会陰マッサージで不安を減らす!効果や方法とおすすめオイル

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2018/08/13

会陰マッサージを行うと、分娩時の会陰切開や会陰裂傷を防ぎ、お産がスムーズになるなどたくさんのメリットがあります。

分娩時に行う切開や切れることに恐怖を持っているママにも、妊娠中から会陰マッサージをすることで出産の不安を減らすことができますよ。

会陰マッサージをすることで得られる効果ややり方について、また使用するオイルの種類を紹介します。

分娩時に起こる会陰切開と会陰裂傷とは?

分娩時に医師の判断で行われる会陰切開と赤ちゃんの大きさや母体の状況で起こる会陰裂傷はどちらも会陰部分に傷が入ることを指します。

会陰切開になる理由

会陰切開をするときは以下の理由が考えられる場合です。

  • 会陰部分が伸びず赤ちゃんの頭が出ない場合
  • 赤ちゃんや妊婦さんの状態が悪く緊急と判断された場合
  • 会陰裂傷がひどくなる恐れがあり切開したほうが良いと判断した場合

会陰切開は、分娩時に会陰部分が十分に伸びていないと膣の下部分を切開して赤ちゃんが通りやすい状態にすることです。お産が長引く場合や会陰裂傷がひどくなる場合に切開をするとお産がスムーズになります。

会陰切開をするときは、生まれる直前に局所麻酔をして行うことが多く、痛みはほとんど感じません。会陰切開を行うかどうかは、医師の判断になります。

会陰裂傷が起こりやすい理由

会陰裂傷が起こりやすいときは以下の理由が考えられます。

  • 赤ちゃんが大きすぎた場合
  • 骨盤が狭く出産に時間がかかった場合
  • いきみ方を間違った場合

会陰裂傷は、分娩時に膣の壁や膣と肛門の間の会陰が裂けてしまうことです。

初産婦に多く裂傷がひどくない場合は縫合することで治療ができますが、裂傷がひどくなった場合は大量出血や直腸・肛門まで及ぶ傷ができることがあります。

子宮口が開き、赤ちゃんが下りてくるといきみたい感覚がありますが、助産師さんから「まだいきまないでください」と言われることがあります。

子宮口が開ききる前にいきんでしまうと、会陰裂傷になりやすく、赤ちゃんも苦しい状態になります。

この時に行うのが「いきみ逃し」ですが、いきみを我慢するタイミングを間違えると会陰裂傷につながります。

効果の高い会陰マッサージ!産院によって考え方は違う

会陰部分は、膣や肛門の間、膣周辺を指し、赤ちゃんが生まれてくるときの出口になります。この会陰部分をマッサージすることで分娩時に会陰部分がよく伸び、会陰切開や会陰裂傷を防ぎお産がスムーズになります。

カナダで行われた調査によると、会陰マッサージを行った初妊婦さんの24.3%が会陰裂傷なく出産したのに対し、行わなかった妊婦さんたちは15.1%というデータがあります。

会陰の伸びが悪いと、会陰裂傷してしまい出産後は座るのが辛く痛みも長引きます。それだけ会陰マッサージは赤ちゃんや母体を傷つけることなく、回復も早まることから効果が期待できそうです。

