子供が夢中!キャラクターショーを親子で一緒に楽しむためのコツ
大人気のキャラクター達が、ステージ上で様々なパフォーマンスをしてくれるキャラクターショーやヒーローショー。会場は夢と希望と子供達の熱気でいっぱいになります。
子供を連れていきたいけれど、実際には何歳くらいの子が多く来ているのでしょうか。どんな子でも楽しんで観られるものでしょうか。
我が家では、商店街主催の小さな会場から演者本人が登場する大規模な会場まで、数年間に渡り様々な場所へ子供達を連れて行きました。
初めて見に行ったときと現在ではショーへの心構えはまるで違います!経験をもとに、キャラクターショーを家族で楽しく観るためのちょっとしたポイントを紹介します。
子供が大好きなキャラクターに会いに行こう
休日のお出かけに、ショッピングセンターや室内遊園地といった定番のお出かけスポットも良いですが、子供が好きなキャラクターショーを観に行くのはいかがですか?
季節や天気に左右されずに開催できるキャラクターショーは、多くの施設・スポットで開催されている、ファミリー向けの人気イベントです。
キャラクターのショーを観るにはいくつかの方法がありますが、大きく分けると有料のショーを観に行く場合と無料のショーを観に行く場合があります。
- テーマパーク・・・ディズニーランド・USJ・サンリオピューロランド・アンパンマンこどもミュージアムなど
- ショーイベント・・・遊園地・観光地など
- ライブ・・・仮面ライダースーパーライブ・ウルトラマンライブ・プリキュアフェスティバル・スーパー戦隊スペシャルライブ(ショーにより名称が変わります) など
- 商店街などのお祭り
- 住宅展示場
- ショッピングモール など
有料ショーの中でも、会場に入場するとショーを観ることができるものと、あらかじめチケットを購入する必要のあるものがあります。
初めての時は、子供が喜ぶのか・泣いてしまわないかなど、子供の様子を探りながらの参加になります。参加無料のイベントからスタートすることをお勧めします。
キャラクターショーを楽しめる年齢
我が家のキャラクターショーデビューは1歳のとき、近所のお祭りで行われた無料のアンパンマンショーでした。
初めての人混みと大音量の音で少々不安になりましたが、親の心配をよそに最初から最後までノリノリで、その日から一層アンパンマンへの熱が高まりました。
実際に参加してみると、生後数ヶ月と思われるような赤ちゃんを連れ、張り切って会場に並んでいるパパ・ママは何人もいます。
しかし、肝心の赤ちゃんが大きな音に驚いて泣き出してしまったり、眠くてぐずってしまったりで、途中で帰ることになるケースはとても多いのです。
我が家の場合、かかりつけの小児科の先生から「長時間のお出かけは生後8ヶ月頃から・騒がしい場所へ行くのは1歳前後で子供の様子を見ながら」と説明されていました。
小児科の先生によって様々な見解があるとは思いますが、息子の成長のスピード・母親である私自身の体力などを総合すると、当時の先生の指導は的確だったと感じています。
さらにショーを楽しむには、子供がそのキャラクターのことが大好きで、仲良しになりたいと思っていることもとても大切です。
息子がアンパンマンをはっきりと理解できるようになったのは8ヶ月を過ぎてからで、まねっこやリズム遊びをするようになったのは1歳になる少し前からでした。
そのキャラクターを見て笑ったり指を指したりなど、何らかの楽しい反応をするようになっていたら、ショーを見せても興味を持ってくれると思います。
ただし、その子によってショーへの反応は様々です。周りの状況や着ぐるみに驚いて泣いてしまうようであれば「まだ連れて行く時期ではない」という一つの目安になります。
着ぐるみに戸惑う子供・すぐ飽きてしまう子供への対応
キャラクターショーは基本的に着ぐるみが出演します。慣れない着ぐるみに驚き、子供が泣き出してしまった場合は一旦観覧を中止して会場を離れて下さい。
会場を離れて遠くから観ることで、ショーに興味を持ち始める子もいます。また、その日は泣いてしまっても、翌月には大喜びで観るようになることもあります。
キャラクターやイベント会場を変えたら観られるようになった、ということもありますので、無理強いをせず、子供の成長や個性に合わせて連れて行ってあげて下さい。
また、子供の年齢やショーの内容・キャラクターによっては、集中できずに飽きてしまうこともあります。
子供がおとなしくしている場合、「おもしろいポーズだね」「向こうから走ってきたよ」など、ショーを見ながら話しかけてみて下さい。
