SNS対策!画像や書き込み内容で起きるトラブルの回避方法
情報の収集・発信、個人や特定のグループへの連絡手段等あらゆる機能をもっていて、便利で楽しいSNS。ブログやアルバムとしての機能も果たすため、我が子やお友だちとの思い出をネット上に投稿される方も多いでしょう。
法に触れてしまう投稿はもちろん注意しなければならないですが、自分も周りも不快感なくSNSを楽しむためには、マナーや注意点を考えておく必要がありますよね。
SNSで起こり得るトラブルを防ぐための対策法について考えていきましょう。
この記事の目次
生活圏や個人が特定…実生活にトラブルが起こらないための対策!
自分や知人の個人情報をあからさまにさらすという違法性もある投稿をされる方は、良識的にSNSを楽しみたいという方の中にはいないでしょう。
しかし、住所や本名等を書きこまなくとも、知らず知らずのうちに、個人情報を発してしまっている可能性もあるのです。
トラブルの例と対策法を見ていきましょう。
お店や公園・写真に写るものから簡単に場所が特定できる!
観光地等での記念写真ならまだしも、いつも遊ぶ公園、写りこんでいるビルやマンション等、写真に写っているあらゆるものから、今や簡単に場所が特定できてしまいます。
ハッシュタグ(#)・位置情報にも気を付けて!
SNSの便利な機能でもあるハッシュタグ(#)や位置情報ですが、これも悪用される可能性があるのです。
- 「○○に行ったよ!」「○○幼稚園の行事」等本文に場所が特定できる書き込みをする
- 後から見返したりその場所に興味をもった外部の方にも情報を見てもらえるよう、スポット名等にハッシュタグ(#)をつけておく(#○○公園、等)
- 意図的でなくとも位置情報が表示されている場合もある
モザイクがけは基本!しかし他にも工夫は多々必要!
うまく撮れた写真や楽しかった思い出の写真等をできるだけありのままで公開したい、という思いがあるかもしれません。
「公開する顔写真にモザイクを入れればOKでは?」という認識をお持ちの方も多いかと思いますが、以下の点にも注意をしてみてください。
- 背景に住所や電話番号が書かれた掲示物・看板等が写っていないか
- 表札・車のナンバープレート等も写っていないか。他者の個人情報は更に警戒して!
- 自分や子供は職場や園が特定できるものを身に着けていないか
- 自宅周辺等の位置や特徴がわかる写真・書き込みではないか
- 特定の物だけを投稿したい場合には、背景をぼかしたりトリミングを工夫して
「そんなことをしているとモザイクだらけで何の写真かわからなくなる!」と思われるかもしれませんが、一度投稿してしまった写真や文章は、どこでどんな使われ方をしてしまうかわからないのです!
- 生活圏から離れた有名スポット等での写真は、顔が特定できないよう加工をし楽しむ
- お気に入りの写真は自宅に飾り、思い出を振り返る
- 個人のファイルの中で特徴を書き込みながら整理しやすくする
- お友だちにも見せてあげたい写真はダイレクトメッセージで送る
なお、ネットに投稿する写真は、最低限許可を得ていない方と無関係の方(通行人・店員等)にモザイク加工をすることは必須です!これは、“全体公開”でも“友人のみ公開”の場合も同様です。
一度公開した写真や文章は、後で慌てて削除をしてもすでに手遅れな場合もあります!
▼位置情報確認・削除方法についてはコチラも参考にしてみて!
不快な投稿でのイメージダウンは避けたい!子供への影響も考えて!
また、SNSのトラブルを「法に引っかかるか」という基準だけで考えてしまうのも、甘い認識と言えるでしょう。
「人の文章や写真を盗用したり、他者の顔写真を勝手にアップしたり、暴言等違法な事さえ避ければ、あとは個人の思いや好きな写真を投稿しても良いよね?」という考えはどうでしょうか。
一般人のSNSの場合、よほどの反社会的な要素でもなければそこまで表立った状態にはなりにくいでしょう。
しかし「自分の基準でOK」と思ったことを何でも投稿してしまうことは、見ている相手を不快にする場合も多いのです。
閲覧者はうんざりしている!?気をつけたい投稿
大前提として、人はそれぞれ価値観が違います。そして、友人やママ友等としてつながっている相手は、あなたや子供のファンでもないし、あなたの私生活をすべて知りたいわけではないですよね。
- 食べたもの・買ったものを事等の毎度の報告
- 自分や子供の自慢、可愛く撮れた自撮り写真や子供の写真
- ネガティブな発言・愚痴
- タイムラインの大半が埋まるほどの膨大な投稿
たしかに、「いいね」やコメントをもらえたり、その投稿をきっかけに話題も増えたりと、あなた自身には満足のいくポイントも多いかもしれません。
「自己中心的」「写真撮るために毎日を過ごしているの?」「関わりづらいなぁ」なんて思われてからでは、実際に会った際に敬遠をされる、SNS上でもフォローをはずされる等の状態にもなりかねません。
ネットやSNSを利用する際のマナーには、法律等マニュアルだけでなく相手の心情にも配慮しながら投稿内容・頻度を考えた方が良いですね。
子供の気持ちも考えて!プライバシーに配慮することがマナー
また、よく聞く話や筆者が保育現場で働いていた頃の経験からも、子供は4・5歳頃にもなるとママと一緒にママ友たちのSNSの写真を見ていることがよくあります。
そして、発達段階からもその意味や「○○ちゃんが△△している写真だ!」ということがわかってき、幼稚園等で子供同士でその話をすることもあります。
また、子供自身に「恥ずかしい・秘密にしたい」という思いも出てくる頃です。
- 子供にも人権・プライバシーがある
- 子供は家族と園では違う顔をしている場合が多く、家でのことを必要以上にお友だちに知ってほしくない
- ママ友も悪意を持ってその子供に写真を見せているわけではなく、お友だちも嫌がらせでからかってくるわけではない。しかし我が子はそれが嫌だと思っている
- 物心つく前の写真の投稿であっても、後で子供がそれを知った際嫌な思いをすることもある
- 年齢が上がるほど、子供同士がママの投稿内容をめぐって不和になる可能性も上がる
「可愛い我が子の近況をママ友やたくさんの方に見てもらいたい」というママの気持ちがあっての投稿でも、それが原因で親子の信頼関係が崩れてしまうこともあるかもしれません。
子供・ママ友、それぞれへの配慮が感じられる投稿を!
