ブレンダーで楽々!栄養満点のおすすめ離乳食レシピで手間を省こう

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2017/02/03

出産後、休む暇もなく赤ちゃんのお世話をしていてふと気づくと、もう離乳食の時期!?なんて慌てた経験があるママも多いと思います。

離乳食のスタートは生後5、6カ月頃。滑らかなヨーグルトのようにトロトロのお粥ひとさじからはじめます。

トロトロのお粥を作ったことはありますか?新米ママなら未知の経験かも知れません。上の子などで経験済みのママでも「10倍粥?裏ごしするのが面倒なのよね」の言葉をよく耳にします。

そんな時に便利に使うことができるのがブレンダーです。ハンディーブレンダーを使うと、お料理で手間のかかる作業を手軽に時短で完了させることができます。お粥の裏ごしも、にんじんのすりつぶしもあっという間です!

手早くおいしい離乳食を作りたいママたちにはぴったりの調理器具です。初期、中期の離乳食作りに大活躍。その上、普段のお料理に使うとメニューの幅が広がるので、家族みんなにおいしくて嬉しいこと間違いなしです。

ここではブレンダーの特徴とそれを使った離乳食・普段のお食事のレシピ、そしておすすめの商品を紹介したいと思います。

ミキサーやフードプロセッサーよりもブレンダーがおすすめな理由3つ

ハンディーブレンダーを買おうかどうか悩んでいる時によく比較されるのが、ミキサーとフードプロセッサーです。

それらすべてを持っているという人は少ないと思います。けれども実際に使ってみないとその違いは良く分からないのが現状です。

ブレンダー、ミキサー、フードプロセッサーは調理の上でできることがとても良く似ていたり、時には同じことができでしまうので違いが分かりにくいのです。

けれども「離乳食作り」に使用することを考えた場合、この中のおすすめは断然ハンディブレンダーです。

  • 片付けや洗浄などのお手入れが楽
  • 収納に場所を取らない
  • 材料が少量でも使用することができる

これらがその理由となります。

ミキサーとブレンダーは同じ目的の調理器具

実はもともと「ミキサー」と「ブレンダー」は同じ調理器具のことを指します。海外ではどちらも「ブレンダー」と呼び、それは回転する刃で食材を細かく刻んだり混ぜたりする調理器具全般を指します。

では「ミキサー」とは何かというと、それは日本独自の呼び方であり、取っ手がついた透明のカップの底に回転する刃がついていて、食材を入れ蓋をしてボタンを押す据え置き型のキッチン家電のことを言います。

ミキサーとブレンダーはできることはほとんど一緒だけれど、その形状が違うということになります。

けれどもこの形状の違いが重要なのは、それが片付けや収納の際に大きな影響を及ぼすからです。

ミキサーの方が、使用する時も洗浄・片付けをする時も手間がかかります。お鍋などで一度火を通した食材の場合は移し替える必要が出てきますし、その分洗い物も増えます。蓋やカップ、刃などを分解して洗うのは手間もかかりますし、気も遣います。

ただでさえ忙しい育児中、なるべく手軽に時短で済ませたいですよね。

またミキサーは据え置き型で、ブレンダーよりも場所を取ります。キッチンをなるべくすっきり使いやすくするためにもブレンダーの方が便利です。

フードプロセッサーは大量の食材調理向け

次にフードプロセッサーですが、こちらは主に多い量の食材をカットしたりこねたりするのに向いている調理器具です。

大量の野菜のみじん切りやハンバーグ用のお肉をこねる場合はとても役に立ちます。

けれども離乳食の調理は少量が多く、「カット」や「こねる」というよりも「つぶす」や「裏ごし」などの作業が中心です。

やはりフードプロセッサーよりもブレンダーの機能の方がより使いやすく、向いています。

ミキサー同様フードプロセッサーも食材の移し替えやお手入れの手間がかかることも、離乳食作りのママにとってデメリットのひとつです。

ブレンダーを選ぶ時のポイントは「素材」と「シンプル」

沢山の種類が売られているブレンダーですが、刃を覆う部分の素材がプラスチック製のものと金属製のものに分かれます。

おすすめはズバリ「金属製」です。メリットとして以下のことが挙げられます。

  • 熱いお鍋に直接入れて調理することが可能
  • 熱湯で消毒することができる
熱いお鍋に入れて調理できるということは、冷ます時間を短縮できるということです。手早く離乳食を作る際はとても重要な時短の要素ですね。

また、離乳食調理では衛生面にも細心の注意を払いたいところ。その点は熱湯消毒ができると安心です。

忙しいママのブレンダーはシンプルに「つぶす」と「まぜる」ができればOK!

