食事中椅子からいつも立ち歩く子供…ちゃんと座って食べるしつけ方

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2016/10/20

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食事の際、お行儀悪く立って歩く子供に悩むママは少なくありません。ネットの意見交換サイトで「子供は食事の際、立ち歩きをするもの」という意見まで目にします。

それは本当でしょうか。みなさんが子供のころはどうだったのか、お祖父ちゃん・お祖母ちゃんに訊いてみましょう。

筆者自身は一切立ち歩きをしなかったと聞いていますが、今子育てしているママの多くは「食事中立ち歩いて困る…」という悩みを持っているのではないでしょうか。

では、どうすれば子どもは「食事中は座っているもの」と学習するのでしょうか。

最近ではベビーチェアも機能的なものがたくさんあります。やんちゃ盛りの子でもきちんと座って食べる躾方をご紹介します。

食事中立ち歩かせないようにするための具体的な対処法

食事中に立ち歩かせないようにする方法は、離乳食期の赤ちゃんからスタートできます。すでに立ち歩きをしている子どもにもお試しできますよ。

食事中の立ち歩きを防ぐ5つの方法!我が家の絶対ルール

食事中の立ち歩きを防ぐためには、5つのポイントがあります。

  1. 食事に集中させる
  2. 飽きる前に食べ終わる量に調整する
  3. 「立ち歩いたらご飯は終わり」ルールを徹底する
  4. 食事を全部食べ終えたらご褒美メニューを出す
  5. 自分では簡単に抜け出せないイスを選ぶ

