心に響く絵本10選!親子で楽しめるおすすめシーンも紹介
絵本の読み聞かせが子育てにいいとは良く耳にしますね。でも、意外と絵本選びって難しい…そう感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方へ向けて、今回は定番絵本を少し外れた遊び心溢れる絵本、読み聞かせすることが子供の一生の宝物になるような温かい絵本、子育てを頑張るママに捧げたい絵本など計10冊のおすすめ絵本と読み聞かせスタイルをご紹介します。
「紹介している絵本」
- びっくり!!発想の転換を楽しむ絵本5選
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【もうぬげない】脱げないことに対する発想がユニーク!
【パンダ銭湯】今明かされるパンダの秘密が衝撃的すぎる!
【まくらのせんにん そこのあなたの巻】最後に呼ばれるのはだぁれ?
【なりたいじんじゃ】動物たちの奇想天外なお願いが笑いを誘う物語
【おしりたんてい ププッ おおどろぼう あらわる!】一目見て虜に! - 抱きしめるように読んであげたい、愛情あふれる絵本3選
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【あなたがだいすき】わが子へと贈る一冊
【どんなにきみがすきだかあててごらん】2匹のうさぎの心温まる物語
【うまれてきてくれてありがとう】わが子に会えた喜びで胸がいっぱいに - 育児に疲れてしまった時にそっと眺めたい絵本2選
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【ラヴ・ユー・フォーエバー】育児を頑張る全てのママへ捧げたい一冊
【ちいさなあなたへ】目の前で笑うわが子の一瞬一瞬が愛しくなる物語
びっくり!!発想の転換を楽しむ絵本5選
これからご紹介させて頂く絵本はどの絵本も「えー!そんなふうになっちゃうの!?」という楽しい驚きが隠されている絵本、5選です。
考え方であったり、話の展開であったり、絵本の設定自体が吹き出してしまうようなおかしなものであったり。
ぐっとくるポイントと併せて、読み聞かせの時にはこんなところに気を配ると子供が喜びそう!というおすすめの音読ポイントもご紹介させて頂きますね。
どれも3歳くらいのお子様から楽しめます。それより小さい子供に読み聞かせてあげてももちろん楽しく聞いていてくれると思います。
【もうぬげない】脱げないことに対する発想がユニーク!
http://www.amazon.co.jp/dp/4893096095
著:ヨシタケ シンスケ
出版社:ブロンズ新社
素朴で温かいタッチで描かれている主人公の「ぼく」。自分でちゃんとやれるんだ!と奮闘する頑張りやの「ぼく」は頭に洋服がひっかかり、どうしても脱げなくなってしまいます。
そんな「ぼく」に次々襲い掛かる難問・奇問。「ぼく」はどう立ち向かっていくのでしょうか!?
心に響く!ここがポイント
内容は題名そのままの単純なものですが、ぬげないことや、ぬげないことで起こる現実の問題に対する「ぼく」の発想がとても新鮮でユニークです。とにかく前向きで可愛い主人公に元気がもらえる一冊です。
この本のおすすめ読み聞かせスタイル
読み聞かせのポイントは、主人公を襲う葛藤をうまく演出してあげることです。服が脱げない絶望感はひたすらしょんぼりと暗い声で、でも「こうすればいいんだっ!」と主人公が前向きに開き直るところは明るいトーンの声で大きく読みあげましょう。
明暗のコントラストが子供たちを絵本の世界に引き込みます。
【パンダ銭湯】今明かされるパンダの秘密が衝撃的すぎる!
http://www.amazon.co.jp/dp/4871100863
著: tupera tupera
出版社:絵本館
「よし、きょうはせんとうにいくか。」そんなお父さんパンダの一言で、仲良くお風呂さんへ行くパンダの親子。向かった先はパンダ専用のお風呂屋さん。
番台には「パンダ以外の入店は、固くお断りしています」という張り紙が…。銭湯で明らかになる、驚きの事実とは!?