ブレンダーは値段もできることも商品によって実にさまざまです。多くのことができるブレンダーは「つぶす」「混ぜる」「刻む」「泡立てる」といった使い方が書いてあることが多いです。

けれども、実際にこれらの機能をまんべんなく使用しているユーザーは少ないです。そして多くの機能がついているほど付属品が多く、値段も高くなります。

ブレンダー初心者のママや、とりあえず離乳食作りに役立てたい!という方には、まずはシンプルに「つぶす」と「まぜる」ことができるブレンダーを使ってみることをおすすめします。

シンプルなブレンダーでしたらリーズナブルに手に入れることができますし、使っていくうえで必要を感じたら、より多彩な機能や他のお料理への応用などを考えつつ買い替えていくという方法の方がブレンダーをより活用できると思います。

この後に紹介するレシピもすべて「つぶす」機能がついていればOKのものばかりです。ぜひ参考にして下さい!

ブレンダーを使った栄養満点おすすめ離乳食レシピ3つ

それではいよいよレシピの紹介です。ブレンダーがあるからこそできる離乳食の作り方です。

離乳食初期に必ず必要な「10倍粥」の作り方

10倍粥の基本的な作り方を知っている方も多いと思います。お鍋を使ったり、電子レンジや炊飯器を使用したりといくつか作り方がありますが、どの場合でも最後に必ず必要になるのが「裏ごし」です。

裏ごしをしたことのあるママはお分かりだと思いますが、これはとても手間のかかる作業です。たいていごはんがベトベトと裏ごし器などについてしまって大変な思いをしたりします。

その裏ごしの作業をブレンダーで手軽に済ましてしまいましょう!かなりの時短になります。

材料(出来上がり量はおよそ200cc)
ご飯(炊いたもの)・・・30グラム
水・・・250cc
  1. 小さなお鍋にご飯と水を入れて弱火にかける。
  2. 焦げないようときどき木べらでかき混ぜながら、沸騰後20分加熱する。
  3. 火を止め、ブレンダーで滑らかになるまでつぶす。

離乳食初期の頃は、食べる量もほんの数口です。余った分は製氷皿などを使って小分けに冷凍し、その都度電子レンジで解凍して使っていくと便利です。

上記は最もシンプルな初めて離乳食を口にする赤ちゃんの為のお粥レシピです。離乳食の進みに合わせて、このレシピを基本にアレンジを加える方法を紹介します。

ブレンダーで作る10倍粥 アレンジ方法

細かく切った野菜を少量(10~20グラム程度)一緒に加えて加熱し、ご飯と共にブレンダーでつぶしてまぜる。
加えるのにおすすめの野菜
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • かぶ
  • ほうれん草

野菜は柔らかく煮えていればすぐにつぶれるので、さいの目切り程度の大きさで十分です。

はじめは野菜の風味だけでOKですが、徐々に赤ちゃんが慣れてきたらかぶやほうれん草のお粥には少量のだし汁や野菜スープ、塩抜きしたシラスを加えてみたり、かぼちゃの黄色いお粥に絹ごし豆腐も加えてみましょう。

赤ちゃんに摂らせてあげたい栄養のことを考えなが、らいろいろアレンジすることが可能です。

ほんのり野菜の色がついたオレンジや黄色のお粥は見た目にも美しく、赤ちゃんと一緒に目でもお食事を楽しむことができます!

栄養満点!「バナナと小松菜のトロトロジュース」

バナナは離乳食初期でも生食が可能です。フルーツをつぶせばジューサーの代わりとしても使えるブレンダー。酸味が少なく赤ちゃんにも大人気のバナナで栄養たっぷりのジュースを作ってあげましょう。

材料(出来上がり量およそ200cc)
バナナ・・・1本
小松菜・・・1株(柔らかい葉先の部分のみ)
赤ちゃん用粉ミルク(お湯で溶いたもの)・・・100cc
  1. 小松菜の葉をざっくりと切り、熱湯で5分茹でてザルにとる。
  2. ブレンダー用カップ(※)に輪切りにしたバナナと茹でた小松菜、ミルクを入れブレンダーでつぶしまぜる。

※ブレンダーを購入するとたいてい付属してくる、プラスチック製で縦長のカップ。ない場合は手持ちの深めの容器で対応して下さい。

このトロトロジュースは見た目は小松菜の緑色が強く残りますが、食べてみるとバナナの自然な甘みと風味が広がるおいしいジュースです。

スムージーのようにトロトロしているので、赤ちゃん用スプーンですくってお口に入れてあげて下さい。

ストローカップなどが使えるようになったら、それで飲むことも可能です。

栄養満点でおいしいので、ミルクを牛乳に変えてパパやママが朝に飲むジュースとしても健康的です!