パパ・ママが楽しそうに話すことでキャラクターに興味を持ち始め、ショーを楽しむようになることもあります。
ただし、その場にいられないほど騒ぎ出してしまったら、ショーを観るのはまた次回にして、会場から出るようにして下さい。
キャラクター別・初めてのショーの楽しみ方
一口にキャラクターショー・ヒーローショーと言っても様々あり、テレビで演じている役者さんが出演するものから、イベント会社主催のものまで幅広くあります。
小さなイベントの場合、メインキャラクターでも全員が出演しない場合があります。また、背が低い・筋肉隆々など、スタイルがテレビと少々違っている場合もあります。
さらにショーの声がテレビの声優さんとは別人で、全ての登場人物が初めて聞く声で構成されているような場合もあります。
声や体型がいつもと違っていたとしても、子供達は一切気にしません!テレビの前と同じように精一杯応援します。
キャラクターショー・ヒーローショーの多くは、30分程度のショーの後にキャラクターとの握手会・写真撮影会が組み込まれています。
握手会・撮影会は無料の場合と有料の場合があります。有料の場合は1000円程度のケースが多く、中には握手・写真それぞれに料金が発生するような場合もあります。
他の子供達が楽しそうにキャラクターと一緒にいる様子を見てしまうと、「他の子はできるのに自分はできない」と子供が寂しい思いをしてしまいます。
【アンパンマンショー】子供に大人気のキャラクター!年齢ごとの楽しみ方
株式会社バンダイでは、毎年「子供の好きなキャラクターに関する意識調査」を行っていますが、そこでは2002年から13年連続でアンパンマンが1位となっています。
2016年現在では2年連続の2位ですが、それでもやはり0歳~2歳の幼児には人気が高く、親子ともに楽しめる国民的キャラクターです。
https://goo.gl/HP3Aau
そのためアンパンマンショーは、小さな子どもを連れたパパ・ママやじいじ・ばあばが圧倒的に多く集まります。
小さな子供だからこそ、年齢によって反応が全く違います。観覧方法のポイントを、2つのパターンで紹介します。
- 長時間の観覧が難しい年齢(~2歳くらい)の場合
- 子供がぐずったらすぐ移動できる場所での観覧がお勧めです。一度機嫌をそこねてしまうと、再び機嫌が良くなるまで時間がかかることが多いからです。
具体的には会場の端っこがお勧めです。一番端の場合、会場によってはベビーカーのままでも観覧できますし、途中で眠ったりぐずったときにはすぐに会場から出られます。
端っこで尚且つ後ろの視界を遮らない場合は、抱っこ・肩車で観覧OKなこともあります。その際は子供の靴を脱がせておくと、隣の人の洋服などを汚さずに済みます。
この年齢でのベストポジションは、ブルーシート席のすぐ後ろの端っこです。ブルーシート席は着席観覧のため、そのすぐ後ろは子供でも全体を観ることができます。
- 時間いっぱい遊べる年齢(2歳半くらい~)の場合
- アンパンマンショーの中で一緒に体操をすることがありますので、ブルーシート席で観覧することをお勧めします。
ブルーシートの上には自宅から持参したレジャーシートを広げ、自分たちの座るスペースは少し広めに確保するのがポイントです。
体を動かしているうちに、子供はどんどん前に行こうとしてしまいますので、ルール違反の横入り・割り込みをしないよう見守って下さい。
ショーによって録画ができる場合とできない場合がありますので、イベントスタッフの指示には必ず従いましょう。
【アニメキャラショー】ステージ全体に目を配って!キャラと触れ合うコツ
プリキュアなどのアニメキャラの場合、いつもテレビで見ているキャラと着ぐるみではイメージが違うことがあります。着ぐるみは顔や頭が大きく、バランスが悪いからです。
とはいえ子供が戸惑うのは登場のときだけで、その後はテレビの前と同じように精一杯応援をはじめます。
アニメキャラの場合、キャラクターの立場の違いがはっきり理解できる年齢になってからのほうが盛り上がります。その子にもよりますが、3歳以上を目安にしてみて下さい。
そのキャラクターが大好きで、ショーの後に時間があるという場合は、ぜひとも会場内に長く留まってみて下さい。
ショー終了後の握手会などで複数のキャラクターが出てきた場合、リーダー格以外のキャラクターの列は早々に順番待ちの人がいなくなります。
この機会を上手に利用すると、他の子よりも長い時間キャラクターと触れ合うことができます。握手はもちろん一緒に決めポーズをしてくれるキャラもいます。
もちろん、ショーの内容や主催している会社・団体によっても違いますので一概には言えませんが、運が良ければチャンスに恵まれることもあります。
