抱っこが子供に与える影響!0歳から3歳までの抱っこの重要性
自然と我が子を抱き上げゆらゆら…特に深くは考えず、身体が動いてしまう…そんな抱っこは、実はとても大きな影響を与えています。
特に、生まれて間もない赤ちゃんから、歩き始める1歳児と言葉を覚える2歳児を経て、自己主張ができ始める3歳児までの抱っこが重要になります。
時に、その先の年齢の心身の成長にまで効果がみられるほどです。では、具体的にどのような影響を与えるのかをまとめてみました。
肌のぬくもり、匂い、心臓の鼓動が伝わる安心感
赤ちゃんはもちろんのこと、子供にとって肌に触れる安心感は絶大です。
それが大好きなパパママならなおさら。熱くもなく、冷たくもない、ほんのり温かい肌のぬくもりは、心が一番ほっとできる温度になっています。
その心地いい温度に加え、パパママのいい匂いは、さらに子供を安心感で包み込みます。
匂いで赤ちゃんが安心するのもうなずけますよね。
その安心感をさらに大きくするのが、胸に抱き寄せた時のパパママの鼓動です。一定のテンポで刻む優しい鼓動は、肌から肌へと伝わって、心を落ち着かせてくれます。
赤ちゃんがこの世に誕生する前からずっと聞いていた心音、これも納得ですよね。
子供にとって肌のぬくもりや匂い、心臓の鼓動は、生きていく上で必要不可欠な絶対的安心感なのです。
たくさんの抱っこが子供の社会への一歩を後押し
ずっと片時も離れなかった子供が、初めてパパママの手を放し最初に踏み出す小さな一歩は、社会への大きな第一歩となります。それができるということは、子供が安心感で満ち足りている証拠です。
赤ちゃんの時は何をするにも怖くて仕方ありません。その為に“泣く”という「助けて!かまって!」サインがあるのです。
少しでも不安があれば、パパママの腕をギュッと掴み、一歩を踏み出すことなんてできません。
たくさん抱っこすることで心が安心感で満たされ、「いつでもパパとママが助けてくれる」「いつもそばにいてくれて抱きしめてくれる」という心強い支えから、大きな第一歩が踏み出せるのです。
ほっておくとサイレントベビーになりかねない
どんなに抱っこしたくても、家事をこなしているとどうしてもできない時ありますよね。5分10分程度の通常の泣き方であれば問題ありません。
しかし、あまりにも泣かせたまま放置してしまうと“サイレントベビー”になってしまう恐れがあります。
かと言って、過剰に考えすぎるのも育児を思い詰めてしまうので逆効果です。あくまでも、長時間放置し過ぎないよう注意するということが大切です。
もしも、「うちの子はもしかしたらサイレントベビーかもしれない」と不安に思うことがあれば、たくさん抱っこし、笑顔で話しかける時間を増やすと共に、必ず専門機関に相談しましょう。
赤ちゃんが寝る時の抱っこも重要
誰もが一度は悩む寝かしつけ。抱っこしていればぐっすり寝ているのに、布団やベッドに置いた瞬間起きてしまう、いわゆる“背中スイッチ”発動!これが毎日続くとへとへとになりますよね。
しかし、子供にとってパパママの抱っこは本当に特別で、眠るまでの最高の睡眠導入剤なのです。
そんなことを聞くと、大泣きしている我が子も、愛おしく感じませんか?
安心して眠りにつけるよう、声をかけながら、優しい声で歌いながら、ゆったりとした時間を過ごさせてあげて下さい。
抱っこ一つにもいろいろな姿勢があります 子供の要求に合わせてみましょう
抱っこと一言で言ってもその姿勢は様々です。子供が今どんな状況で、何を求めているのか。それを踏まえた上で、抱っこの仕方を変えてみましょう。
座って抱っこ
子供だけではありません。パパママも、気持ちを落ち着かせたい時ってありますよね。
子供にはパパママの気持ちはダイレクトに伝わります。せかせかした気持ちで抱っこすると、子供も不安になってしまいます。
そんな時は、家事や仕事の手を休め、何も考えずにゆったりとした気分で抱っこしましょう。
子供がパパママの体温を感じるように、パパママも子供の体温を感じ、その温かさに癒されてみて下さい。
あら不思議!抱っこしているのに、疲れが吹き飛びますよ。
本を読む時に膝に抱える抱っこも重要な役割を持っています
本読んで!と子供に持って来られた時、意外に多いのが紙芝居を読む時のような対面座りや横並びで座って読む姿勢。
パパやママの顔が見えるので、もちろんそれも子供にとっては大切な姿勢です。
でも、思い出してみて下さい。絵本の中で、パパやママが本を読んであげているシーンといえば、膝に乗せて子供の前に本を置き、同じ方向を向いて読み聞かせをしているものを多く見かけませんか?
