安産祈願にオススメ!佐賀県の霊験あらたかな7の神社と3のお寺
佐賀県には、安産祈願で有名なお寺や、九州に名を馳せる祈願所となっている神社などのパワースポットがたくさんあります。特にオススメの場所をご紹介しましょう。
安産祈願のマナー
安産祈願は、神社やお寺で手を合わせてお賽銭を入れ、お守りを頂く参詣と、神前・仏前で祈祷を受ける昇殿祈祷があります。
昇殿祈祷を受ける場合は、あまりラフすぎる服装はふさわしくありません。また夏場であっても裸足は神様に対して失礼になるそうです。
神社によってはラフすぎる服装や、裸足の場合は昇殿できないこともあります。気を付けてくださいね。妊婦さんはマタニティウエアで大丈夫ですよ。
安産祈願の祈祷料は、紅白ののし袋に入れて受付で納めます。料金ではなく、奉納品になります。
表書きは神社なら「玉串料」「初穂料」、お寺なら「祈祷料」「祈願料」などとすると良いでしょう。社寺によって違うこともあるので、問い合わせておくと安心です。
料金は決まっている社寺もあれば、「お気持ちで」と言われることもあります。お気持ち、おこころざしと言われた場合は、相場の金額を入れておくと良いでしょう。
地域、社寺によって違いますが、安産祈願の祈祷料の相場はだいたい5千円から1万円程度です。地域によってはお酒やお米を持参するケースもあります。
安産祈願は腹帯を巻く前に行くのが普通です。巻く前に腹帯をお祓いしてもらい、戌の日を選んで巻き始めると良いですね。
社寺で安産祈願の授与品として腹帯を頂くこともあります。また手持ちの腹帯を持参できることもあります。
コルセットやトコちゃんベルトなども持ち込みOKかは、社寺によって違います。事前に問い合わせておきましょう。
新品の腹帯は包装から出して風呂敷に包み、受付でお渡ししてお祓いしてもらいます。場所によっては身に着けて一緒にお祓いすればいいところもあります。
使用済みの腹帯を持参しても構わない場合は、洗濯してきれいにしたものを風呂敷に包んで持参すると良いでしょう。
淀姫神社
佐賀県内には「淀姫神社」という名の神社がいくつもあります。中でも肥前国一宮として信仰を集めているのが、佐賀市の淀姫さんです。
肥前国一宮、淀姫神社
淀姫神社は、佐賀市大和町にある神社です。「與止日女」とも書いて、「よどひめ」と読みます。河上神社という名もありますが、地元の人々には淀姫さんと呼ばれています。
淀姫神社は肥前国一宮とされ、大変古い歴史を持っています。創建されたのは6世紀半ば、すでに千四百年の歴史があるとされています。
『肥前国風土記』にも登場し、また平安時代に編まれた『延喜式神名帳』にもその名が掲載されている、由緒正しいお社です。
平安時代から肥前国一宮として信仰されてきました。現在でも人生儀礼で訪れる人の多い神社です。
淀姫神社に祀られているのは「ヨドヒメノミコト」という女神です。漢字で「與止日女」と書き、神社の名前にもなっています。
この女神は神功皇后の妹姫とも言われており、トヨタマビメであるという説もあります。佐賀県内にはヨドヒメノミコトを祀る淀姫神社が嘉瀬川の流域沿いを中心にいくつもあります。
ヨドヒメは、もとは水の女神だったと考えられているそうです。トヨタマビメは山幸彦と結婚した海神の姫で、本人も安産で子を産みました。
ヨドヒメノミコトは安産の女神ともされており、ヨドヒメを祀る淀姫神社も安産祈願で人気のある神社です。
淀姫神社の安産祈願
淀姫神社で安産祈願を受ける際は、祭礼などにぶつからないよう事前に電話で確認してから出かけると良いでしょう。
初詣期間中や節分祭、七五三シーズンの土日祝日は特に混みあいます。戌の日に限らず、体調と相談して安産祈願を受けましょう。
公式サイト:http://yodohime.area9.jp/
所在地:佐賀市大和町大字川上1-1
電話番号:0952-62-5705
Google map:https://goo.gl/maps/6mqCV
江里山観音
棚田の里として知られる小城町江里山には、江里山観音と呼ばれるお寺があります。安産祈願で知られる里山の静かな観音堂です。
棚田の里の安産観音
