積み立てNISAで子供の教育資金の準備を始めてみませんか!

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2018/04/02

積み立てNISAをしているパパママ

お子さんの教育資金の準備は始めていらっしゃいますか?子供を大学まで通わせるとなると、幼稚園からずっと公立の場合でも、約1千万円の教育費が掛かると言われています。

教育資金としては、学資保険がよく知られていますが、最近ではNISAの優遇税制を利用した投資にも注目が集まっています。

投資なので、定期預金や学資保険とは異なり、保有し続けることで元本が保証されるものではありません。

しかし、2018年から始まった積み立てNISAは、少額ずつ長期的に資金を運用していくことで、投資のリスクを減らせます。

教育資金の準備は、早めが肝心です!積み立てNISAで、教育資金を方法する方法についてご説明します。

積み立てNISA、一般NISA、ジュニアNISAの違い

NISAには、一般NISA、ジュニアNISA、積み立てNISAの3種類があります。

NISAは投資の税金が優遇される制度です

NISAとは、金融庁により2014年1月から始まった少額投資非課税制度と呼ばれる、投資に対する税金を優遇してくれる制度です。

通常、株を売った時の利益や配当金に対して、20.315%の税金が掛かります。NISAを利用すれば、一定の投資金額まではこの税金が0になります。

個人でちょっと投資を始めてみようかと思っている人には、うれしい制度ですね!

一般NISA、ジュニアNISAとの違い

積み立てNISA 一般NISA ジュニアNISA
年齢 20歳以上 20歳以上 0歳~19歳
非課税投資枠 年間40万円 年間120万円 年間80万円
非課税期間 20年間 5年間 5年間
対象商品 条件をクリアした投資信託など 上場株式、投資信託など 上場株式、投資信託など
制度継続期間 2018年~2037年までの20年間 2014年~2023年までの10年間 2016年~2023年までの8年間
出金制限 なし なし 子どもが18歳までダメ
金融機関の変更 OK OK NG

NISAにまつわる注意点

  • 使わなかった非課税枠を、翌年に繰り越すことは出来ない
  • 積立NISAと現行NISAを併用することは出来ない
  • 積立NISAとジュニアNISAの併用は可能
積み立てNISAの特徴は、非課税で運用できる期間が長いことです。また、投資できる商品は、一定の厳しい条件をクリアした商品のみです。

より長期的に安定した運用を目指すには、積み立てNISAが向いていますね!

積み立てNISAをはじめてみよう

積み立てNISAを始める方法をご説明します。

  1. 金融機関選び
  2. 口座開設
  3. 商品選び

詳細を見ていきましょう。

1.金融機関はしっかり選んで!金融機関を変更する場合、積み立てた商品の移し替えは不可

積み立てNISAを始めるには、まずNISA口座を開設する必要があります。口座は、銀行や証券会社で開設できますが、金融機関によって、取扱う商品の種類や数が異なります。

ネット証券だと、選べる商品が多く手数料も比較的安いです。銀行は、選べる商品は少ないですが、投資について相談できる窓口があります。

取扱商品が豊富な証券会社は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などがあります。いずれの証券会社も、積立額は100円から設定できます。

  • SBI証券:ネット証券の最大手で、金融商品の品揃えがトップクラス。
  • 楽天証券:2018年の春から、楽天スーパーポイントで積み立てが出来るサービスが予定されている。
  • マネックス証券:資産設計のアドバイスツールで、おすすめの投信を教えてくれる。

証券会社によって、独自のカラーがありますね。

積み立てNISAは、1つの金融機関に1口座しか開設することが出来ません。開設した後に金融機関の変更は出来ますが、積み立てた商品を新しい金融機関へ移し替えることは出来ません。

それぞれの金融機関の特性をよく把握して、慎重に選びましょう。

口座を開設!ネット証券で口座開設する流れも紹介

  1. ホームページから口座開設の書類を請求
  2. 申し込み書類に記入し、証券会社へ返送
  3. 書類に不備がなければ証券会社で受理
  4. 他にNISA口座を持っていないか、税務署がチェック
  5. 税務署の確認が済み、晴れてNISA口座開設
口座開設における注意点

  • 申し込みの際には、本人確認書類やマイナンバーカードの写しが必要
  • 税務署への口座確認の連絡は、証券会社から行ってくれる
  • 税務署への確認もあるので、申し込んですぐに口座開設ができるわけではない

商品を選んで積み立てスタート!

