リスクがあるし不安…と落ち込まないで!帝王切開にはメリットもある!
帝王切開のことを検索してみると、「お腹にキズが残る」「産後の痛みがつらい」「リスクが…」などデメリットばかりが目立ちますよね。
そんな「痛い!怖い!不安!」というイメージが強い帝王切開ですが、メリットもたくさんあるのはご存知でしたか?
この記事では、自然分娩と比べたときの「帝王切開のメリット」をご紹介していきます。
【帝王切開のメリット】赤ちゃんを無事に産むための手術
帝王切開は母体に大きな負担がかかりますが、ママにとって嬉しい面もたくさんあります!
赤ちゃんにとっては、リスクは少ない手術でも、母体にはリスクがある手術です。問題なく自然分娩できる可能性がある場合は、日本では自然分娩になるのが一般的です。
何らかの理由でどうしても帝王切開になる場合もありますよね。帝王切開もデメリットばかりではありません。
- 【赤ちゃんのための手術】赤ちゃん・ママとも負担・リスクを抑えらえる
- 【陣痛への恐怖】予定帝王切開なら陣痛前に手術
- 【保険の適応】妊娠前に入っていれば保険の適応になる可能性もある
- 【出産日】予定が立てやすくパパの都合もつきやすい
- 【赤ちゃん】生まれたての頭の形がきれい
- 【骨盤のゆるみ】骨盤臓器脱のリスクが低い
帝王切開のメリットを詳しく紹介します。
1.自然分娩が難しいケースの出産リスクを抑えられる
帝王切開の一番のメリットは、「自然分娩によるリスクを減らせる」ことです。
また、今までの出産で自然分娩であったけれど生まれてくるまでにかなりの時間を要したなど『安産ではなかった』ママは、自然分娩でのお産自体に恐怖を感じてしまっているママもいます。
そういったママには、帝王切開でスムーズに赤ちゃんが出てきてくれるという事は、とても安心なことでしょう。
2.予定帝王切開なら陣痛の恐怖がない
自然分娩で出産する場合、陣痛の痛みに耐える必要があります。
陣痛は10分おき・5分おき・3分おき・・・と決まった間隔で激しい痛みがやってくるので、精神的にも肉体的にも結構つらいものです。その恐怖は大きく、「陣痛が怖いから帝王切開にしてほしい!」とお願いする妊婦さんがいるほど。
予定帝王切開なら陣痛がくる前に赤ちゃんを取り出すので、陣痛におびえることはありません。(まれに手術日より前に陣痛が来ることもあります)
3.保険適用で黒字になることも
帝王切開で出産すると、思わぬ臨時収入が入る可能性があります。
- 健康保険が適用されるから自己負担が少ない
- 通常の分娩は健康保険の適用にならないため、出産一時金42万円をもらってもトントンまたは自腹を切る・・・というケースがほとんど。ですが、帝王切開なら健康保険の適用になるため、場合によっては出産一時金と合わせて黒字になることもあります。
※「出産一時金」と「高額療養費」の申請が必要です
- 医療保険に加入しているなら保険金がもらえる
- 経腟分娩では医療保険(入院保険など)の適用にはなりませんが、帝王切開なら入院給付金が出ます。医療保険によっては別途、手術給付金も出ることもあります。
制度や申請方法について詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください。
▼帝王切開出産にかかる費用などについてはコチラも参考にしてみて!
4.予定帝王切開なら、里帰り・立ち会い出産などのスケジュールが立てやすい
通常のお産では「いつ産まれるかわからない」「パパが出産に立ち会えるかわからない」といったハラハラがあります。
予定帝王切開なら事前に手術予定日がわかっているので、スケジュールを立てるときのメリットがたくさんあります。
- お出かけの予定を組みやすい
- ママの仕事調整や産休申請がしやすい
- 里帰りの時期を決めやすい
- 上の子どもを預けるタイミングに迷わない
- パパが出産予定日に休みをとりやすい
- 上の子の園行事や学校行事が近い場合はその後に手術日を設定できる
※ただし、上の子の行事については「行けないものは仕方ない…」という割り切りも大事ですが、ある程度であれば調整することができます。
5.自然分娩と比べて“生まれたて”の頭の形がきれい??