心に響く!ここがポイント
銭湯で明かされるパンダの秘密が、想像を超えて衝撃的です。子供向けの絵本ですが、まずママやパパが大笑い出来ること間違いなし! 日頃のストレスをすかっと笑いで解消してくれる絵本です。
この本のおすすめ読み聞かせスタイル
当たり前のように当たり前じゃない光景が展開されるところを、あえて淡々と読みあげてみるのも面白いかもしれません。
秘密が明らかになるところは十分に間をとってからページをめくってあげて下さいね。
子供たちは一回目より二回目、二回目より三回目と回数を重ねる程、秘密が明らかになるのを楽しんでくれるので、少し待たせることでワクワク感を高める演出がおすすめです。
【まくらのせんにん そこのあなたの巻】最後に呼ばれるのはだぁれ?
おふとんのかけさん、しきさんをお伴にお散歩中のまくらの仙人は、穴にはまってしまった動物たちに出会います。
何とか助け出そうとしているうちにナントまくらの仙人まで穴にはまってしまい、大変なことに!!助け出すのは一体だれでしょう?
心に響く!ここがポイント
かがくいさんの温もりと愛嬌たっぷりな絵で生き生きと活躍する登場人物たちがとても魅力的です。まくらの仙人は仙人さまのくせに子供っぽくてツッコミどころが満載な性格。
この本を読むとまず、子供たちが黙っていません。笑いながら、こうしたらいいんじゃない?ああすればいいんじゃない?と口を挟んで最後には本当に仙人さまを読者が助けることが出来る、素晴らしい仕掛けが施されています。
シリーズ化されているうちの2作目ですので、こちらが気に入った方はぜひ「まくらのせんにん さんぽみちの巻」もチェックしてみて下さいね。
【ご参照】
まくらのせんにん
http://www.amazon.co.jp/dp/433302367X
この本のおすすめ読み聞かせスタイル
穴にはまってしまった動物たちのうめき声が「ふんがふんが」「ふんぎふんぎ」「ふんげふんげ」とユーモラスに続きます。遊び歌を歌うような感覚で、言葉の繰り返しを楽しんでみて下さい。
【なりたいじんじゃ】動物たちの奇想天外なお願いが笑いを誘う物語
お参りをすると、なりたいものになれる「なりたいじんじゃ」。但し、つまらないお願いは叶えてもらえません。動物たちがやってきて次々と珍妙なお願いをしていくのですが…。
心に響く!ここがポイント
なりたい神社でお願いごとを叶えてもらうには「大きな」願いでないときいてもらえません。でも、かばさん、さるさん、たぬきさんの大きな夢を叶えちゃったら大変なことに!
動物たちの風変わりな願いと神主さんが頭を抱えるオチが面白く、何度も読み返したくなる物語です。最後のページで神主さんが呟く一言に、もう一つの楽しみ方が隠されています。
「なりたい、なりたい、〇〇になりたい」という願いを言うセリフや、残念なことになっている動物さんにツッコミを入れる俳句風な言葉など、リズムが取りやすい言葉がちりばめられています。
韻を上手く踏んで、リズミカルに読み聞かせをしてあげると一層楽しめると思います。
【おしりたんてい ププッ おおどろぼう あらわる!】一目見て虜に!