それでは、次項からそれぞれのポイントについて詳しく説明します。

1.食事に集中させる…部屋を片付けて食事の環境を整える

食事中は食事に集中させ、よそに興味が行かない環境を整えることが第一歩です。

部屋のテレビは消し、ママもスマホはやめましょう。さらに目に付くところに絵本やおもちゃが出しっぱなしになっていると立ち歩きの原因になります。

部屋の中は片付け、子供の視界には興味をそそられるようなものが入らない状態でご飯を食べられるようにしましょう。

また、パパやママが子供の食事中立って歩いていると子どもも落ち着きなくソワソワします。

子供がご飯を食べている時はパパもママも一緒に席に着くか座って見守り、子供の集中力を乱さないようにしてあげましょう。

子供は集中力が散漫です。ちょっとでも楽しそうなものが目に付くと、そちらにすぐ意識が引っ張られてしまいます。

またいつも同じ部屋の同じ机・同じ椅子・同じ位置で食べさせることで、子供も落ち着いて食事に向かえるようになります。

2.食事量の見直し…飽きる前に食べ終えられる量に調整する

食事の量が多いと、子供はすぐに食べ飽きてソワソワし始めます。立ち歩きが気になる時期は、少し量を減らしてすぐ食べきれるように調整しましょう。

子供にとって、簡単に飲めたミルクとは異なり、離乳食や幼児食は食べにくくて面倒な食べ物です。食べ慣れていないため、すぐに飽きてしまいます。

育児書や育児サイトでは1回分の食事量が紹介されていますが、その量だと飽きてしまうなら減らしましょう。

その代り、午前と午後のおやつの時間も食事時間にします。飽きずに食べきれる量を何度かに分けて食べさせることで、子供に「食べきる」という意識が生まれます。

子供はとても飽きっぽいのです。飽きると気がそれて、立ち歩く原因になります。

食事の前にきちんとお腹を空かせることも大切です。

欲しがった時にお菓子を与えるスタイルのおやつはやめ、ご飯の時間まで我慢をさせましょう。

3.「立ち歩いたらご飯は終わり」ルールを、親も子供も徹底する

ご飯の前に「立っちしたりあんよしたら、ご飯は終わりね」と子どもに宣言し、実行します。立ったら食事は終了というルールを徹底しましょう。

ちょっと可哀想ですが、今すでに立ち歩きをしている子なら立って歩いたらそこで食事を終わりにします。

食べたがっても、お腹が空いたと泣かれてもその食事は終わりにします。ここで親が折れてしまうと、「立ち歩いても泣けばOK」という刷り込みができてしまいます。

立ち歩きを終わらせるために、ここは心を鬼にして一度きっぱり食事を切り上げましょう。

また、そのあとは次の食事時間までおやつは与えません。いつもより少し早いタイミングで、ふつうの食事を食べさせましょう。

おやつを与えると結局お腹がいっぱいになり、次の食事も飽きてしまうという負のスパイラルに陥ってしまいます。

何度か繰り返すうちに、子供は「ママは絶対に折れない。ダメと言われたらダメなんだ」と学習していきます。

イヤイヤ期の子供だとかなりの根気比べになります。大変ですが、一度折れてしまったらそれまでの苦労が水の泡になります。

イヤイヤ期も、成長とともにおさまっていきます。食事中は立ち歩かないというルールを徹底させれば、ママもその後の育児が楽になりますよ。

4.食事を全部食べ終えたら、果物などご褒美メニューを出す

食事を全部食べ終えたら、果物やヨーグルトなど子供が大好きなデザート系メニューを出してあげるルールも徹底させましょう。

我が家ではもう10年以上続いているルールです。果物が大好物なので、それを食べたいがために一生懸命ご飯も食べます。

また「ご飯を残したらデザートはなし」というルールも作ります。

立ち歩きをするとそこで食事が終わってしまうため、結果的にご飯を残すことになります。

すると、当然デザートは食べられません。立ち歩き=デザートが食べられないという学習をしてもらいましょう。

5.簡単に抜け出せない椅子を選び、座って食べる習慣づけをする

子供が簡単に抜け出せない椅子をセレクトすることも大切です。とっさの立ち上がりを防ぐだけでも、子供の立ち歩きはある程度防止できますよ。

子供は飽きると身をよじらせて、椅子から抜け出そうとします。そこで、ベルトがついているものや、バンボなどの抜け出しにくい椅子に座らせましょう。

離乳食をスタートする時から、必ず椅子に座らせる習慣をつけます。

最初にハイハイした状態や抱っこした状態で食べさせてしまうと、それがクセになって椅子を嫌がるようになります。

母乳ではなくミルクを与えている場合は、離乳食スタート直前に、椅子に座らせて授乳する練習を少ししてみても良いかもしれませんね。

次項では、離乳食期から幼児期におすすめの抜け出しにくい椅子をご紹介します。

抜け出しにくい椅子を紹介!今使っている椅子の活用方法も

抜け出しにくい椅子に座らせることで、立ち歩きのリスクを軽減しママのイライラを減らすこともできます。

離乳食や食事の時間がストレスでつらい…というママは、今使っている椅子をチェックしてみてくださいね。

ストッケトリップトラップ・ベビーセット
ストッケトリップトラップは、非常に人気の高いハイチェアです。ストッケはステップスチェアも人気で、デザインもシンプル。ダイニングテーブル派のママにおすすめです。

大人用にも使えるので一度買えば無駄になりません。またベビーセットを装着することで、簡単に抜け出せず正しい姿勢で座れるようになりますよ。カラーバリエーションも豊富です。

バンボベビーソファー
柔らかくて、首が据わったころから使えます。座面が深めで、つかまり立ちが上手になるころまでは抜け出しをしっかり防いでくれます。

テーブル付き&後ろからつけられる専用腰ベルトを活用することで、さらに抜け出しにくくなります。低い食卓派のママにおすすめです。

イングリッシーナファストテーブルチェア ベビーチェア
離乳食スタートから使える、固定具つき装着型のベビーチェアです。シートは取り外して洗えるほか、折り畳みも可能です。

家でも使えますし、外出時にも活躍しますよ。スッポリ足を入れるので、簡単に抜け出せない点もポイントです。

ANTILOPハイチェア安全ベルト付
家具・インテリアのIKEAの人気商品です。安全ベルトがついているのでダイニングチェアでも安心です。

トレイのほか、別売りでクッションを付けることもできます。

今使っている椅子を活用したい…という場合は、ベビーチェアベルトやセーフティベルトを使ってみましょう。

いろいろな椅子に取り付けられますし、飲食店など外食時にも活躍してくれますよ。抜け出し防止にチェックしてみてくださいね。

赤ちゃん用のハイローチェアから子ども用の椅子に替えようと思っている方、参考にしてみてくださいね。

購入する際は安全性や座り心地のほか、対象年齢に注意しましょう。また足部分の広がりなど、本体サイズもチェックして、テーブルに入るか確認しましょう。

できれば実践してほしい!子どものソワソワを軽減するコツ

ここまで、子供の立ち歩きを防ぐコツをご紹介してきました。基本は「立って歩いたらご飯は終了、その後のデザートも食べられない」ルールを徹底することです。

また、簡単には抜け出せない椅子やベビーチェアベルトを使うことで、とっさの立ち上がりを防ぎ立ち歩きを予防することができます。

それでもまだソワソワしちゃう…というお子さんに実践してほしいポイントを挙げます。

  • 食事の前に必ずトイレに行かせ手を洗う
  • 親も食事中はテレビ・スマホ・新聞などを見ない
  • 子供の食事中は家族全員ができるだけ席を立たない
  • 飽きっぽい日・機嫌が悪い日は好きなものを少量食べさせる

子どもは移り気で飽きっぽく、目先の面白いことに意識が引っ張られがちです。普段でもそうなのに、機嫌が悪い日はなおのこと集中力に欠けます。

そんな日は無理をせず、最初から好きなものを少量だけ盛り付けて出します。キャラ弁風に飾り付けたり、海苔で顔を作ったり、旗を立ててあげても良いでしょう。

見た目が食欲に強く反映されるのも子どもの特徴です。ママも子どももイライラせず、気持ちよくスピーディに食べ終えることが、立ち歩きを防ぐコツですよ。

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