生後5ヶ月頃までには準備!赤ちゃんの離乳食に必要なグッズと進め方

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2015/10/14

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生後4ヶ月を過ぎてくると、一般的にそろそろ離乳食を始める時期が近づいてきます。特に初めてのママさんだと、どんなものが必要なのかわからないですよね。

それに離乳食を始めるタイミングも、どうやって決めたらよいかもわかりにくいものです。更に、母乳やミルク以外のものを初めて口にするため、どんな物をどうやってあげていったらよいかも迷いがちです。

そこで、初めてのママでもスムーズにできるように、離乳食デビューのタイミングや必要なアイテム、進め方などを順に紹介していきたいと思います。さっと目を通しながら、少しずつ準備していきましょう。

そもそも離乳食ってどんなものなの?

字のごとく、お乳から離れて他の食材から栄養を摂れるように準備を進めるための食事を“離乳食”といいます。赤ちゃんの最初の食事はお乳です。これは液体を飲むことで栄養を取り入れている状態です。

ですが、他の食材を食べるためには「噛んで」「飲み込む」という作業が必要になります。いきなりできるようにはなりません。練習して、ようやくできるようになるのです。

そこで、栄養はお乳からもらいつつ、離乳食で食べる練習をしていくというわけです。最初からこの練習が厳しいと、生きるための食事が辛いものになってしまうことも…

初めての食事は「食べることって楽しいな」そう思ってもらえるような時間にしたいですね。

食べ物に興味を示す「生後5ヶ月過ぎ」の離乳食デビューがおすすめ

離乳食はいつから始めるものなのかよくわからないというママもいますよね。以前は、生後4ヶ月頃から徐々に果汁や白湯で慣れさせるという進め方が一般的でした。

しかし、あまりに早いと体にアレルギーが出やすくなるという考え方から、最近ではもう少し遅らせて育児書などでは生後5ヶ月以降からがよいとされています。

始めどきは実は赤ちゃんが教えてくれる!様子をじっくり観察しましょう

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それぞれの赤ちゃんの動作や反応が目安となるので、赤ちゃんの様子をよく見ながらいつごろがよいかを見極めましょう。始め時期は赤ちゃんが教えてくれます。

赤ちゃんを毎日見ていると、ある変化が起きてきます。まず、哺乳反射とよばれる、乳児期特有の反応がなくなってきます。

これはおっぱいを吸うために備えられた原始的な反応で、お口の近くを指などでつつくと無意識に口を開けてそちらを向いたり、口にくわえようとするものです。

それから、お家の人が食べている様子をじっと見つめて、よだれをたらしたり、お口をモグモグしたり…いかにも食べたそうな仕草を見せるようになります。

大体生後5~6か月ころに、このようなサインを出してくれる子が多いようです。

家族が食事している様子をじっと眺めて、口をもぐもぐ動かすような動作をしたり、よだれが多く出るようになったら食べ物や食べることに興味が出始めているサインだと言えます。

また腰がしっかりしてきて、支えがあればイスに一人で座れるようになればそろそろ離乳食を始めてもよいと言えます。

このような様子が多く見られるようになり、準備ができたかなと思ったら、赤ちゃんが機嫌がよく、お母さんも体調のよい時に余裕を持ってスタートしてみましょう。

試しに、スプーンを口にゆっくり差し込んでみた時に嫌がって舌で押し出すような動作がみられないなら、食べたいという欲求が高まっていると言えます。

離乳食を始めるタイミングはまだもう少し先かな?という判断基準

スプーンで舌の上にのせてみて、押し出すようであれば「もうちょっと待って」ということ。また、離乳食を始めたからといって、その日から毎日続けなくても、最初は1日おきくらいでも大丈夫なのです。

離乳食の開始時期ははっきりと決められているわけではないので、例え5ヶ月を過ぎたとしても焦る必要はありません。

風邪をひいていたり、うんちがゆるいなど健康状態がよくない時は体調が整うまで気長に待ちましょう。上記のサインを見逃さないようにし、赤ちゃんの様子をみながらタイミングを見極めましょう。

すりつぶしや保存など離乳食作りに必要なアイテムをチェック

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赤ちゃんはまだ舌の動きも十分ではなく、歯茎や上あごの力も弱く、更に始めのころは歯も生えていないので大人と同じように食べることができません。

離乳食では、食べ物の固さや味付けなどを赤ちゃんの成長具合にあわせていかなければなりません。そのために、食べ物を軟らかくしたり、細かくする道具や食事をサポートするアイテムが必要となります。