顔がおしりの名探偵、その名も「おしりたんてい」が「フーム、においますね。」の得意セリフを決めて、なぞの大泥棒かいとうUに挑みます。
心に響く!ここがポイント
一目見たときから子供たちは大笑い。主人公の顔が「おしり」。この設定自体が今までにない斬新さですね。
幼稚園くらいの子供たちが大好きな、ちょっとお下品な登場人物たちが、右に左に大活躍します。意外にもおしゃれで可愛らしいイラストと迷路や間違い探しなど、子供が楽しめる知恵遊びの仕掛けが随所にあるのもおすすめです。
こちらもたくさんのシリーズ本が出ているので、気に入った方はぜひ他の事件も覗いてみて下さいね。
【ご参照】
おしりたんていのシリーズ
http://www.amazon.co.jp/dp/4591130908
この本のおすすめ読み聞かせスタイル
おしり探偵は実は、礼儀正しいおぼっちゃま。おしり探偵のセリフは思いきり気取った調子で、キザに読み上げると子供たちが喜びます。
喜劇を演じる役者の気分で、思い切りふざけて楽しんでしまうのがポイントです。
抱きしめるように読んであげたい、愛情あふれる絵本3選
こちらでご紹介するのは、大切な我が子へ心を込めてよんであげたい絵本3選です。どの絵本にも親子でいられる不思議さ、ありがたさ、あたたかさが沢山つまっています。
「今日は叱ってばかりだったな、本当はもっと優しくしてあげたいのに…。」そんな日の夜に子供をそっと膝にのせて読んであげて欲しい絵本たちです。
どの絵本も、ママである幸せを実感させてくれる絵本ですので、出産祝いのプレゼントとしても喜ばれると思います。
【あなたがだいすき】繰り返し読み聞かせてあげたい、わが子へと贈る一冊
http://www.amazon.co.jp/dp/4591072320
著: 鈴木 まもる
出版社:ポプラ社
動物たちが頬ずりをしながら、男の子に語りかけます。「わたしはあなたがだいすきです」と。そしてたくさんの動物たちとおかあさんが男の子に伝えます。「あなたがいるだけでわたしはしあわせ」と。
心に響く!ここがポイント
愛しい我が子への想いを、この絵本を読んであげることで子供に伝えることが出来ます。普段はママたちの心の奥にしまわれている、言葉で表現しきれない愛しさをたくさんの動物たちが運んでくれます。
この本のおすすめ読み聞かせスタイル
子守唄を歌うように優しく、穏やかに読み聞かせてあげて下さい。わが子が今腕の中にいてくれる幸せをママも味わいましょう。
【どんなにきみがすきだかあててごらん】2匹のうさぎが愛情を伝え合う心温まる物語
http://www.amazon.co.jp/dp/4566003418
著:サム・マクブラットニィ 文/アニタ ジェラーム 絵/小川 仁央 訳 出版社:評論社
チビウサギがデカウサギに聞いてみました「どんなにきみがすきだかあててごらん」「そんなことわからないよ」とデカウサギ。ここから2匹の相手をどれだけ好きかを伝えようとする心温まるやりとりが繰り広げられます。
心に響く!ここがポイント
何とか「大好き」を相手へ伝えようするチビウサギ。でもなかなかデカウサギの「きみがすき」を超えられません。そこで色んなことをしてみせるチビウサギの健気な可愛らしさに心が温まります。
親子でほっこりした気持ちになれる一冊です。
この本のおすすめ読み聞かせスタイル
二匹がやりとりするのは、チビウサギのおやすみ前のひと時。一日が終わり眠る前のほっとするひと時を思い浮かべて、静かに語りかけるような口調で読み聞かせてあげるのがおすすめです。
抑えた声のトーンが、却って二匹の素朴な愛情を浮かび上がらせます。
【うまれてきてくれてありがとう】わが子に会えた喜びで胸がいっぱいになる絵本
http://www.amazon.co.jp/dp/449400751X
著:にしもと よう 文/黒井 健 絵
出版社:童心社
神様に「うまれていいよ」と言われた赤ちゃんが、ママを探しに出かけます。行く先々で出会う動物たちに「ぼくのママしらない?」と尋ねながら…。まだ羽の生えた赤ちゃんが光になってママのおなかに入るまでを描いた物語。
