離乳食のたびのイライラはもう卒業!赤ちゃんの食事時間の工夫

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2015/08/31

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赤ちゃんの手づかみ食べは、スプーンや箸を使って食事ができるようになる最初の一歩だと言われます。ですが、食事の度に衣服や周囲が汚れ、その片付けに毎回うんざりしているママもいらっしゃるのではないでしょうか。

子供はロボットではありませんので、毎回決まった量を残さずキレイに食べてくれるわけではありません。大人と同じで食べたくない時もありますし、時には飽きてしまい、食べ物で遊び始めることもありますよね。

そこで、子供が進んでスプーンを使って食べたくなるような食事時間の工夫をご紹介します。

ママがストレスをためない為に、万全な食卓の準備をしましょう

まずは、食卓の準備から始めましょう。ママがストレスに感じる大部分は、子供が周囲を汚してしまうことにあると考えます。そこで、いくら子供がよごしてしまっても簡単に片づけができる環境を作ることが大切です。

床の食べこぼし対策にはそのまま捨てられる「新聞紙」が便利

椅子に座って食事をされているご家庭でしたら、子供の椅子の下に新聞紙(もしくは、ビニール製の風呂敷)を敷きます。育児グッズでも食べこぼしシートが販売されていますので、そちらを利用しても良いと思います。

ただ、食後の片付けの際にはそのシートの汚れも取り除かねばならないので、手間がかかる場合もあります。新聞紙やビニール製の風呂敷でしたらそのまま捨てられますので、便利です。 座卓に座るご家庭でも、子供が座る場所に敷いて対策しましょう。

「食事マット」さっと拭ける素材で、さらにポケット付きが便利

普段、食事の際にテーブルの上に敷くランチョンマットも、離乳食期には大変活躍します。育児グッズでも、多くの種類の食事マットが販売されていますが、汚れをサッと拭けるビニール製、もしくはシリコン製が洗濯の手間がかからず便利です。

まだ食器を持って食べる事ができない子供は、テーブルと自分との間に食べ物が落ちやすいものです。そこで、食事マットの中でも食べこぼしを上手にキャッチできるポケットが付いた物が、とても役に立ちます。

子供が食事をしていていつもより早く食器が空っぽになり、今日はたくさん食べてくれたと嬉しく思いながら食後に後片付けをしようと下をみたら、半分以上床に落ちていた、なんていう経験はありませんか?

食べこぼし防止のポケットが付いていると、子供が落とした時にすぐに分かります。子供も、床に落としてしまったら自分で拾うことは難しいですが、ポケットの中でしたら、自分で拾うということも身に付きやすいと思います。

「食事エプロン」シリコン製が衛生的

離乳食に欠かせないグッズに、食事のエプロンがあります。デザインや種類も豊富ですので選ぶのが楽しい反面、機能的にはどれを選べば悩みがちですよね。

繰り返し頻繁に使うご自宅用でしたら、汚れが落ちやすく、比較的乾きも早いシリコン製がおすすめです。

布製やビニール製に比べて厚みがあるので、折りたたむことが難しくて扱いにくいのが難点ですが、家で使う分には折りたたむ必要ありませんよね。

乾きが早いことでカビにくいのが最大のポイントだと思います。

布製やビニール製ですと乾きが遅い分、どうしても縫い目などに水分が残りやすくてカビやすい傾向にあるように思います。

また、ボタンで着脱できるタイプのポケットがしっかりした食事エプロンもありますが、ポケット以外はビニール製ですのでカビが心配でしたし、ポケットがしっかりしていて存在感がある分、子供がそこに食べ物を入れたりして遊びやすいというのも難点です。

外出先で使う場合でしたら、折りたたんで使えるビニール製が便利です。ボタンを留めるとポケットが立体的にできあがるタイプの物もあります。

後片付けの際に、ママのストレスをためないことがとても大切です。何種類か使い比べてみて、使いやすい物を選びましょう。

スプーン食べの練習にも!子供が夢中になって食べる魔法のメニュー

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子供が食べ物をぐちゃぐちゃにしたり、投げてしまう原因の一つに、うまくできないということがあります。ママでしたら、小さい子供がまだ上手に自分で食べることは難しいと分かるのですが、子供にしてみると、自分でやりたいという欲求が芽生えているのです。

そこで、子供が一人でもスプーンを使って上手に食べやすいメニューを用意してみてはいかかでしょうか?

一品でも栄養満点!スプーンですくいやすい「とろみそぼろの混ぜご飯」

「とろみそぼろの混ぜご飯」

  • ご飯…子供茶碗に軽く一杯
  • 鶏挽き肉…10g
  • 溶き卵…3分の1
  • ミックスベジタブル…大さじ1
  • めんつゆ…ご家庭にあるもので味加減をみながら
  • 水溶き片栗粉…少々

①温かいご飯はそのまま、冷めていたらレンジで温めておく。

②耐熱容器に、鶏挽き肉と溶き卵、ミックスベジタブル、めんつゆを入れて、500Wで1分加熱する。
※溶き卵は、レンジで加熱すると爆発しやすいので、1分ずつこまめに加熱してください。

③熱いので注意しながら、レンジから耐熱容器を取り出し、菜箸でかき混ぜ、もう一度加熱する。(500Wで1分)

④再び取り出し、かき混ぜてから、もう一度加熱する。(同じく500Wで1分)

⑤材料に熱がまんべんなく通ったら、熱いうちに水溶き片栗粉を加えて混ぜる。
※まだ半生の状態でしたら、再度レンジで加熱してしっかりと調理してください。

⑥⑤に温かいご飯を混ぜたら、できあがり。

そぼろご飯はポロポロと崩れやすいので、通常ですと子供にとっては大変食べにくいメニューです。それを、水溶き片栗粉を加えることによってポロポロせずに、食べやすくしました。