江里山観音は、小城市にあるお寺です。本来の名前は一本山法撰寺といい、日蓮宗のお寺です。
お寺が創建されたのは15世紀半ば、室町時代のこととされています。創建したのは日詠上人という日蓮宗の僧侶です。
江戸時代に入ってから火災で焼け落ちてしまいましたが数年後に再興、また戦後一度本堂が再建されています。
棚田と彼岸花で知られる静かな里山、小城町の江里山に建つお寺です。緑に囲まれた閑静な観音堂は、古くから多くの人々に信仰されてきました。
江里山観音のご本尊は釈迦如来です。また日蓮上人も祀られています。江里山観音の名を有名にしたのは、如意輪観音像です。
如意輪観音は子授けや安産、子育てに霊験あらたかな仏様として、古くから信仰されてきました。
今でも近隣はもちろん、佐賀県内各所から安産にご利益がある観音様として多くの人々が参詣に訪れます。
江里山観音の安産祈願
江里山観音の安産祈願は随時受け付けています。戌の日や土日は混み合うこともあるので、体調の良い日にお出かけすると良いでしょう。
安産祈願の祈祷料は5千円からになります。手持ちの腹帯を持参すれば、その場でお経を書いてお祓いしてもらえますよ。
腹帯はさらしの岩田帯のほか、コルセットタイプのような機能的腹帯でも大丈夫です。安産祈願を受けると、お札なども授与してもらえます。
公式サイト:http://eriyama-kannon.jimdo.com/
所在地:小城市小城町岩蔵江里山4738
電話番号:0952-72-5757
Google map:https://goo.gl/maps/f3h6G
祐徳稲荷神社
祐徳稲荷神社は、九州を代表する稲荷神社です。江戸時代に実在した姫君がその生涯をかけた、霊験あらたかなお稲荷さんです。
日本三大稲荷、鎮西日光
祐徳稲荷神社は、鹿島市にある神社です。稲荷神社として大変格の高い大きな神社で、年間でなんと300万人もの人が訪れます。
参詣者の多さでは、太宰府天満宮に次ぐと言われており、人気の高いお社です。また稲荷神社として九州最大級を誇ります。
稲荷神社は京都にある伏見稲荷大社を総本社とする神社で、きつねを神の使いとしして神聖視し、五穀豊穣の神を祀るお社です。
全国に無数の稲荷神社がありますが、中でも総本社の伏見稲荷をはじめ、規模と格式の高い神社を日本三大稲荷と称しています。
祐徳稲荷神社は、日本三大稲荷の一です。また壮麗な社殿や大きさから、鎮西日光とも呼ばれて信仰されてきました。
創建されたのは意外と新しく、江戸時代のことです。鹿島藩主鍋島家に嫁いだ天皇の孫娘、萬子媛が創建しました。
媛は京都から鹿島藩に嫁ぐ際、父より朝廷の祈願所の稲荷大神の神霊を神鏡に託して授けられました。
嫁いでからは内助の功で夫を助け、鹿島藩鍋島家をよく盛り立てました。しかしせっかく恵まれた子どもたちを、早くに亡くしてしまいます。
そこで姫は祐徳院として神鏡を祀り、日夜神に尽くしました。そしてついには祐徳稲荷神社のある場所に岩屋を築かせて、断食して入定しました。
媛みずから命をささげた伝説から、大変霊験あらたかな稲荷神社として名を馳せ、今でも参詣者が絶えません。
境内の美しさも見どころのひとつです。山にそって社殿が広がり、特に本殿は京都の清水寺のように岩に張り出して建てられており、壮観ですよ。
また山を登っていくと媛を祀った石壁社をはじめ、いろいろな境内社が点在しています。またその一番奥には、奥の院も存在します。
本殿の参詣もかなりたくさんの階段をのぼる必要がありますが、奥の院はさらに山をのぼる必要もあります。しかし大変景観が良いため、とても人気がある参道です。
安産祈願など、祈祷や祭礼などは主にもっとも低い場所にある御神楽殿で行われます。妊婦さんも無理をせずに参詣できますよ。
祐徳稲荷神社の安産祈願
祐徳稲荷神社では安産祈願を随時受け付けています。安産祈願の祈祷料は5千円からになります。
祐徳稲荷神社の神様は五穀豊穣の稲荷大神のほか、導きの神として知られるサルタヒコと、その妻であるアメノウズメという女神です。
女性が創建した神社ということもあり、仲睦まじい夫婦を祀る神社でもあります。安産祈願はパパと一緒に参詣したいですね。