そこで、離乳食作りや食事に必要なものを紹介するので参考にしながら少しずつ揃えていきましょう。

裏ごしやすりつぶしなどに便利な「茶こしやすり鉢・すりこぎ」

茶こしは、いちごやキウイなどの柔らかい果物をジュースにしたり、さつまいもなどゆでた野菜を裏ごししてなめらかにするために使います。

茶こしは、離乳食初期から中期にかけて活躍しますが、始めは少量でよいので清潔で浅めなものがあれば十分役立ちます。

すり鉢とすりこぎは、ほうれん草などの繊維の多いゆで野菜をすりつぶしたりするのに役立ちます。

すり鉢とすりこぎは、離乳食初期から後期にかけて長い期間使えます。

作り置きを小分けにして保存できる「冷凍用保存容器や製氷皿」

毎食ごとに、離乳食を始めから手づくりするのは、手間がかかるし少量なので余ってしまいます。

そこで、時間のあるときにお粥や出汁、野菜のすりつぶしなどをまとめて作り置きしておくと、赤ちゃんがぐずったり、外出帰りでもすぐに離乳食を食べさせることができるので便利です。

出汁などの液体は、離乳食冷凍保存用の小分けパックや、製氷皿を使うと取り出しやすいので便利です。製氷皿で凍らせたら取り出して、更に保存専用袋にいれておく冷凍庫内と場所もとらないし、必要な製氷皿も少なくて済むので効率的です。

野菜以外に凍った肉などのすりおろしに長期間使える「おろし器」

にんじんやりんごなどの野菜や果物、冷凍した肉や魚を凍ったまますりおろすのに活躍します。

おろし器は、主に離乳食初期から使いますが、離乳食から幼児食に移った場合も使えます。

例えば、苦手な野菜をスープなどの入れる際に、野菜の食感やにおいをわかりにくくするためにすりおろすというママも多いので、結構長い期間使えるアイテムの一つです。

作り置きや手早く調理したい時に便利な「フードプロセッサー」

離乳食初期に、お粥や野菜のペーストなどがとても簡単に大量にできるので、離乳食の作り置きにも活躍するし忙しいママのお役立ちアイテムとなります。

硬かったり繊維が多くてみじん切りやすりつぶしが面倒な野菜や肉なども、短時間でささっと調理できます。ただし、すり鉢やすりこぎなどがあれば、なくても大丈夫なので絶対必要なアイテムではありません。

コストがかかりますが、離乳食作りだけではなく普段の調理にも活用できるので一台持っておくと無駄にはなりません。

据え置きタイプだと場所を取りますが、スティックタイプだとスリムで場所をとらず、お手入れも簡単なのでおすすめです。

大人用と一緒に調理する時に役立つ「お茶パックや味噌こし」

茶葉を入れてお茶を沸かしたり、味噌を溶かすのに便利なお茶パックや味噌こしは、主に大人用の食事と同時進行で離乳食を作る時に役立つアイテムです。

離乳食用の野菜が入ったお茶パックを、大人用の食事のお鍋の中に入れて一緒にゆでたり、みかんなどの実を入れて果汁を絞ったりと使い道も色々あります。

うどんやパスタなどをみじん切りにしてから味噌こしに入れ、大人用のお鍋に一緒に入れて茹でるとバラバラにならず、さっと取り出すことができます。

赤ちゃんに離乳食を食べさせるのに便利な「フィーディングスプーン」

離乳食を食べさせる時に、市販の幼児用スプーンでは大きすぎて赤ちゃんが食べにくいものです。

やはり、赤ちゃんの小さな口のサイズに合わせてあり、口の中に食べ物を入れやすいプラスティック製のフィーディングスプーンがあると便利です。

少量からでもすくいやすく、食べるのに慣れていない赤ちゃんでも割とスムーズに食べ物を口に入れることができます。

丈夫で軽い材質の茶碗・椀・平皿を揃えておこう「赤ちゃん用の食器」

離乳食用の食器は、初めの頃は食べる量も少しで大人が器を持ってあげるため、自宅にあるお茶碗などで十分対応できます。

ただ、食べ物や食べる動作に興味を持つ後期以降は、赤ちゃん用の食器が必要となるでしょう。

食器の種類は色々あって迷いますが、最小限でご飯用のお茶碗と汁物を入れるお椀、おかず用の平たいプレートの3種類があれば事足ります。

大きくなって食べられる品数や種類が増えたら、3、4つ仕切りのついたプレートを準備すると洗い物が少ないし、お子様ランチみたいで子供も喜ぶのでおすすめです。

材質は木製だと軽くて丈夫ですが、食洗機が使えなかったり、濡れたままにしておくとカビが生えるなど衛生面では少し不安があります。離乳食には、軽くて熱いものが入っても器が熱くなりにくく、かつ割れにくいプラスティック製がおすすめです。

