幼稚園の先生に贈る手作り卒園アルバム!簡単おしゃれなアイデア
幼稚園や保育園の担任の先生へ、園児からの卒園記念プレゼントの定番といえば、手作りのアルバムです。早い園では秋頃から作成の準備に取りかかるところもあるようです。
あまり手をかける時間はないけれど、子供が寂しい思いをするのは避けたいというママのために、手間を掛けずに見栄え良く仕上がるコツを紹介します。
また、アルバムを取りまとめる担当になったママのために、他のクラスとは一味違う技ありのアイデアを紹介します。
この記事の目次
基本的な卒園アルバム(先生方への感謝の品)の作り方!
冬休みが近づくと、多くの幼稚園で記念アルバムの話題が保護者の間で上がるようになってきます。このときの「アルバム」には2種類あります。
- 園児たちのために作られた、園生活の思い出を綴ったアルバム
- 担任の先生に感謝の気持ちを込めて贈るアルバム
園児たちのアルバムは、園・保護者・企業を絡めた大掛かりなプロジェクトになりますが、今回紹介したいのは「先生にプレゼントするためのアルバム」のアイデアです。
ちなみに我が家の場合、毎年クラス替えがある幼稚園だったため、年度終了毎に担任に渡す仕組みで、クラスの役員の中に「アルバム委員」がありました。
そのアルバム委員の指示の下、冬休み中に個人ページを作成し、あとはアルバム委員が卒園式までにアルバムを完成させるという流れで進められていました。
担当が決まっている場合も有志の場合も、アルバムの作り方は基本的に同じです。ここでは業社に頼まず、ママ達が手作りで作業することを前提に考えていきます。
アルバムの形態を決めよう
園によって決められている場合もあれば、ママ達が独自に決める場合もありますが、後々先生が保管することを考えると以下の形が多いようです。
- クリアファイルに収める「ファイルタイプ」
- スクラップブックに貼り付ける「貼り付けタイプ」
- 色紙や画用紙を本のように綴る「本タイプ」
- 手作り部分は一切なく写真のみで作成する「フォトブック」
あまり大きすぎると当日の持ち帰りが大変ですし、自宅で保管するときにも先生を困らせてしまいます。やはりA4サイズが一般的なようです。
内容については3つのパターンがありますが、これはアルバム担当者の努力がとクラスのママ達がどこまで協力してくれるかによって変わってきます。
- 個人ページだけのもの
- 保護者に作成を依頼した個人のページのみで作成。子どもの紹介だけでクラスとしての思い出紹介はなし。
- クラスページだけのもの
- 1年間のイベント時に撮影した記念写真を元に作成。個人からのメッセージ等はなし。
- どちらも入れたもの
- 子供達の記録もクラスとしての思い出もまとめることができるが、ページ数が増える。
ママ達の協力が得られるようなら、やはり個人ページ+クラスページでの作成がお勧めです。見ごたえのある、楽しいものができあがります。
園児の個人ページを1枚とクラス全体のページを数枚と考えると、30~40ページのクリアファイルを使ったファイルタイプが、一番簡単でキレイにできあがります。
また、園児を含め手作りの協力を一切得られないような場合は、記念写真やスナップ写真でを集めてフォトブックを作成し、有志で贈るのも良いと思います。
クラスの皆さんに依頼しよう
アルバムの形態が決まったらクラスの皆さんに連絡します。個人ページを作る協力が得られている場合は、保護者の皆さんにページ作成を依頼します。
個人名または役員名で依頼のお便りを作成し、材料と一緒に渡します。担任の先生に頼んで園児に持ち帰ってもらうケースが多いようです。
基本的に「自由に作って下さい」とすることが多いようですが、最低限のルールを設けたほうが保護者も作成しやすいです。
- 子供の名前を書く場所・表記方法(漢字・ひらがな)を統一する
- 最低1枚は子供の写真を載せる
- 保護者から先生へのお礼メッセージを書く
- ファイルタイプの場合は両面に書く
- 貼り付けタイプの場合は裏面には何も書かない
- 本タイプの場合はとじしろに書かない
注意事項は口頭では伝え忘れが発生しますので、作成依頼のお便りに書いて下さい。また、提出期限は必ず太字で書き、守ってもらえるようお願いしましょう。
個人ページの協力が得られずクラスページだけになる場合は、記念写真・集合写真などを使用して作成することを連絡しておきましょう。
表紙を付けて完成させよう
皆さんから回収したページをアルバムに仕上げていきます。基本的には順番に重ねて綴ればできあがりです。
クリアファイル・スクラップブックにはあらかじめ表紙は付いていますが、可愛くデコレーションしてあげて下さい。本タイプにも必ず表紙と裏表紙を付けてあげて下さい。
本タイプの場合は、綴ヒモをリボンやリングに変えるだけで雰囲気が変わります。またバインダーに綴るのも簡単でオススメです。
