【体験談】鍼灸で基礎体温UP、そして妊娠できた話。

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2017/10/22

妊活時に鍼や灸を取り入れている女性

「赤ちゃんが欲しい!」結婚して数年、知識も自分の体への関心も薄かった私は、「若いし子供は望めば比較的すぐできるだろう」と浅はかな考えを持っていました。

思うように妊娠できず、とりあえず基礎体温を計り始めてみることにした私は、理想形との違いに驚き、初めてそこで「妊娠できる体からかけ離れている」ということに気づきました。低温期や高温期はなく、基本的に体温は35℃台…。

しかし仕事もあるし、薬や治療の前の前に何かできることはないか…。そんな私が頼ってみたのは、鍼やお灸で体質改善をはかっていく鍼灸院でした。妊活の鍼灸治療の体験と、感じたことをまとめます。

通っていた整骨院で、プロ・妊婦さんから鍼灸治療をすすめられたのがはじまり

私が鍼灸と出会ったのは、偶然というか今や縁と感じているきっかけでした。結果、その縁があったからこそ、今可愛い我が子と過ごせているのだと感じています。

過去の怪我で腕肩に痛みがあって整骨院に定期的に通っていた私は、そこのスタッフの方と雑談をするのが密かな楽しみでした。

ある日、スタッフの一人(Aさん)がご懐妊されたということを聞いたことから妊娠の話になり、私も「欲しいけれどできなくて…生理もグラフも酷い」ということを打ち明けました。本当に何気ない雑談のつもりでした。

「うちでホルモンバランス整えてみる?」Aさんが言いました。

自宅からの距離と雰囲気で何となく選らんだ整骨院でしたが、そこは正式には“鍼灸・整骨院”、偶然ですが薬を使わず妊活のサポートともなる鍼灸治療もある場所でした。

そして、もし鍼灸治療をするのであれば、治療は鍼灸師の資格を持つAさんが担当してくださるとのことでした。

ご自身も「体の悩みはまず鍼灸で整えてみる」というAさんは、希望通り妊娠され妊娠中の今も元気で笑顔で働かれています。

「鍼灸、いいかも!妊活や妊娠のこともAさんに聞けて心強い!」そう強く思いました。

元々「妊活といえば○○が良いかも!」等という意識がゼロでも、私のようにふとしたきっかけから自分にぴったりの妊活法が見つかることもあるのですね!

身近な妊婦さんや、幅広い方との日常の会話の中で何かきっかけとなるキーワードが出てくる場合もあります。そんなことを学びました。

私の通った鍼灸院の治療の流れ

私の通った鍼灸院・整骨院(以下“鍼灸院”)では、治療は以下の流れでおこなわれました。

(鍼灸治療は、患者個人の症状や鍼灸師の流派によって治療方針がさまざまなようです。)

【妊活鍼灸 私の場合の治療例】

  • 問診
  • 脈診・舌診(脈の強弱や舌の様子の観察。東洋医学治療では基本のようです)
  • 仰向け鍼灸治療(足先・膝下・お腹周り・頭頂部に鍼をすることも)
  • うつ伏せ鍼灸治療(鍼は腰や肩こりの際は肩に、足に灸がメイン)
  • 脈を再度確認等、今日の効果の確認(素人にはよくわからないが、体が温まった・軽くなった等は感じる)
  • 体調や疲れ度合いによって整体を組み合わせてもらう

整体なしで約40分、整体もすると1時間ほどの施術でした。

この間、Aさんやスタッフの方と2人きりの空間となるので、日頃の他愛もない話や悩み等を聞いてもらったり、鍼灸の効果にプラスで心もスッキリさせてもらっていました。

隔週で通って1年間かけて基礎体温が理想形に!

鍼灸治療は、結果的に私をどんどん健康に近づけてくれました!

基礎体温が上がっていくのを実感!

治療を続けてしばらくすると、Aさんは出産準備のため私の担当を外れることになりました。

寂しかったですが、新しい担当Bさんに、私の体質や治療についてはもちろんのこと、雑談の中で述べた悩みや趣味等もしっかり引き継いでいてくれていたようです。施設都合がこちらに悪い影響を何一つ起こすことなく、治療は順調でした。

「いつ妊娠しても良いように」と基礎体温はずっとつけていたのですが、じょじょに変化に気づきます。

低温期・高温期はガタガタになるものの、じょじょにベースの体温が35℃台から36℃台へと移行していき、「朝スッキリしている」「生理痛が最近ほとんど無い」等の良い兆候が実感できるようになっていました。

そして、治療を始めて約1年、ついに理想に近い基礎体温グラフが完成!

Aさん、Bさん、夫、自分すべてに感謝したのを覚えています!まだ妊娠していないのに…です(笑)

「体調が良いのが続く」「女性周期が良い感じ」それってなんて幸せなことなのだろう!鍼灸を通して実感できた、対症療法ではなく体質改善です!