自分で器を持ち上げて膝に落としたり、気に入らないと投げることもあるので、衝撃に強いし赤ちゃんの怪我予防にもなります。

また食洗機や電子レンジOKのタイプも多いので、一番使いやすいでしょう。ただ、軽いがゆえにテーブルの上においた時に不安定になって倒れたり、側面が傷つきやすい面があるので気をつけましょう。

赤ちゃんが成長して、幼児食になり食事中も落ち着いてご飯が食べられるようになったら、少し重たいですが、安定していて耐久性に優れた磁器製にするというママもいます。

食器の形状としては、取っ手がついていたり底が浅くて食べ物がつかみやすい、スプーンですくいやすいものがおすすめです。あとはデザインや柄が可愛らしいものや、子供に人気のキャラクターなどで揃えると離乳食がより楽しくなるでしょう。

ポケット付きでさっと洗えて肌に優しいものが良い「食事エプロン」

離乳食の初期段階は食べる量も少ないのでガーゼのハンカチを顎に挟んだりして代用できますが、洋服が汚れないように食事用のエプロンも早めに準備しておくと便利です。

汚れてもすぐに拭き取れたり、洗えるようにビニール製のもので赤ちゃんが動きやすく、肌荒れしないように生地が柔らかいものがおすすめです。

また、エプロンの下部がポケットになっているタイプだと、食べ物がこぼれても床に落ちにくいので掃除も楽です。ただ、成長してくるとエプロンを嫌がって自分でひっぱって取ってしまう子もいます。

首周りがマジックテープのものだとすぐに取れてしまうので、ボタンで留めるタイプや紐がついていて背中で結んだり、袖のついているタイプだと子供が自分で外しにくいのでおすすめです。

調理に必要なものが一式揃っていて便利な「離乳食調理セット」

離乳食作り専用の便利な調理セットも、ピジョンやコンビなどのベビー用品メーカーから販売されています。こし網やおろし金、すり鉢やすりこぎ、果汁絞り器や保存用のフタやフィーディングスプーンなど、離乳食作りに必要なアイテムが一通り揃っています。

更に各調理器具を重ねることができるので、コンパクトに片付いてキッチンでも場所を取りにくいのも便利なところです。

ただ、実際には使わないアイテムがあったり、使用期間が思ったより短く、調理器が小さいので後の使い道がないといった意見もあります。

新品を購入すると2000円程度かかるし、中古でも1500円位が相場になっているのでもったいないなと感じる人もいるでしょう。

思い切って一式揃えるのもいいですが、必要なものを100円ショップで買い足すという方法でも十分揃えられます。

離乳食は4つの段階がある!各段階で、食べ物の種類や状態が違います

離乳食は、初期の生後5ヶ月過ぎから完了期の1歳3ヶ月頃までの赤ちゃんの成長にあわせて4つのステップにわけられています。

それぞれの時期では、食べられる食材や調理法、食べ物の固さなどが異なってきます。どのように進めていけばよいかを紹介するので、スムーズに進めていけるように目を通しておきましょう。

離乳食の4つの段階

  • 初期:ゴックン期
  • 中期:モグモグ期
  • 後期:カミカミ期
  • 完了期:パクパク期

【初期のゴックン期】はベタベタ状のものを口を閉じて飲み込む練習

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離乳食初期の生後5ヶ月から6ヶ月にかけては、主に口開けて食べ物をこぼさないように口を閉じて、ゴックンと飲み込めるように練習していきます。

始めは上手に舌を動かせずに、口から食べ物がはみ出ることもありますが、繰り返すうちに慣れてきます。

ではまず何を食べさせれば良いのか?と疑問を持たれる方もいると思います。最初はお米からが基本です。その後、パンやじゃがいもなどのデンプン質のものへと進んでもよいでしょう。

まずはお粥の上積みなど液体状のものからスタートし、飲み込めるようなら少しずつ水分を減らしていってドロドロした状態のものにしましょう。更に飲み込むのに慣れたら、柔らかめのヨーグルトのようなベタっとした状態のものに変えていきましょう。

