【シチュエーション別】リアル脱出ゲームの子育て世代での楽しみ方!
リアル脱出ゲームをご存知ですか?密室に閉じ込められ、暗号や謎を解き明かして脱出する…まるで映画のような世界を、本当に体験できるゲームです。
でも、子育て世代にもリアル脱出ゲームは楽しめます!いえむしろ、ぜひ楽しんでいただきたい!
リアル脱出ゲームのファンである筆者が、おすすめする理由や子育て世代の楽しみ方をお伝えします。
この記事の目次
脱出ゲームを仮想世界から現実世界に移し替えた「リアル脱出ゲーム」
2004年、無料ゲームとしてインターネット上で公開された「クリムゾンルーム」。
そして、それまでバーチャルのコンテンツであった脱出ゲームを、現実世界にそのまま再現したのが、「リアル脱出ゲーム」。
プレイヤーは本当に密室に閉じ込められ、自分の体を使ってヒントを探し、自分の頭を使ってその謎を解き明かし、部屋を脱出します。
数ある脱出ゲーム運営会社の中から、SCRAPをオススメする理由
2007年に「リアル脱出ゲーム」を生み出した企業、それこそが株式会社SCRAPです。
そこから現在までに、謎解きイベントを企画する様々な企業が他にも現れました。脱出ゲーム大好きな筆者は、これまでに多くのイベントに参加してきましたが、やっぱり一番のオススメは間違いなくSCRAP!
なぜSCRAPのリアル脱出ゲームは特別なのか?その理由をご紹介します。
謎解きのクオリティの高さ
他社主催のイベントにも足を運んだことがありますが、何と言っても出題される謎解きのクオリティが高い!つまり難しいです!
それが解けた時の達成感が気持ちいいのはもちろんのこと、たとえ解けなくても満足度が下がることはありません。
むしろ、解説を聞いた時の「そういうことか!」とスッキリする感覚は、次こそ解きたいというワクワク感に繋がります。
ちなみに、リアル脱出ゲームの脱出率は非常に低く、ほとんどの公演で10~20%台ほどです。それでもリピーターが絶えないわけが、「また行きたい」と思わせる謎解きのクオリティなのです。
徹底された世界観、制限時間内に詰め込まれたストーリー性
リアル脱出ゲームがプレイヤーに最も与えたいものは、「誰もが物語の主人公になれる」という体験。そのために、物語への没入感が何より大事にされています。
ただ暗号を解いて終わるというものではなく、序章から終幕までのストーリーがあって、そのストーリーを描くために謎解きが介在しています。
たとえば、「会場に爆弾が仕掛けられた」という序章から「爆弾を解除して犯人を突き止める」という終幕に向かって、プレイヤーは物語の登場人物となり会場の人を救うために謎を解きます。
また、その没入感を更に強いものにするのが、数々のギミック。たとえばプレイヤーが魔法使いという設定なら、そのプレイヤーはゲームの中で本当に魔法が使えてしまいます。
どういうこと?と思われるかもしれませんが、リアル脱出ゲームでは、実現不可能に思えることが目の前で現実に起こるギミックが随所に散りばめられているのです。
子育て世代への歩み寄り
各公演に対象年齢を設定し、難易度の高いイベントには子供連れ歓迎の「ファミリー/ビギナーテーブル」を用意してくれます。
また、託児所との提携もスタートしました。まだ一部の会場ではありますが、会場近隣の託児所との提携や、出張託児所の開設があるそうです。
こうして、家族みんなで、もしくは親の息抜きとしてリアル脱出ゲームを楽しめるようなシステムを用意してくれているのです。
リアル脱出ゲーム、子育て世代の楽しみ方
子育て世代がリアル脱出ゲームを楽しむにはどうすれば良いのでしょう?シチュエーション別に、その楽しみ方をご紹介します。
家族みんなで楽しむ!
- ファミリー/ビギナーテーブルを利用
- 既にご紹介した、子連れや初心者が楽しめるシステムを利用して、家族みんなでリアル脱出ゲームを楽しみましょう!
ファミリー/ビギナーテーブルの設定が無い公演もあるので、参加前に調べておきましょう。また、各公演には対象年齢が設定されています。対象年齢を下回る場合には、お子さんが楽しめない場合もありますので、こちらも事前に確認してくださいね。
- 周遊型イベント
- 遊園地や街中を散策し、風景の中に溶け込むヒントを利用して謎解きをします。もともとそこにあった建築物が上手いこと謎解きのカギになっていて感動します。
制限時間がないことや、室内公演より難易度が低いことから、初心者や子連れでの挑戦がもっともしやすいでしょう。
子どもを預けて大人だけで!
家族みんなで参加するわけではなくなってしまいますが、たまには子どものレベルに合わせずに楽しみたい!という場合は、お子さんを預けて大人だけで行くのもおすすめ。
筆者はたまに子どもを夫に見てもらって行っていますが、最高の気分転換になりますよ!先に紹介した提携託児所もありますし、ぜひ大人の息抜きとしてプレイしてみてください!
自宅でもできる!本やDVD、アプリや携帯ゲームを活用!
やってみたいけど、子どもを預けてまでは…という方は、自宅でリアル脱出ゲームの世界を味わうこともできます。
自宅なら、大騒ぎするお子さんと一緒に挑戦しても周囲の目が気になりませんし、お子さんが寝た後に大人だけで楽しむことも可能です。
- 謎本
- SCRAPは謎解き本専門の出版社まで運営しており、数々の問題集が刊行されています。たかが本だと侮ってはいけません。紙やペンがないと解けなかったり、時には付属の道具を使ったりと、ただ読むだけではない奥深さです。
- DVD
- リアル脱出ゲームの世界観をそのまま映像に落とし込んだDVDもあります。こちらもただ鑑賞するのではなく、付属のキットを使用したり、映像の内容をメモに取ったりして、参加型で謎解きができる内容になっています。
- 携帯アプリやweb版の脱出ゲーム
- こちらはSCRAPに限った話ではないのですが、携帯アプリやパソコンでプレイできる脱出ゲームが数多くリリースされています。しかもそのほとんどが無料です!