表紙に関しては、年々派手になっているというか、装飾過多になっているというか、サイズが大きくなる傾向があるようです。
自分のページだけを作成すればOKの場合
では、実際に皆さんはどのように個人ページを作成しているのでしょうか。先輩ママやママ友達に聞いてみると、「自由に」と言われただけという人がほとんどでした。
多くのママさんは、決して正確には教えてくれません。「子供に絵を描かせておしまいだよ」など、できあがりの1/3以下の情報しか教えてくれない方がほとんどです。
ママたちの謙遜した情報を真に受けて、自分の子供のページが寂しいものになってしまわないよう、簡単で技アリに見えるアイデアを紹介します。
どんなことを書いたら良い?押さえておきたいのはこの3つ
自由に仕上げるように、と指示されることが多い個人ページですが、必ず盛り込んでおきたいことが3つあります。
- 子供の写真
- 子供から先生へのメッセージ
- 保護者から先生へのメッセージ
子供の写真はこの1年間で撮影したものの中から、正面を向いて写っている写真を選びましょう。七五三のときに撮影した写真を使っている方が多いです。
スーツやドレス・十二単から鎧兜まで、色々な衣装を着た写真が使われていて、先生も楽しんで見ていました。
子供からのメッセージは「子供の好きなように」で良いと思います。「せんせいありがとう」や「せんせいだいすき」と書く子が多いです。
絵が得意ならば絵を描くだけでももちろんOKです。絵の内容は園の思い出に関係なくても大丈夫ですよ!好きなアイドルや恐竜を描いていた子もいました。
字も絵も苦手だからと、折り紙を折ったり切ったりして貼り付けていた子もいました。そこにママがイラストを追加して仕上げるのも素敵です。
子供が生まれてから現在までを紹介する「○○ちゃん誕生物語」を作成するママは割りと多く、毎年クラスに3~5名ほどいます。
そのほとんどが、小さな写真を時系列で配置して一言添えてあるパターンです。ママの力の入れようはわかるのですが、製本すると残念ながら目立ちません。
本当に一から十まで子供だけに描かせているママもいますが、それは少し寂しいものになってしまいます。簡素すぎて逆の意味で目立ちます。
皆と同じじゃつまらない!少しだけ差をつける小ワザ
いかにも「力を入れました」というようなのは気が引けるけれど、せっかくならちょっと目を引くようなページを作りたいものですよね。
以下は一冊に綴ったときにふっと目が惹きつけられるアイデアです。
- 写真は一枚だけにしてマスキングテープで飾る
- ぷくぷくシール・フレークシールなどを効果的に使う
- シールの代わりにレースやリボンを使う
- 保護者からのメッセージは可愛い形の付箋やメッセージカードを利用する
- 書き込みすぎず、適度に余白を入れる
写真は一般的なサイズの写真を1枚だけ使ったほうが目立ちます。両面テープや糊で貼り付けた後に、マスキングテープで縁取りすると可愛いですよ!
台紙に直接書き込まず、全てを大きさの違う別の紙に書いてから貼り付け、それぞれをマスキングテープで縁取りすると額縁みたいに見えておしゃれです。
製本が必要な本タイプはもちろんですが、ファイルタイプも貼付けタイプも、適度な余白は必要です。構成を考えてから作業に取りかかって下さいね。
個性的だけど・・・避けた方がベターなこと
凝った手作りが大好きなママにとって、個人ページの作成はとても楽しい作業です。クラスの誰よりも目立つページになるように、張り切って取り掛かると思います。
個性的なのはとても素敵なことですが、やりすぎるとクラスの輪を乱し、アルバムの完成度を低くすることになります。例えば以下のようなことです。
- 台紙そのものを変える
- 立体的な装飾
- 極小文字
- 台紙の隅から隅まで文字を書き込む
- 手に移る塗料を使う
- 3Dの装飾
-
綴ったときに潰れてしまいます。ぷくぷくシール程度の厚みならば可愛い飾りになりますが、あまりにも大きな飾り・厚みのある飾りは控えましょう。
- 台紙に直接穴を開けて綴る本タイプ
-
とじしろの事を忘れると後で大変なことになります。必ず上下左右に余白を残すようにして下さい。
- 本タイプ
- クレヨンなど色が移る道具を使うと他の子のページを汚してしまいます。
アルバム担当のママに!基本的なアルバムのまとめ方
私は息子と娘のときにそれぞれアルバム委員をやっています。子供が通った幼稚園では先生へアルバムを贈ることが決められており、一クラスに2人のアルバム委員がいました。
アルバムは全クラス100円ショップのクリアファイル(40ページ)で統一され、その他に作成予算として1クラス2000円が渡されました。
担当者が複数の場合、一緒に作業するよりも分業制にしたほうが効率よく進みます。
表紙の基本は丈夫であること!