味付けは基本的に調味料を使わないで、野菜や果物そのものの旨みや甘味を生かします。かつおぶしや昆布でとった出汁や、野菜を煮込んでこしたスープなど薄味のものを使ってみて下さい。

離乳食は1日1回、授乳の1回分をあてます。授乳前のお腹がすいている時間を選ぶと、スムーズに食べてくれると思います。そして、始めは食べる量はほんの少しなので、離乳食後は必ずたっぷりとミルクや母乳をあげましょう。

まだまだ主食はお乳ですから、授乳量は減らす必要はありません。

平日の午前中に与えるようにすると、万が一アレルギー反応が出た時に、医療機関にかかりやすいので安心です。

始めは消化によく、口当たりも優しい10倍粥(お米1の量に対して、水を10倍入れて作る)からスタートしましょう。まず始めの2、3日は、10倍粥を小さじで1杯あげてみます。

飲み込めるようなら、その後ふたさじにしていき2、3日続けて様子をみましょう。慣れてきた4日目からは3さじに増やします。同じ食材を3さじ食べられるようになったら、食材を変えたりよく食べるようになら増やして同じように進めていきましょう。

5日目からは、野菜・豆腐・白身のお魚など他の食材もまた小さじ1杯から試していきます。加熱調理でドロドロの形状にし、味付けはしないで、素材本来の味を知ってもらいましょう。

初めて与える食材の時は、必ず1日1回、量もティースプーン1杯を徹底して、赤ちゃんの様子を注意してみておきます。

食べられる物

  • お米やパンなどの主食
  • にんじんやかぼちゃ、じゃがいもさつまいもなどの野菜
  • りんごやもも、バナナなどの果物
  • 豆腐やヨーグルトなど

消化がよくてクセのない味、すりつぶしやすい食材が適しています。

【中期のモグモグ期】はフワフワ状のものを舌と顎を使ってすりつぶす練習

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離乳食中期の生後7ヶ月から8ヶ月にかけては、舌が前後だけでなく左右にも動かせるようになるので、舌と上あごの間入った食べ物を挟んで、舌をモグモグと動かして食べ物をすりつぶして飲み込む練習をする時期になります。

離乳食初期から少し水分を減らして、上あごと舌で簡単につぶせるような、絹ごし豆腐を潰したようなふわふわした状態にします。お粥は、10倍粥から7倍粥にしてみましょう。

味付けも初期と同じように、調味料を使わないで出汁などの自然な風味を利用しましょう。また、肉や魚はパサつくようなら片栗粉やゼラチンをつかってとろみを付けるなどして、飲み込みやすいように工夫しましょう。

よく食べるようなら、離乳食は1日2回にして初期と同じように食後は好きなだけミルクや母乳をあ与えましょう。

主食に副菜や汁物をプラスするなど、1回に2品ずつ与えていきましょう。また初期の頃と同じように、初めての食材は体に合わなかったり、アレルギーが出ることもあるので始めはこさじ1杯位の量で様子を見てから、徐々に増やしていきましょう。

食べられる物

  • ほうれん草の葉先やピーマン、トマトなどの野菜
  • 鶏のささみや胸肉、レバーなどの肉類
  • タラなどの白身、鮭などの赤身魚
  • 卵(よく火を通して、始めは黄身からスタート)
  • マカロニやうどんなどの主食
  • 青のりやきなこなど

【後期のカミカミ期】はブツブツ状のものを舌と歯茎ですりつぶす練習

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離乳食後期の生後9ヶ月から11ヶ月にかけては、舌を上手に使って食べ物を上下の歯茎の間に挟んでカミカミしながらすりつぶしたり、柔らかいものを前の歯茎でかみとる練習をする時期です。

中には、生えてきた前歯を上手に使ってカミカミする赤ちゃんもいます。スプーンで軽く押すと簡単に潰れる位の固さにし、少し固形物が残るツブツブした状態のものをあげましょう。

お粥は7倍粥から5倍粥にしてみましょう。野菜などは煮足りない少し固い状態であげると、丸呑みして喉を詰まらせることもあるので気をつけましょう。

味付けはしょうゆや砂糖、ソースなど少量使うようにして徐々に味のバリエーションを増やしましょう。しかし大人が食べるのと同じ位濃い味にはせず、あくまでも薄味にして味覚の発達を促しましょう。1回の食事量は、子供茶碗で半分位が目安です。