無理なく続けることが大切!

はじめはAさんに週1回の治療をすすめられましたが、仕事の都合等で実際通えたのは平均月2~3回、隔週を目安に鍼灸治療に通いました。

鍼灸は体質改善なので、短期的に「週5で通う」等ではなく、続けることが大切です。また「無理をしすぎることもストレスになるかな…」と考慮もしてもらい、相談の末決まった間隔が隔週でした。

もちろん、その間も仕事や家庭でもさまざまな喜怒哀楽があり、生理痛が無い時も酷い時もさまざまな健康状態の時がありました。しかし「今日は忙しいから」「元気だからいいや」ではなく、メンテナンスのために通うのです。

つらい薬や高額で負担の大きい治療でないからかもしれませんが、不思議と「これはいつか子宝に繋がる」と思うと、鍼灸院通いは負担になるどころか楽しみな予定として抵抗なく続けることができました!

【鍼の感想】痛い?不安はゼロではなかった!

「鍼は痛いのだろうか…」鍼灸治療を知った時から前向きに捉えていた私も、不安がなかったわけではありませんでした。

しかし、結論は大丈夫でした!多少力が入ることはありましたが、「この程度の刺激でこんなに効果を感じられるのであれば、文句なし!」そんな感想です。

鍼は「今刺さった!」すらわからないことも!

「はり」と聞くと注射や縫合がイメージできますが、そのような「針」とこの「鍼」は全く違います。

とても細い鍼で皮膚に刺激を与える程度では、痛みを感じる痛点が刺激されずほぼ痛みを感じないのです。

「ほぼ」としたのは、ツボにあてた鍼を施術者が回したり少し刺激を与えることがあるのですが、この時少し違和感を感じることがあったため、「ゼロではない」と思います。

痛み、というよりズンと一瞬体に響く感じなのですが、きちんとポイントに合っているから起こる反応のようです。

痛みや恐怖があれば「刺さない鍼」もあると知り、安心!

また、どうしても苦手な方には刺さない鍼(ローラー鍼)での施術もあったり、小児鍼という赤ちゃんから行える治療もあることを教わり、鍼に対してとても安心感が増しました。

実際こちらの鍼にも、Aさん・Bさんの治療の方針により何度かお世話になりました。刺していない(コロコロするだけ)なのに、体が温まったり不思議な実感と効果を覚えた思い出があります。

【お灸の感想】温かくて気持ち良かった!

また、今回の私の治療において、「冷えと低体温改善」という大きな役割を担ってくれたのは灸でした。

熱い?という不安もあったが、プロの元なら大丈夫!

灸は、全く熱さを感じないというと嘘になると思います。火をつけ刺激を与えるのだから、熱は伝わってきます。

しかし、自宅で行うのとプロの元行うのでは違いがあるかと思いました。例えば以下のような対応をしてもらえるからです。

  • 我慢できないほど熱い、と感じる…すぐに外してもらえたり、弱めの灸に交換してもらえる
  • 全く温かい感じすらしない…効いていない・冷えが酷い場合もあるため、個数の追加や強めの灸に交換してもらえる

このように、灸治療では“常に火傷しないよう安全管理され、温かく心地良いと感じられる状態を保ってもらえる”のです!

基本的には任せて大丈夫かと思いますが、あまりに「少しの熱感でも苦手」という方は、先に相談されておくことをおすすめします。

気持ちの安定にも私にはとても有効だった!

基礎体温35℃(高い時でも36℃前半、37℃にもなれば高熱が出た時のように頭痛や倦怠感に悩む)、生理不順、気持ちの切り替えも下手でストレスも溜めこみやすかった私。

おまけに、フルタイム勤務(当時の仕事は保育業)で常に体力も気力も使い、勤務の都合上夜型で不規則な生活習慣でした。

子供を授かりたいのになかなかできない現実と、日々子供と関わる仕事との気持ちの切り替えも、当時の私には難しく落ち込む材料となっていました。

気持ちの悩みは体の悩みとも密接している

体・心ともに、不調はまず“冷え”となって現れることが多いようです。

この冷えは、単に「寒気を感じる」と体感するだけでなく、低体温や生理不調等女性不調にダイレクトに繋がり、冷えからの不妊となる可能性も高いようようでした。

さらに、私の場合は「足先は冷たいのに頭は常にカッカし顔から汗が出る」と“冷えのぼせ”と呼ばれる症状になっていたようで、自律神経が完全に乱れています。

生理や妊娠等、女性特有のものは特にデリケートでメンタルとも密接しているようです。

今までの対症療法ではなく、鍼灸の体質改善が私には良かった!