離乳食中期には「たっぷりお野菜とツナのうどん」

離乳食中期になると食べられる食材が少しずつ増えてきます。なるべく多くの食材を赤ちゃんに体験させてあげましょう。

野菜の種類を減らしたり、種類を変えたりしてももちろんOKです。

材料(中期離乳食の1人前)
キャベツ・・・葉の部分10グラム
ニンジン・・・10グラム
玉ねぎ・・・10グラム
ツナ缶(水煮)・・・10グラム
うどん(茹でたもの)・・・5本
だし汁・・・300cc
  1. 細かく切った野菜とツナを鍋に入れ、だし汁でコトコト煮る。
  2. 野菜が柔らかくなったらうどんを入れてさらに3分煮る。
  3. 火を止め、野菜のつぶつぶが残る程度にブレンダーでつぶしまぜる。

普段のお料理にブレンダーを使ったおすすめレシピ3つ

ブレンダーはもちろん離乳食調理以外でもとても役に立ちます。食材をペースト状にできることによってメニューの幅が広がり、お料理の腕もワンランクアップです!

ブレンダー調理ならではのおすすめレシピを紹介します。

「枝豆のポタージュスープ」

ブレンダーを買ったら、何といってもまずはポタージュスープを作ってみることをおすすめします。手軽に作れるうえにとてもおいしい!スープ作りが好きになります。

紹介するレシピは枝豆を使っていますが、枝豆を人参やじゃがいも、かぼちゃなどに変えてポタージュにしてもOKです。

また、塩・胡椒で味を整える前に取り分ければ、後期の離乳食の赤ちゃんにも食べさせてあげることができます。

材料(2~3人分)
枝豆・・・茹でたもの500グラム(冷凍枝豆でも可)
玉ねぎ・・・半分
固形コンソメ・・・1個
牛乳・・・300cc
水・・・材料がひたひたになる程度
塩、胡椒・・・適宜
  1. 枝豆の豆をさやから取り出し、薄皮も取り除いておく。
  2. 玉ねぎを粗みじん切りにする。
  3. 鍋に枝豆と玉ねぎ、コンソメキューブとひたひたの水を入れて火にかけ、枝豆が柔らかくなるまで煮る。
  4. 火を止めて牛乳を加え、ブレンダーでなるべく丁寧につぶしまぜる。(枝豆のつぶつぶが残らないように)
  5. 再び火にかけ、スープが温まったら塩・胡椒で味を整える。

*味見をして、お好みで少量の醤油や砂糖、バターなどを足すとコクと風味がUPします。

「手作りフレッシュマヨネーズ」

手作りフレッシュマヨネーズ
出来立てのマヨネーズを食べたことはありますか?市販のものとは一味違うフレッシュマヨネーズもブレンダーがあれば簡単にできます。手作りマヨネーズは少しやわらかめに仕上げるのがおいしくいただくコツです。

材料(およそ200cc分)
卵・・・1個
塩・・・少々
サラダ油・・・150cc
酢・・・小さじ2
  1. ブレンダーカップに卵と塩を入れ、少量ずつサラダ油を加えながらブレンダーで混ぜる。
  2. 酢を入れてさらに撹拌する。

「ぷりぷりえびのさつま揚げ」

ぷりぷりえびのさつま揚げ

ブレンダーがあればさつま揚げだって自宅で作れてしまいます。出来立てのさつま揚げは何よりおいしいごちそうです!

材料(2~3人分)
むきえび・・・100グラム
はんぺん・・・100グラム
玉ねぎ・・・半分
卵白・・・1個分
※砂糖・塩・醤油・・・それぞれ小さじ1/2
※片栗粉・・・小さじ2
  1. むきえびは臭みを取るため、塩水(分量外)で洗ってからキッチンペーパーで水気を取る。
  2. ブレンダーカップにえび、8等分くらいに切ったはんぺん、粗みじん切りにした玉ねぎ、卵白、そして※を全て入れ、ブレンダーでつぶしまぜる。
  3. 出来上がった種を大きめのスプーンで170度の油に落とし入れ、きつね色になるまで揚げる。