「リアル脱出」ではなくなってしまいますが、会場での謎解きの肩慣らしにちょうどいいのでぜひトライしてみてください。
- 携帯ゲーム機ソフト
- ニンテンドー3DS「超破壊計画からの脱出」というソフトが、任天堂とSCRAPの共同開発で発売されています。
3DSに仕掛けられた爆弾を解除し、犯人を突き止めるため謎を解いていくゲームです。これも、ただ画面上でプレイするだけでなくニンテンドー3DSの機構を活かした謎解きが満載でとても面白かったですよ!
【体験談】子どもが産まれてからのリアル脱出ゲーム
子どもが産まれてから、大好きなリアル脱出ゲームをずっと我慢していた筆者。子どもが二歳を過ぎて手が離れて来た頃から、数か月に一回のペースでリアル脱出ゲームに参加するようになりました。
リアル脱出ゲームはその特性上ネタバレが禁止なので、内容については深く触れられませんが、実際に子どもを持つ身として体験した感想をお伝えします。
2歳から参加OK「しまじろうとまほうのゆうえんち」
こどもちゃれんじでおなじみのベネッセとSCRAPのコラボレーションイベントです。ママ友とその子どもたちと一緒に参加してきました。
まず私がこのイベントについて感動したのは、対象年齢が2歳~という点!まさか息子がこんなに早くリアル脱出ゲームデビューを果たせるなんてと、心が躍りました。
リアル脱出ゲームに必要な能力はひらめき力・分析力・推理力・洞察力・協調性…などなど、数えたらキリが無いほど。
魔法をテーマにしたイベントで、参加する子どもには魔法使いの帽子・マント・ステッキが配布されます。子どもたちは保護者の協力を得つつ自分の力で謎を解き、随所で魔法を使って困難を切り抜けます。
高難易度の謎解きを経験してきた作者にとっては、2歳からOKの謎解きってどんなのだろうと想像がつきませんでした。
実際に参加してみてると、謎解きのレベル自体は幼児に合わせたごくごく簡単なもの(と言っても2歳児には難しいものもありましたが)。イベントの満足度を上げていたのが、謎解きに加えて「魔法が使える」という体験だと感じました。
大人はほぼ見守るだけでしたが、幼児の知育と謎解きの融合のこれからの可能性も感じられる、ワクワクする内容でした。
何が一番印象に残ったかを聞いたら、ママ友全員「ちっちゃい魔法使いが可愛すぎた」と。イベント内容より子どもの可愛い姿が心に残った親バカ揃いでした(笑)
子ども抜きでママ友と!ドラえもん「のび太の宝島からの脱出」
こちらは筆者とママ友3人の、全部で4人で参加してきました!当日は全員パパやばぁばに子どもを見てもらい、ママだけでの息抜きです。
筆者以外は脱出ゲームほぼ初体験。そんなメンバーでもとっつきやすいように、有名な「ドラえもん」とのコラボ公演を選びました。
子どもに大人気のアニメなので、会場には子連れで参加している人もたくさん!謎解きの内容もそれを想定してか、論理的というよりは直感的に解く問題が多かったです。客層に合わせて謎の傾向も変えているんだなぁと感心しました。
今回も謎を解くだけでなく、プレイヤーがそれぞれのび太・スネ夫・ジャイアン・しずかちゃんになりきり、それぞれの個性を活かした役割を演じるという内容でした。そしてゲーム中で、本当にドラえもんのひみつ道具が使えてしまいます!
肝心の結果は…脱出失敗!リアル脱出ゲームでは淡々と謎を解いた最後の最後にひとひねりもふたひねりもある謎が出てくることが多いのですが、今回はそこでつまずいてしまいました。
「没入感」と「そういうことか!」の気持ちが味わえるものだったので、初参加のママ友にもリアル脱出ゲームの世界がどういうものかを感じてもらえたと思います。
終了後はママ友も「楽しかった!また誘って!」と言ってくれました。こういう機会がないと、なかなかママだけで出かけようなんてならないもんなぁ。
日頃は育児に追われてバタバタで、集中して頭を使うということが産前より格段に減っている筆者。久々に頭を回転させることでとてもリフレッシュできました。
また、リアル脱出ゲームにはチームワークが不可欠。普段は子どもを介しての付き合いであるママ友と、直接的に関わることができたのも新鮮で楽しかったです。きっとみんなの仲も深まったはず!
今後も脱出ゲームを口実に、ママの息抜きのお誘いをしていこうと心に決めた筆者でした。
今まで参加してきたリアル脱出ゲームでは資料やアイテムで机の上がてんやわんやだったのに、主婦が4人揃うとこうも綺麗になるかと思いました(笑)
子育て世代にこそ、リアル脱出ゲームが必要!
だからこそ、脱出ゲームという一見大人のためだけのコンテンツを、子育て世代も巻き込んだものにしようと歩み寄ってくれているのですね。
加藤さんは過去Twitterで、リアル脱出ゲームについて「子育てを頑張ってるパパママにこそ必要」と言及したことも。
筆者はこの言葉を見て心から嬉しく思いました。子どもが産まれてから、いつだって主役は子どもで、自分が物語の主人公になれる日なんてもう来ないんだと心のどこかで思っていたから。
リアル脱出ゲームという特別な体験が、家族の楽しみや大人の息抜きとしてもっともっと子育て世代に浸透することを、心の底から願っています!
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