公式サイト:http://www.yutokusan.jp/
所在地:鹿島市古枝乙1855
電話番号:0954-62-2151
Google map:https://goo.gl/maps/ALYiQ
男女神社
男女神社は、男女の神様、日本を生み出した夫婦の神様を祀る神社です。縁結びで有名な人気のお社です。
男女の神を祀る神社
男女神社は、佐賀市大和町にある神社です。不思議な名前ですが、男女と書いて「なんにょ」と読みます。
かなり古い歴史のある神社で、創建されたのは鎌倉時代、700年ほどの歴史があるとされています。
創建したのは正空上人という僧侶と言われています。もともとは光明寺の住職が、神社も管理していました。
往時はかなりの大社として近隣の人々から信仰されていました。しかし戦国時代にあった今山の戦いで、社殿などが焼失してしまいます。
江戸時代に入ってから、佐賀藩主と小城藩主によって神社は再建されました。その後近代に入ってから皇族が来社したこともあったそうです。
男女神社の特徴は、やはりその名前ですね。神社の名前を見ただけで縁結びにご利益がありそうな名前ですが、祭神に由来しているそうです。
男女神社で祀られているのは、イザナギノミコトとイザナミノミコトです。イザナギとイザナミは日本の国生みを行った男女の神で、いわば日本初の夫婦です。
イザナギとイザナミは力を合わせて日本を造り、たくさんの神を生み出して豊かな国を育てるいしずえを築きました。
男女の夫婦神を祀っているため、男女神社と名付けられたと言われています。特に縁をつなぎものを生み出す「むすび」にご利益があると言われています。
男女神社は特に縁結びで大変有名な神社です。また子授け子宝祈願でも人気があり、霊験あらたかと言われています。
また縁結び、子授けで人気の神社は、安産祈願に訪れる人も少なくありません。夫婦円満にもご利益がありそうですね。
男女神社の安産祈願
男女神社では、安産祈願を毎日受け付けています。受付時間は午前8時から午後4時までになります。
戌の日に限らず安産祈願は受けられるので、体調と相談して参詣しましょう。また昇殿祈祷は予約制になります。
事前に電話で予約をしてから参詣してくださいね。安産祈願の祈祷料は、5千円からになります。腹帯を持参する場合は、予約の際に問い合わせておくと良いでしょう。
公式サイト:http://nannyojinja.or.jp/
所在地:佐賀市大和町大字久留間
電話番号:0952-62-1951
Google map:https://goo.gl/maps/Gv4Ys
誕生院
誕生院は、真義真言宗の大本山です。その名前から、安産祈願のお寺として親しまれています。
名僧誕生の寺、誕生院
誕生院は、鹿島市にある真義真言宗のお寺です。創建されたのは室町時代、1405年のことです。すでに600年の歴史がある古刹です。
誕生院という名前は、お寺の創建の由来に関係があります。ここは、平安時代の末に活躍した、覚鑁(かくばん)という僧の生誕地なのです。
覚鑁は、真言宗の僧侶です。弘法大師空海以来の天才と言われ、真言宗再興の祖としても知られています。
非常に賢く優秀な僧であり、志高く真言宗の本山から追放されても諦めることなく努力を重ね、ついに真義真言宗という一派を立ち上げるに至りました。
誕生院は、そうした平安末期を代表する名僧の生誕地を記念して、室町時代に将軍義満の発願によって創建されました。
創建された当時は大変立派な伽藍を持ったお寺で、栄えていたと言われています。しかし戦国時代に入ってから戦火で焼けてしまい、そのまますたれてしまいました。
江戸時代は藩主をはじめ、多くの僧たちが再興につとめましたが、残念ながら果たすことはできませんでした。
廃墟として忘れられていたお寺がふたたび建てられたのは、大正時代に入ってからのことです。
九州出身で「大師」と呼ばれるほどの高僧は他にはいないため、その誕生の地を残すべくお寺が再興され、今に至ります。