【ヒーローショー】アクションシーンは迫力満点!悪役の演技にも注目
圧倒的に男の子の数が多く、会場内が賑やかです。自分が持っているヒーローの変身ベルトなどを持参している子供達もいます(会場内では使用禁止です)。
ヒーローショーの悪役は、ムチで地面を叩いて大きな音を出す・武器を振り回す・客席に顔を近づけて大声で脅すなど、迫力満点の演技をしてくれることが多いです。
- ヒーローショーの聖地「シアターGロッソ」を楽しむコツ
- スーパー戦隊が大好きな男の子におすすめなのが、ヒーローショーの聖地と呼ばれている東京ドームシティの「シアターGロッソ」です。
そのときにテレビで放映しているタイムリーなスーパー戦隊のショーを楽しむことができ、ショーの内容も1年間で何度か変わります。
実は「ヒーローショーが大好き」という大人の男性は割りと多く、Gロッソ観客席には学生さんからパパ世代まで、たくさんのヒーローショーファンが観にきています。
目の肥えたファンを落胆させないため、Gロッソでは迫力満点でアクロバティックなアクションシーンが繰り広げられます。一年に数回、実際にその役を演じている俳優さんが出演するショーもありますが、俳優さんのファンで混雑します。子供を喜ばせるには通常のショーがお勧めです。
当日券もありますが、開演前の売り場は長蛇の列です。座席の空きがない場合は入場できませんので、前売り券を買っておきましょう。
座席は選ぶことができます。最前列が一番人気ですが、お勧めは目の前が通路になっている「L列」と、通路のすぐ前にある「K列」です。この通路からヒーローが登場する率がとても多いのです!天井からロープで降下しながらの登場という場合もありますので、L列・K列の11~25番席をお勧めします。
ショーの後には撮影会と握手会がありますが、それぞれ費用が発生します。さらに参加券は先着順の販売のため、入場券売り場とは別の列に並ぶ必要があります。
撮影会・握手会に参加させたいと思っているようでしたら、前売り券を買っておき、入場と同時に参加券の列に並ぶことをお勧めします。様々な仕掛けが施されたショーは迫力満点で、大人でも夢中になります。子供と一緒に声をあげてヒーローたちを応援しましょう。
ショーを最後まで楽しむための工夫
大好きなキャラクターに会える、という興奮から、子供達はいつもよりもかなりテンションが上がっています。
そのため、体調不良を起こしてしまったり、あるいは自分の体調が悪いことに気づかないでいる場合があります。
また、大好きなキャラクターを前にして、照れくささからぶっきらぼうになるなど、いつもとは違った反応をしてしまう子もいます。
初めて見せる子供の表情や反応に、親としても判断を迷ったり対応に困ってしまうことがあります。その場合は何度か時間を置いて声をかけてみて下さい。
ショーに出かける準備について
キャラクターショーは季節を問わず行われます。また、屋外・屋内・様々な時間帯で開催されますので、会場に合わせた服装でお出かけ下さい。
ただし、子供は全力で応援するため汗をかきます。余裕があるようでしたら、着替え用の肌着を持っていくことをお勧めします。
その他にも以下のグッズを持っていくと快適に過ごすことができます。
- レジャーシート・・・観覧場所の確保
- 空気入りの座布団・・・大人が快適に過ごすための工夫
- レジ袋・・・靴を入れる
- タオル・・・汗ふき
- ひざ掛け・・・防寒具
- 飲み物(ペットボトルまたは水筒に入っているもの)・・・熱中症予防
- 帽子・・・夏季の屋外イベントの場合は必須
圧倒的に携帯ゲーム機で遊んでいる子供達が多いですが、我が家では観覧直前に幼児用雑誌(「めばえ」「おともだち」「幼稚園」など)を買い、読ませながら待っていました。
幼児用雑誌の付録は本当に便利です。子供が興味を持つように作られているので楽しく遊べますし、たとえ無くしてしまっても「付録だから」と割り切ることができます。
それから、列に並ぶ前には必ずトイレに行っておくようにして下さい。せっかく前の方に並んでいても、トイレのために順番が後ろになってしまうのはとても残念です。
また、「場所を確保してからトイレに行けば大丈夫」という考えは危険です。その場に誰もいなければ、シートを除けてその場所を使ってしまうという人達も中にはいるのです。
1.夫婦で行ける場合の親が疲れないコツ!役割分担する方法
ショーの観覧は、基本的に保護者同伴が原則です。子供にとっては大好きなキャラクターですが、大人にとってはそう夢中になれるものではありません。
- 開場前の行列にはパパ一人で並ぶ
