適時破水っていつ起こるもの?正常なタイミングは分娩第2期!

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2017/12/11

適時破水かもしれない妊婦さん

妊娠し出産予定日が近づいてくると、赤ちゃんに会える日が待ち遠しくなりますよね。本陣痛が始まると、いよいよ赤ちゃんに会える時間が近づいています。

陣痛から分娩に至り、子宮口が全開になったときに破水するという最も理想的な破水の状態を適時破水と言います。

適時破水に至るまでの流れについて説明します。

陣痛に気づければ、破水までには時間がある

一般的なお産は陣痛から始まります。陣痛かもという痛みを感じたら、痛みが起きる間隔を測ってみましょう。間隔が不規則な場合は、前駆陣痛の可能性が高いです。

前駆陣痛からお産に至るまでの時間は、人によって違いますが、長い人では一週間くらいかかる人もいるので、規則的な間隔になるまで慌てないようにしましょう。

初産の場合は10分間隔になってから、平均で12時間前後掛かるとされているので、10分間隔になってから病院へ連絡しましょう。

経産婦の場合は、初産よりも早くお産が始まる可能性が高いので、15分間隔になったら病院へ連絡をします。

陣痛が始まっても間隔が長い場合は、慌てて病院に行っても、一度自宅に返されることもあります。

陣痛が始まったら
  1. 家族に連絡をする
  2. 陣痛の起きる間隔を測る
  3. シャワーを浴びる
  4. 入院の準備をする
  5. 軽い食事を取る(分娩開始後は一般的に絶飲食になります)
  6. 陣痛が10分間隔になったら病院へ連絡をする
前期破水の様に、陣痛開始前に破水した場合はシャワーや入浴は細菌感染の可能性があるためNGですが、陣痛だけの場合はシャワーを浴びることができます。

適時破水は分娩第二期に起こる。子宮口が全開大になる時に破水

病院に到着して、出産に至るまでは個人差はありますが、かなりの時間を要します。分娩には分娩第一期、分娩第二期、分娩第三期と、分娩段階が分けられています。

  • 【分娩第一期】子宮口が開きかけている状態…初産の場合、一般的に12時間~16時間くらい
  • 【分娩第2期】子宮口が全開大になり、胎児が産道を降りてくる状態
  • 【分娩第3期】胎盤や卵膜も盤出…赤ちゃんと対面、母乳も挙げられる

適時破水は第二次分娩期に起こります。

適時破水したら、すぐに赤ちゃんが産まれるの?分娩第2期の状態

陣痛の間隔が1~2分になってきて、陣痛が持続する時間も40秒から50秒と長くなってきます。最終的には持続時間が90秒、周期は1分くらいになってきます。

赤ちゃんと子宮頚部に挟まれた卵膜の子宮口側が、羊水をためた風船のように子宮頚部から押し出され、頸管を押し広げてくると子宮口が全開大する頃に破水します。

子宮口と破水についての画像

赤ちゃんが産道を降りてくると、赤ちゃんの頭が出てきます。その後、赤ちゃんの体が出てくると、後羊水が出てきます。

この時期までを分娩第2期と言います。適時破水は分娩第2期に起こりますが、分娩第1期の後半に破水する人も多いです。

子宮口が全開大になって赤ちゃんが産まれてくるまでは初産で大体1時間~3時間とされていますが、出産するまでの時間と感じ方は人によって違います。

▼早期破水についてはコチラも参考にしてみて!

産院以外で適時破水が起こったら…すぐに産婦人科へ連絡

子宮口が全開大になって破水を起こすと、早いうちに赤ちゃんは産道を降りてきます。

もしも、産院以外で適時破水をしてしまった場合は、すぐに産婦人科に連絡し、指示を仰ぎましょう。稀ですが、本陣痛が始まってから赤ちゃんが産まれるのが早い人もいます。

陣痛間隔が10分になったから産院に連絡したら、早いうちに全開大になってしまったという経験を持つママもいます。

お産で救急車は基本的にはNGですが、適時破水している場合は、赤ちゃんが産まれてくるので、産院と相談して必要なら救急車を呼ぶことも考えましょう。

救急車を呼んだ場合も産院との携帯電話はつなぎっぱなしにしておき、状況を報告しながら、都度 指示を仰ぐようにして下さい、状況により自宅出産になることもあります。

陣痛が始まったら、もしもの事態に備えて携帯電話は身に付けておき、状況が変わったら、すぐに産院と連絡を取れるようにしておくことが大切です。

適時破水で注意すべきは陣痛に気付かない場合もあること

適時破水は陣痛から始まり、陣痛が10分間隔になったときには病院へ移動を開始しているので、安心して出産に望めることが殆どです。

ただし、中には陣痛に気付かず、気付いた時には子宮口が全開大になっていたという経験を持つママもいます。

陣痛の始まりは弱い痛みやお腹の張り、腰の痛みなどから始まります。便意を感じてトイレに行ってもなかなか出てこないと思ったら、陣痛だったなんてこともあります。

痛みの感じ方は人それぞれです。

  • 弱い痛みでも規則的に痛む
  • お腹が規則的に張っている
  • 便意が規則的にやってくるけど排便できない

痛みやお腹の張りがあった場合は、間隔を測ってみましょう。周期的にきているようなら陣痛の始まりの可能性も高くなります。

規則的な痛みや、張りなどいつもと少し違うかも…と感じたら、早めに産科に連絡をしましょう。万が一ということもあるので診察してもらうのが一番です。

適時破水は理想的な破水!お産に備えて準備することは大事

適時破水は陣痛に気付くことが出来れば、破水するまではかなり時間があり、家族への連絡や、入院準備などする時間も比較的ゆっくりととれます。

適時破水の方が多いとは言っても、全ての人が適時破水になるわけではないので、いつでも出産できるように準備しておくことが大切です。

初産の場合は特に、陣痛に気付けず、痛みが強くなってから気付き、移動中や病院へ着いた時に、子宮口が全開大になっていて破水ということもあります。

妊娠後期に入ったら、いつでも入院できる準備と、持続的なお腹の痛みや張りがないか意識しておくことも大切です。

▼陣痛についてはコチラも参考にしてみて!

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