ご本尊は覚鑁大師が創建し、亡くなった紀州の根来山から迎えた不動明王像です。現在では真義真言宗本山として、多くの人々が訪れるお寺となりました。
現在では誕生院という名前から、安産祈願や子授け祈願の聖地と呼ばれるようになりました。参詣者の多いお寺です。
誕生院の安産祈願
誕生院では随時安産祈願を受け付けています。祈祷を受けたい場合は、電話で問い合わせてから参詣しましょう。
安産祈願の祈祷料は5千円からになります。手持ちの腹帯を持参する場合は、予約の際に伝えておくと安心です。
誕生院のご本尊は、身代不動明王と呼ばれています。覚鑁大師の身代わりになり、木造ながら血を流したと言われています。
非常に霊験あらたかで、自ら身代わりとなってさまざまな困難を乗り越えるよう導いてくれるとされる仏様です。
誕生院では、遠方に住んでいる方のための郵送祈祷も受け付けています。公式サイトから申し込むことが可能です。
公式サイト:http://www.tanjoin.net/tera/index.html
所在地:鹿島市納富分2011-2
電話番号:0954-62-3402
Google map:https://goo.gl/maps/QhOuV
佐嘉神社
佐嘉神社は、近代日本の夜明けを支え、佐賀の繁栄を築いた名君を祀る神社です。まだ新しいお社ですが、多くの人々に親しまれています。
佐嘉の名君を祀る神社
佐嘉神社は、佐賀市松原にある神社です。創建は昭和に入ってからですが、佐賀市内では参詣者の多い神社です。
佐嘉神社には、佐賀藩の十代藩主だった鍋島直正と、十一代藩主鍋島直大が祀られています。
鍋島直正は幕末に藩政改革を行った藩主で、庶民の心をよくおもんばかり、また農地改革によって農民を救済、藩政を救いました。
さらに学問を推奨した名君としても知られています。藩校を整え、幕末から明治維新を支えた大隈重信や江藤新平といった偉人を排出しました。
この藩校は高い評価を得て、佐賀藩は学問、教育の藩として名を馳せました。岩倉具視は、京都からはるばる実子4人を佐賀の藩校に入学させたほどです。
また医学に関しても大変積極的な藩主として知られ、その当時にあって跡取りの直大に種痘を受けさせたことも有名ですね。
藩政はもちろん、明治維新から新たな日本の成長に大いなる功績を残したことで、鍋島直正は名君、学問の神として親しまれています。
また、その息子である直大もまた名君として知られています。直大は岩倉具視欧米視察団に随行し、留学生として欧米文化を学びました。
帰国後は外交・文化の世界で大いに活躍し、近代日本の発展に尽くしました。パリの万国博覧会で肥前国の名を高めたのも直大の功績です。
幕末の優れた名君二代の功績をたたえて創建されたのが佐嘉神社です。もとは鍋島家の氏神だった松原神社に社殿が造営されましたが、昭和に入って現在地に創建されました。
現在では松原神社も佐嘉神社の境内社となり、佐嘉神社はとても大きな規模を誇る神社となっています。
佐賀市民にはおなじみの神社の一として、厄払いや初宮参り、七五三や十三参りといった人生儀礼に訪れる人も多いお社です。
佐嘉神社の安産祈願
佐嘉神社では随時安産祈願を受け付けています。公式サイトには戌の日カレンダーが掲載されていますが、日にちに関係なく受けられます。
安産祈願の祈祷受付は、午前8時半から午後4時半までです。予約は必要ありませんが、祭礼と重ならないよう事前に問い合わせておくと安心です。
手持ちの腹帯を持参すれば、お祓いしてもらえます。またさらしの岩田帯も、2千円で授与しています。安産祈願の祈祷料は5千円からになります。
また、佐嘉神社の境内社のひとつ、松原河童社は、子どもの守り神、安産の神として信仰されています。
クリークが多く水が身近な佐賀にあって、子どもを水の事故から守ってくれる神様です。安産にもご利益があるので、参詣してみてくださいね。
公式サイト:http://www.sagajinjya.jp/
所在地:佐賀市松原2-10-43
電話番号:0952-24-9195
Google map:https://goo.gl/maps/ZUJeI
千栗八幡宮
