離乳食におにぎりっていつから?食べやすい調理方法とアレンジレシピ
生後9ヵ月頃の赤ちゃんは手足を動かすことにも慣れ、自分でやりたい!という欲求も出てきます。
離乳食を食べさせているとお皿に手を伸ばしたりママの持つスプーンに興味深々。赤ちゃんの成長に合わせて手づかみ食べも取り入れていきましょう。
柔らかく茹でた野菜や果物、パンやおやきを上手に食べられるようになった赤ちゃんのステップアップとして「おにぎり」がオススメです。
ぐちゃぐちゃになりやすいおにぎりを上手に食べられるようにする工夫や、飽きずにおいしく食べられるレシピを紹介します。
この記事の目次
おにぎりはいつから?離乳食後期から始めよう!
おにぎりはごはんはもちろん体をたくさん動かす赤ちゃんに必要なおやつにもオススメ!たくさん作って冷凍しておけばサッと食べさせられてとっても便利です。
おにぎりは色んな食材を組み合わせることができるため、レシピのバリエーションを増やしやすく他のメニューで摂れなかった栄養素を補う事も出来ます。
離乳食後期の赤ちゃんはまだ普通のご飯を食べられないので、軟飯を作りおにぎりにしましょう。
お米でアレルギーが起こることは少なく心配ありませんが、中に入れる食材で反応が出ることもあるので初めて食べさせる食材には注意が必要です。
おかゆを卒業!軟飯の作り方
軟飯は普通のご飯より水分量が2.5倍と多く、おかゆほどではありませんがとても柔らかいご飯です。
普通のご飯が米1:1.2なのに対し、軟飯は米1:水2~3の割合になっていて噛む力の弱い赤ちゃんにも安心して食べさせられます。
作り方はとても簡単でお米からなら炊飯器や鍋、炊いたご飯ならレンジ調理も可能です。
- 炊飯器で作る
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- お米1合に対し水を2合分まで入れる。
- 炊飯器でおかゆモードがあれば使い、なければ通常通りに炊く。
もし固い場合は水を3合に増やしてください。
- 鍋で作る
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- お米1/2カップを洗って水を切り、鍋に入れ水1と1/2カップを注ぎ20~30分おく。
- ふたをして強火にかけ、沸騰したら火を弱めてふたをずらし吹きこぼれないように30分炊く。
- 火を止めてふたをして10分蒸らす。
- 電子レンジで作る
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- 炊いたご飯大さじ5と水大さじ5を耐熱ボウルに入れ、端を少し開けてラップする。
- 電子レンジで3~4分加熱し、そのまま5分蒸らす。
赤ちゃんにオススメ!おにぎりの具に使いたい食材と栄養素
大人のおにぎりの具の定番といえば梅干しやおかか、ツナマヨもありますがそのまま赤ちゃんに食べさせるのは難しい場合も。
おにぎりに欠かせない「のり」と赤ちゃんが食べやすく離乳食にピッタリなオススメ食材を紹介します。
最強の組み合わせ!相性バツグンな「ごはん」と「のり」
おにぎりといえば当たり前のようにのりを巻いて食べますが、実はご飯の栄養素を吸収するのに一役買っているのです!
のりにはビタミンB群が多く含まれていて、ごはんの糖質をエネルギーに変えるのに必要な栄養素です。
それだけではなくたんぱく質や食物繊維も豊富に含まれていて丈夫な体を作ったり、整腸作用も期待できます。
また離乳食後期に不足しがちな鉄分も多く含まれているので赤ちゃんに食べてほしい食材です。離乳食中期から取り入れられる食材なのでぜひ積極的に食べさせてあげましょう!