- スマホでゲーム・読書など、子どもに邪魔されることなく一人の時間を楽しむことができる。子供が騒いでしまう心配がないのでイライラしません。
- 開場後にパパが一人でスタートダッシュ
- パパ一人なので素早く行動することができ、理想の場所を確保できます。家族全員がゆったり座ることができるよう、十分なスペースを確保して下さい。
- 子供とママはショーの直前に会場入り
- 待ち時間が短いので子供が飽きてしまう心配がありません。パパとはここで交代し、パパにはショーの間ゆっくり休憩してもらいます。
- ショーの終了時間に家族が合流
- 多くの場合、ショーの時間は30分程度です。時間を見計らって、パパは家族を迎えに行ってあげて下さい。
ショーの内容によっては(特にヒーローショーの場合)、子供が助走とともにヒーローの決め技を仕掛けてくることもあります。様子を確認してから近づくようにして下さい。
我が家の場合はほとんどがこのケースでした。役割を分担するとイライラすることが抑えられるので、楽しい気分でお出かけができます。
2.大人が1人しか行けない場合でも大丈夫!コツを伝授
大人が複数で付き添いできる場合は「その1」の対応ができますが、パパ一人またはママ一人の場合はそうは行きません。
次に、大人が一人で場所取りから子供のケアまでの全てを行うためのコツを紹介します。
- 開場前の行列に並ぶ前に周辺を探索する
- 子供の体力を少々奪っておきます。会場がショッピングモールなどの場合は、おもちゃコーナーでキャラクター関連のグッズを見せておくのがお勧めです。
住宅展示場や公園などの広い場所で開催のケースは、会場付近で鬼ごっこをしたりかくれんぼをしたり、周りに迷惑にならない場所で体を動かしましょう。
- 順番待ちの間におやつを食べさせる
- 多くの会場では、ショーの会場内での飲食は基本的に禁止されています(ただし、熱中症予防のための水分補給は許可されています)。
会場に入るための順番待ちの列での飲食を、厳しく禁止しているケースはほとんどありません。そこを上手に利用し、おやつを食べさせながら静かに待たせましょう。
お菓子やおにぎり・サンドイッチなど、会場や周りの人の衣服を汚しにくいもの・子供が手で食べられるものを選ぶのがお勧めです。
アイスクリーム・ソフトクリームは、周りの子とぶつかって洋服を汚してしまうことがよくあるので、避けた方が良いと思います。
- 自分の場所は広めに確保
- あらかじめ体力を削っておくと、子供は自分から「疲れたから座る」とキチンと待っていてくれます。広めに場所を確保し、足を伸ばして休めるようにしておきましょう。
持参したレジャーシートの端を荷物で囲っておくと、後からやってきて割り込んでくる困った子供の侵入を阻止できます。
- ショーが始まったら親は座って体力を回復
- 座って観覧することを選んだ場合、確保した場所から立ち上がって見る行為は禁止です。あとは子供が盛り上がる姿を眺めながら、ゆっくりと座って休みましょう。
子供が本当に好きなキャラクターをちゃんと理解していますか?親が思っていたキャラクターと、実際に子供が応援しているキャラクターが違っていることがあります。
ショー自体に興味がないパパ・ママへ
キャラクターの世界観にもショーにも興味を持てないというパパ・ママは、ぜひとも「キャラクターの中の人」であるスーツアクターに注目してみて下さい。
キャラクターのセリフや効果音など、ショーの進行はすべて録音ですので、アドリブでセリフを言うようなことは一切ありません。
ところが、キャラクターの動きに関してはスーツアクターに一任されています。基本の流れに沿っていれば、ある程度のアドリブは許されています。
しょぼんと落ちこむ・オーバーに驚く・豪快なアクションなど、大きな身振り手振りを交えて演技をしてくれるキャラクターがいたら、その人を目で追ってみて下さい。
楽しい演技をしてくれるのは脇役のキャラクターに多いのですが、特に悪役のボスキャラが思い切った演技をしてくれる人の場合、ショーは驚くほど盛り上がります。
キャラクターショーは夢の時間! 親子でもっと楽しもう
テレビで見ているキャラクターが目の前で動いているショーの時間は、子供達にとって夢のようなひとときです。
せっかく親子で出かけたのなら、一緒に大きな声で応援したり、子供が笑顔で体を動かす様子を見ながら、ショーを楽しみましょう。
非日常を楽しむことは、子供にとって必ずプラスになります。楽しい思い出をたくさん作ってあげて下さいね!
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