「我が子にスマホは見せない」とあなたは徹底していても、上のようにお友だちやそのママのさりげない一言から子供が深く気分を害してしまう可能性もあるでしょう。
- 自分だったらイヤだなと思う写真は、子供のものでも載せない
- 子供の気持ちを最優先に考えてみる
- 年齢が上がってきたら、「この発表会の写真、ママはみんなに見てもらいたいんだけどな~」等さりげなく子供がどう思っているかを相談してみる
- 不安要素のない写真でも、閲覧者側と子供の両気持ちを考えて頻繁な投稿は避ける
このように、投稿自体をおこなうのはあなたですが、「そこには閲覧者や子供、さまざま相手の気持ちを左右する要素がある」ということを良く考えておきましょう。
▼ママ友間のSNSトラブルについてはコチラも参考にしてみて!
公開範囲を限定するという策も過信は禁物!
上のようなトラブルは、誰にでも見られる可能性があるから怖いこと、ではあるのですが、では“友人のみ公開”等公開範囲を絞った場合には、どんな写真や投稿でもローリスクなのでしょうか。
こちらも、残念ながらそうではないようです。
善意・悪意共に勝手に拡散される可能性もある!
残念ながら、ネットのマナー意識は人それぞれです。多くの人に見られたくないから、親しい友人に見て欲しいから、と限定公開にしている投稿を、勝手に外部に拡散されてしまう可能性があるのもSNSの怖さです。
- 「良い情報だな、より多くの方に広めたいな」という思いで拡散
- 「気に食わない、みんなで叩いてやろう」「これどうなの?みんなに意見を聞いてみよう」という思いで拡散
何気なく拡散してしまう、ということも含め、あなたの投稿を見ることができる友人が「拡散することもSNSの楽しみ」と捉えてしまっている可能性もあります。
ママ友等表面的な仲だと陰湿な扱いを受けてしまう可能性も!
ママ友は基本的には「子供があってこその仲」ですよね。本当にママ同士が気が合う・付き合いたいから一緒にいたりSNSでつながっている場合ばかりではありません。
実際に、ママ友のSNSによるトラブルは多発しているようです。
撮影自体には許可をしてくれていたり、最低限のネットマナーを守った投稿であった場合にも、このように意図せぬ捉えられ方をされてしまう場合もあります。
そしてこれも、拡散や人間関係のもつれの原因になってしまいます。
公開範囲に限らず、投稿をする際にはよく考えて慎重になることが必要です。
投稿前に一呼吸置いて!トラブルを防いでSNSがもっと楽しくなる
自分の投稿を後から振り返ってみて「なんでこんな写真載せたんだろう?」「投稿が多すぎるな…」等と反省点が見えたことはありませんか?
バッシングを受けた芸能人等が言うように、「見たくない人は見なければ(フォローを外せば)いいだけでは」という意見も一理あり、SNSは最低限のマナーを守ればあなたの楽しみであり自由であるとも言えます。
しかし、せっかく仲間と交流をするのであれば、お互い気持ち良く利用した方が、幸せを感じられませんか?
意図せずとも個人情報をさらしてしまい大変な目に遭ったり、ママ友や子供からの不信感を買ってしまうことを避けるためには、リスクを知ってSNSを見つめ直すことが大切です。
しかし、趣味の範囲で楽しむのであれば特別な勉強等難しいことは不要です。
- 他の人がこの投稿をしていたらどう思うかな
- さっきも投稿したし、もう少し待ってもう一度考えてみようかな
- この写真にマナー違反な点や不快な要素はないかな
少し見方を変えるだけで、トラブルの可能性や反省は減り、その分楽しみがぐんと増えることでしょう!
▼SNS投稿のトラブル対策についてはコチラも参考にしてみて!
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