自然分娩で産まれた赤ちゃんの頭は長く伸びていたり、とんがっていたりと、形がいびつになっています。
帝王切開で生まれた赤ちゃんにも頭の骨の重なりは見られますが、産道を通っていないため頭のゆがみは目立ちません。
6.骨盤臓器脱になる可能性が低くなる
骨盤臓器脱は、骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸)が膣に向かって落ちてきてしまう症状です。下がってくる臓器によって、子宮下垂、子宮脱、膀胱脱、直腸脱とも呼ばれます。
- 骨盤臓器脱
- 骨盤にある臓器がだんだんと下がって、膣から体の外に出ている状態をいいます。
- 子宮下垂脱:子宮が膣まで下がってきている
- 子宮脱:子宮が膣の出口から飛び出ている
- 膀胱瘤:膀胱が膣の外に落ちてきている
- 直腸瘤:直腸が膣の外に出てきている
- 腸瘤:小腸が膣の外に出てきている
など
骨盤内にある臓器は、骨盤底筋群という筋肉によって支えられています。出産や加齢、肥満などによって骨盤底筋群が傷ついたりゆるんだりすると、支えを失った臓器が膣に向かって落ちてきてしまうのです。
どんな症状がでてくるか?は、下がってきた臓器の種類によって違います。
- 膀胱や尿道脱:尿失禁や頻尿
- 直腸脱:便秘や排便困難
- 子宮下垂:膣内に異物感がある
- 子宮脱:ひどいものだと膣から子宮が飛び出してただれる
骨盤臓器脱の原因で最も有力視されているのが、経腟分娩です。赤ちゃんが産道を通るときに、骨盤底筋が引き伸ばされて大きなダメージを受けると考えられているからです。
尿失禁については、経腟分娩と比べて帝王切開で産んだ方が頻度が低くなるという意見と高くなるという両方の意見があります。最終的には個人差があるようです。
ただ、出産時にいきんだ状態が長く続くことで骨盤底筋が疲労し、括約筋のしまりが悪くなることも、産後に尿失禁が起こる原因の一つと言われています。
妊娠中に大きくなった子宮の圧迫が大きいため、尿失禁が起こる可能性もあるので、まったく尿失禁がおこらないというわけではありません。
デメリットばかりに目を向けないで!前向きな気持ちになれる情報を取り入れよう
「痛い!怖い!」といったイメージが強い帝王切開ですが、今ご紹介したようにメリットもたくさんあります。
かくゆう筆者も双子妊娠で帝王切開をしているのですが、帝王切開で本当によかったと思っています。
自然分娩では2人連続に産める気がしませんし、「もしも」のことがあって子供に障害が残っていたら・・・と考えたら帝王切開という産み方ができてよかったです。
帝王切開への不安を吹き飛ばすには、ポジティブな情報を取り入れることが一番です。
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ミホさん
私も途中まで普通分娩の予定で破水し、陣痛もある程度きてからの高血圧により緊急帝王切開で第一子を生みました。
術中は麻酔が効いて全く痛みは無かったけど、部分麻酔なので意識があり、麻酔がだんだん効いてくる事による呼吸困難や気持ち悪さに襲われて少しパニックになりました。
母子ともに無事出産を終えられましたが、術後麻酔がきれ、下腹部と子宮のものすごい痛みに襲われ痛み止めを何回かしてもらいましたが全く効いてくれず、一晩中眠れずに痛みにひたすら耐えていました。
帝王切開は楽に生めると私も偏見を持っていましたが、こんなに痛くて術後すぐ赤ちゃんも抱けず、同室になれるのも普通分娩の人より遅く、退院してからも傷口は痛むし出血もあり赤ちゃんのお世話も辛い…
こんなに大変な出産だと思いませんでした。
身を持って帝王切開も普通分娩と同じ、痛みに耐えて我が子を生む方法なんだと思い知りました。
どんな出産方法でも母は強しですね。 -
はとこさん
経膣分娩、自然分娩、普通分娩と、1ページの中で同じ分娩に対する表現が統一されていないのが気になりました
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メイソさん
自然分娩の方が良いに決まってる。帝王切開は、お腹と子宮を切るんだよ。大変に決まってる。手術経験ないから、「楽で良いね」なんて言えるんだ。どっちでも、命がけなのに。勝手に比べて、「陣痛なくて、楽で良いね」なんて、あまりに無神経でしょ。
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たなかさん
いろんな意見を見ていて思ったのは、帝王切開の唯一嫌なところは、性格が悪くなるところかな。
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