会陰マッサージは産院や母親学級で教わることが多くなりましたが、まだ浸透していないのが現実です。

会陰マッサージを推奨している産院とそうでない産院があるので、会陰マッサージを希望している場合は、予め聞いておくと良いでしょう。

産院によっては、妊婦健診時に会陰マッサージをしてくれるところもあります。

会陰マッサージは分娩以外にも産後の傷の回復も早い

会陰マッサージで会陰部分を柔らかくすることでどのような効果があるのでしょうか。

  • 会陰切開や会陰裂傷を防げる
  • 分娩時に起こる会陰の傷が小さい
  • 会陰部分の傷の治りが早い
  • お産のイメージがつきやすい

会陰マッサージをすることで会陰切開や会陰裂傷は起こりにくいとされますが、100%切開や裂傷が起こらないとは限りません。

分娩時は何が起こるかわからないので、医師が判断した場合は会陰切開が起こる可能性もあります。

しかし、会陰マッサージを行った先輩ママの中には「会陰の傷が小さく治りも早かった」や「切らないで出産した」というママもいます。

会陰マッサージをすることで、お産も楽になりイメージもつきやすくなると落ち着いて出産することもできますよね。

会陰マッサージを始める時期・タイミング・姿勢・注意点

会陰マッサージの効果が分かったら、会陰マッサージを始める時期や回数、いつ頃行うのがベストなのか見ていきましょう。

  • 会陰マッサージを始める時期:妊娠28週~妊娠34週
  • 会陰マッサージの回数:2~3日に1回のペースで、後期に入ったら毎日
  • 会陰マッサージのタイミング:体が清潔になったお風呂上りや寝る前

会陰マッサージは妊娠中期から後期にかけて無理のない範囲で行うのがベストです。体が清潔になったお風呂上りや寝る前に行い、毎日できなくても体調の良い日を見ながら進めていくと良いでしょう。

会陰マッサージを行う姿勢

会陰マッサージを行うときは自分が一番やりやすい姿勢で構いません。先輩ママさんたちが行った姿勢は以下が多いようです。

  • 床にしゃがむ
  • 片足を椅子に置く
  • 椅子に座る
  • 横になって寝る

大きくなったお腹で窮屈な姿勢になるので、ママがリラックスできる姿勢が一番です。とくに場所を選ばずにできますが、お風呂に上がって着替える前に行った人やトイレで行った人もいます。

会陰マッサージの注意点

会陰マッサージによってトラブルや感染症を避けるためにも以下のことに注意しながら行うようにしてくださいね。

  • 始めるときはかかりつけの医師に相談してから行う(流早産の危険)
  • マッサージを始める前は体や手を清潔にしてから行う
  • マッサージ中に肛門を触らないように注意する(感染症を防ぐため)
  • 傷がつくのを防ぐため、爪は必ず切っておく
  • マッサージ中にお腹の張りを感じたら中止する
  • 体調の良い時だけマッサージをする

会陰マッサージを行うときは健康上に問題がないことを、必ずかかりつけの医師に確認してから行うようにしましょう。会陰マッサージを初めて、少しでもお腹の張りを感じたり体調が悪くなった場合はマッサージを中止します。

会陰マッサージのやり方

会陰マッサージのやり方はいくつかあるので、自分に合った方法を見つけて行ってくださいね。

膣に指を入れる会陰マッサージ

一般的に行う会陰マッサージはオイルを指につけて行う方法です。膣の中に指を入れるので、必ず爪を切って清潔な手で行いましょう。

  1. 指にマッサージ用オイルをつけて膣内に3~5㎝挿入します。
  2. 膣の内側から肛門側にかけてUの字を描くように指でゆっくりと押していきます。時計で例えると、3時から9時の方向です。
  3. このマッサージを1回5分~10分程かけて行います。

膣内に指を入れることに抵抗がある人は次に紹介する指を入れないマッサージを試してみましょう。

指を入れない会陰マッサージ

会陰と肛門の間を真横にマッサージする方法です。指を入れずに外側からマッサージをするので行いやすいと思います。

  1. 指にマッサージ用オイルを適量つけます。
  2. 会陰と肛門の間(会陰の下部分)を真横にUの字を描くようにマッサージします。
  3. 次に、同じ場所をクルクルと円を描くようにマッサージをしていきます。
  4. このマッサージを1回5分~10分程かけて行います。

始めは週2~3回のペースで行い、臨月に入ったら体調が良い時はできるだけ毎日行うようにすると良いでしょう。会陰部分を指で触るのに抵抗がある人は、次に紹介するコットンにオイルを染みこませた方法を試してください。

膣にコットンを入れる「膣ピチュ」

インド・スリランカの伝統医学のアーユルヴェーダから参考にした「膣ピチュ」は、オイルを浸したコットンを膣に入れ、おりものシートやナプキンをつけてオイルを浸透させる方法です。