積み立てNISAの投資対象商品は、厳しい条件をクリアした144本となっています(2018年2月2日時点)。販売手数料や信託報酬が低いことも条件のひとつです。

商品の内訳は、指定インデックス投信が126本、アクティブ運用投信等が15本、ETF(上場投資信託)が3本です。

ETFの分配金については、株式数比例配分方式を選択しないと非課税にならないので、注意が必要です。

【ネットで購入する場合の積み立ての流れ】

  1. 積み立てたい商品を選ぶ
  2. 引き落とし方法を選択
  3. 毎月決められた日に、積立と代金の引き落としが行われる

インデックスファンドとアクティブファンドかもチェック要!

投資信託には、インデックスファンドとアクティブファンドがあります。耳慣れない言葉ですが、それぞれ以下のような商品があります。

インデックスファンドについて

日経平均株価などの指数に連動して値動きするものです。経済や景気の動向に左右されやすいですが、長期的にみると安定した運用が期待できます。

商品例

  • ニッセイ日経インデックスファンド
  • 三井住友・DCつみたて
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド

積み立てNISAの商品ラインナップも、インデックスファンドがかなりの割合を占めていますね。それだけ投資信託の中では、堅実な部類に入ると判断されているのでしょう。

アクティブファンドについて

高い利益を目指して運用される、比較的ハイリスクハイリターンなものです。

商品例

  • ひふみプラス
  • セゾン資産形成の達人ファンド

利益を求めるのでその分リスクも高いですが、上記で紹介したひふみプラスは、2018年3月現在安定してリターンを出し続けている商品です。

非課税期間の20年が過ぎた後どうするのか

一般NISAやジュニアNISAは、5年間の非課税期間が過ぎた後にロールオーバーと呼ばれる再投資が出来ます。

積み立てNISAでは、ロールオーバーは出来ません。非課税期間が過ぎた場合は、売却するか特定口座や一般口座といった課税口座に時価で払い出すことになります。

課税口座へ払い出す場合、積立NISA口座で保有していた間の商品の値上がり益に対しては、課税されません。課税口座へ移した後に売却益が出た場合は、税金が掛かります。

積み立てNISAを教育資金にするメリット・デメリット

積み立てNISA始めてみたいな!と思ったら、まずはメリットデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

長期的に安定した資産形成ができる

投資期間が短いと、景気の動向を受けやすく安定した運用が難しくなります。積み立てNISAは長期投資により、投資商品の価格も安定的に収束します。

値段の上がり下がりを気にしたり、焦って売買する必要もないので、投資経験のない人には安心ですね。

分散投資によりリスクを軽減できる

積立投資は、投資のタイミングや投資商品を分散できる点がメリットです。分散投資により、リスクが1点に集中するのを防ぐことが出来ます。

また、投資信託初心者だといつ商品を買えばいいのか頭を悩ませてしまいますよね。

積み立てNISAは、月に1回など定期的に投資が出来るので、投資のタイミングに悩む必要もありません。

損が出た場合損益通算できないというデメリットも…

株や証券を売って利益が出ても、税金が掛からないのがNISAのメリットです。しかし、NISA口座で損が出た場合には、他の証券口座で出た利益と相殺することが出来ません。

【NISA口座でない課税口座で損が出た場合】
A社の口座で100万円の利益、B社の口座で60万円の損益が出た場合

100万円-60万円=40万円・・・この40万円に対して税金が掛かります

【NISA口座で損が出た場合】
A社の口座で100万円の利益、NISA口座で60万円の損益が出た場合

100万円-0=100万円・・・この100万円に対して税金が掛かります

複数の証券口座で取引していると、このケースではむしろ税金が高くなってしまいます。

限定された投資商品しか購入できない…

購入出来る商品が限られているので、投資初心者には始めやすいです。しかし、ソフトバンクやトヨタ自動車といった大企業の株式は、積み立てNISAの対象商品ではありません。

国内株式は、低いリスクでそれなりのリターンが見込めるので、投資に慣れた人にとっては、積み立てNISAの制度に物足りなさを感じるかもしれません。

教育資金の準備は早くから始めましょう!

教育資金は、将来子供がやりたい事を叶えてあげるための大切なものです。早めに計画的に始めることで、余裕をもって準備できます。

積み立てNISAは始まったばかりの制度なので、今から始めると長期的に運用できます。リスクもありますが、安定した運用が期待できるので是非検討してみてください!

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