双子を妊娠する確率はどのくらい?奇跡の出産と言われる双子の不思議
妊娠は現在の医療でも完全にはコントロールできません。普通に妊娠するだけでも奇跡と言われますが、双子の妊娠は更に奇跡的と言われています。
双子を妊娠する確率は、妊娠全体のうちのどの程度の割合で起こるのでしょうか?男女の違いは?その理由は?詳しく見て行きましょう。
双子の出生率は約100分の1
双子とは、お母さんのお腹に同時に着床して育つ赤ちゃんの事です。一緒にお腹から出て来るものと思われがちですが、1人目の出産から十数時間置く場合もあります。
双子には兄弟で同じ遺伝情報を持った一卵性双生児と、二つの受精卵が一度に着床した二卵性双生児に分かれています。
一般的に、日本で双子を妊娠する確率は、全妊娠中の1%、100分の1の確率だと言われています。
以前は120分の1~150分の1と言われていましたが、近年では不妊治療の結果多胎妊娠が増える傾向にあり、双子を妊娠するママが多くなりました。
妊娠の確率が高くなっているので、双子の兄弟、姉妹の出生率も同時に高くなっています。双子は流産のリスクも高いですが、医療の進歩からその不安っも解消されつつあります。
一卵性と二卵性の確率の比較です。
- 一卵性双生児…0.2~0.4%
- 二卵性双生児…1%
平均すると、全体の0.3%程度の赤ちゃんが双子で生まれる統計になっています。自然妊娠での双子の誕生は、まさに奇跡的な確率と言えます。
不妊治療での双子の確率
不妊治療の一環で、体外受精や顕微授精が行われる場合、受精した後の受精卵を子宮に戻す際、妊娠率を上げるために、複数の卵を選んでいました。
そのため、不妊治療による双子の妊娠確率は15%から20%と、非常に高い確率になっていました。
それでも4%という数字は、普通妊娠による双子の妊娠率よりはかなり高い確率ですね。それは不妊治療を行うことで受精卵の分裂率が高まるからと言われています。
なぜ体外受精や顕微授精だと、受精卵が分裂しやすいのかは分かっていません。1つには、それだけ卵にストレスが掛かっているという考え方もあります。
双子は遺伝することも
体質的に双子が遺伝しやすい家系というものもあります。遺伝子的な問題だと考えられていますが、詳しいことは分かっていません。
母方の家系に双子の方が居る場合、自分の子供に双子が生まれる確率はそうでない場合に比べて4倍になるという調査結果もあります。
特に、一卵性の場合よりも二卵性の双子を産むケースが多いようです。妊娠は生理現象でもあるので、ママの体質に左右されます。
排卵の回数が多いと、一度に複数の卵子を排出する確率も高くなるので、必然的に多胎妊娠の確率も高くなると言う訳なのです。
双子の生まれる確率の男女比
双子が生まれる時の男女の比率については、研究途中で詳しいことは不明です。だた、男子と男子の一卵性双生児の妊娠、出産の確率は非常に低いとされています。
双子妊娠のパターンは全部で5種類あります。
- 男女の二卵性双生児
- 女の子の二卵性双生児
- 男の子の二卵性双生児
- 女の子の一卵性性双生児
- 男の子の一卵性双生児
双生児のデータベースを作る目的で、461組の双子をを対象にして行われた調査がありました。その結果5パターン別の確率が分かりました。
- 男女の二卵性双生児の出生30.8%
- 女女の二卵性双生児の出生17.1%
- 女女の一卵性双生児の出生15.2%
- 男男の二卵生双生児の出生15.0%
- 男男の一卵生双生児の出生12.8%
これはあくまでも標本調査なので、なぜ男子の一卵性双生児の出生率が低いのか、詳しい原因は不明なままです。
元々男の子の出生率自体が低くなる傾向にあるので、男子の一卵性の双子が生まれる確率が低くなるのも当然かもしれないですね。
双子を妊娠する確率を上げるために出来る事
双子の子育ては大変ですが、そっくりな赤ちゃんに憧れて双子を望んだり、年齢的な問題から複数児を出産したいご夫婦もあることでしょうね。
双子を出産するために、妊娠の確率を上げることはできるのでしょうか?また意図的に双子を妊娠することは可能なのでしょうか。
▼双子の産み分けのコツについてはコチラも参考にしてみて!
高齢出産の場合双子が生まれる確率が高い
35歳以上の高齢出産の場合、双子の出生率が高くなると言われています。特に、一卵性の出生率が上がると言われているのです。
その原因はよくわかっていません。仮説として、ホルモンバランスの乱れが影響していると言うものがあります。
女性は年齢が上がるにつれて、女性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。イライラしたり疲れやすくなったりします。
そのためお腹の中でアクシデントが起きやすく、くっついているはずの卵が2つに分かれてしまうのです。
▼高齢出産についてはコチラも参考にしてみて!
双子妊娠を望むなら、不妊治療という方法もあります
不妊治療の中には、排卵誘発剤を使って人工的に卵子をとり出し、人の手で受精を行う人工受精、顕微受精があります。
どちらの方法も、人工的に受精卵を作り出し、ママのお腹に戻して着床させると言う仕組になっています。
その際に、複数の受精卵をあらかじめ2つ、またはそれ以上子宮の中に戻すことによって、多胎妊娠の確率をあげるのです。
100パーセントの確率ではありませんが、双子を妊娠するには不妊治療が効果的です。普通妊娠に比べて確率が高まるのは事実です。
▼不妊治療についてはコチラも参考にしてみて!
双子の出産は稀少!確率をあげるのも難しいのです
双子の妊娠確率は、普通妊娠に比べてとても低くなっています。アンケート調査の結果によっても異なりますが、0.3~1パーセント程度と言われています。
しかし不妊治療を行うと、この確率が一気に上昇します。なかなか妊娠出来なかったママにとって、2人の子を一度に授かるのは喜びですね。
意図的に多胎妊娠を望むことは、あまりおすすめ出来ません。あくまでも、自然な流れで双子を授かることが理想なのです。
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やーさん
ありがとう
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たけのこ山さん
とても助かりました。ありがとうございます😊
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たけのこ山さん
とても助かりました。
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??????さん
私双子だよ
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無記名さんさん
二卵性を出産して、次は一卵性の双子ちゃんを出産します
確率はどのぐらいなんだろう? -
ツインズさん
僕は二卵性の双子で弟が一卵性の双子です。
僕もその確率が気になります。 -
phoebeさん
thank you!
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