入れる時間が30分~1時間でも効果がありますが、そのまま寝ても問題ありません。朝起きたら忘れずに取りましょう。

お腹が大きくなると、コットンを膣に入れるのが難しくなるのでパパに手伝ってもらうほうが安心です。

会陰オイルパック

コットンにオイルを染みこませる会陰マッサージの方法です。生理用ナプキンやおりものシートの上にオイルを染みこませたコットンを乗せて当てておく方法です。

長時間オイルを当てることができるので、時間をかけてゆっくりと肌にオイルが浸透していきます。会陰マッサージが終わったら、そのままオイルシートをつけて就寝しても良いですね。

会陰マッサージを旦那さんに手伝ってもらう

お腹が大きくなってくると手が届きにくくなり、うまく行えてるか心配になりますよね。そんなときは、会陰マッサージを旦那さんに手伝ってもらうのが1番です。

とくに男性は、赤ちゃんをつくるお手伝いをしても、女性のように体に変化が起こらないので妊娠中に手助けができることはほとんどありません。

ママの会陰マッサージを手伝うことで、よりパパとしての自覚も高まり、妊娠・出産を夫婦で乗り越える大切な時間になるはずです。

会陰マッサージを行うときのオイル

とくに妊娠中は肌がデリケートになっているため、刺激が強いものを選ぶと肌が荒れたり痒みが出たりします。

マッサージ用オイルを使う前は、以下のことに注意しましょう。

  • オイルは100%で無添加のものを使用する
  • 使う前に必ずパッチテストを行う

100%ピュアオイルでも、入っている成分によってはアレルギーを起こしてしまうこともあるので、必ず使う前はパッチテストを行うようにしましょう。

【パッチテストの方法】

  1. 腕の内側に1円玉位のオイルを塗る
  2. オイルを塗った部分に絆創膏を貼り1~2日様子を見る
  3. 肌に痒みや赤みが出なければOK

会陰マッサージ用おすすめオイルの紹介

会陰マッサージ専用オイルから、クリームまでたくさんの種類があります。マッサージ用以外にも、赤ちゃんの肌荒れや妊娠線予防までほとんど一緒に使うことができます。

商品名 容量 金額 特徴
アモーマ カレンデュ
ラオイル
160ml 2599円 会陰マッサージ用オイル。低刺激で
ライスオイルとオリーブオイルが肌の
潤いを保つ
生活の木 アルガン
オイル
25ml 1728円 肌を柔らかくするリノール酸が含ま
れておりビタミンEが高く細胞の若さが
保てる
無印良品 アーモンド
オイル
50ml 700円 アーモンドの種から搾ったオイル。
顔、体、会陰マッサージなど体全体
に使用できる
ナウフーズ ホホバ
オイル
118ml 1296円 オーガニックを原料としたナチュラ
ルオイル。100%ピュアなホホバオイル
だけを使用
ママズケア スムージン
グオイル
30ml 4860円 日本発の会陰マッサージ用オイル。
医療法人の監修つき
ヴェレダ カレンドラ
ベビーオイル
200ml 2275円 マリーゴールドの花を植物油に漬け
保存料・着色料不使用の100%ナチュラ
ルオーガニック
ベビーバーユ
マドンナ
天然成分
100%馬油
25g 1296円 100%天然由来成分でできた馬油クリーム。
人間の皮脂に最も近く肌に馴染みやすい

お手頃価格なものからちょっぴり割高なものまで種類がありますが、どれも会陰マッサージとして使えるオイルです。

オイルによって特徴が違うので、自分の好みのものを選んで使用してくださいね。

会陰マッサージの効果を知って分娩時のリスクを減らそう

会陰マッサージは会陰裂傷や会陰切開防ぎやすく、ママにとってもお産がスムーズになったり、産後の体の回復が早くなるメリットがあります。

効果には個人差がありますが、切開や切れる恐怖を持っているなら会陰マッサージをすることをおすすめします。

産院によっては「会陰マッサージ自体意味がない」と推奨していないところもまだ多くあると聞きます。

ママが安心して出産に臨むことができるためにも、1つ1つ出産の恐怖を取り除き赤ちゃんの誕生を喜びたいものです。

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