離乳食の回数は、1日2回から3回へと増やし、1日の栄養の半分は離乳食から摂取できるようにします。母乳やミルクの回数も1日2回程度の減らしていきますが、食事で満腹になり食後は飲まないこともあります。

この時期は、赤ちゃんが食べ物や食べるという動作に興味を持ち始める頃です。野菜スティックや小さなおにぎり、細長く切ったパンなど手で持って食べられるように工夫してみましょう。

落としたり、捏ねて汚すこともありますが、赤ちゃんの自分で食べたいという気持ちに寄り添い、スプーンなどを持たせてやらせてあげましょう。

食べられる物

  • 豚肉や牛肉のひき肉、薄切りなどの赤身
  • イワシや鯖などの青魚
  • ホタテやエビなどの魚介類
  • カッテージ、プロセスなどくせの少ないチーズ
  • ブロッコリーやほうれん草の茎の部分

【完了期のパクパク期】はほぼ大人と同じものを歯で噛んで食べる練習

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離乳食完了期の1歳から1歳3ヶ月にかけては、奥歯も生え揃ってくるので歯でしっかり噛んで食べ物を細かくしたり、前歯で噛み切れるように練習する時期です。食べ物で頬をふくらませたり、歯でかんでスムーズにパクパク食べられるようになってきます。

大人とほぼ同じものが食べられうようになりますが、まだ顎や歯茎の力が弱いので食べ物は肉団子位の柔らかさにして、野菜などは小さめにカットしましょう。お粥ではなく、軟らかく炊いた軟飯だと食べやすいでしょう。

途中まで大人用と一緒に作り、調味料を足す時点で取り分けて離乳食は大人よりも薄味で作りましょう。

市販の合わせ調味料やみりん、酢やラーメンのスープなどは味が濃かったり刺激があったり、化学調味料が多く含まれているのでできるだけ離乳食には使わないようにしましょう。

離乳食は朝昼晩の3回で固定し、卒乳する子もいるので食べる量が少なければ牛乳やフォローアップミルクを足しましょう。1回の食事は大体子供茶碗1杯位が目安となります。

自分で食べたい気持ちもより強くなるので、こぼすことが多いですがスプーンを持たせて自分で自由に食べさせてあげましょう。

出来ないときは、さりげなくサポートして食べさせましょう。食事に集中できずに遊び始めたら、一旦食事を下げて時間をおいてから再開してみましょう。

食べられる物

  • 大人とほぼ同じものでOK
  • 刺身などの生魚、キムチなどの刺激物、漬物など塩辛いものはNG
  • インスタント食品やレトルト食品などもできるだけ控える

足らない物は買い足しながら赤ちゃんのペースで進めよう

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離乳食作りや食事に必要なアイテムを紹介しましたが、コストもかかるので、最低限必要なものだけを数種類準備しておいて、後は離乳食のステップにあわせて買い足すという方法でも、十分対応できます。

また、離乳食の後期や完了期には既に使わないものもあるので100円ショップなどの安いアイテムを活用すると、ムダになりません。

離乳食は月齢ごとに4つのステップに分けられ、それぞれ食べられる物の種類や量、固さなどが大体決められています。しかし、食べる量などにも個人差があり、よく食べる子もいれば全然受け付けない子もいるし、好き嫌いが出てくる場合もあります。

赤ちゃんによっては、ステップ通りに進まないことはよくあることなので、ママが落ち込んだり焦る必要はありません。無理に食べさせようとすると、余計赤ちゃんは嫌がるし、ママもイライラして食事の時間が憂鬱になってしまいます。

赤ちゃんの成長は1人1人違います。育児書通りには決して進まないのが当たり前なのです。お母さんの「この通りに食べさせなくては!」という気迫は赤ちゃんにも伝わって、緊張感をもたらしてしまいます。

まずは、食べてくれたらラッキーくらいの気持ちから始めてみてはいかがでしょうか。食事は、美味しく楽しいものだと赤ちゃんに教えてあげることが大事なので、「美味しいよ。あーんしてみようか」とか、「しっかりモグモグしようね」など笑顔で優しく声かけしてあげましょう。

体が大きくなってこれば、自然と食べる量や食べられるものが増える子もいますし、小食であっても元気で健康なら問題ありません。

ママは気持ちにゆとりを持って、赤ちゃんのペースで離乳食を進めてあげるようにしてくださいね。

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