結婚祝いや出産祝いの贈り物にも!おすすめのブレンダー5つ

ハンディーブレンダーを出しているメーカーはたくさんあり、それぞれの機能にも値段にもかなりの幅があります。

高級なイメージのあるバーミックスから、デロンギやテスコム、パナソニック、それに貝印やアイリスオーヤマなども販売しています。

お料理で活躍する家電ですが、必要不可欠ではなく持っていない人も多いことから、結婚祝いや出産祝いのプレゼントとして送る方も多いです。

以前貰ったのに使わないまましまってあった!なんていう話も聞いたことがあります。

今回はリーズナブルに購入できる商品からちょっと上級者向けの商品まで、人気の高いおすすめを紹介します。

シンプルな機能で低価格なおすすめブレンダー3つ

離乳食作りに役立てることを考えた上で、手軽に購入することのできるおすすめのブレンダーです。

「テスコム Pure Nature スティックブレンダー THM321」

この商品の特徴はずばり熱に強いことです。熱湯消毒しても熱いお鍋に入れても大丈夫。リーズナブルなのにチョッパーボトルが付属しているのでみじん切りも簡単にでき、普段のお料理にも活用できます。

シンプルな機能でブレンダーとはどんなものなのかが分かります。初めて使ってみる方にもおすすめです。

「パナソニック ハンドブレンダー MX-S100-W」

「つぶす」と「まぜる」ことができるこのブレンダーはパナソニックのブレンダーの中でもシンプルな商品のひとつです。

独自の「4枚刃ブレンダーカッター」を採用しているので、素早く食材を切削することができます。またチャイルドロック機能がついているので、アタッチメント付け外し時の誤動作などを防いでくれるのも安心です。

ブレンダーアタッチメントと付属の専用カップが食洗器に対応しているのも嬉しいポイントですね。

「デロンギ ブラウン マルチクイックハンドブレンダー MQ500」

ハンディブレンダーと言えばブラウン。口コミやレビューでで常に人気度の高いメーカーです。MQ500は「つぶす」と「混ぜる」に特化したリーズナブルなシリーズ。

パワーが二段階で調節できるので、他の商品よりもつぶす時間を短縮でき、さらに周囲が汚れにくい「飛び散り防止設計」を採用しています。

もっといろいろやってみたい!機能の多いブレンダーのおすすめ2つ

単純な「つぶす」や「まぜる」だけでは物足りない!いろいろなサイズのみじん切りや泡立て、お肉をミンチしたりこねたり、固い氷を砕いたりといろいろやってみたい!というお料理上手のママにおすすめの商品はこちらです。

ティファール スティックミキサー クリック&ミックスプラス HB865GJP

本体の見た目もスタイリッシュなこちらのスティックミキサーは、なんとパワーの調節が21段階も!パワーが強い分、食材も飛び散りにくい設計になっています。

先端の色別アタッチメントが4つ付属しており、それを変えることによって「(野菜・果物を)つぶす・混ぜる」、「(生の肉や魚を)つぶす」、「泡立てる」、「(氷や凍らせた果実を)砕く」の機能が使えます。

離乳食はもちろん、家庭のお料理から手の込んだディナーまでいろいろな場面で活躍すること間違いなしです。

「バーミックス M300 スマート」

ブレンダーの中で最高級品というイメージのスイス生まれのバーミックス。そのイメージ通りお値段もかなりお高めです。

けれども世界中のプロのシェフたちが愛用している商品というだけあって、使い勝手の安定感は抜群です。品質、耐久性ともに優れています。

こちらのスマートというシリーズはバーミックスの中では一番シンプルな機能のものです。それでも3種類のアタッチメントが付属し、「つぶす」、「混ぜる」、「泡立てる」と様々に活躍します。

バーミックスは自分の使い勝手に応じて部品や専用の容器を買い足せるのがポイントです。調理の内容によって必要なものを買い足すことによって新たにできる機能が増え、自分専用のセットを作ることができます。

離乳食作りのママはブレンダーのモーター音に注意!

おすすめのブレンダーを5つ紹介してきました。離乳食を作る目的のママたちがひとつ注意するべきポイントは、どの商品を選んだとしてもブレンダー使用時はモーター音が響くということ。商品によって多少の差はありますが、特別に静かな商品と言うのもありません。

赤ちゃんがお昼寝している時などは音でびっくりして起きてしまう可能性があります。使用するタイミングを考えて、上手に活用しましょう。

工夫次第で可能性が広がる!ブレンダー調理を楽しみましょう

ハンディブレンダーを使ってみて気付くことは、お料理をする上で「できること」が増えるということです。出来上がるお料理の食感も変わります。

できることが増えると調理の幅が広がって、今までにはなかったアイディアが湧いてきます。

日々のお料理にブレンダーを取り入れて、自分なりの使い方を楽しんだり、離乳食の調理時間を短縮してみてくださいね!

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