素材や方法は担当ママの好みでOKです。ただし、長時間保存してもらうことを考えると、布製にするのが一番キズがつきにくいのではないかと思います。
個性的なものよりも、万人受けするようなデザインのほうが評判が良いです。絵本の表紙をイメージするとわかりやすいかもしれません。
先生が好きなキャラクター・自分のクラスの形(いちご組ならイチゴ、すみれ組ならスミレなど)を使うとデザインを考えやすいです。その後、パターンを考えます。
- キャラクターを全面的に配置するパターン
- フェルトを使って、表紙の真ん中にアップリケのように付ける。一番多く見かけるパターン。
- キャラクターをさり気なく配置するパターン
- キャラクターがプリントされた布を使って表紙カバーを作る。基本的に装飾は付けないので一番簡単だが、布選びにセンスが現れる。
- キャラクターを使わないパターン
- レース・リボン・ボタンなどを使い、雑貨店で見かけるようなデザインに仕上げる。作り手の美的感覚がダイレクトに現れるので最も難しい。
クリアファイルやスクラップブックの場合は、可愛らしくデコレーションした布製のブックカバーを作るのがオススメです。
本タイプの場合は、表紙・裏表紙を布や紙でくるみ、その上からデコレーションするとおしゃれに仕上がります。
クラスページの基本は園児の可愛らしさを出すこと!
園児の一番の魅力は何と言っても可愛らしさです!色・デザインともに可愛らしさが感じられるようにまとめて下さい。
多いのは、クラスの集合写真を時系列で並べるパターンです。
写真をスキャナーなどで読み込んでプリントしているクラスもありますが、どうしても色が変わってしまったり画像が荒くなったりしてしまいます。
写真は直接貼り付けるほうが、手作りの味やあたたかみが出ます。糊や両面テープでしっかり貼り付けてからマスキングテープで飾ると可愛いですよ!
写真をイラスト風に加工するアプリを使って、少年漫画のような劇画調のクラスページを作成したママもいました。
個性的にはなりましたが、複数あるクラスページの全てが白黒・劇画調・大きく書かれた効果音など、園児らしい可愛らしさが感じられないものになっていました。
他のクラスに差をつける!ワザありポイント
アルバムをもらった先生達の多くは、皆で見せあいをするそうです。せっかくなら、どの先生がもらったアルバムよりも素敵なものをプレゼントしたいですよね!
何かもう一つアイデアがほしいときに、簡単にプラスできる小ワザを紹介します。
- 表紙のアップリケに薄く綿を入れて立体的にする。
- アルバムが開いてしまわないようにベルトやリボンを付ける。
- 初めの見開きページに全員の顔写真を載せて紹介する
- 個人ページのデザインをあえて全員同じにして見やすくする。
- 記念写真を絵日記風に紹介する。
- 最後のページを空白のままにし、卒園式や謝恩会で撮影した写真を後日送って貼ってもらう
- 持ち帰り用の紙袋にも飾りをつける
アルバムと一緒に花をプレゼントするクラスも多いようです。同じデザインの花束用の紙袋も一緒に作ってあげると喜ばれますよ!
先生に感謝の気持ちを込めて!楽しんで作りましょう
卒園時期が近くなると、小学校への準備などで忙しくなるため、できることなら面倒なことはやりたくないと考えるママも多いと思います。
大人になると、自分の持っている「図工」の技術を使うことはそんなに多くありません。アルバムを作ることが決まったら、せっかくなので楽しみながら作りましょう!
子供が描く絵も書く文字も、あっという間に変化していきます。子供の成長を感じながら、楽しんで一緒に作業して下さいね。
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