心に響く!ここがポイント
この絵本を開くといつも我が子を産んだ日のこと、初めて腕に抱いた瞬間、初めて笑顔を見て喜びで胸がいっぱいになった日の大切な瞬間が蘇ります。
家族として一緒にいられることが当たり前になっている我が子へ、改めて読んであげたい一冊です。
この本のおすすめ読み聞かせスタイル
「ぼく、ママをさがしているの。」の「ぼく」を我が子の名前に置き換えて読み聞かせてあげるのもおすすめです。
『あなたは特別。わたしの大切な子。うまれてきてくれてありがとう』そんな想いを込めて、ゆったりと包み込むように読み聞かせてあげられるといいですね。
育児に疲れてしまった時にそっと眺めたい絵本2選
ここでは毎日の子育てに少し疲れてしまっているママへ贈りたい、ママのための絵本2冊をご紹介します。
永遠に続くように感じられるイヤイヤ期、手こずる日々のイタズラ、聞き分けのなさにうんざり…それでも確実に1日は過ぎていき、我が子が自分の腕の中を飛ぶ出す日は必ずやって来ます。
それなら…「今の目前にいるこの子との時間を大切にしよう!」そんな気持ちにさせてくれる絵本たちです。どちらも母の日や出産祝いのプレゼントとしてもオススメ出来る素敵な絵本です。
【ラヴ・ユー・フォーエバー】育児を頑張る全てのママへ捧げたい一冊
http://www.amazon.co.jp/dp/4265800815
著:ロバート・マンチ 作/梅田 俊作 絵/乃木 りか 訳
出版社:岩崎書店
「アイ・ラヴ・ユー いつまでも アイ・ラヴ・ユー どんなときも わたしがいきているかぎり あなたはずっとわたしのあかちゃん」お母さんはうまれたばかりの赤ちゃんを抱っこしながらうたいだします。
あかちゃんが2歳になり、9歳になり、ティーンエイジャーを経て、大人になり、父親となってもうたい続けます。やがて息子は年老いた母を抱きしめうたいだします。
「アイ・ラヴ・ユー いつまでも アイ・ラヴ・ユー どんなときも ぼくがいきているかぎり あなたはずっとぼくのおかあさん」
心に響く!ここがポイント
お母さんが息子を抱きしめながらうたう、うたの内容がとても温かく、愛情に溢れていて、うたのフレーズだけ見ても気持ちが少し緩みます。
成長する息子のその時々の悩みに苛立ちながらも、うたい続けるこの絵本のお母さんに励まされ、癒される。日々育児に奮闘するママたちの、心の支えになってくれるような素晴らしい絵本です。
【ちいさなあなたへ】目の前で笑うわが子の一瞬一瞬が愛しくなる物語
http://www.amazon.co.jp/dp/4072559938
著:アリスン・マギー 文/ピーター レイノルズ 絵/なかがわ ちひろ 訳
出版社:主婦の友社
「あのひ、わたしはあなたのちいさなゆびをかぞえ、そのいっぽんいっぽんにキスをした。」あの日からはじまった愛しい我が子との時間。
時は過ぎ、私の赤ちゃんは私の子供に、少女に、女性へと成長し、やがて見おくる日がやってくる。そして…。
心に響く!ここがポイント
すやすやと眠る女の子の隣で、寝顔を見つめながら娘がこれから辿るであろう時間に想いを馳せるお母さん。
優しく語られる出来事の一つ一つが、今までの自分が歩んできた道のりと今目の前にいる自分の幼い娘の姿と重なって見え、胸が熱くなります。
幸せも悲しみも味わった娘はいつしか母となり、年老いる。「わたしのいとしいこ そのときには、どうかわたしのことをおもいだして。」育ててくれた母と、生まれて来てくれた娘への感謝で心が満たされる一冊です。
素敵な絵本と子供が出会えますように!
いかがでしたでしょうか?一冊でも読者の方の興味を引き、素敵な絵本との出会いが実現すれば嬉しく思います。
絵本との出会いは、人の出会いと同じく一期一会。本と人も不思議な縁があって結ばれるものだと信じています。
親子での読書の旅が、充実したものとなりますように!!
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