【栄養素別】赤ちゃんでも食べられるおいしいおにぎりの具
ごはんとのりだけでも栄養価の高いおにぎりですが、組み合わせる食材によって集中的に足りない栄養素を補うことができます。
離乳食によく使われている食材でおにぎりにピッタリなものを栄養素別に紹介します。
- たんぱく質
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食材 鮭 ビタミン類も豊富に含まれている。ゴマや大豆と相性がいい。 しらす カルシウムも多く含まれている。海藻と相性がいい。 きな粉 食物繊維、カルシウムも含まれている。乳製品と相性がいい。 たまご 食物繊維、ビタミンC以外の栄養が含まれる。 ツナ ビタミン類が豊富に含まれる。カルシウムの吸収を上げる。 - カルシウム
食材 おかか たんぱく質を構成するアミノ酸の中で体内で作ることのできない必須アミノ酸が全種類含まれる。 チーズ ビタミンCと食物繊維を補うとよい。野菜や果物と相性がいい。 - 食物繊維
- のりを使う
- 表面にまぶす
- 卵を使う
- 焼きおにぎりにする
- 軟飯 50g~食べる分(のり全体に広がればOK)
- 焼きのり 1枚
- のりを半分に切り、全体に軟飯を広げる
- のりではさみ軽く押さえる
- なじんだらキッチンバサミで食べやすい大きさに切る
- ご飯 70g
- 枝豆 5個
- かつお節 適量
- 枝豆は薄皮をむき刻む
- ご飯に混ぜて食べやすい大きさににぎる
- 表面にかつお節をまぶす
- ご飯 70g
- 青のり 適量
- 粉チーズ 適量
- ご飯に青のりと粉チーズを混ぜる
- 食べやすい大きさににぎる
- ご飯 70g
- お好みの野菜 適量
- とりそぼろ 適量
- ケチャップ 少々
- 片栗粉 適量
- 卵 1/2個
- 野菜を細かく刻み、レンジで火を通す
- ご飯に野菜、そぼろ、ケチャップを混ぜおにぎりにする
- 片栗粉をまぶし、卵を付けて焼く
- ご飯 70g
- 鮭 適量
- すりごま 適量
- 醤油 少々
- サラダ油 適量
- ご飯に鮭、すりごま、醤油を混ぜる
- 食べやすい大きさににぎる
- フライパンに油をひき、弱火で軽く焦げ目がつくまで焼く
食材 ワカメ ミネラル類も多く含まれる。腸内環境を整える作用がある。 ひじき カルシウム、ミネラル類も豊富に含まれる。油やビタミンDと相性がいい。 さつまいも ビタミンCも含まれる。便秘解消が期待できる。 もうぐちゃぐちゃにさせない!手にくっつかないおにぎりの作り方
赤ちゃんがご飯を上手に食べられるようになるまで練習に付き合わなくてはいけないのはわかっていてもできるだけ被害は減らしたいですよね。
おにぎりも潰してしまって口にうまく運べなかったり、手にくっついて食べづらかったりと手づかみ食べを始めたばかりの赤ちゃんには食べるのが難しいメニューの一つです。
上手に食べられたという経験が上達につながるので、赤ちゃんにできた!をたくさん体験させてあげましょう。おにぎりを上手に食べられるようにするにはどんな工夫があるのか、簡単にできる方法をご紹介します。
軟飯だと特に手にくっつきやすくなります。少量のごはんをのりに挟んで小さく切ってあげると崩れにくくのりも大きくないので食べやすくなります。
細目に切ったのりやちぎったのりをを表面にまぶしても手にくっつかず噛み切りやすいおにぎりが作れます。
100円均一にのりに小さな切り目を入れる商品も販売されていますので活用しましょう。
きな粉や青のり、かつお節を表面にまぶすと手に付きづらくなります。市販の赤ちゃん用のふりかけを使うと簡単です。
小さくにぎったおにぎりを卵にくぐらせて焼いたり、薄焼き卵でおにぎりをくるんであげると手に付きません。
見た目もかわいいし、崩れにくいのでお弁当などの外で食べるごはんにオススメです。
小さくにぎったおにぎりをフライパンやトースターで焼くと水分が飛んでベタつきが抑えられます。
形も崩れにくいので赤ちゃんも食べやすく、お醤油やお味噌の焼けた香ばしい香りは食欲をそそります。
毎日食べたい!オススメおにぎりレシピ
主食としてもおやつとしてとても便利なおにぎり。レパートリーが多いと嬉しいですよね。簡単に作れておいしいレシピを紹介します。
作ったおにぎりは冷凍保存が可能です。1つずつラップに包んでジップロックに入れればおいしいまま保存できます。
冷まし過ぎずに湯気と一緒にラップで包むと解凍したときもしっとりふっくらしたおにぎりになりますよ。
素手で調理すると雑菌が増えるので、冷凍保存する場合は気を付けましょう。1ヵ月ほど持ちますが離乳食の場合は1週間で食べきれる量にするのがオススメです。中のおにぎりを作って冷凍しておき、食べるときにのりを付けたり仕上げをするようにするとよりおいしく食べられます。
初めてのおにぎりに!軟飯のおにぎらず
材料枝豆とかつおぶしのおにぎり
材料意外とおいしい あおのりチーズおにぎり
材料個人的にすごくオススメです!お塩を足せば大人でもおいしい味付けで洋風にも和風にも合います。
オムライス風おにぎり
材料材料を混ぜ合わせて耐熱容器に入れレンジで1分半加熱で作ることもできます。卵を薄焼きにして包んでもOK!
鮭のごましょうゆ焼きおにぎり
材料トースターで軽く焦げ目がつくまで焼いてもOK!みそ味でもおいしいです。
おにぎりを食べて手づかみ食べ上達を目指そう!
おにぎりは赤ちゃんが手で掴んで食べるには少し難しいメニューですが、工夫次第で食べやすくすることができます。
娘も最初は力加減がわからずぐちゃぐちゃにしてしまいましたが、だんだん上手になり今では普通のおにぎりも食べられるようになりました。
私は勇気が出なくて1歳過ぎてからの挑戦でしたが、子供はどんどん新しいことができるようになっていくのでやりたい気持ちを尊重してあげてほしいと思います。
頭を悩ませる離乳食の献立ですが、おにぎりに入れる具材でバランスを取るようにすると作りやすくなるのではないかと思います。冷凍保存しておくことで時短にもなるので時間のある時にいろんなおにぎりを作ってみてください。
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