また、鶏挽き肉は小さいのでスプーンですくいやすいですし、栄養面では高タンパクで低カロリー。離乳食には、ぜひ加えたい食材の一つです。

こちらのメニューは、味付けがめんつゆですので、失敗もありませんし、

ご飯をうどんに変えればあんかけうどん風にもできますし、応用がききます。すべてレンジで簡単にできるので洗い物も少なく、忙しい子育て中のママには嬉しいレシピです。

スプーン食べの練習には、ヨーグルトが最適です

市販のカップ入りヨーグルトですと、手軽にスプーン食べの練習をすることができます。あまりヨーグルトが柔らかすぎるとスプーンですくいにくくなってしまうので、ある程度固さのあるタイプが良いと思います。

フルーツが入ったヨーグルトですと、ビタミンやミネラルを補給しやすいので栄養バランスはいいのですが、まだ離乳食期ですので、加糖されていても甘すぎないプレーンタイプがおすすめです。

使わなくても、毎回子供用にスプーンを用意しましょう

食卓の準備が整ったら、テーブルウェアを準備します。「どうせ手づかみでしか食べないから」とか「置いておくと投げたりして危ないから」などの理由で、スプーンやフォークを置かないでいませんか?

いきなり大人と一緒のフォークなどは危険ですが、初めて子供が自分で使う物として販売されている物は、先が鋭い物ではありません。食事の間は、常に側について見ていれば、危険も少ないでしょう。

まずは、子供に興味を持ってもらうことが目的ですので、ぜひ準備しましょう。最初から「これは食べ物を食べる時に、口に運ぶために使う物だ」と分かっている子供はいません。

おもちゃだと思って、投げてしまうかもしれません。舐めてみたり、テーブルを叩いて音を出してみることに興味を示すかもしれません。そうすれば、しめたものと考えましょう。

そこで「これは食べ物を食べる時に使う物だよ」と、ママがスプーンを自分の口に運び、扱い方を見せてあげます。このスプーンが、ママが自分の口に食べ物を入れる際に使っていると分かれば、見よう見まねでやってみようとします。

「楽しい食事時間」を実現するために気をつけたいポイント

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子供に離乳食を与えながらですと、なかなか自分の食事ができず、一緒に食事をしないというママもいらっしゃるかもしれませんね。

確かに食欲が旺盛になってくると、次から次へと子供の口元へ食べ物を運ばなければなりません。喉つまりを防ぐために、お茶を与えたり、次はどのおかずを与えようと考えるなど、ママは忙しくなります。

それに加えて、手づかみ食べの子供は汁物にも手を入れようとしたり、とにかく落ち着きがありません。これでは、ママは自分の食事もままならない状態になってしまいますね。

そんな食事時間を、少しでも楽しい時間とするために気をつけたいポイントを紹介します。

テレビは消して、食卓を温かい雰囲気に

また、食事の際にテレビをつけっぱなしにしているというご家庭もあるかもしれません。テレビは子供の集中力を無くしますし、ママ以外の大人もついテレビに気を取られがちです。

子供は意外と周囲を見ていて、その場の雰囲気も敏感にキャッチします。子供にではなく、テレビにばかり集中していては、食卓も寂しいものになってしまいます。

食事の時間ぐらいはテレビを休めて、明るい食卓を心がけてはいかがでしょうか。

わずかでも、食事の時間を共有しましょう

自分の食事もままならないというママの気持ちも、よく分かります。私自身がそうでした。私は、自分の食事の時間を子供より後にしました。

まずは、お腹を空かせている我が子が、温かい雰囲気の中で楽しく食べられるようにと、わずかな時間だけでもいいので家の人と一緒に食べてもらうようにしました。

私も一応、一緒に食事をするように配膳の準備をしていました。実際は、一緒にすべてを食べ終えることは難しかったので、後で台所でさっと済ませるようにしていたのですが、同じ時間を共有するようにしていました。

子供は、大人の真似をしたがります。スプーンを使って、美味しそうに食べる大人の様子を見れば、自分もやってみようと思うかもしれません。同じ食卓を一緒に囲むようにできたら、あとは根気強く何回も繰り返し教えていきましょう。

今日から実践!ちょっとした工夫で「笑顔」のある食事時間に

一度や二度教えたところで、イライラの原因となる手づかみを卒業して、完璧にスプーンを使えるようになる子供はいません。何度も、何回も、繰り返し、忍耐強くがポイントです。毎回繰り返し教えながらの食事では、時には嫌になることもあるでしょう。

そのような時には、子供が危なくないようにだけ気をつけて、ママが側で目を離さずに見ているようにすれば、子供の好きにさせてみましょう。ママが手を差し伸べない分、子供は思う存分、やりたいように自分で食事をしようとするでしょう。

そういった時にこそ、ストレスをためない食卓の準備が生かされてきます。どんなにめちゃくちゃに汚してしまっても、後始末は簡単に済むようにあらかじめママ自身で工夫しているので大丈夫です。

そして、好きなように自分のやり方で食事ができた子供は満足します。自分なりの食事のコツを覚えるかもしれません。どうか、子供をたくさん褒めてあげてください。ママの笑顔で包んであげましょう。

達成感で満たされた子供は、ママが褒めてくれたことで、さらに自信を持つかもしれません。自信を持った子供は、何でも上達が早くなるものです。

実はママの笑顔が、イライラ卒業への近道かもしれませんね。

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