【消毒方法】煮沸・薬剤・レンチン!記載の注意事項も確認
おしゃぶりの消毒方法には、主に下記のような3つの方法があります。
- 煮沸
- 沸騰させたお湯の中に数分浸すか、沸騰したお湯をおしゃぶりにかける。
- 薬剤を使用
- おしゃぶりを水洗いした後、哺乳瓶などを消毒する薬剤に1時間以上(薬剤に記載された内容を確認)浸しておく。
- 電子レンジを使用
- 容器に水を入れたものにおしゃぶりを入れ、500Wで3分程度レンジで加熱します。その場合、密封状態で加熱すると危険です。
消毒専用の容器がない場合は、耐熱容器の蓋を外す、または蒸気が抜けるタッパーを使用するようにしましょう。
薬剤を使用する方法は熱をくわえないため、安全かつ簡単に実施できるので、お勧めですがコストはかかります。ご自分に合った方法を選んでくださいね。
おしゃぶり消毒は月齢や赤ちゃんの様子を確認しながら行おう
赤ちゃんが直接口に入れるもの、赤ちゃんの身の回りにあるものは清潔にしておきたいものですが、いつまでもというわけにはいきませんよね。
- 新生児から3ケ月くらいまではこまめに消毒する
- 3ヵ月以降は赤ちゃんの様子を見ながら消毒回数を減らす
- 食中毒や感染症が流行している時期なども考慮する
- 口内炎や鵞口瘡などの症状が見られる場合は消毒が大事
おしゃぶりの消毒は月齢や赤ちゃんの様子に合わせて行うことが大切で、感染症の流行や赤ちゃんの体調によっては、こまめな消毒が必要になることもあります。
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