私は、頭が痛ければ頭痛薬、お腹がおかしいと胃薬等、その時々の受診や薬の使用等対症療法でこれまで何とか普通の生活を送っていたつもりでした。

しかし、やはりこのリズムで仕事もしながら妊娠も目指すのであれば“体質改善”が必要とのことでした。

きっとこの体質改善を目指す方法は鍼灸一択ではありません。しかし、鍼灸は私のような症状の女性にとても有効なことがわかりました。

私は理屈も納得でき、なによりお世話になっていてご自身も鍼灸で体調を整えながら妊娠されたAさんが私のことを思ってくれているこのチャンスに、かけてみようと思えたのです!

めぐり改善のリラックスできる治療を通して、私は少しずつ小さなストレスなら受け流せる心と体を手に入れていくことができました。

もう一つの課題は仕事…タイミングを考えるが踏み切ることに!

冷えが改善し基礎体温が理想形になったからと言って、必ずすぐに妊娠できるわけではありません。

しかし、このことは毎月きちんと排卵があり、女性周期(“妊娠OK”のサイン)が整っている、ということを指しているので気持ちはとても前向きになれました。

もちろん、メンテナンスとしての鍼灸治療は続けます。

しかし、私には体質以外にもう一つ悩みがありました…。

職場の“妊娠NG”の雰囲気

今となってはグレーゾーンだと思いますが、当時はまだ「マタハラ」という言葉も一般化しておらず、未婚者中心の職場では「妊娠や産休なんて自分勝手」という風潮がありました。

雑談の中で私が子供が欲しいという話をすると、「こっち(保育現場)の状況考えてね?」というのが常套句です。

もちろん、全員がというわけではありませんが、パワーを持つ方がこの考え方でした。

そして、実際妊娠したとしても、産休云々以前に「ツワリや身重で仕事に支障を出してしまうかもしれない」ということへの懸念は私にもありました。

しかし、ニュース等でもお馴染みのように、保育現場が人手不足なのは、少し待てば解消されるのか?おそらく「No」だと思いました。

私は一人の社会人でもあるし、そうある以上仕事に力を注ぎ迷惑を極力かけないようにしなければならない。それは感じましたし、今でもどこかで働く以上そうだと思います。

しかし、妊娠は迷惑なのか、子供が欲しいという思いは叶えてはいけないものなのか。妊活治療を開始する前から、ずっと悩んでいました。

体が整ったことで勇気が出た!?

しかし、私は悩むのをやめました。

(職員妊娠の)前例がないなら作ればいいし、子供たちに命の成長や大切さを伝えることもできる!体調や体の変化でできないことが増えたら、頭を下げながらできることを精いっぱい頑張ろう!

自分でも驚くほど、仕事と妊娠生活の両立に前向きになっていました!

職場の状況は前と何も変わりません。変わったのは、私の体質と考え方です。

「鍼灸はストレスにも効く」という作用が前向きに出たのかはわかりませんが、体質が改善した私は「同僚たちの攻撃には負けない!」と心に誓いました。

鍼灸に感謝!みんなに感謝!

基礎体温が整って、そして周囲の発言を受け流せるようになってわずか2~3回の生理を見送った後、私は無事に妊娠することができました。

妊娠をしたことを、Bさんはもちろん産休中のAさんもとても喜んでくれたようで、妊活治療は次のステップに進みました。

鍼灸治療は、妊娠中の不調や体の変化にも、薬を使わずプロが対応してくれる“安心治療”だなと改めて感じました。

ツワリで吐き気が出ると吐き気を抑えるツボの刺激や、食欲減退または出過ぎで自分の変化に驚いている際にはその調整をしてもらえたりしました。

さすがに、(産科の健診で)卵巣が腫れるという婦人科疾患を指摘された際には医師の指示や投薬に頼りましたが、他は仕事でもほとんど周りに迷惑をかけることなく妊娠生活を過ごすことができました。

鍼灸院の先生方には改めて感謝です。そもそもの心身のセルフメンテナンスができていなさすぎた私を救ってくれたのです。鍼灸の腕はもちろんですが、同じ女性として何度も良き相談相手になっていただきました。

そして、私の治療を気長に待ってくれた夫や、ストレスや重なる体調不良にも耐え続け頑張った自分にも…!

赤ちゃんはタイミングを待っていてくれたんだな~、と実感

「(病院での)不妊治療なしに妊娠できたなら、元々すぐできる体質だったんじゃないの?」今でも、時々このように言われることがあります。

たしかに病院で何か診断を受けた経緯はないですが、私は過去、確実に低体温や心身の諸症状に悩まされ、実際妊娠にも至らない時間を長く過ごしてきました。

だからこそ、鍼灸に出会って続けることで、体も気持ちも変われたのだと思います。

そして、私の元にやってきてくれた赤ちゃん!私が整う前にやってきてしまうと、私が妊娠生活に多くの不安や不調、ひどい言葉に悩むことを心配してくれたのかな?

体が整い、気持ちも割り切れた時、本当に授かりもののようにやってきてくれた我が子。タイミングを待ってくれていたんだな~、本当に幸せをありがとう!

▼妊活に鍼灸がおすすめの理由や治療法についてはコチラも参考にしてみて!

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