千栗八幡宮は、古い街並みの中にある歴史の古い八幡神社です。千本の栗の木の伝説を持ち、パワースポットとして知られています。
古い歴史のある八幡宮
千栗八幡宮は、三養基郡みやき町にある神社です。千栗と書いて、「ちりく」と読みます。この神社もまた、肥前国一宮とされています。
大変歴史が古い神社で、創建されたのは奈良時代のこととされています。変わった読み方をする神社の名前には、不思議な伝説があります。
その昔、八幡神の使いである白い鳩が飛んできて、千栗山で狩りをしていた肥前国の郡司の弓にとまりました。その夜、不思議な老人が夢に出てきました。
千個の栗を枕もとに置き、この地に八幡神社を祀るようにというお告げを受けます。その翌日、不思議に思ってふたたび千栗山に出かけた郡司は驚きました。
一夜のうちに、さかさまに植えられた千個の栗から木が生えて、あたりが栗の林になっていたからです。
そこで、「栗」をさかさまにして「りく」と読み、「ちりく」と名付けられたそうです。古くから日本三大粥祭りも行われている、霊験あらたかな神社です。
その後、平安時代には全国の八幡神社の総本宮である宇佐八幡宮の別宮となりました。朝廷からも保護され、肥前の八幡宮として信仰を集めてきました。
千栗八幡宮の祭神は、八幡神と呼ばれる応神天皇・仲哀天皇・神功皇后です。応神天皇は太古の天皇で、仲哀天皇と神功皇后はその父母にあたります。
神功皇后と安産祈願
神功皇后は太古の日本にあってもっとも有名な女性のひとりです。戦前にはお札にも印刷されていました。
神功皇后は応神天皇を妊娠中、夫である仲哀天皇を亡くします。しかし彼女は悲しい境遇にも負けることなく、臨月のお腹を隠してみずから三韓征伐へと旅立ちました。
腹帯でお腹を守り、男装して戦いにおもむき、見事勝利します。凱旋後は国内で数々の神の加護を受け、無事安産で応神天皇を出産しました。
仲哀天皇、神功皇后、応神天皇に仕えて国内をよく治めた太古の忠臣、武内宿禰や、神功皇后の三韓征伐を加護して成し遂げさせた住吉神も、千栗八幡宮には祀られています。
応神天皇は、産まれた時から歩くことができたとされ、病気ひとつせずにすくすく成長しました。長じてからは優れた天皇となり、たくさんの子孫に恵まれて長寿をまっとうします。
そこで、神功皇后は安産祈願、そして子安の女神として信仰されるようになりました。また彼女をよく助けた武内宿禰も、子どもの守り神とされています。
千栗八幡宮の安産祈願
千栗八幡宮で安産祈願を受ける場合は、事前に電話で問い合わせをしてからお出かけしましょう。
千栗八幡宮は階段が有名です。アスリートが体力づくりをしたという階段ですので、体調と相談し、無理のないように参詣してくださいね。
サイト(みやき町観光情報サイト):http://miyakikankou.jp/main/53.html
所在地:三養基郡みやき町大字白壁千栗2403
電話番号:0942-89-5566
Google map:https://goo.gl/maps/CW4pc
高野寺
高野寺は、弘法大師にゆかりの深いお寺です。大変古い歴史があり、特に子授け・安産の祈願所として人気があります。
しゃくなげの高野寺
高野寺は武雄市にある真言宗のお寺です。平安時代に弘法大師空海がみずから開山したと伝えられる、由緒ある名刹です。
鎌倉時代には多くの人々が信仰していたという記録が残されており、今も霊場として大変有名なお寺です。
美しいシャクナゲでも知られており、ご本尊は西日本一の大きさといわれる十一面千手観音菩薩です。
ボケ封じで非常に有名なお寺で、お笑い説法に人気があります。毎回たくさんのお年寄りが訪れて笑いがたえません。
また、子授け・安産の祈願所としても名高いお寺です。この地は、弘法大師が行脚していた当時、なにもない原野だったそうです。
原野を開墾して豊かな土地に変えるためには人がたくさんいることが必要と考え、弘法大師がみずから子宝観音を刻んだと言われています。
高野寺の安産祈願
高野寺では随時安産祈願を受け付けています。祈祷を受けたい場合は、電話で問い合わせてから参詣しましょう。受付時間は午前9時から午後4時半までです。