柔らかい膝の上に乗せた子供を、後ろから優しくギューッと包み込むような姿勢は、子供の気持ちをリラックスさせます。
また、顔が見えていない分、想像力が広がります。
じっくり聞かせたい話の時には、ぜひ抱っこして読み聞かせを行ってみて下さいね。
立って抱っこ
育児をしている中で一番多いのが立って抱っこ。移動の時や、何か作業をする時には必ず立っての抱っこになります。
特に寝かしつけの時の抱っこは、立ってすることが多いですよね。
自分も眠い、でも子供は容赦なく泣いている…座ったまま抱きしめてみてもあまり泣き止まず…立って抱っこするとぴたりと泣き止み、少しゆらゆらするとすぐにぐっすり寝てしまう…寝たと思い布団やベッドに置くとなぜか目がぱっちり…そして大泣き…
どうして立っての抱っこがいいのでしょうか?
また、高い位置からの眺めが景気を変え、気分も変わり機嫌が良くなります。
泣いた時にはどんな抱っこがいい?
子供が泣く理由は本当に様々です。眠い時、お腹が空いた時、どこかが痛い時、おもちゃを取られた時、ただただ甘えたい時…など、大人から見ればそんな理由で?ということも多々あります。
でも、子供にとっては死活問題なのです。そんな時に適当にあしらわれてしまうと、子供は中々前を向けなくなってしまいます。
泣いている我が子をひょいっと持ち上げ、素早く泣き止ませる、時にはそんな対応も必要です。
そこで、泣いている理由をじっくり聞いたり、「こうだから泣いているんだよね。辛かったよね」などと理由をパパママ自らの口で復唱してあげることで子供はだいぶ落ち着きます。
そのままそっと抱っこをして人気の少ない場所までゆっくり歩き、そこでこれからどうしたらいいかの解決策を話してあげましょう。
一つ一つの動作をゆっくり丁寧に行うことで、その穏やかさが抱っこを通じて子供に届きます。その結果、子供は素直になり、落ち着いて話しやすくなります。
抱き癖が心配だけど…
よく耳にするのが「そんなにすぐ抱っこばかりしていたら、抱き癖がついてしまう」という話。たとえ抱き癖がついたとしても抱っこは重要です。
抱き癖はいずれなくなります。しかし、パパママに抱っこしてもらえなかったという感情は、時として辛い記憶に残ってしまうことがあります。
サイレントベビーにしない為にもたくさん抱っこしてあげることをお勧めします。
もしも抱き癖がついたら試してみましょう
こんなことに気をつけてみると、「抱き癖がついてしまったかも」という悩みが抑えられるかもしれません。
抱き癖がついても“抱き癖”と思わない
たくさん抱っこすることは子供にとって大切なこと。
抱き癖がついてしまったかな?と思っても、それを“抱き癖”とは思わず、“ちょっと甘えん坊さん”と思うようにしましょう。
抱っこした時の、パパやママの洋服や腕をギュッと握るしぐさ、それは子供のパパママだけの特権です。
むしろ「ここまで自分を求めてくれている」と自慢に思いましょう。
他のことで気をそらしてみる
抱っこはいくらでもしましょうとは言っても、あまりに長時間だったり頻繁過ぎると、パパママもぐったりしてしまいますよね。
子供から“抱っこしてサイン”を送られた時、お気に入りのおもちゃや、逆にあまり見慣れないおもちゃなどで気を引いてみて下さい。
また、気分転換に外に連れ出すのもいいでしょう。気持ちがリセットされます。
その日の抱っこ抱っこが始まる前に時間などを決める
ある程度話が理解できる年齢の子供であれば、ぐずった後の抱っこ抱っこが始まる前に、先に軽く抱っこをしてしまいます。
そこで思う存分抱っこしてもらった子供は大満足し、その後ぐずることが少なくなったりします。
また、抱っこしている時に、「今いっぱい抱っこしてる分を充電しておいて、この後は自分で頑張ってみよう」と伝えてみて下さい。
そして、「頑張れたらまた抱っこしてあげるよ」と、何かの後に抱っこをしてあげる=パパママの中で時間を決めて抱っこをしてあげることを行ってみて下さい。
パパママ達は、突然やってくる抱っこ抱っこに怯えてしまっているだけかもしれません。
先手必勝で、子供の抱っこ抱っこより先に抱っこすることで、その後のパパママのゆとりが生まれます。
泣いたらまずは抱きしめて抱っこを
抱っこは究極の愛情表現です。惜しみなく、とにかく抱っこをしてあげて下さい。
抱っこは減るものではありません。
泣いたらギュッと抱きしめ抱っこを。頑張ることができたらうんと褒めてあげて抱っこをしてあげて下さいね。
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