安産祈願の祈祷料は5千円からになります。腹帯も3500円で授与しています。安産祈願の申込用紙は公式サイトからもダウンロードできます。
また遠方に住んでいる場合や体調がすぐれない場合は、郵送祈祷も受け付けています。公式サイトから依頼できるので、活用してみてくださいね。
公式サイト:http://www.kouyaji.jp/
所在地:武雄市北方町大字志久3245
電話番号:0954-36-3616
Google map:https://goo.gl/maps/LjMCC
伊勢神社
伊勢神社は、九州でここだけという「伊勢神宮」を分霊した神社です。全国的にも大変珍しい神社です。
九州のお伊勢さん
伊勢神社が創建されたのは、1542年のことです。戦国時代、この地には杉野隼人という人が住んでいました。
伊勢神宮から神を勧請することは許されない、とされていたそうです。そのため、江戸時代には多くの人々が全国から伊勢神宮をめざしました。
杉野隼人は非常に信仰心があつい人で、歩いていくしかない時代にあって、九州の佐賀から三重県の伊勢神宮まで、年に2回ずつ、53回も伊勢参りに行ったそうです。
この信仰心は大変評判になり、伊勢神宮の神職たちも驚き、喜んだそうです。その功績から、杉野隼人が住む佐賀に、伊勢神宮の神を分霊してもらえることになりました。
この扱いは、当時にあって破格だったそうです。佐賀で伊勢神宮に参詣できるとして、近隣の国からもたくさんのひとが訪れました。
また安土桃山時代にこの地にいた鍋島直茂夫妻が、伊勢神宮・伊勢神社の祭神であるアマテラスの霊験で子を授かったという伝説も残っています。
そこで、子授けに大変ご利益がある神社として名を馳せるようになりました。今でも九州のお伊勢さんとして信仰をあつめています。
伊勢神社の安産祈願
伊勢神社では随時安産祈願を受け付けています。昇殿祈祷を受ける場合は、電話で事前に連絡をしてから参詣しましょう。
また伊勢神社では、遠方に住む人のためのオンライン祈祷も受け付けています。公式サイトから専用フォームで申し込むことで、祈祷を依頼できます。
安産祈願の祈祷料は5千円からになります。腹帯の祈祷が必要な場合は、申し込みの際に問い合わせてくださいね。
公式サイト:http://www.isejinja.or.jp/
所在地:佐賀市伊勢町9-8
電話番号:0952-23-4221
Google map:https://goo.gl/maps/SES3J
武雄神社
武雄神社は、神功皇后とその忠臣、武内宿禰を祀る神社です。また夫婦のきずなを深めるご神木が有名です。
神功皇后を祀る神社
武雄神社は、武雄市にある神社です。非常に古い歴史を持つ、由緒ある神社です。神功皇后の三韓征伐に由来して創建されたと伝えられています。
その後、奈良時代になって八幡神を合祀し、遷座されたという記録が残っているため、その歴史の古さがうかがえます。
武雄神社は、八幡神を祀る八幡神社の一です。安産の女神である神功皇后を祀り、彼女を補佐した武内宿禰が主祭神となっています。
また武雄神社には、大変有名な縁結びのご神木があります。それが夫婦檜です。仲哀天皇と神功皇后をあらわすとされ、雌木には応神天皇をみごもっているような宿木もあります。
また、神功皇后は腹帯に石をはさんでお腹を守ったとされています。夫婦檜にも、安産祈願石があります。
武雄神社の安産祈願
武雄神社では、随時安産祈願を受け付けています。祈祷受付は午前9時から午後5時までになります。
祈祷は予約制になります。電話で事前に問い合わせをしてから参詣してくださいね。祈祷料は5千円からです。
手持ちの腹帯を持参すればお祓いしてもらえます。安産の女神を祀る神社ということもあり、夫婦檜も参詣してくださいね。
公式サイト:http://takeo-jinjya.jp/
所在地:武雄市武雄町大字武雄5335
電話番号:0954-22-2976
Google map:https://goo.gl/maps/3UJHb
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